トーキョー女子映画部の取材リポート

女子目線で取材!トーキョー女子映画部ホームはhttp://tst-movie.jp

27 6月

ピクサー史上一番大人が泣ける理由とは?『カーズ/クロスロード』来日新車発表会見

Posted in 未分類 on 27.06.17 by Merlyn

映画『カーズ/クロスロード』新車発表会見、ブライアン・フィー監督、アンドレア・ウォーレン(プロデューサー)/松岡茉優、藤森慎吾(日本語吹き替えキャスト)映画『カーズ/クロスロード』新車発表会見、ブライアン・フィー監督、アンドレア・ウォーレン(プロデューサー)/松岡茉優、藤森慎吾(日本語吹き替えキャスト)

 

映画『カーズ/クロスロード』新車発表会見、ブライアン・フィー監督人気シリーズ第3弾となる『カーズ/クロスロード』の公開を前に、監督のブライアン・フィーと、プロデューサーのアンドレア・ウォーレンが来日し、日本語吹き替えキャストとして新キャラクターを演じる松岡茉優と、藤森慎吾が、本作の“新車発表会見”に登壇しました。イベントの最初は、アンドレア・ウォーレンとブライアン・フィー監督による、まさに“新車発表会”さながらの新キャラクター紹介が行われました。プロモーション映像映画『カーズ/クロスロード』来日新車発表会見、ブライアン・フィー監督がすごくカッコ良くて、アニメーションなのに車達の質感がとてもリアルだし、実写を観ているようでした。記者からはキャラクターのモデルとなる実在の車などはあるのかと質問が挙がりましたが、監督は「キャラクターによっては既存車がモデルになっている場合もあります。今回新しく登場したジャクソン・ストームについては、マックィーンと並んだ時に、マックィーンが年を取っていると見えるようにしたかったんです。瞬時にどっちが速いかわかるような車にしたくて、高性能車で、車体を低くして、ホイールを大きくすることによって、ブルドッグとサメを掛け合わせたようなキャラクターになっています。クルーズ・ラミレスは、若いキャラクターで、レーシングカーではないんです。いわゆるストリートカーなんですが、初めて観た時に力強さ、優美さが伝わるように作りました」と解説しました。

また、本作は今までのピクサー作品のなかで大人が1番泣けると言われている理由について聞かれ、監督は「私達が手掛ける作品は常に私達にとって意味がある作品です。私達自身が大きな子どものような存在なので、誰に向けてと意識せずに、自分達が観たいものを作っているんです」と答えました。ウォーレンは、「私達にとって重要なのは、感動できる作品にすることです。1作に5年ほどかかるので、制作途中、何度も観ることになりますが、実際に観て自分達に響くかどうかということを大切にしています。そして、ゴールは涙して頂くことではないですが、何かしら感じて欲しいというのはありますし、その結果、大人が涙する作品になったのかなと思います」と付け加えました。

本物のような映像表現について、車雑誌の編集者からそのリアルさについて聞かれると、ウォーレンは「チームにジェイ・ウォードという友人がいて、自称車オタクです。シリーズを通して関わってくれていて、車やレースに関するディテールを知っています。また業界の方々も彼を通してご紹介して頂いたりしました」と答えました。監督も「キャラクターは、独自のエンジン音にもこだわっているんです。忠実に再現する努力をしているし、グラフィックも実際にあるようなものを採用しています。さらに通常皆さんが気付かないような細かいところ、自動車に詳しい方ならわかるようなところまでリアルに作り込んでいるんです」と、いかにディテールまでこだわり、リアルに作っているかを力説しました。

映画『カーズ/クロスロード』来日新車発表会見、藤森慎吾(日本語吹き替えキャスト)続いて、この日は“新車発表会見”ということで、新車=新キャラクターを演じた松岡茉優と藤森慎吾が登壇。監督は藤森の印象を「チャラい」とお約束の言葉で表しましたが(笑)、そんな藤森は今回のキャラクターでは、チャラさを封印したことを告白。

藤森は「3ポイントくらい、泣いてしまいそうな場面がありました。僕も“カーズ”シリーズのファンで、マックィーンのファンなので、悩んでいる彼のもとに明るい光を照らすクルーズとの2人の絆を観ていると、なんとかそこから頑張って欲しいと思いながら観ましたし、自分も頑張ろうと思ったし、2人に勝って欲しいと思いました。僕が演じたジャクソンがその最大のライバルだったんですが、マックィーンとクルーズが輝くために、僕が演じたジャクソン・ストームというキャラクターが必要だったんだなと思うと、双方の立場から観てもウルッときました。年を重ねれば重ねるほど、じ〜んとくる、そんなストーリーになっています」と熱く語りました。

松岡茉優は「ずっと好きでシリーズを観てきた者としては、マックィーンがどういう時も信じて支えてくれるメーター達との絆にグッときました。私が演じたクルーズがクライマックスで大活躍します。私も冒頭から泣きっぱなしで、私が今後後輩ができた時にも観たいなと思う映画です。今の皆さんがどう感じるか、数年後に観たらどう感じるか。振り返った時に宝物のように輝き続けている作品だと思うので、ぜひ公開中、何度も観てください」とコメントしました。試練に立ち向かうマックィーン達の姿、見逃すわけにはいかないですね。

 

来日新車発表会見:2017年6月27日取材 TEXT by Myson

 

映画『カーズ/クロスロード』『カーズ/クロスロード』
2017年7月15日より全国公開
公式サイト
©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 

トーキョー女子映画部での紹介記事

映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/オーウェン・ウィルソン
TJE Selection イイ男セレクション/アーミー・ハマー
TJE Selection イイ男セレクション/クリス・クーパー

トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

ピクサー史上一番大人が泣ける理由とは?『カーズ/クロスロード』来日新車発表会見 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.