トーキョー女子映画部の取材リポート

女子目線で取材!トーキョー女子映画部ホームはhttp://tst-movie.jp

11 12月

ジェシカ・チャステイン、ハリウッドのセクハラ問題と人種問題についてキリリと回答『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見

Posted in 未分類 on 11.12.17 by Merlyn

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステイン『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステイン映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステイン

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステイン手元本作のPRのため、主演のジェシカ・チャステインが初来日を果たしました。美しい白い肌が映える黒いドレスとゴージャスなアクセサリーを付けて登場したジェシカは「皆様こんにちは。東京にこうして初めて来ることができたのですが、実は以前から来てみたいと思っていたんです。私にとって本当に大切な作品と共に来日できたこと、また今回は東京観光のお時間も頂いたので大変嬉しく思っています」と挨拶しました。

本作は、第二次世界大戦中、ポーランドにユダヤ人300名を救った動物園があったという驚くべき実話をもとに描かれています。ジェシカは脚本を読んだときの感想を聞かれると、「最初にこの物語に触れたときに、アントニーナというキャラクターが本当に心に響きました。彼女はヒーローなのですが、メディアでよく取り上げられるヒーロー、例えば武器などを使って戦うヒーローとは違い、彼女の場合は武器を手にしていません。愛と思いやりといったもので人を救い、役に立つことができたんです。映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステインこのことが2017年に生きる私達にとっても、とても良いお手本になると思いますし、ヒーローがどういうものかということをある意味再提起してくれた作品だと思います。愛と思いやりと共感力で人を救ったのですから」と答えました。

ジェシカは、実際にワルシャワ動物園、そして地下室や当時の様子がわかる博物館にも行き、さらにヤンとアントニーナの娘のテレサさんともお話されたそうで、「とてもエモーショナルな体験でした。家や、動物園を訪れることができましたし、アントニーナとその家族が、300人以上の人を匿っていた地下のトンネルも訪れることができました。やはりその場に身を置くと、ここにたくさんの人がいたんだと、ことの重みをひしひしと感じました。また、劇中、誰かが家に来たときに、匿っている人に“隠れろの合図”と“出て来て良い合図”を、ピアノを弾いて知らせていたのですが、そのピアノもまだ残っています。映画のなかで昆虫を採集した標本が出てくるのですが、それも残っています。また、アントニーナのお嬢さんであるテレサさんにお会いすることができたことも大変役立ちました。実はそのときにアウシュビッツにも訪れ、非常に心を掻き乱される体験をしたのですが、ポーランドの旅は2人の感情を体験する結果となりました。人間性の両面、1つはとてもダークで悲しいもの、もう1つは思いやりに溢れた、私達を元気づけてくれるようなものを体験できました」と、振り返りました。彼女の演技からも、そういった経験を通して、キャラクターをとても丁寧に演じているのが伝わってきます。さすが名優ですね。

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステインそして次に、ハリウッドのセクハラ問題について「ジェシカさんがすごく発言されていて、女性だけに声をあげるよう求めすぎだと批判されていますが、日本はなかなかそういう状況にもなっていません。どう思われますか?」という質問が出ました。ジェシカは「非常に興味深い時に私達は生きていると思います。メディアが、ある意味とても民主化していると思うんです。私達は今個々に自分の意見を発信できるプラットフォームを持っています。今年の10月5日に初めてハーヴェイ・ワインスタインの件が公表されましたが、それはSNSなどで特に女性が主になって、その物語が決して埋もれてしまわないように、うやむやになって忘れられないように、発信し続けたことがとても大きかったと思います。そして、ほかの女性もそれを見て、自分の物語を発信することに繋がりました。これはすごく希望を感じることだと思います。皆がプラットフォームを持っていること、それはジェンダー、あるいはセクシャルアイデンティティなどとは関係なく、誰もがストーリーを発信できることが、ハリウッドのセクハラ問題を公にするきっかけになったんだと思っています」と、コメントしました。こういう意思表明をはっきりするところもカッコ良いですね!

続いて、「難民問題や排他主義的な考えが広がるこの現代で、本作が訴えているメッセージはどんなことだと思いますか?」という質問があがると、「このアントニーナ・ジャビンスキという女性に、なぜインスピレーションを感じるのか。それは彼女が普通の人でありながら、人を助けるためにできることをすべてしたからなんです。そこにとても心を動かされましたし、今日(こんにち)の世界と関連づけてすごく感動する部分でもあります。彼女は自分の命はおろか、家族、子ども、多くのリスクを負ってまで自分が正しいと思うことのために行動し、300人以上の命を救ったわけです。その姿を見ていれば、政治家や、有名俳優でなかったとしても、誰にでもそれができるんだと感じて頂けると思います。アントニーナは愛と思いやり、そして生きとし生けるものはすべて奇跡であり、贈り物であるという思いで世界を変えました。その姿をぜひ観客の方にも観て頂いて、自分でも何かできるんだと感じて頂けたらとても嬉しいです」と話しました。

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見、ジェシカ・チャステイン最後に、「アントニーナはなぜこんなにたくさんの人を救ったのでしょうか?」という聞かれると、「それは正しいことだったからです。宗教や人種、その人がどこから来たのかは関係なく、誰であっても迫害されていたのであれば救ったとおっしゃっていました。例えばターゲットがドイツ人であればドイツ人の方も救ったということです。それは彼等にとって正しいことだったから、当時迫害されていたユダヤ人達を匿い、そして安全な場所を提供したというわけです。その姿を見て、今日の私達が排他主義的な考えを恐れないということだと思います。他人、あるいは宗教、国が違う人を恐れない気持ち、そういった意味ではとても今日(こんにち)的な映画なのではないでしょうか」と返しました。

生で観るジェシカ・チャステインは本当に綺麗で、すごく優しそうな雰囲気が漂っていました。でも受け答えには芯の強さも感じられて、本当に素敵でした。映画でも彼女の素敵な姿をご堪能ください。

 

『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見:2017年11月27日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ジェシカ・チャステイン『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』
2017年12月15日より全国劇場公開
公式サイト

 

トーキョー女子映画部での紹介記事

映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/ダニエル・ブリュール
トーキョー女子映画部サイトに戻る

ジェシカ・チャステイン、ハリウッドのセクハラ問題と人種問題についてキリリと回答『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』来日記者会見 はコメントを受け付けていません。

Comments are closed.