『破裏拳ポリマー』初日舞台挨拶、溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜、神保悟志、長谷川初範、坂本浩一監督
初日に映画を観終えたばかりのファン達の前に、本作のキャスト、監督一同が登場し、大きな拍手が贈られました。主演の溝端は、「こんなに雨が降りしきるなか、集まって頂き本当にありがとうございます。おととしの夏に坂本監督のご指導のもと、汗だくになりながらアクションを教えて頂いて、去年の2月に寒くて凍えるなか撮影して、本当にキャストやスタッフの皆様に支えられながら、そして今日こんなにたくさん集まってくださった皆様のおかげで、無事初日を迎えることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。どの世代の方、男女問わず楽しんで頂ける映画に完成していると思います」と挨拶。山田は「本当に、キャスト、スタッフさん、誰一人”悪”がいない現場で、和気あいあいと楽しく撮影させて頂き、本当に感謝です。僕はコミカルな部分もシリアスな部分も任されていたと思うので、いろんな表情が見せられたんじゃないかなと思います」とコメント。長谷川は「今回のお話を頂きまして、撮影前にかなり身体を鍛えて、アクションがあるだろうと思っていたんですが、残念ながらなかったんです(笑)」と言うと、坂本監督が「でも空き時間に長谷川さんがずっとシャドーボクシングをやっていて(笑)」と返し、長谷川がさらに「監督もロケ中にシャドーボクシングをやってたんですけど、僕の3倍くらい速いんですよ。ビックリしましたよ、こんなに身体のキレが良いなんて。あと噂に聞いていたんですが、僕が親しくしているアクションクラブの倉田先生のところに坂本監督は高校時代から入っていて、そこからアメリカに渡って。(監督のことは)倉田先生からちょくちょく聞いていたので、こうやって一緒にできるなんて光栄だなと思います」と坂本監督を称賛しました。そんな坂本監督は「このように愉快なメンバーと楽しく作った作品です。僕もポリマーを観て育った世代なので、そういう方々をがっかりさせないように、また新しくポリマーを知る方にもこれからのポリマーを愛してもらえるように作った作品です」と語りました。
そして、ここでは本作の内容にちなんで、”○○に転身したらどうしたい?”という質問をもとにトークが行われました。まず「異性に転身!まず最初に何がしたい?」という質問をされた原は、「女の子をナンパしてみたい」と答えると、さっそく山田が「どんな風にやります?」と無茶ぶり(笑)。即興で、山田が女性役、原が男性役でナンパ劇が披露されました。原が(即興のセリフで)「すみません。あの、すごくタイプで一目見た瞬間にステキだと思ったんですけど」と言うと、山田演じる女性が「やばい、抑え切れない!」と肉食女子に”転身”。さらに溝端が「こういう風に男性に声をかけられたいという願望が、原さんのなかにもあるわけですか?」と強引な解釈に誘導しようとすると、原は「そういうわけではないです(笑)」と返し、この楽しいやりとりに会場が湧きました。次に溝端、山田に「宇宙のヒーローに転身!どんな敵と戦いたい?」という質問が出ると、まず山田が「今近い劇場公開で宇宙のアライグマが暴れているんで、倒しておけばポリマーが1位になれるかな」と、ライバル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を彷彿とさせるコメントを交えて、上手な宣伝コメントを繰り出しました。続いて溝端は「怖い敵が嫌なんで、『うる星やつら』のラムちゃんとか。電気ショックくらいなら耐えれるかなと。どうせやられるんだったら、あんなカワイイ子のほうが良いですね」と平和主義ぶりを垣間見せました(笑)。ベテラン俳優チームには「あの頃の自分に転身!やり直したい事はある?」という質問。ウルトラマンシリーズ出身の長谷川は、「10代の頃はアメリカでレスラーだったので、20代で190㎝以上になってたら、身体を鍛えてプロレスラーになりたい」と答えました。本作でアクションシーンができなくて残念がっていた理由にさらに納得です(笑)。
最後に溝端は「本当に熱意、魂を込めながら、すごく笑顔も交えながら撮った作品で、それが画にも表れていると思います。興奮するところ、泣けるところ、笑えるところもたくさんあるエンタテインメント性の高い作品です。ぜひご家族、お友達、恋人と2度3度観に来て頂ければと思います」と締めくくりました。とっても和気あいあいとした舞台挨拶で、現場での雰囲気も伝わってくるようでした。会場にはお子さん、若い女性、中年男性まで、本当に幅広い層が来場していましたが、それぞれの方に合うツボがある作品なので、皆さんもぜひご覧ください。
初日舞台挨拶:2017年5月13日取材 TEXT by Myson
『破裏拳ポリマー』
2017年5月13日より全国公開
KADOKAWA
公式サイト
©2017「破裏拳ポリマー」製作委員会
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