『キツツキと雨』記者会見
2011年10月22日から開催の東京国際映画祭コンペティション正式出品作品となる本作。10月23日には、沖田修一監督、役所広司、小栗旬が記者会見を行いました。
まず、役所広司、小栗旬とも監督経験があるけれど、それは演じる上で影響があったのかという質問が出ました。役所広司は「俳優として映画の現場を見てきて、沖田さんが書かれた俳優とかスタッフは、かなりリアルに描かれていますし、誇張された部分もありますが、“こういう人いるな”と皆で言いながら楽しんでやりました。その意味では演じる上で役に立ったことはたくさんあります」と答えていました。小栗旬は「映画の中で幸一が一度逃げ出そうとするシーンがあるんですけど、ああいう気持ちは自分も映画を撮っていたときは毎日感じていたことでした。やりたいと言って自分で始めたことだったんですが、いざやり始めてみたらこんなに大変なんだと思いました。だから今回の役をやるときに、自分も同じことを考えてやってたなと思いましたね」と語っていました。二人ともこういう経験があったからこそよりリアルな演技になっているんでしょうね。
そして、今回は映画祭ということで会場には海外からの取材陣もいて、いつもとちょっと違った感じでした。そんな海外から取材に来ている方から「監督のユーモアはどこから来ているのですか?」という質問に、監督は「どこから来てるんでしょうね〜(笑)?必死で生きている人を映画に登場させて、その人たちが物語を作っていくと、ごく自然に人間の持っているおかしさが押しつけがましくなく脚本にのることがちょくちょくあります。そういうのを大事にしながら、また俳優さんが脚本を楽しんで演じて頂けると言うことでどんどんユーモアが生まれてくるのかなと思います」と沖田監督。
まだ本編を観ずにこの会見に参加したのですが、かなり気になってきました。公開は2012年2月11日です。お楽しみに!
『キツツキと雨』
2012年2月11日より全国公開
配給:角川映画
http://www.kitsutsuki-rain.jp/
©2011「キツツキと雨」製作委員会
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
『キツツキと雨』役所広司、小栗旬、過去の監督経験を語る はコメントを受け付けていません