トーキョー女子映画部の取材リポート

『アジョシ』ウォンビン、キム・セロン、イ・ジョンボム監督来日記者会見

2011年8月30日に行われた本作の記者会見会場は女性がいっぱい。普段こんなにいましたっけ？と思うほど、女性記者が多かったのでびっくりしました。そして、会場にぎゅうぎゅうに詰めかけた記者を前に登場したウォンビンはとってもクール。『ブラザーフッド』で来日したときにも取材に行ったのですが、今回はかなり大人っぽくなっていました。それにしてもかっこよさは変わらずです（笑）。

で、今回は「アジョシ＝おじさん」役ですが、ウォンビンはまだおじさんには見えないことで、キム・セロンにとって「アジョシ」と呼ぶことは違和感がなかったのかという質問が出ました。キム・セロンは、役名として呼んでいるので特に呼びにくいということはなかったとのこと。実は始めはウォンビンがこんなに人気のある俳優だと知らなかったようです。ちょっと人見知りにも見えるウォンビンですが、現場ではキム・セロンに毛布を持ってきてくれたり、お腹が空いてそうなときは食べ物を持ってきてくれたりと優しい一面を見せていたようです。本当にどこまでかっこいいんでしょうね、この人は（笑）。

本作にウォンビンをキャスティングした経緯については、監督が「『母なる証明』で、これまで彼が出てきた作品と違う部分が見られた。兵役を終えて出てきたあとの彼なら新しい顔を見せられるし、この役ができると思った」と語っていました。確かに、あのハードなアクションと、一部ダークな役柄は、いろいろな経験を重ねてきたからこそ味が出てきたと思いましたし、アクションにも説得力がありました。劇中では人間の脆さと強さの両方を表現しているウォンビン。ぜひ、俳優としての新しいウォンビンを見て欲しいと思います。

『アジョシ』
2011年9月17日より全国公開
配給：東映
http://ajussi2011.jp
©2010 CJ ENTERTAINMENT INC & UNITED PICTURES. ALL RIGHTS

トーキョー女子映画部での紹介記事

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