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26 11月

監督が中学生キャストに指導し続けたのは、挨拶と人の話を聞くこと『ソロモンの偽証』

Posted in 未分類 on 26.11.14 by Merlyn

映画『ソロモンの偽証』製作報告会見、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子、宮部みゆき(原作者)、成島出監督

2014年11月12日、本作の製作報告会見が行われました。今回の会見には、オーディションで選ばれた中学生キャストと佐々木蔵之介を始めとした豪華俳優陣と監督、原作者が登場。まずは、映画化について原作者の宮部みゆきは「成島監督から大変熱のこもった丁重なお手紙を頂き、その段階で監督にお預けしようと思いました。監督のほかの作品を拝見していたので、その点からも本作の映画化が楽しみでした」と語りました。監督は「今回はプライベートで、原作を購入したんです。なので全然映画の企画とは関係なく読んだのですが、1巻を読み終わってこれはおもしろい映画にしたいと思い、すぐに出版社に原作権について問い合わせました。その後に『八日目の蝉』を一緒に作ったチームに“今が1巻目で、この本があと2冊出るんだけど、映画化はどうかな?”と相談をしました。さらに原作が3巻あるので、映画化をしたとしても前後篇でやらないとダメなんだと話したら“腹をくくってやります”というお返事を頂いて、それで『八日目の蝉』のチームが再結成したんです」と映画化の経緯を話しました。

主人公を演じた藤野涼子その後中学生キャストへと質問が移り、オーディションで選ばれたときの気持ちについて、藤野涼子(藤野涼子役、役名を俳優名としてデビュー)は「受かったという知らせを聞いたときは、喜びよりも緊張という感情の方が大きくて、主人公を自分が務められるのかという不安と、なぜ演技経験の少ない私が選ばれたのかという疑問でいっぱいでした。役を演じるにあたっては、涼子は人のことをよく考えて行動するキャラクターなので、私自身ほかのキャストの方が今何を考えているのかを考えながら行動することを心がけました」とコメントしました。板垣瑞生(他校生の神原和彦役)は、「最初のオーディション台本がすごくおもしろくて、受かったときはこの台本の続きがやれるんだと思い、すごく嬉しかったです。神原役を演じる上では、監督から“神原くんは頭が良くて意志が強い少年だから、声を低くして姿勢を良くして”って言われたのでそこを特に意識して頑張りました」と話しました。中学生キャストのオーディションは、約1万人もの応募があったそうです。そこから半年に渡ってさまざまな審査をし、審査以外にも2ヶ月に渡る合同ワークショップなども行われ、最終で33人に決まったそうです。

そんな子どもたちとの共演について、佐々木蔵之介(藤野涼子の父親役)は「撮影に入る前に監督から“藤野涼子は本当に新人なので、なんとか支えてあげてください”とお話がありました。それからリハーサルに入って、涼子の演技を見ていたら本当に全身全霊で役に体当たりしていて、まだ何の技術も小細工もなく、毎日ひたすら台本と真剣に向き合って、役にもがき闘っていました。その様子にはいつも衝撃を受けていたので、どちらかというと僕が彼女たちから毎回教わっていたように思います」と話しました。黒木華(先生役)は「初めて会ったのは教室のシーンだったんですけど、リハーサルで見させて頂いたやり取りよりも本番の方がさらに進化していて、こんなにすぐに集中して成長していて吸収していてすごいなと思いました。私も見習って頑張ろうって思いました」と話しました。


そして今回メインとなる中学生キャストたちを審査し、起用した監督は「演出っていう演出はこの子たちにはできないのでほとんどしていません。とにかく言っていたのは、朝来たら“おはようございます”、お昼なら“こんにちは”ってちゃんと挨拶できる人になってくれというところから始まりました。人間としてきちんと人の気持ちがわかる、人の言葉をちゃんと聞くことができるようにしようと思っていたんです。“きちんとお芝居なんてしようとしなくて良い、そうやっているうちに君に役が降りてくるから、真っ白になってそれを受け入れなさい”と言い続けていました。みんなそれぞれ個性があるんですけど、痛々しいくらいに純粋なんです。それが最終的にこの子たちを選んだ理由でもあるんですけど、その純粋で美しい魂にこの映画を賭けようと決めました」と語りました。

中学生キャストは、すごく緊張した表情をしていましたが、話す言葉は中学生とは思えないくらいしっかりしていて驚きました。その辺ももしかしたら監督や共演俳優の方を見て学んだ成長の表れなのかなと思いました。キャスト全員を紹介することはできませんでしたが、本作には『渇き。』のボク役が記憶に新しい清水尋也や、お笑いコンビまえだまえだのお兄ちゃん、前田航基も出演しています。会見中は初々しさで眩しかった彼らですが、映画のなかではシリアスな学校裁判のシーンもあるそうです。彼らのどんな活躍ぶりをスクリーンで観られるのか楽しみです。公開は【前篇・事件】が2015年3月7日、【後篇・裁判】が4月11日です。

『ソロモンの偽証 前篇・事件』

2015年3月7日より全国公開

『ソロモンの偽証 後篇・裁判』

2015年4月11日より全国公開

http://www.solomon-movie.jp/

配給:松竹

© 2015「ソロモンの偽証」製作委員会

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