映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』ジャパンプレミア、マーク・ライランス、本田望結
スティーブン・スピルバーグとディズニーの初タッグで贈るファンタジー・アドベンチャー、『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のジャパンプレミアが2016年8月31日に都内で行われ、主人公の心優しい巨人BFGを演じたマーク・ライランスと、日本語吹替版で少女ソフィーの声を担当した本田望結が揃って登壇しました。
MCの呼び掛けで最初にステージに登場したのは、本田望結。金の刺繍をあしらった白いワンピースで登場した本田は、清楚なオーラをまとったディズニー・プリンセスのよう。取材陣も一斉にカメラのシャッターを切り、会場が一気に華やぎます。
「もう一人、私の好きな人が来てくれています!BFG!Please Come Here~!」本田の呼びかけとともに、ステージ上の幕に大きなBFGのシルエットが映し出され、マーク・ライランスが登場。盛大な拍手で迎えられたライランスは、感謝の意を表すように会場に向かって深々と一礼。続いて、本田の前まで行くと静かにひざまずき、笑顔で挨拶のハグを交わしました。スマートでダンディーなこの振る舞い、さすがは英国紳士です!
本田は少し照れた表情を浮かべながらも、果敢にも英語で自己紹介。「Hello. It’s very nice to meet you. My name is Miyu Honda. I play the voice of Sophie. I’m so happy to meet you. Thank you for taking your time to meet me. (訳:はじめまして、本田望結です。ソフィーの声を演じました。お会いできて、とてもうれしいです)」
ライランスは、一生懸命に話す本田を優しい笑顔で見つめながら、「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝を伝えました。
改めて来日の感想を聞かれたライランスは、「コンニチワ!マーク・ライランス デス。7メートルの巨人サイズじゃなくて、ごめんなさい(笑)。子どもの頃から、いつか日本に行きたいと思っていました。この映画のおかげで夢が叶い、とても嬉しいです!」と、日本語を交えてコメント。実は大が付くほどの親日家なのだそうです!
本田は、「このような素晴らしいステージに、BFG役のマークさんと立てて幸せです!でも、お会いするまでは7メートルの方だと思っていたので、飛行機に乗れるのか心配していました(笑)」と茶目っ気たっぷりに話し、会場の笑いを誘いました。
お互いの印象を聞かれると、まずはライランスが「ミユはなんてかわいいんでしょう!ファッションも、ヘアスタイルも完璧。ソフィーを演じるのに最高の女の子です!」と絶賛。本田は「本物のBFGに会えて夢のようです。オーディションに受かった時は、本当に嬉しくて、ソフィーになりきるために台本を何度も読みました。BFGが夢を届けてくれたのかな、と思っています(笑)」と相思相愛の様子を見せました。続けて、それぞれが演じたキャラクターと自身の共通点を聞かれると、ライランスは「長年独り暮らしをしているベジタリアンなところ。日々のスケジュールがすべて決まっていて、混乱してしまうことがあるのも自分と似ています」と回答。本田は「ソフィーの明るくて好奇心旺盛で、走るのが大好きなところ。負けず嫌いな部分も似ていると思います」と、役柄さながらの活発さを挙げました。
スピルバーグ監督について聞かれたライランスは、「監督からこの作品のオファーを受けたのは『ブリッジ・オブ・スパイ』の撮影に入って2日目でした。一緒に長く過ごしていないのに、大役をオファーしてくださって驚きました。BFGの撮影現場はすごくクリエイティブでした。最先端のテクノロジーを駆使していましたが、核の部分にはスピルバーグ監督の芯の強さと懐の深さが常にありました」と知られざるエピソードも披露。初となるパフォーマンス・キャプチャーでの演技については、「イマジネーションで演じる世界は、日本の能や狂言に近いと思いました。演技が抑圧されるのではないかという懸念がありましたが、むしろいつもより自由でした。キャプチャーの対象物以外は映らないので、監督がいつもすごく近くにいて。さすがに“監督、近いです”と言いましたよ(笑)」と笑顔で述懐。さらに「友人の野村萬斎さんが『シン・ゴジラ』で、ゴジラ役をパフォーマンス・キャプチャーで演じていると聞いて、興味をもちましたし、きっと違和感がないだろうと思いました」と意外な交友関係も語ってくれました。
夢の配達人であるBFGにちなみ、それぞれが抱く夢について質問をされると、本田は「大好きなディズニー映画で、スピルバーグ監督の作品に参加できて、今が夢のようです。ドッキリなんじゃないかなって(笑)」と冗談を交えながらも謙虚に回答。MCからハリウッド進出への展望を聞かれると「そうですね、何でも挑戦してみたいとは思います…」と、アカデミー賞助演男優賞にも輝いた世界的なスターを前にしているせいか、少し遠慮がちにコメント。その様子にライランスは「僕の夢はハリウッドでなく、黒澤明監督の映画に出ることでした。歌舞伎の舞台に立つことも夢ですが、言葉の壁もありますし、この年で女形は大変だと思うから(笑)、来世では歌舞伎役者になりたいです」と、さりげなくフォロー。親日家ぶりとともに温かな人柄が伝わってきました。
イベントの最後には、映画のなかでBFGが吹く“ドリーム・トランペット”を、ライランスが一吹き。すると、ステージ上の大きな木に次々と“夢の光”が灯り、“ドリーム・ツリー”が出現。夢を詰め込んだ“ドリーム・ジャー”も一斉に輝き出し、会場は幻想的な雰囲気に包まれました。
本田は「私が日本中にこの夢を届けますね!」とライランスに向かって宣言し、それを受けたライランスは「ありがとう!この夢、そしてこの作品が多くの子ども達、そして大人に届くといいなと思います。 夢は時に人生の聡明なアドバイスにもなります。この映画をきっかけに夢に耳を傾けてくれたら嬉しいです。ぜひ本作を楽しんで下さい!」と会場に語りかけ、ファンタジックで温かな空気に包まれたジャパンプレミアは終了しました。
『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月17日より全国公開です!
『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
2016年9月17日より全国公開
公式サイト
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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マーク・ライランスが親日家ぶりを披露!『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』ジャパンプレミア はコメントを受け付けていません