『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日イベント、ベネディクト・カンバーバッチ、栗山千明(声の出演)、ココリコ田中直樹(ゲスト)
2013年7月16日、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のPRでベネディクト・カンバーバッチが来日。イベント会場の外には入れなかったファンもたくさん待っていて、彼の人気上昇ぶりを実感しました。本作自体は男性ファンが多いのではと思っていましたが、この日の会場はカンバーバッチのファンと思われる女性でいっぱいでした。
今回この超大作で悪役に抜擢されたことについて、カンバーバッチは実は初めは恐怖を感じていたそうで、J.J.エイブラムス監督から「役に合っていない」と言われたらどうしようと思っていたそうです。クールで知的な彼のイメージが本作の悪役にピッタリですが、やはり大役ですからプレッシャーは相当あったんでしょうね。今回とても激しくスピード感のあるアクションに挑んでいるカンバーバッチですが、「役を頂いてからすぐにスタントのリハーサルが始まり、かなりハードなトレーニングをやって、たくさん食べました。他の俳優陣は前作から出ているし、今作から入った俳優人も私より先に決まっていたので、早く皆に追いつかなければいけないと思いました。そしてトム・ハーディなども鍛えたピーナットという素晴らしいトレーナーにお願いして、彼は素晴らしい結果を出してくださいました。おかげでスーツのサイズも6週間くらいで38から42になりました」と体作りについて語ってくれました。トレーニングの成果を感じさせるアクションシーンがふんだんにあるので要チェックです。
そして、今作の日本語吹き替え版でウフーラ役を演じている栗山千明が登壇し、渋くてセクシーな声を持つカンバーバッチに「素敵な声の秘訣は?」という質問を投げかけると、「登録商標済みなので、言えないんですよ」とジョークで返し、続いて「ウイスキーとたばこです」とユーモアたっぷりに答えていました。でも、実は彼は10代の頃はなかなか声変わりをしなかったそうで、「14歳くらいまで女性を演じることが多かったんです。全寮制の男子校に通っていたからなんですが、『お気に召すまま』のロザリンドを演じたと思えば、急に『セールスマンの死』の中年の危機を迎えた中年の役を演じたりということが、1年半くらいのあいだでありました」と意外なエピソードを披露してくれました。ほんとに生で聞く声はより一層かっこ良かったですが、声が高かった頃の昔の声も聞いてみたいですね。
最後にはココリコの田中がスポックに扮して、誕生日を間近に控えたカンバーバッチのために特製ケーキを持って登壇。宇宙船の形をしたケーキに、カンバーバッチが演じたジョン・ハリソンの人形が飾られたケーキでしたが、カンバーバッチはその人形を見て、パクリ!でも、そのあと口の中でモソモソしてしゃべりづらそうで、「今食べて失敗しました」とお茶目な一面を見せていました。この日見せた気さくで紳士的なイメージとは打って変わり、劇中ではかなり冷酷な悪役を演じていて、良い役者さんだな〜と実感しました。ぜひ、彼のダイナミックなアクションとこの作品のスケールは大きな画面で堪能して下さい。
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
2013年8月23日(金)より全国公開
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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イイ男セレクション/ベネディクト・カンバーバッチ
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