第27回東京国際映画祭、映画『ビッグ・アイズ』スペシャルプレゼンテーション、ティム・バートン監督
2014年10月31日、第27回東京国際映画祭にて映画『ビック・アイズ』のスペシャルプレゼンテーションが行われ、ティム・バートン監督が登壇しました。この日がハロウィンの当日だったことから、監督は笑顔で「ハッピーハロウィン!」と言いながら登場、「この映画はまだ仕上げている最中ですが、たくさんの人が集まってくれて感謝しています」と笑顔でコメントしました。また、今回の映画祭にてSAMURAI賞を受賞したことについては、「賞を頂くことができ、今日は僕のラッキーデイです。しかもハロウィンですし、さらに嬉しいです」と話しました。ティム・バートン監督の作品には、奇妙なキャラクターがたくさん登場しますが、やはりいろいろなキャラクターが街に溢れるハロウィンという日が大好きなようですね。また、会場には仮装をして来場したお客さんもおり、監督は手を振って応えていました。
そして、映画『ビッグ・アイズ』に込められた思いについて「この映画に登場するアート(“BIG EYES”シリーズ)は、僕が子どもの頃に近所の家のリビングとか、病院の待合室など、どこにでも飾られていたんです。子どもながらにすごく不思議な絵だなと思っていて、大きな目に見つめられているようで気持ち悪いと思いました。このアートをすごく好きな人もいれば、大嫌いな人もいます。そんな奇妙なアートが持つインパクトに、子どものときから興味がありました。最近になってキーン夫妻(“BIG EYES”シリーズの作者)の特殊な関係を知り、映画化することにしました」と語りました。奇妙な作品に子どもの頃から興味があるとは、ティム・バートンらしいですね。どんな幼少期を過ごしていたのかも気になります。
続いて、主演のエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツについて監督は、「2人とも本当に素晴らしい俳優で、一緒に仕事ができて良かったです。このような素晴らしい俳優やアーティストとコラボレーションできることは、僕にとっての最大の喜びです。特にこの映画においては演技が重要で、エイミーもクリストフも本当に演技派な役者なので、演じてもらえて嬉しかったです」と話しました。
全米公開が2014年12月25日、日本公開は2015年1月ということで、この日は映画の上映はなかったのですが、それにも関わらず会場は満席で、監督の人気と本作への期待値の高さを感じました。本作はいつものような奇妙で不思議なキャラクターが主人公というわけではありませんが、だからこそティム・バートン監督がどんなドラマを見せてくれるのか楽しみですね。来年の公開までもう少し待ちましょう。
『ビッグ・アイズ』
2015年1月公開
配給:ギャガ
© Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
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ティム・バートン監督来日!子どもの頃から奇妙なアートに興味あり?映画『ビッグ・アイズ』 はコメントを受け付けていません