トーキョー女子映画部の取材リポート

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24 5月

『外事警察 その男に騙されるな』デフォルメし過ぎ(笑)!渡部篤郎ものまね合戦

Posted in 未分類 on 24.05.12 by Merlyn

『外事警察 その男に騙されるな』舞台挨拶イベント/渡部篤郎ほかものまね芸人『外事警察 その男に騙されるな』舞台挨拶イベント

2012年5月21日、本作の試写会にゲストがサプライズ登壇。舞台袖からあの主人公の声が…と思ったら、登場したのはお笑い芸人我が家の坪倉由幸。司会者が「あれ、坪倉さんですよね?」と聞いても、渡部篤郎であると一点張り(笑)。そんなやりとりをしていると、次にまた主人公の声が…という風に、渡部篤郎のものまねをする芸人、松村邦洋、山本高広、おおともりゅうじが次々と登壇。もともと個々がデフォルメしているのに、それぞれが相乗効果を起こして、さらに過剰なものまねに進化していきました。

渡部篤郎ものまね/松村邦洋、山本高広、我が家の坪倉由幸、おおともりゅうじ

芸人はだんだんやりたい放題になってきて、お客さんもゲストは嬉しいが、本人ではないのか〜と思ったそのとき、会場の後から渡部篤郎本人が登場し、会場は大盛り上がり。渡部篤郎ものまね、5段オチ(最後本人)笑顔で登壇した本人を見て、ここぞと公認でものまねのお許しを得ようと御願いしてましたが、渡部篤郎は快諾。ついには、渡部篤郎5段オチまで本人参加で行いました(笑)。

と、楽しいイベントでしたが、当時会場にいらっしゃった方は、いかにこの主人公のキャラが濃いかわかっていただけたのではないでしょうか?…いや、ものまねが激しすぎたのか定かではありませんが(笑)、とにかく渡部篤郎が演じる主人公がどんな男なのか、注目して観てください。シリアスな映画ではありますが、いろんな意味で楽しめると思います。

『外事警察 その男に騙されるな』渡部篤郎『外事警察 その男に騙されるな』
2012年6月2日より全国公開
配給:東映/S・D・P

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24 5月

『メン・イン・ブラック3』トミー・リー・ジョーンズ、Kは素で演じている

Posted in 未分類 on 24.05.12 by Merlyn

『メン・イン・ブラック3』ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、バリー・ソネンフェルド監督来日

『メン・イン・ブラック3』ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、バリー・ソネンフェルド監督来日イベント

2012年5月8日、本作のPRで、メインキャストの3人と監督が家族を連れて来日。レッド・カーペットでは、家族とともに写真撮影に応えてくれました。レッド・カーペットに招かれたファンは、映画にちなんでサングラスを着用。あれ?でもこれって3Dメガネですよね(笑)。一石二鳥というわけです。『メン・イン・ブラック3』ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、バリー・ソネンフェルド監督来日

で、登壇して今回のお話を伺いましょうとなりましたが、トミー・リー・ジョーンズは、「無愛想な役柄だけどコツはありますか?」と役作りについて聞かれると、「コツなんかないさ(笑)。自分そのままだよ。まだまだ勉強中だよ」と答え、隣りにいたウィル・スミスは大爆笑。写真はそのときのものですが、それにしても笑い過ぎやろ(笑)。で、そんなトミー・リー・ジョーンズが演じるKの若き日を演じたジョシュ・ブローリンは、「若き日のエージェントKウィル・スミス大爆笑 『MIB3』来日イベントにてを演じる上で、トミーの研究をしたそうですが」と聞かれると、「全然していないよ(笑)。でも、トミーは僕の演技を気に入ってくれたよ」と返答。こういうやりとりのとき、ウィル・スミスも爆笑してますが、舞台下で様子を観ているウィルの奥さんジェイダ・ピンケット=スミスも加勢するように盛り上げているのがさすが夫婦と思いました。

そして、気になる続編についてバリー・ソネンフェルド監督は、「昨日、ソウルで会見があって、そのときにウィルが僕にMIB4のアイデアが浮かんだとささやいたんだ。3も2のときのウィルのアイデアがきっかけだったから可能性はあるかもね!」と言っておりました。楽しみですね!でもまずは3をぜひご覧下さい。今回は感動作です。

『メン・イン・ブラック3』ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン『メン・イン・ブラック3』
2012年5月25日より全国公開
配給:東宝東和

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13 5月

最強コンビの原点『シザー・ハンズ』でチャンスをくれたティム・バートン監督にジョニーが感謝

Posted in 未分類 on 13.05.12 by Merlyn

映画『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップ、ティム・バートン監督来日『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップ、ティム・バートン監督来日会見

2012年5月13日、本作のPRで来日した2人。2人がタッグを組むのは今回で8回目。そんな息がぴったりの2人に「これまで意見が食い違ったことはありますか?」という質問がありました。それについて監督は「毎回ジョニーと仕事をすると、全く異なるキャラクターを演じてくれるので、8人別々の人と仕事をしているような感じです。彼とは『シザー・ハンズ』からの縁ですが、今までもめることもなく一緒にやってきました。お互い、物事に対してのアプローチの仕方がとても似ているからだと思いますが、例えば、ジョニーがメモをした脚本をもって私のところに話をしにくるときに、私が考えていたのと全く同じようになっていることがあります」と答えました。ジョニーは「初めて彼に会ったときから、繋がりを感じました。『シザー・ハンズ』の役をもらえたのはティムがスタジオと闘ってくれたからで、僕が本当にやりたかった役で、僕の仕事を決めてくれたのもこの映画ですし、この役です。だからとても彼には恩を感じています。ティムはフィルム・メーカーという範囲を超えて、作家性のあるアーティストであり、真の意味の映画界の希少な映像作家です。独創性な世界観を持っていますし、彼をずっとそばで見てきて、どんどん映画の幅を広げてきたのをみて、自分の世界観、キャラクターたちを深めてこられたのが僕にとっての幸せです」と語りました。2人がタッグを組むことで独特の世界観ができ、これまでもヒット作をたくさん出してきましたが、ジョニー・デップとティム・バートン監督は運命的に出会ったと言っても良さそうですね。

映画『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップそして、本作は1960年代に放映されていたテレビシリーズの映画化ですが、2人とも大ファンだったとのことです。ジョニーはバーナバス・コリンズというキャラクターに夢中でだったそうで「バーナバスはなりたくもないのに、ヴァンパイアにさせられたというキャラクターだったので、映画化するときにその雰囲気を映画に持ち込みたいと思いました。陸に上がった魚のような雰囲気のキャラクターなんです。18世紀後半という非常にエレガントな時代から、1972年に蘇るわけですが、この時代は映画、音楽、芸術、ファッションなどあらゆる点で奇妙なものが流行していた時代です。ティムと僕は当時は普通とされていることがばかげていると思いました。そういうのを今回持ち込んでおもしろかったです」と語りました。

次にティム・バートンは、数々の映画監督がヴァンパイア映画を撮っていること、ティム・バートン監督自身も本作以外にヴァンパイア映画『リンカーン/秘密の書』で製作を務めていることについて質問されると、「たしかにトレンドはあると思いますが、私たち2人にとっては特に私は5歳の頃からトレンディなものだと思ってました。今回は“ヴァンパイアでいたくないヴァンパイア”というので違った角度から描くのがおもしろいと思いました」と語りました。

本作はヴァンパイア映画とは言っても、ファンタジックでファッショナブル、かつコミカルな内容になっていて、ユーモアがたっぷりです。監督が意図したように角度の違ったヴァンパイア映画となっています。ジョニー・デップ以外にもミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、エヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツと美しい女性陣キャストが豪華出演というのも見どころです。

映画『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー『ダーク・シャドウ』
2012年5月19日より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画

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12 5月

当時、ロマンポルノを観に来る女子は“勘違い”された

Posted in 未分類 on 12.05.12 by Merlyn

日活創立100周年記念 特別企画 生きつづけるロマンポルノ女子限定予習イベント

生きつづけるロマンポルノ女子限定予習イベント2012年5月10日、辛酸なめ子氏(漫画家/コラムニスト)と、映画ライターでロマンポルノに詳しい久保玲子氏によるトークショーが行われました。トークショーの前に女性限定で、数ある作品のなかから『白い指の戯れ』を観賞。『白い指の戯れ』は辛酸氏のチョイスとのことでしたが、この作品は松田優作主演の“遊戯”シリーズなど人気作品を次々と撮った村川透監督のデビュー作なんだそうです。ほかにものちに大物になった監督のなかには日活ロマンポルノを撮っていた方も多いようですが、久保氏によると「このロマンポルノは一世を風靡した日活アクションが下火になって、60年代後半に大衆娯楽が映画からテレビに移行した時期に日活が映画界に激震をもたらした路線変更でした。一般の映画の四分の一という製作費に、製作日数も10日間でスタッフも半分という厳しい条件でしたが、ロマンポルノが始まった時代というのは50年代からフランスの方でヌーベルバーグが流行った時代で、それを受けての大島渚監督らの松竹ヌーベルバーグの影響を受けた若手監督が活躍していました」と解説。続けて「ポルノという枠はありますが、何箇所かセックスシーンがあれば後は何でもやって良いというすごく自由な雰囲気の中で、スター監督が登場して、その後の日本映画を代表するそうそうたる監督の登竜門になっていきました」とのこと。

次に辛酸氏が女優について「伊佐山さんは全部脱がれて、濡れ場もされていて、女優さんはやはりオーディションとかで決まるんですか?」という質問を投げかけると、久保氏は「元々日活に所属していた女優さんがそのまま路線変更したから出ろと突然言われて出る方もいらっしゃいましたし、ピンク映画から引き抜きがあったり。伊佐山さんの場合は、本作で刑事の役をしている粟津號さんがウエイトレスをしているところを見つけて「すごく変わった女がいる」と監督に紹介して、皆で会われたそうです」とエピソードを披露。すると、辛酸氏は「刑事役をしている人って、(伊佐山さんが出ている)『一条さゆり 濡れた欲情』 にも出ている人ですよね。二作続けて共演していて、何か特別な関係なのかなと思ったのですが」と芸能リポーターばりの質問をすると(笑)、久保氏は「実は(伊佐山さんと)特別な関係にあったのは荒木一郎さんの方のようです」と明かしていました。荒木一郎という俳優さんは当時アイドルのような存在でとても人気があったそうです。本作で荒木一郎が歌っている「エロ数え唄」は実際に荒木一郎の歌で、その他にも『あしたのジョー』や『必殺仕掛人』の音楽や歌も作った多才な方で、マジック評論家でもあるそうです。見た目はサングラスとっちゃうと「あれれ?」という感じに私は思いましたが(笑)、たしかに何とも言えない色気をぷんぷんさせているとは思いました。

当時、ロマンポルノは成人映画専門の映画館で上映されていたようですが、映画賞でノミネートされたり、映画として捉えられている部分と、アダルト映画として捉えられている部分と両方だったようです。久保氏は当時、映画として観に行っていたそうですが、「こんな映画を女1人で観に来るやつは下心があるんじゃないか」と思われて、真剣に観ているのにいつの間にか隣りに男性がいて膝に手をおいてきたりということもあったそうです。怖〜。辛酸氏は「隣で男性が発情してると思うと緊張しますよね」とコメント(笑)。確かに映画に集中できないですよね。でも、今回の特別上映を行うユーロスペース(東京都内)では、女性専用シートがあるとのことで、映画として観てみたい女子には有り難いサービスもあるようです。

日活創立100周年記念 特別企画 生きつづけるロマンポルノ今回、初めて日活ロマンポルノを観たのですが、思ったほど露骨なセックスシーンはなく、アダルト映画というよりもちゃんとドラマのある映画でした。決まったカット数のエロシーン(前貼り使用で本番はナシだったそうです)を入れるという制約さえ守れば自由に作って良いというなかで、当時の若手監督たちが自分たちのセンスをぶつけていたのが伺えます。当時のファッションや東京の町並みを観るという意味でも楽しめました。あと今活躍している有名監督の過去作を観てみるのもおもしろそうですね。ぜひ、映画好き女子なら一度は観てみて欲しいと思います。

日活創立100周年記念 特別企画 生きつづけるロマンポルノ
2012年5月12日よりユーロスペースほか全国順次公開
配給:日活

2012年9月に日本最古の映画会社である日活が創立100周年を迎え、その節目に、日活の長い歴史のなかで最もセンセーショナルで社会に衝撃を与えた作品群である“日活ロマンポルノ”を特集上映。

http://www.nikkatsu.com/100th/event

©日活

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