映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹監督
本作のPRで、キャスト、監督が一同に登壇。今回ツンデレな王女様を演じた綾瀬は、役作りについて聞かれると「この前に強いキャラクターを演じる機会が続いていたので、逆に強くなり過ぎないように気を付けました」と答えました。映画監督志望の純朴な青年を演じた坂口は、司会から今回のコミカルな演技が新鮮だったと言われ、「台本を読んだ時に、おもしろいことをやったほうが良いのかなと思ってたんですが、監督と相談して、おもしろい芝居というよりは、一生懸命やっている健司の姿をお客さんがみてクスッとなってくれたら良いなというところで落ちつきました。意外と自分のなかでは(故意にコミカルにしようとは)気にしてなかったかも知れないですね」と撮影当時を振り返りました。続いて王女役の綾瀬について感想を聞かれると、坂口は「美しかったです!クランクインをして、美雪の衣装を着た瞬間から美雪姫としていらっしゃって、僕も健司としてお芝居がしやすかったです」と絶賛。中尾も「美しかったです!衣装も素敵でしたし、監督もこの作品で色にこだわられていて、仕上がりを観た時にカラフルで素敵な世界だなって思いました」とコメント。
この日、会場には中尾のお母様が来ていたようで、「今日は、俺の母ちゃんが来てるんですよ。だから(声援が)“健ちゃん、健ちゃん”ばっかりだと悲しむから、ちょっと多めに僕のもください(笑)」と言うと、会場からすかさず“あきよし〜!あきよし〜!”と沢山の声援が飛びました。親孝行で良いですね。観客の皆さんもノリが良くて温かくて、作品のムードに会場全体が包まれているという感じでした。看護師役を演じた石橋杏奈は、「10年くらいこのお仕事をさせてもらっているんですけど、事務所のオーディションでこの業界に入りました。綾瀬さんのお顔が載っているポスターを観て、オーディションに応募したんです。なので、この場に立てているのが感動です」と喜びを露わにしました。監督は本作のこだわりについて、「綾瀬はるかさんを、綾瀬はるか史上一番美しく撮りたいと思ってやりました。あと昭和35年が舞台なんですけど、日本の高度成長期の活気ある雰囲気が自然に出せれば良いなと思いました」と話しました。
本作の王女と健司の関係性にちなんで、振り回すほうか、振り回されるほうか、と聞かれると、本田翼は「どっちですかね。結局振り回すのも嫌だし、振り回されるのも嫌なんですよね。(どちらかというと)振り回されるほうですかね?」答えました。石橋杏奈は「私は振り回されるほうだと思います。尽くしちゃいますね」と率直に回答。中尾明慶は、「振り回せたことが一度もないから、振り回したいです。(僕って)どう考えても振り回せそうにないじゃないですか。憧れますよね、女性を振り回すって。(家庭では)どちらかというと、僕のほうが追い込まれている感はあるかも知れないです(苦笑)。どちらかというと、ですよ!(一般的に)女性のほうが、皆さん絶対振り回していると思いますよ。男が振り回すってなかなかないと思うから、女性は気付かないうちに男性を振り回している生き物だと…。すいません、僕が恋愛を語って(笑)」と、家庭事情がちらっと伺えるコメントで盛り上げました。そして、女性の意見を求められた綾瀬は「そのほう(奥さんが主導権を握っている家庭)がうまくいくのかも」と中尾の意見に賛成しました。
続いて坂口が「僕は振り回されているふりをするタイプですね」と言うと、「どういうこと?」と皆疑問に思ったのか、何とも言えない反応が会場から沸き起こりました(笑)。坂口は「今中尾さんがおっしゃった、振り回したい人の気持ちもすごくわかるんですけど、それができないから、振り回されているんだけど、振り回されてやってるんだぞという感じですかね(笑)」と真相を語ると、会場からは“カワイイ〜”という声がたくさん聞こえてきました。綾瀬は「振り回しているようで、振り回されてる。どうなんだろう?時と人に寄りますよね」と、綾瀬らしさの伺えるコメントをしました。
最後に綾瀬は「この2人は触れられないという特性があるんですけど、当たり前が当たり前じゃないんだなってことで、いろんな身近なことに感謝ができる映画だなって思いました。観終わった後に優しい気持ちや温かい気持ちになれると思います。皆さん、そんな気持ちになって、明日からも良い日を過ごしてください」と締めました。コミカルでロマンチックな本作、女子の皆さんは絶対に好きだと思います!劇場で観て、スクリーンからヒロインが飛び出してくる感覚もリアルに楽しんでください。
『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア:2018年1月18日取材 TEXT by Myson
『今夜、ロマンス劇場で』
2018年2月10日より全国劇場公開
公式サイト
©2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会
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