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11 11月

羽生名人に会えなかった松山が東出にクレーム!?『聖の青春』完成披露舞台挨拶

Posted in 未分類 on 11.11.16 by Merlyn

映画『聖の青春』完成披露試写会、松山ケンイチ、東出昌大、竹下景子、安田顕、森義隆監督映画『聖の青春』完成披露舞台挨拶、松山ケンイチ、東出昌大、竹下景子、安田顕、森義隆監督

『聖の青春』の完成披露試写会が2016年10月5日に行われ、主演の松山ケンイチ、東出昌大、竹下景子、安田顕、森義隆監督が上映前の舞台挨拶に登壇しました。

映画『聖の青春』完成披露試写会、松山ケンイチ松山が演じるのは、羽生善治と並ぶ天才と称されるも29歳の若さで亡くなった実在の棋士、村山聖(さとし)。体重を20キロ増量して役に挑んだ松山は、「村山聖の生き方に胸を揺さぶられて、この役を演じました。こんなにスタート地点に立つまでに時間のかかった役はありません。村山さんの知り合いの方に会う機会をいただき、映像も観ましたが、そのまま演じるだけではコピーになってしまう。自分の内面を創り上げることで村山聖以上に村山聖になれると思いました」と役作りを回想しました。

ライバルの羽生善治を演じた東出も「初日の撮影で街中に佇むシーンがあって、何かをしたわけではないのですが、監督から“芝居をするな!”と言われました。芝居とは、表現とは何かということを考えながら、精神面を大事に取り組みました」と振り返り、それぞれが心身ともに役に没頭した様子を伺わせました。
しかし、東出が役作りのために、森監督とともに羽生本人に会った話をすると、「僕、その会呼ばれてないです!」と松山から、すかさずクレームが(笑)。それを聞いた東出が「実は、撮影現場にインするまで松山さんとは話すなと言われていて…」と申し訳なさそうに答えると、「映画のなかでの村山と羽生の出会いをリアルにするためだった」と森監督の口から真相が語られました。それを聞いた松山は「そうだったんだ!」と驚きつつも、「でも、羽生さんに会えなかったことは納得していない」と不満げな表情を見せ、客席の笑いを誘いました。

映画『聖の青春』完成披露試写会、東出昌大村山と羽生の関係に因み、ライバルの存在について質問された松山は「ライバルは自分。自分に勝たなけれな、村山聖という人間を演じることはできませんし、自分に負けちゃダメだという気持ちは、今までで一番強く感じました」と語り、東出も同じくライバルは自分だと回答。森監督は「ライバルは松山さん。僕が想像していたところをはるばると超えていく。自分が監督としてできることを広げて、松山さんを倒さなければと思っています!」と、俳優としての松山の実力を絶賛しました。

聖の母親トミコを演じた竹下は、本作の見どころについて、「子どもを手元から離して、見守っていくという母親役を演じました。この作品には、ライバル同士、師匠と弟子、親子、色んな形の絆が描かれています。どうぞ、この作品をお楽しみください」と優しい微笑みで会場を魅了しながらコメント。聖の先輩棋士である橘正一郎役の安田も、「素晴らしいキャスト、スタッフと一緒にこの現場に携われたことを心から感謝しています。映画のなかでは今日以上に和装姿がサマになっている村山さん、羽生さんに出会えると思います!」と作品をアピールしました。
舞台挨拶の終盤には、今年5月に行われた第74期名人戦で羽生を破った佐藤天彦名人も登場。「将棋を多くの人に知っていただく機会、映画を作っていただき、本当にありがとうございます!」と、本作の完成を祝福し、和やかな雰囲気に包まれつつ舞台挨拶は終了しました。

将棋に命を賭け、病と闘いながら駆け抜けた村山聖の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く本作は、11月19日より全国公開です。ぜひ、劇場でご覧ください!

 

映画『聖の青春』松山ケンイチ『聖の青春』
2016年11月19日より全国公開
公式サイト
配給:KADOKAWA
©2016「聖の青春」製作委員会

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