『ジョン・カーター』アンドリュー・スタントン監督、テイラー・キッチュ、リン・コリンズ来日
2012年4月2日、本作のPRで来日した3人。アンドリュー・スタントン監督は、『ファイニンディング・ニモ』『ウォーリー』といったディズニー×ピクサーのアニメーションで大ヒットを飛ばしたアカデミー賞受賞監督ですが、今回は初の実写に挑戦。そして、本作は『火星のプリンセス』という100年前に発表されたSF小説が原作で、この小説は『スター・ウォーズ』や『アバター』などに影響を与えてきたと言われています。スタントン監督は10歳の時にこの小説に出会ったそうで「原作を初めて読んだときに、感動を受けた人物が、このタルス・タルカスなんです。ジョン・カーターが火星に行って初めて出会う人物なんですが、ぜひとも映画として観たいとずっと思っていて、今回叶いました」と後に立つ実物大のタルス・タルカスを前に本作の映画化への思いを語ってくれました。そして、30年以上も本作の映画化を夢見て情熱を燃やしてきたと語る監督は、「今回、一番のプレッシャーは、自分がファンとしてこれだけ温めてきたものが、自分が思い描くようにできるかということでした」とも言っていました。
次にやはり熱いファンが多い原作ということで、誰もが実写で観てみたいと思ってきたプリンセス=デジャ・ソリス役の起用の経緯について質問が出ました。監督はリン・コリンズを起用したことについて「私を助けてというだけのプリンセスではなくて、生身の人間が欲しかったし、誠意を持ってこの惑星を助けたいという内なる情熱、強さを秘めている、そういうプリンセスが必要でした。リン・コリンズさんがオーディションで部屋に入ってきたとき、彼女のなかにこういったもの全てを見つけて納得しました」と答えました。会見にきたリン・コリンズはちょっと肝っ玉かあさん的なオーラを漂わせていましたが(笑)、たしかに劇中ではりりしく、たくましく、精神的にも身体的にも強いプリンセスでかっこよかったです。
そして、この2012年4月に日本で公開される超大作2本に主演しているテイラー・キッチュ。本作ではほぼずっと上半身裸なのですが、その鍛え上げられた見事な肉体美についてどんなトレーニングをしているのかという質問に、「CG」と一言答えて、会場を沸かせました。ナイス(笑)!もちろん真面目な回答もあり「大きなスクリーンに自分の姿が映ると思うと、見た目がいいものであって欲しいということもありましたし、撮影に入る前に監督から、どういうシーンやアクションをやるのか説明を受けて、とんでもないことに巻き込まれたと思いました。それで11ヶ月間、食事制限やトレーニングをして、最終的には結果はちゃんと返ってきたと思いました」とのことでした。と、大スクリーンで観てもらうために鍛えた肉体ですから、ぜひ大スクリーンで観てくださいね。
『ジョン・カーター』
2012年4月13日より全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
http://www.disney.co.jp/johncarter/
トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定:http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_JohnCarter.html
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ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品『ジョン・カーター』に込めたスタントン監督の夢 はコメントを受け付けていません