映画『LIFE!』来日ジャパンプレミア、ベン・スティラー、岡村隆史(日本語吹き替え声優)
2014年3月17日、本作の日本公開を直前に控え、監督・主演のベン・スティラーが来日し、日本語吹き替え版で主人公のウォルター・ミティ役の声優を務めたナインティナイン岡村隆史も会場に駆けつけました。まずは岡村隆史が登壇。声優の話がきたときは自分には無理だと思っていたそうですが、映画だけ観たいなと思って観てみると、「すごく素敵な映画で、一歩踏み出してみようという内容の作品だったので、たぶんへたくそやけどやってみようかなと思って。観終わってすぐにやるって言ったんです」と声優を担当した経緯について話してくれました。主人公が空想癖があるということで「僕もだいたい夜12時を過ぎたら空想ばっかりです。ほぼ毎日空想してます。“(後ろを振り向いて)お風呂入った?先入って良いよ”とか、誰もいませんけどね。そういうのよく考えたりしますよね。空想というか、これから先の準備に近いですよね、僕の場合は」とちょっと強がったコメントで嫁欲しさをほのめかしてました(笑)。そして、本作でハリウッド進出ということで「今日も“ハリウッド進出ですね!”といろいろ声をかけて頂いて、ほとんど汐留付近で声をとってただけなんですけどね。でも、ハリウッドってすごいですよ。声をあてるだけでこれくらいの(手で分厚さを表現して)契約書がありますからね。そこにタカシ・オカムラってサインを書いて。「これ全部、事務所が目を通してますから」って言うんですけど、そんなん絶対目通してないですから。3箇所にサインしてって言われて、何かの契約を交わしました」と冗談を交えてハリウッド作品の契約の裏話を披露してくれました。
次に岡村隆史がハリウッドに進出という流れから、ハリウッド・スターに会いに行くという演出で、岡村隆史がステージ上を走り、そこへベン・スティラーが登場。本作について「とにかく本作は僕にとってもパーソナル・ジャーニーだったし、思い入れの強い作品なんです。ですから今日皆さんにこうやってご覧頂くことをとても嬉しく思っています。この物語は、いろんな可能性を持っているけど誰にも認められない、そして誰にも見向きもされない、でも毎日毎日真面目に働いている男性の話なんです。彼は誰にも見向きもされないから自分のなかで“こんな人間になりたいな”っていう空想をしているんです。その彼がある日チャンスにかけようと思って人生を変えていく。自分が思い描いていた夢を一つの現実に変えていく物語です。ですからこれをご覧になって彼にインスパイアされて“自分もやってみようかな”と思ってくだされば光栄です」と語りました。
そして岡村隆史がベンの人柄について「とても優しくて良い人」と絶賛すると、「ドウモアリガトウ。僕こそ今回岡村さんとこの映画に携わることができてとても光栄です」と返しました。すると岡村隆史は「あの僕〜“I’m going to be a Hollywood Star.”」とアピールすると、「良いですね!今度、日本人とアメリカ人の刑事のバディ・ムービーに一緒に出るのはどうでしょう?『ビバリー・ヒルズコップ5』で」と共演を提案。「ハリウッド進出がもう決まりました!本当にありがとうございます!」と舞い上がる岡村に、ベンがさらに「今『ナイト ミュージアム3』の撮影中なんです。ぜひ今度『ナイト ミュージアム3』の方も声優をやってくださると光栄なんですけれど」とオファー。「良いんですか!どんどん仕事が決まりますね。日本で僕、妖怪の役をやったことがあるんで、ぜひ『ナイト ミュージアム3』で妖怪で出れないか」とさらに欲を出すと、「可能かもしれませんね。じゃあバンクーバーで撮影中なので、明日僕が帰るときに一緒に来てくれたら…どうですか?僕の家に泊まって良いですから。明日何か用事はありますか?」とさっそくベンが誘いました。すると岡村は「ないです、ないです」と全ての仕事を蹴ってでもついていく気合いをみせました。司会から「『ナイト ミュージアム3』のオファーのお話は本当でしょうか?」と念押しをされたベンは「真面目な話です。だけれどスタジオの方と交渉してください。たぶん岡村さんのギャラは高いと思いますので」と言うと、岡村は「ローマネー。12000円」と返し、ちょっとした漫才のようでした(笑)。2人はとっても雰囲気も似ていて、岡村隆史に自分の吹き替えの声優を頼むベンの気持ちも納得です。今後は岡村隆史がベン・スティラーの専属声優になるかも知れないですね。そして、声優だけでなく実際にハリウッド作品で共演もぜひ観たいです。でも、まずは本作を楽しんでください。字幕版と日本語吹き替え版の両方見比べるとおもしろそうです。
『LIFE!』
2014年3月19日より全国公開
配給:20世紀フォックス映画
©2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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イイ男セレクション/ベン・スティラー
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岡村隆史が『LIFE!』来日中のベン・スティラーに今後のハリウッド作品出演を直接交渉! はコメントを受け付けていません