トーキョー女子映画部の取材リポート

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28 11月

自主制作映画のはずが、スタジオジブリのあの方の一声で大きく進展!?

Posted in 未分類 on 28.11.13 by Merlyn

映画『ハロー!純一』記者会見、満島ひかり、森下能幸、森岡龍、加部亜門(子役)、大嶋康太(子役)、椙杜翔馬(子役)、堀田耀平(子役)、西田光貴(子役)、佐々木りお(子役)、芽奈(子役)、石井克人監督、芳岡篤史監督、川口花乃子監督

2013年11月27日、本作の記者会見が行われました。会見は本物の学校の教室で行われ、黒板には映画のイラストを担当した下田昌克によるかわいらしい絵も描かれていました。黒板に机や椅子など、教室ってやっぱりどこか懐かしさを感じる空間ですよね(笑)。 

この記者会見では映画のなかで活躍している7人の子どもたちがMCを担当していました。7人もいるので掛け合いのようなスタイルでしたが、子役というだけあり言葉に抑揚をつけて一言ずつ丁寧に話していたので、さすがだなと思いました。
さっそく子どもたちから監督3人に「どうして今回は監督が3人なんですか?」と質問されると、川口監督は「2年前に石井監督のお母様が書いた(自費出版の)本を頂きました。内容は小学生の日常を描いたお話で、シンプルなのにすごく魅力的なものでした。その後その本を映像化することになり、本の内容以外にも小学校の頃の思い出についていろいろな方に取材して3人で脚本を書きました。その結果3人で監督をしようということになったんです」と話しました。次に「なんでこの映画は自主制作映画なのに、僕たちがこんな風に記者会見をしたり大ごとになったんですか?」と尋ねられると石井監督は「始めは自主制作映画なので身内だけで作って映画館1館ずつに“この作品をお願いします”と声をかけていこうと思っていました。でも撮影が始まったら満島さんや皆さんのお芝居がすご過ぎて“この映画はこれではいけない”と思い、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに宣伝について相談しに行きました。そしたら“石井君には宣伝は無理だから(笑)、僕が紹介してあげるよ”と言われ配給会社(株式会社ティ・ジョイ)の方を紹介して頂きました」とコメント。まさかスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの名前がここで登場するとは驚きですね。

そして劇中で巻き髪、ミニスカートにハイヒールで挑んだ満島ひかりは子どもたちとの共演について「私は大人よりも子どもとお芝居する方が好きです!みんなお芝居がとても上手で、演技なのかそうでないのかがわからなかったので尊敬しています。でも撮影中にみんな恋愛でいろいろがあり過ぎだったかなと思います(笑)」と話すと、子どもたちは目を合わせあって苦笑していました。


満島ひかりは役柄のアンナ先生風に自己紹介!

満島ひかりはプライベートでも子どもたちとメールでやり取りをしたり、お互いに舞台などを観に行ったりしているようですよ。会見中もとても仲が良い雰囲気が伝わってきましたが、映画のなかでの子どもたちとのやり取りが気になりますね。次に石井監督作品のほとんどに出演しているという森下能幸は「今回も声を掛けて頂けてすごく嬉しかったです。毎回いろいろな方と共演しているのですが今回は子役のみんなとも共演できて楽しかったです」と話しました。映画のなかでは森下能幸の長セリフのシーンがあるようで、そのあまりのすごさに満島ひかりは涙が出るほどだったというお話もありました。子どもMCの代表として純一役の加部亜門は「この映画は2年前に撮影をしていたので、もうそろそろ公開しないのかなと思っていました。そしたらついに2014年2月15日に公開されることになり嬉しいです。観ると心が動く映画になっているので、ぜひ映画館に行って観てください」とコメントしました。

その後映画館で映画を観ることについての話題に変わり、石井監督は「僕は学生のときにほとんど毎日映画館に行っていました。今は映画館が危ないという話もありますが、子どもの頃に映画館に行く習慣があれば絶対に大人になってからも映画館で映画を観たくなると思います。今の子どもたちにまずは映画館がこういう場所なんだよということをわかってもらいたいですね。この映画は小学生以下なら無料で観ることができるので、誰かが観られないということはありませんし、教室での話題にもなると思うのでみんなに観て欲しいです」と話しました。本作は保護者(成人以上の方)が1名いれば小学生以下は何人でも全員0円で鑑賞することができます。ぜひ友だちも誘ってみんなで楽しんでみてはいかがでしょう?

満島ひかりは今回の会見に劇中のアンナ先生をイメージさせる巻き髪にハイヒールのスタイルで登場していてとてもセクシーでしたが、子どもたちと話す様子はかわいらしくてとても素敵でした。また登壇者全員が退場したあとに戻ってきて「今日はありがとうございました。よろしくお願いします」と挨拶するなど気さくさを感じとても好印象でした。本作は何度でも観たくなる映画だとスタッフ、キャスト共に話していましたが、どんな内容なのか本当に楽しみですね。ぜひご自身のお子さんや周りにいるお子さんと一緒に映画館で観ましょう!

『ハロー!純一』
2014年2月15日より全国公開
【小学生以下0円興行】
配給:ティ・ジョイ

http://hello-junichi.com/
© 2012 Nice Rainbow/Ishii Katsuhito

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