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21 3月

スタイル抜群トム・ヒドルストンが歩くと新宿の道路もパリコレのよう『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント

Posted in 未分類 on 21.03.17 by Merlyn

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン/GACKT、佐々木希(日本語吹き替え)『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン/GACKT、佐々木希(日本語吹き替え)

<別日>ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督、樋口真嗣監督(ゲスト)

 

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、ブリー・ラーソン本作のPRのため、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンが来日!トムは「私は今回が初来日になります。今日は暖かい歓迎ありがとうございます!皆さん優しくて暖かくて、日本食がとっても美味しいです。寿司、刺身を頂きました。そしてゴジラの下に立てるというのがとっても光栄です」と挨拶しました。ブリーは「東京は世界のなかで大好きな都市なので、皆さんにこの作品をご覧に入れる事をとても嬉しく思っています」とコメント。サミュエルは「オハヨー!」と元気に挨拶した後、「L.A.は今朝なので(オハヨーと言った)。コンバンハー!皆様本当にありがとうございます。まさにここにいることが最高です。この映画は大変おもしろくて、美女もハンサムな男性も出ていて、もちろん僕も出ていますので、楽しんでください」と話しました。

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、トム・ヒドルストン吹き替えを担当したGACKTは、「皆が想像するキングコングとはちょっと違っていて、かなり早い展開のなかでビックリする仕掛けがあり、スピード感もあり、人間ドラマも非常におもしろくて、こう言っちゃなんですが、『ジュラシック・パーク』の20倍はおもしろいかなと思います」とジョークを交えながら本作の魅力をアピールしました。佐々木希は、「今回初めての吹き替えをさせて頂いて、すごく難しかったんですけども、映画自体最後までスピード感と手に汗握る緊張感で楽しく観させて頂きました。この映画の大ファンになりました」と絶賛。GACKTは「明日帰る前に、したいことはある?」とトムに質問すると、逆にオススメを聞かれ、新宿のゴールデン街を推薦。それにはブリーが真っ先に“知ってる!行きたい!”という反応を見せていて、盛り上がっていました。佐々木希からブ映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、トム・ヒドルストンリーに質問で「映画のなかでとにかく走り回っているシーンが多かったんですが、大変だったシーンは?」と聞くと、ブリーは「毎日走りまくって、山に登ったり、1日のなかでそれを10時間やっているわけですが、スタミナを維持して乗り越えていくのが一番大変でした。マラソンをやっているようでした」と撮影秘話を語ってくれました。サミュエルはお気に入りのシーンを聞かれると「キングコングと2回目に会った時に、お互い見つめ合って、どっちかがやられるなと感じたシーンが一番気に入ってます」と答えました。この日は底冷えの寒さでしたが、ブリーと佐々木希は、とても薄着で本当に大変だったと思います。それでも皆、長時間、笑顔を絶やさずファンへのサービスをしていました。トム・ヒドルストンは、ファンのみならず、マスコミへのサービスもしてくれて、予定外のフォト・セッションの時間を自ら作ってくれたり、スタイル抜群の彼がカーペットを歩いてくる姿は本当に優雅で、一瞬パリコレのように感じました(笑)。

 

<別日>ジョーダン・ボート=ロバーツ監督登壇イベント

そして、本作のPRのため、キャストよりも一足先に一ヶ月ほど前に来日したジョーダン・ボート=ロバーツ監督。「日本が大好きで、焼酎も大好きです。日本は、自分がこの世界のなかで一番好きなところの一つで、皆さんにこの作品をお見せできて本当に嬉しいです。幼少の頃からビデオゲームやアニメ、漫画を見ながら育ってきたので、私のDNAの一部になっています。この作品を観て、多くの人が“なんであんな風に作ったの?”とよく言われるんですが、ご覧頂ければきっと納得して頂けると思います。今までのキングコング映画とだいぶ違うアプローチをしています。どちらかというと、怪獣映画にインスパイアされて作っているものですので、日本の皆さんがどのように受け取って頂けるのか非常に楽しみにしています」と挨拶しました。

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督この日はいくつかのシーンを抜粋して披露され、それについて監督が解説してくれたのですが、映画の序盤で出てくるヘリコプターのシーンは、監督が早々から想像していたシーンで、スタジオにもこういう方向性でいきたいと語ったシーンだそう。監督は「舞台は1970年代。『地獄の黙示録』っぽいというか、『プラトーン』ぽいというか、ナパーム弾が登場します、ヘリコプターが登場します、そこにモンスターも登場します、そこに太陽がさんさんと輝いていて…と、この映画のなかでも象徴的なシーンだと思います」と語りました。

今回のキングコングはすごく大きくて、31.6mという大きさにした理由を聞かれると、「大体くる反応は、“ゴジラと戦わせたいから、こういう大きさにしてるんでしょ?”と言われるんですが、そういうことではないんです。まず一つ考えとしてあるのは、1933年の『キングコング』に原点回帰したいというのがありまして、動物というよりも二足歩行するモンスターになっているわけです。もう一つは人間が見上げたときにこれは神だと思うサイズはどれくらいなのか意識して作っています。『ワンダと巨像(英語名:Shadow of the Colossus)』という映画に感じられるような、威厳やパワー、恐怖を意識して作っています。見上げたときに崇拝していいのか、殺すべきなのか、わからなくなってしまうサイズ感を意識しています」と解説しました。

日本の作品からインスピレーションを受けた部分はあるかという質問には、「クリーチャー達をどういうデザインにするかはいろいろ考えまして、意識したことは、皆さん散々観てきていると思いますので、恐竜のようにはしたくないなと思いました。あとはエイリアンぽいのもちょっと嫌だなと思ったので、そういうのは避けました。バッファローやクモからデザインを決めてから、髑髏島に登場するクリーチャー達はこういう雰囲気でなければいけないという、一つの答えに辿り着きました。宮崎駿の作品に出てきそうな、精神性があって美しく、非常にパワフルで重みがあって、恐ろしい、そういったいろいろな要素が混ざったものにしたかったんです。本作に登場するコングにもモンスターらしさを出したかったというか、動きも映画的というか、大袈裟なものにしています。ハリウッドはやたらリアルで写実的なものにこだわるんですが、今回はもう少し誇張したものを意識して作りました。コングが髑髏島の神であるならば、ここに出てくるクリーチャー達もそれぞれの領域において神的な存在であるということを意識して作っています。キングコングの両親の骨が転がるところで登場するクリーチャーは、顔が白くて、皮膚は黒いわけですが、白と黒のミックスが、『千と千尋の神隠し』の顔なしっぽいですよね。エヴァンゲリオンに登場するエンジェル、白い髑髏のような顔を彷彿とさせるクリーチャーですが、かなり製作費のかかったクリーチャーです」と答えました。お話の端々から、日本への愛が感じられて、光栄ですね。

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督、樋口真嗣監督(ゲスト)、“怪獣画師”開田裕治氏

写真中央は、日本版オリジナルポスターを手掛けた“怪獣画師”開田裕治氏

この日は、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がゲストで来場。樋口監督は「怪獣映画を卒業したら、『地獄の黙示録』という世代なので、その2つの大好物だけでできているという感じなので、観てお腹いっぱいになりそうで、楽しみでなりません」と歓迎しました。2人の会話がかなりマニアックでしたが、通じる方同士すごく盛り上がっていて、こちらは知識が追いつかないながらも(笑)、お2人の様子を観ているだけで楽しかったです。

実際に私も本編を拝見して、本当にすごい迫力で、とてもおもしろい映画で大満足でした。何度でも観たくなる要素がたくさんあり、絶対に映画館で観ないといけないスケールです。ぜひ、皆さんも大きなスクリーンでご覧ください。

映画『キングコング:髑髏島の巨神』来日イベント、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン

キャスト来日イベント:2017年3月15日取材/監督来日イベント:2017年2月7日取材 TEXT by Myson

 

映画『キングコング:髑髏島の巨神』トム・ヒドルストン/ブリー・ラーソン『キングコング:髑髏島の巨神』PG-12
2017年3月25日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

 

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