映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソン/観月ありさ(花束ゲスト)
本作PRのため、主演のリーアム・ニーソンが、『バットマン ビギンズ』以来13年ぶりに来日しました。登壇したリーアムは久々の来日について、「やはり、今回も作品を携えての来日ということで、とても楽しんでいます。映画のプロモーションをさせて頂いているなかで、ジャーナリストの方も映画を応援するために来て下さっていて、映画はそもそも一人で作るものではないなという気持ちを改めて感じました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、日本という国は皆様礼儀正しく、とても心が広い。そういう方々ばかりで、日本の礼儀正しさ、エチケットは西側諸国も学ぶべきだなと改めて思いました」とコメントしました。
続いてジャウマ・コレット=セラ監督との4度目のタッグについては、「本当にジャウマ監督は秀逸な監督だと思います。初めて仕事をしたのが、8,9年前だったかな。『アンノウン』という作品でドイツでご一緒したのが、初めてのコラボーションでしたね。毎回お仕事をする度にどんどん良くなっていく、そういう監督なんです。どんなシーンを撮っていても、作品全体の形、そしてその物語の弧であったり、ダイナミズムというものが、ちゃんといつも頭に入っていて、だからこそ一つ一つのシーンのペースをきちんと作り出すことができる力を持っています。自分がこれまで仕事をさせて頂いた中でも、そういう力を持っている監督は数少ないですが、僕は彼に100%の信頼を置いていますし、彼も僕に対して100%の信頼を置いてくれているようです」と、ジャウマ・コレット=セラ監督を絶賛しました。
ストーリーが捻られている本作について、脚本を初めて読んだ時の印象を聞かれると、「監督のジャウマが取材で言っていたんですけれど、以前ご一緒した『フライト・ゲーム』の心の続編のような映画で、ある意味その通りだと僕自身も思います。今回は飛行機の中ではなく、電車になるわけなんですが、実はこの電車、自分がよく知っている電車でした。というのは、ニューヨークの北部にある家に行く時によく使う電車なんですね。ここ25年の間、70〜80回くらいは実際に自分で乗っている電車でした。けれども実は、ニューヨークが舞台なのに、撮影はイギリスのロンドンで行っています。しかも屋外ロケではなく、ほとんどスタジオの中で撮っています。7車両の電車という設定ですが、作ったのは1車両というか、少し両サイドがついてるような、1.5分ぐらいしか作っていません。ニューヨークでよく見知った電車なのに、“なんでロンドンで撮ってるんだろう?”というシュールさはありました。そして、7車両分を1車両で替えて撮らなければいけないので、毎日撮影が終わると、スタッフさん、美術部さんが一生懸命、例えば1車両目を2車両目に見せたり、というような作業を行わなければいけなかったんです。そういった意味では本当に作るのが大変な映画だったんです」と撮影秘話を明かしました。
御年65歳のリーアム・ニーソンは、本作でもアクションを披露していますが、今後もアクション映画に出続けるかという質問には、「膝が大丈夫なうちは」とリアルな返答(笑)。さらに、どんな窮地も切り抜ける強い男を演じることが多いリーアムが怖いと思うものは何かと聞かれると、「高い所。いじめっ子も嫌いですね。まあでも、怖くはないかな。今は他に思い付かないけど、10〜15分後に舞台を降りて通った頃にはきっとまた5つくらいは思い出していると思います。ただ、今のアメリカの政権に対して、とても恐怖心を抱いていると言って良いかも知れません」と答えました。
そして、この日は観月ありさが花束ゲストで登壇。足が長くてスタイルの良さは健在でした!長身の観月ありさですが、リーアム・ニーソンの背が高いので、ヒールを履けることを喜んでいました。美しい観月ありさを目の前にして、リーアム・ニーソンも終始笑顔。画になる2人だなと見とれてしまいました。それにしても、こんなにカッコイイ65歳いますかね!普段電車に乗ってるんだとわかり、好感度がさらにアップしましたが、彼の出演作は好きなものがたくさんあるので、今回の来日はとても嬉しかったです。本作でどんなカッコイイ姿を披露してくれているのか、皆さんもぜひチェックしてください。
『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア:2018年3月18日取材 TEXT by Myson
『トレイン・ミッション』
2018年3月30日より全国劇場公開
公式サイト
© STUDIOCANAL S.A.S.
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