【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】ハビエル・カマラ、ブランカ・スアレス、アルベルト・カレロ・ルゴ (ラテンビート映画祭プロデューサー&プログラミング・ディレクター)
10月9日から開催の【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】のオープニング作品に決定したペドロ・アルモドバル監督最新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』に出演しているハビエル・カマラと、ブランカ・スアレスが来日。今回が初来日となる二人は本映画祭のプロデューサーとともにオープニングイベントに登壇しました。ハビエル・カマラは『トーク・トゥ・ハー』で介護士ベニグノを演じてからアルモドバル監督作の常連俳優。ブランカ・スアレスは、『私が、生きる肌』へ出演しアルモドバルの秘蔵っ子との呼び声が高い注目の女優です。ブランカは足がスラッとしていてかなりの美脚。とてもキレイで見とれてしまいました。
ペドロ・アルモドバル監督最新作がいち早く観られる上にキャストが来日するということでこの日のチケットはソールドアウト。この映画祭はペドロ・アルモドバル監督の『バッド・エデュケーション』で開幕して、10回目となる今回も同監督の『アイム・ソー・エキサイテッド!』ということで、アルベルト・カレロ・ルゴは「『バッド・エデュケーション』はずばりゲイ映画ですが、『アイム・ソー・エキサイテッド!』はゲイ映画というよりオカマ映画です!僕はこのオカマラテン映画を上映することに大変誇りを持っています!」と紹介。このノリこそラテンなんですよね!あっけらかんとして素敵です。
観客の皆さんはスペイン語が堪能な方が多かったようで、登壇者のスペイン語での会話をそのまま聞いて笑ったり反応していましたが、上映後のティーチインでもスペイン語で挨拶、質問する人ばかりで驚きました。来日した二人もノリノリ、お客さんもノリノリで会場は何度も笑いに包まれましたが、やはりオリンピック招致の話題が出ました。ハビエルは「オリンピックの件では、マドリッドを負かしてくれてどうもありがとう(笑)」と言い、日本が誇る“おもてなし”のジェスチャーを二人してやってくれました。悔しいながらも気に入ってくれたようで何度も披露してくれたので会場は爆笑でした。
そして、上映後のティーチインでは、アルベルトがハビエルに「『トーク・トゥー・ハー』で看護師役を演じてからアルモドバル監督作には何回も出演していますが、なぜいつもカツラをつけているのか聞いてみたいと思います」と、日本人にはできない質問をぶつけていました(笑)。ハビエルは「なぜなのかはわかりませんが、私はハゲておりますので、彼のタイプではないんでしょうね(笑)。彼と一緒に仕事をすることはとても楽しいですが、本当の意味で気に入られてはいないのでしょう(笑)」といろいろな意味を含めたような回答をして、会場を沸かせました。さらにオネエ客室乗務員の役作りについては「監督と一緒にホモセクシャルである客室乗務員3人でいろいろ相談しましたが、3人で1人の人物、つまり3つの頭を持つ怪物のように演じようと決めました。僕から監督へはどんなにゲイっぽくみえてもいいから僕をすごくかっこよく撮ってくれとお願いしました(笑)」とユーモアたっぷりに話してくれました。今回はコメディなのでセリフの掛け合いがとてもリズミカルでおもしろいのですが、ハビエルのお話に寄ると「全てシナリオ通りに演じています。アルモドバル監督自身が面白い人なので、彼が作る即興での会話が元々面白いので、私たちが即興をする必要がないのです。撮影中も笑いの絶えない現場になっていました」ということでした。監督は完璧主義なので、とても細かいことでも納得がいくまでやりなおすようですが、これまで激しいストーリーが多かったアルモドバル監督のコメディもぜひ観てください。公開は2014年1月25日です。
そしてラテンビート映画祭は東京は10/14まで新宿バルト9、京都は10/17から20までT・ジョイ京都にて、横浜で10/24から27まで横浜ブルク13、大阪では11/8〜10まで梅田ブルク7にて開催します。
【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】
公式サイト:http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/
東京:10/14@新宿バルト9
京都:10/17から20まで@T・ジョイ京都
横浜:10/24から27まで@横浜ブルク13
大阪:11/8〜10まで@梅田ブルク7
『アイム・ソー・エキサイテッド!』
2014年1月25日全国公開
配給:ショウゲート
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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