映画『ピーターラビット』ジャパンプレミア舞台挨拶、ウィル・グラック監督/千葉雄大(日本語吹替版ピーター役声優)/髙梨沙羅、森泉(ゲスト)
本作の公開を目前に控え、本作の監督ウィル・グラックが来日し、日本語吹き替え版でピーターの声を担当した千葉雄大とジャパンプレミアに登壇しました。グラック監督は、「子どもの頃、日本に住んでいました。当時は日本語を話せたし、読めたんですけど、今は読めなくなってしまいました。日本に再来日してすごく変わったなと思った事は、ビルは大きくなりましたし、町が綺麗になりましたね。映画を観るのが大好きで、よく英語の映画で日本の字幕が付いたものを観て勉強していました」と、再来日を喜んでいました。
ピーターの声とテーマソングに挑戦した千葉は演じてみた感想について「すごく可愛いイメージがあったんですけど、活発だし、友情物語としても観られるし、エンタテインメントとして歌とかも素晴らしいんです。本当にいろいろなものが詰まった素敵な映画だったので、力が入りました」と語りました。
そして、さらにスペシャルゲストとして、オリンピックでも活躍した世界トップレベルのジャンプを誇る髙梨沙羅(スキージャンプ競技選手)が登壇。映画にちなんで、花束の代わりにニンジンを監督と千葉に贈呈しました。荷車に積まれたニンジンも登場して、ピーターラビットの世界観が舞台に広がり、さらに、グラック監督が髙梨の足元を見て、「靴が可愛い!ウサギのしっぽですよね」とコメント。ここで、実は千葉の青いスーツも、ピーターラビットの色を意識していたと明かされました。
続いて、原作者ビアトリクス・ポターの話題に。ビアトリクス・ポターは、1866年にイギリスで生まれ、幼少期にたまたま訪れた湖水地方の動物達に魅了され、そこに住居を構え、1902年に「ピーターラビット」の絵本を出版。最後にはすべて資材を投げて、湖水地方の自然と動物達を保護する活動に力を注いだ女性です。そんな彼女にちなんで、動物好き代表の森泉がゲストで登場。小さい頃に母親に絵本を読んでもらってから、動物が好きになったという森は、今では18種類、23匹くらい飼っているとのこと。動物と一緒に過ごす醍醐味について森は、「可愛いだけじゃなくて、ワイルドな部分だったり、健康面だったり、いろんな事に配慮しながら、私は飼っているというより、一緒に生活しているというのを常に心がけています。ゲージに入れるばかりじゃなくて、自由に動けるようにしています。(本作で描かれている、動物達が元気に走り回る環境は)すごく理想的ですよね。動物と一緒にこんな風にできたら良いなと思ったり、いろいろ考えさせられました」と話しました。
グラック監督は、本来の動物達の姿を描くために、リサーチなどこだわった点を聞かれると、「アニメーター達は動物の動きを忠実に再現するため、骨組みを全部コンピューターに入れて、不自然な動きはしないように、自然にできる動きだけにする作業をしました。観て頂けるとわかりますが、本当にリアルなんです」と背景を明かしました。
見た目だけでなく、本来うさぎの持つ生態まで忠実にキャラクター設定されたピーターについて、演じた千葉は「自分もピーターの顔に合わせて演じました」と言うと、森が「たしかに(ピーターに)似てるよね!」とコメント。続いて髙梨は「(本作を観るとウサギを)飼ってみたいなって思いました。ジャンプの仕方を観て学びたいです(笑)」と話しました。
最後に千葉は、「今日も会場を見渡すと、老若男女問わず、すごく幅広い層の方に来て頂いてますが、本当に皆さんそれぞれに突き刺さるものがあると思います。オリジナルの本国のもの(字幕版)もすごく素敵で、僕はそれを観ながら声を入れさせて頂いたんですが、日本(吹き替え版)と本国(字幕版)のそれぞれカラーがありますので、どちらも楽しめると思います。自分で言うのもおこがましいですが、結構自信作なので、ぜひ多くの方に観てもらえたらなと思います」とコメント。グラック監督は「湖水地方の素晴らしさを再発見できると思いますし、本当に可愛い動物がいっぱい出てきます。家族のメッセージも含まれていますし、本当にこの映画は楽しんで頂けると思います」と締めました。皆さんもぜひ歌に合わせてノリノリで楽しんでください!
映画『ピーターラビット』ジャパンプレミア舞台挨拶:2018年5月10日取材 TEXT by Myson
『ピーターラビット』
2018年5月18日より全国劇場公開
公式サイト
トーキョー女子映画部での紹介記事
■映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
■TJE Selection イイ男セレクション/ドーナル・グリーソン
■TJE Selection イイ男セレクション/ジェームズ・コーデン(ピーターラビットの声担当)
■TJE Selection イイ男セレクション/サム・ニール
■TJE Selection イイ男セレクション/千葉雄大
→トーキョー女子映画部サイトに戻る
声優挑戦、千葉雄大の自信作!リアルさにこだわったウィル・グラック監督の制作のウラ側とは?『ピーターラビット』 はコメントを受け付けていません