トーキョー女子映画部の取材リポート

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15 7月

ミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督も緊張したスーチーさんとの対面

Posted in 未分類 on 15.07.12 by Merlyn

『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』ミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督来日『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』ミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督来日

2012年6月26日に本作のPRで、ミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督が来日しました。まず、本作の映画製作までの経緯を聞かれたベッソン監督は、「実はミシェルがこの脚本で映画を作らないかと僕にプロポーズしてくれました。当時フランス映画業界は厳しくて、私は無職でした。ミシェルはプロデュースを頼んでくれましたが、私は脚本を読んで泣き、ぜひ自分で監督をしたいと言ったんです」と語りました。

『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』ミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督来日二人とも実際にスーチーさんに会ったとのことで、ミシェルは「何度かお会いしましたが、一度目は2010年の11月の撮影中でした。バンコクから皆で飛行機で会いに行こうとしましたが、ビザが下りたのは私だけでした。とにかく非常に興奮し、実際に自宅に向かう車ではシュールな気持ちがしました。なぜなら、今映画で撮っている自宅の前はセットと同じものだったからです。私はまるでその場所を知っていたかのように家に入りました。初めて彼女にお会いしたとき、挨拶をしていいのか、深々とお辞儀をすればいいのか、どうしていいか分からずにいたら、彼女は大きく手を広げて私を抱きしめてくれました。本当に素晴らしいひと時を過ごせました」と話してくれました。ベッソン監督は、「ミシェルが彼女と会った数週間後にお会いしました。ミシェルが言っていたように、セットと同じものがそこにあり、自分が映画で撮っている【The Lady(ミシェル)】と本物の【The Lady(スーチー女史)】が夢か現実か分からなくなるほど似ていて、非常に混乱し、シュールでした。人生、ビルマ、子供について語り合い、映画について聞こうと思っていましたが、話すのを忘れてしまったと後で思い出すくらいパワフルな人でした」と語りました。本作を観て、スーチーさんの魅力や、今まで知らなかった彼女の力の源を知ることができ、今回、ミシェルとベッソン監督両者のお話からもスーチーさんの人柄や大きさが伝わってきました。そして、ベッソン監督も本人そっくりだったと語るミシェルの役作りは、200時間にも及ぶ彼女の映像を観て研究をし、10㎏痩せたというからすごいです。

二人の本作への思いが強く伝わってきた舞台挨拶でしたが、最後にベッソン監督が「この物語はとても悲しい出来事ですが、真実のお話です」とコメント。その言葉どおり真実とは信じられないくらいに壮絶なドラマですが、大きな愛があふれんばかりに描かれた作品です。ぜひ多くの方に観てもらいたいと思います。

『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』ミシェル・ヨー『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
2012年7月21日より全国公開
配給:角川映画

http://www.theladymovie.jp/

© 2011 EuropaCorp – Left Bank Pictures – France 2 Cinéma

トーキョー女子映画部での紹介記事

リュック・ベッソン監督単独インタビュー:http://www.tst-movie.jp/sele_special9_LucBesson.html

映画批評&デート向き映画判定:http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_TheLady.html

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