『パパが遺した物語』来日舞台挨拶、アマンダ・セイフライド、IMARU(花束ゲスト)
2015年10月11日の午前、本作の主演アマンダ・セイフライドが来日しました!赤いドレスで登場したアマンダが日本語で「オハヨウ、アリガトウゴザイマス!」と挨拶すると、会場からは“フォー!”という声援や拍手がわき起こり、続けて「本当に温かい歓迎をありがとうございます。この作品は私にとってとても大切な作品なんです。多くの方の心に響く作品だと思っております。こんなに朝早くから多くの方が観に来てくださって嬉しいです。本当はこのままここに残って皆さんと作品を楽しみたいんですが、今日帰国しなければいけないのでそれは叶わず残念です」と歓迎に応えました。日本についての印象を聞かれたアマンダは、「日本という国と何かすごく繋がりを感じています。自然や、今あるものに感謝する心など…。去年初めて京都に足を運んだんですが、人生最高の経験でした。日本には常に早く戻ってきたいなと思っています。日本への思いは来る度に大きくなっているように思います。大好きな来日だからこそ、今回は母も一緒に来日しました」と語りましたが、話す姿がすごくキュートでした。
本作の脚本を読んだときの感想については、「素晴らしい出来の脚本で、捻りもあって、心に響くものがありました。自分を泣かせる脚本はそうないんですが、泣いてしまうような脚本は自分にとってとても大切な物語でもあるわけなんです。父と娘の絆が素晴らしくて、時間や空間を越えて2人の関係が描かれている点がすごく自分に響いたところですし、特別な作品です。ガブリエレ・ムッチーノ監督がメガホンを執るというのを知った上でこの脚本を読んだのですが、彼はとてもイタリア的で情熱的なので、彼がこの作品に必要な深さをもたらしてくれるのを確信していました」とコメントしました。
そして、花束ゲストでIMALUが登場すると、やはり話題はパパと娘の話に。司会から「お父さんとの印象的な思い出は?」と聞かれると、アマンダは「私の父もコメディアンなんです。と言っても家庭のなかだけですが(笑)、とてもユーモアがあって大好きです。IMALUさんは?」とふると、IMALUは、「映画のイベントなので映画の思い出話をすると、私は小さい頃から映画が好きで父も好きなのでよく映画を観に行ってたんですが、字幕でハリウッド映画を観るときは、子どもなのでまだ漢字が読めないじゃないですか。だから全部横でアフレコをしてくれてました。全部の役を声を変えて字幕通りにセリフを言ってくれて、そうやってずっと観てて、当時はそれでおもしろかったんですけど、今考えると周りの方達にとってはすごく迷惑だったなと思います(笑)」と父、明石家さんまらしいエピソードを披露してくれました。それに対してアマンダは、「その時には楽しくて、迷惑をかけている自覚がなくて、むしろ良かったですね」と優しくフォロー。続いて、本作にも描かれる、父に似た人を好きになってしまうという設定について、アマンダは「さっき父にはユーモアがあると言いましたが、パートナーにもユーモアを求めます。父の良い面も悪い面も、自分が惹かれる男性が持っていることは多いですが、自然なことだと思います。でも全然恥ずかしいとは思いません。だって父は最高だし、温かいし、とても親切ですから」と返しました。こんな素敵な言葉をこんな美しい娘に言われるなんてアマンダのお父さんってとても幸せですね!どんなお父さんか見てみたい(笑)。次にIMALUは、「(私は好きな人が父に似ているか)あまり気にしたことは無いです。でもこの映画を観て、“この人が僕の人生を変えた”と言うくらい尊敬している人の娘に恋をするって、すごくロマンチックだなと思います。私に置きかえると、父に憧れている芸人さんが私に恋をしてくれるってことじゃないですか。あり得ないことですけど、本当に恋をしてくれたら本気の恋だと実感できると思ったので、この映画の主人公はとてもラッキーな女性だと思います」とコメントすると、アマンダもすごく同意していました。最後にアマンダは「皆さんの姿をこの作品のなかできっと見つけることができると思います。それだけパワフルな作品です。私の大好きな作品を皆さんもぜひ気に入ってくださると嬉しいです」と締めましたが、自分探しの物語とも言える内容ですので、いろいろな視点で楽しんでください。
2015年10月3日より全国公開
ギャガ
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父と似た人を好きになってもいいじゃな〜い『パパが遺した物語』アマンダ・セイフライド来日 はコメントを受け付けていません