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31 5月

綾野剛、村上虹郎、前田敦子ら豪華キャスト陣が宿命のライバルを赤裸々に告白!『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶

Posted in 未分類 on 31.05.17 by Merlyn

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督映画『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督

藤沢周による同名小説を、熊切和嘉監督が実写映画化した『武曲 MUKOKU』の舞台挨拶付き完成披露試写会が行われ、主演の綾野剛ほか、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明ら主要キャストと熊切監督が登壇しました。

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、綾野剛剣道の達人である父に育てられ、ある事件をきっかけに剣を捨てた主人公の矢田部研吾と、宿命のライバルとなる高校生の羽田融が出会い、切磋琢磨しながら成長していく姿を描く本作。研吾役の綾野は「とても男臭い作品になりました。以前、熊切監督とご一緒させていただいた時は、熊切組に入る喜びが強過ぎて、現場で地に足がついていない状態でした。気が付けば撮影が終わっていて、もし、許されるならもう一度やりたいと思っていました。今作では、撮影の2ヶ月前から剣の練習やトレーニングを開始して、アスリートの精神状態で現場に突入できました。アルコールを摂取すると筋肉の分解がすぐに始まっちゃうので、役に向き合っている期間は、アルコールも一切摂取しませんでした。そのフラストレーショがきっちり作品に生かされていると思います(笑)!」とストイックな役作りを振り返りました。

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、村上虹郎融を演じた村上は、「最高の役に出会えて、緊張の高まりが、今きています(笑)。こんな最高にかっこいい映画は、僕は日本では観たことがありません!この作品を、皆さんの世界に羽ばたかせることができて、うれしいです。ぜひ、体感して、喰らって帰ってください!」と自信満々にアピールしました。研吾の恋人のカズノを演じた前田も「皆さんの“待ってました感”、その高まった感情のまま、さらにもっと“すごいものを観た!”という感情を持ち帰ってもらえると思います」と笑顔で客席に語りかけました。

研吾が通う小料理屋の女将を演じた風吹は「剣道の人気が上がるんじゃないかしら。かっこよすぎて、皆さん真似しないようにお願いします(笑)。でも、大人目線で観ると、親の話にも観えるんですよね。子どもを追い詰める子育てベタな父親の小林さんの役とか、柄本さんの賢い育ての親とか、そういう部分もぜひ観て、感じ取っていただければと思います」と作品の見どころをコメント。“子育てベタ”と呼ばれてしまった研吾の父親役の小林は「僕の場合は、映画のほとんど、半分ぐらいは寝ています。意識をなくして寝ています。その辺を楽しんでいただければ…(笑)」とユーモアたっぷりに切り返して、会場の笑いを誘いました。

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、前田敦子研吾と融の10分にも及ぶ決闘シーンも本作の大きな見どころ。演じた感想を聞かれた村上は「この作品に入る前に、剛さんから原作を読んでみてって言われて。融って役は無敵だと思いました。アクションシーンは、雨と風と炭が降ってきて、男2人がぐちゃぐちゃになって、何してんだろうって、2日間撮影して思いましたけど(笑)。でも、楽しかったです。突きゆびした時とか、剛さんが誰よりも早く“はい、アイシング!”って言ってくれて。こんな頼りになる人いるんだ、しかも俳優さんだ!と思って(笑)」と抜群のチームワークを語ると、綾野が「僕が原作を薦めたと言ってもらったけど、実は半分は企てで(笑)。僕は脚本を読んでいて映画化のことも知っていたけど、虹郎は知らなかったので、“武曲 MUKOKU”っていう作品があって、融っていう役が虹郎に合っていると思うな〜、みたいに振ったら、案の定“やりたいっす、自分!”って、引っかかってくれて(笑)」と裏話を暴露。そんな2人を間近で見ていた前田は「男の人って、やっぱカッコイイって思いました。もう、違うんです、熱量が。女の人には入っていけない熱いものを感じました。2人の決闘シーンは本当にすごいです!」と興奮気味に語りました。

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、小林薫本作の内容にちなんで登壇者それぞれのライバル・エピソードを聞かれると、綾野は「今作で僕が演じたのは矢田部研吾で、別のドラマ作品(『フランケンシュタインの恋』)で研さんっていう役をやっていまして(笑)、研さん対決だなって。天使のように優しい研さんと、地獄のような研さん。どっちが勝つか楽しみです」とさりげなく出演ドラマをアピール(笑)。
続いて、村上が「両親ですね。もちろん両親がこの業界にいるってこともあるけども、そうじゃなくても、永遠のライバルかなと思います」とまじめに回答すると、それを聞いた綾野が「ちょっと俺、恥ずかしい(笑)!」と顔を赤らめて慌てる一幕も。
『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、柄本明前田は「AKB48にいた頃は、ライバルという存在は、周りの人達が作り上げてくれたものがたくさんあったけど、今ではなくてはならない大切な存在になっていて、ライバルがいることはすごく幸せだなと思います。それぐらい切磋琢磨してやってきた、絆みたいなものがあります」とアイドルグループ時代を振り返りました。すると、またもや綾野が「気付いたんだけど、今日は僕がセンターに立ちゃってる(笑)!」と前田に立ち位置を譲る仕草を見せ、会場の笑いを誘いました。そんななか柄本は、「皆さん、ライバルということでなかなか言いにくいと思いますけど、僕は具体的に名前を出しますよ。劇団の時からですけど、佐藤B作と笹野高史です!笹野高史とはとっても仲が悪いです!」と高らかにライバルを名指しして、会場を爆笑で包みました。

『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、風吹ジュン最後はキャストを代表して綾野が「いろんな感情が入り混じっている作品です。そのなかでも1つ挙げさせていただきますが、誰しもが誰かの子どもであったということです。もう1つは、生きていること自体が希望であるということです。この作品を最後まで通して観ていただければ、本当に生きているだけで希望なのだなと体感していただけると思います。そして、虹郎と一緒に渾身のアクションがある剣道をやっています。最後まで見届けていただけたら幸いですし、この作品を一人でも多くの方に届けていただいて、愛してくだされば幸いです」と挨拶。熊切監督も「これだけの素敵な俳優さん達と、本当に熱量のある映画になったと思います。全身の細胞を開いて、全身で浴びるように映画を楽しんでください!」と力強くコメントして、舞台挨拶は終了しました。

完成披露舞台挨拶:2017年5月15日取材 TEXT by min

 

映画『武曲 MUKOKU』綾野剛/村上虹郎『武曲 MUKOKU』
2017年6月3日より全国公開
配給:キノフィルムズ
公式サイト
ⓒ2017「武曲 MUKOKU」製作委員会

 

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