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01 3月

パク・チャヌク監督と真木よう子がお互いの才能を絶賛!『お嬢さん』来日ジャパン・プレミア

Posted in 未分類 on 01.03.17 by Merlyn

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2017年3月3日(金)より公開となる『お嬢さん』のパク・チャヌク監督が来日し、都内で行われたジャパン・プレミアに登場しました!本作は、「このミステリーがすごい!2005年版」で第1位を獲得したイギリスの作家、サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を実写映画化した官能的なサスペンス。1939年、日本統治下の朝鮮半島を舞台に、孤児の少女スッキ(キム・テリ)と莫大な財産の相続権を持つ美しい令嬢の秀子(キム・ミニ)、その財産を狙う詐欺師らによる、愛と嘘と欲望にまみれた人間模様を予期せぬ展開で描きます。昨年のカンヌ国際映画祭において韓国人初の芸術貢献賞を受賞(美術のリュ・ソンヒ)し、韓国の成人映画(R-19指定)オープニング記録を樹立した話題作。会場には、パク監督のファンだという女優の真木よう子が特別ゲストとして駆け付け、本作の日本公開を祝福しました!

映画『お嬢さん』来日ジャパン・プレミア、パク・チャヌク監督パク監督は、「当時の日本と韓国、さらに西洋の関係を垣間見られる映画になっていると思います。自分なりに考えて解釈した日本文化を表現しました。俳優陣は、何カ月もかけて死ぬ気で日本語の長いセリフを覚えました。日本人の皆さんからすると中途半端に聞こえるかも知れませんが、温かい気持ちで観ていただけたら嬉しいです」と挨拶。それを聞いた真木は、「無駄なシーンが一つもなかった。圧倒的な作品力で日本語の発音も、私は全く気にならなかったです。映画を観る目がある人なら、きっと言葉の問題を感じないはず!」と絶賛しました。さらに、「すべての俳優が素晴らしくて。役者なら本作の主演はすごくやりがいを感じるでしょうし、私も演じてみたい!日本で作ったらもっと官能の部分を掘り下げて女性が引いちゃうかもしれないけど、パク監督は絶妙なバランスで撮られているから、抵抗なく観ることができました。驚きと衝撃の連続で、圧巻です!」と熱く語り、それを聞いたパク監督は「本作のプロモーションでたくさんの国に行きましたが、今日のこの言葉が一番嬉しいです」と笑顔を見せました。

映画『お嬢さん』来日ジャパン・プレミア、真木よう子キャスティングについて聞かれたパク監督は、「やはり個人的な好みは入りますね。私は頭がよく賢明な女性に魅力を感じます。自分の考えを率直に表現できる女性はセクシーですね」とコメント。司会者が「真木さんはいかがですか?」と聞くと、真木がすかさず「違うって絶対言えないじゃん!」とツッコミを入れる場面も(笑)。しかし、それを聞いたパク監督は「真木さんが出演した『そして父になる』を拝見しましたが、強さと優しさを兼ね備え、深みのある美しさと生活感を同時ににじみ出すことができる、素晴らしい女優。相反するものを両立させることは難しいですが、見事に演じられている。真木さんは私の好みにピッタリです!」とベタ褒め。さらに、「私はただ従順で静かな女優は好きじゃないんです」と言うと、真木が「じゃあ私はピッタリですね!」と返して会場を沸かせました。

最後にパク監督から、「成瀬巳喜男監督作品に出てくる高峰秀子さんが、私が世界中の映画のなかで1番好きな女性キャラクター。主人公の秀子は、そこから名付けました。日本で本作を上映できるのは、私にとってすごく意味があります。皆さんに本作をどう観ていただけるのか、とても楽しみです!」とメッセージが贈られると、会場からは割れんばかりの大きな拍手が巻き起こりました。本作は、3月3日(金)より全国公開です!

来日ジャパン・プレミア:2017年2月8日取材 TEXT by min

 

映画『お嬢さん』キム・テリ/キム・ミニ/ハ・ジョンウ/チョ・ジヌン『お嬢さん』R-18+
2017年3月3日より全国公開
ファントム・フィルム
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