『ローン・レンジャー』来日記者会見、アーミー・ハマー、キャイ〜ン天野ひろゆき&平愛梨(花束ゲスト)
2013年5月13日、『ローン・レンジャー』PRのため、タイトルロールを演じたアーミー・ハマーが来日。さわやかなファッションで登場し、ラフなのになんだか上品でした。育ちの良いぼっちゃんという感じですね。
本作は先住民の保留地で撮影されたようで、一番近いホテルでも5時間かかるところだったため、撮影場所の平原のど真ん中でキャンプをしたとのこと。夜にはキャンプファイヤーをしたり、プロジェクターを利用してそびえ立つ崖の表面に歌詞を映してカラオケパーティをしたり、毎日楽しく過ごしていたそうです。想像しただけでもかなり壮大なカラオケパーティ、やってみたいもんですね(笑)。
そんな神秘的な場所での撮影についてアーミー・ハマーは「白人を見たことのない先住民の子供たちは、僕のことを物珍しく思って近づいてきて、肌が白いのでペンキでも塗ってあるのかと言わんばかりに手をとって確認したりしていました。ある日、一人静かに星空を眺めたいなと思って、火をおこし、かまどみたいなのを用意して料理を作っていたら、何もない真っ暗闇からインディアンの女性が1人現れました。彼女がちょこっと隣りに座ったので料理をすすめたら口に合わなかったようで、一回いなくなりました。また戻ってきたと思ったら、名物料理の揚げパンをご馳走してくれました。お互いに名前すら知らないですが、そんな神秘的な時を過ごしました」と語ってくれました。そのインディアンの女性が羨ましい(笑)。
そして、この日は『ローン・レンジャー』公開記念 写真投稿コンテストの特別審査員を務めるキャイ〜ン天野ひろゆきと平愛梨が、それぞれローン・レンジャーになりきった衣装で登場。2人とも背が低いので、196㎝のアーミー・ハマーと並ぶとすごい身長差でした(笑)。アーミー・ハマーは、2人に対して「自分よりも似合う」と褒めたり、天野ひろゆきのジョークに乗っかったり、とてもノリが良かったです。さらに好感度アップですね。
当日は会見の前に何シーンか披露されたので、それを観た天野ひろゆきは聞きたいことがたくさんあったようで「すごい高いところに立ってましたけど、あれもリアルですか?」と質問。アーミー・ハマーは「実はあれはスピリット・プラットフォームという名前がついているんです。スタントなしで自分がやりましたが、眼下に見下ろす崖っぷちに立てられていて、谷底まで1000メートルくらいある高さなんです。スタントマンと準備をしているときに、“綱の結び方知ってる?上に登ったら自分でやってね”と言われ、移動はすべてヘリコプターという感じでした」と答えましたが、実際にそのシーンがどんなものかを知っていてこの話を聞くと本当に驚きます。ほかのシーンも体が傷だらけになるくらい自分でスタントをしたというアーミー・ハマー。迫力満点のアクションと、ジョニー・デップとの掛け合いをぜひ楽しんでください!
『ローン・レンジャー』
2013年8月2日より全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
http://www.disney.co.jp/loneranger/
©Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.
トーキョー女子映画部での紹介記事
イイ男セレクション http://www.tst-movie.jp/selemen.html#selemen_ARMIE_HAMMER
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
身長196㎝の貴公子『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー来日 はコメントを受け付けていません
『中学生円山』完成会見、草彅剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオル、宮藤官九郎監督
宮藤官九郎監督は本作について「すでに観た方からの感想を聞くと、“おもしろかったね”と言われたあとに“よくやらせてもらえたね”と言われます(笑)。本当によくやらせてくださいました!ありがとうございます(笑)。この中学生円山は、僕が本当に平凡な中学生だった頃に妄想に浸っていた、中2から性的なものに興味を持ち始めたのでその辺が映画に投影されています。きっと中学生は誰でもこういう感じだと思いますよ(笑)」と答えました。監督自身の妄想経験がかなり映画に反映されているようですね。これがもし本当だとしたら中学生の女子は確実に引いてしまうと思いますが、ギャグ満載で大人目線では楽しめる作品となっていますよ。
円山克也を演じた平岡拓真は、「この円山克也という役は、エッチでくだらない妄想で頭がいっぱいな思春期まっさかりの中学生で、草彅さんが演じる下井と出会うことで本当の正義とは何なのかを自分なりに考えて成長していく役です。撮影中は特に気にならなかったのですが、実際に完成した映画で自分が脱いでいるシーンを観たら“僕は何をやっているんだろう”と思ってしまいました(笑)」とコメント。これにはMCも「それは全部監督のせいですね!」と返し会場は爆笑に包まれていました。平岡拓真は劇中かなり活躍していて、本当に体当たりの演技が際立っています!
『オブリビオン』来日記者会見、トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督
MCより「久々のSF映画ということですが、この作品はどのようなところがズバ抜けているのでしょうか?」と尋ねられると、トム・クルーズは「私は今までに『マイノリティ・リポート』『バニラ・スカイ』『宇宙戦争』といったSF映画に出演してきましたが、今回はそのどの作品とも違う観たことがないSF作品になったと思います。この作品は映像が本当に美しく人間性もよく捉えられた、非常にユニークでロマンチックな作品になりました。きっと観る度に新しい発見があると思います」とコメントしました。トム・クルーズは今回も大活躍していますが、ジョセフ・コシンスキー監督と組んだことによりまたいつものトム・クルーズとはひと味違った雰囲気を感じることができます。

『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス来日
会場には東京都北区立桐ヶ丘中学校の生徒さんが約40名記者席に来ていたのですが、それを知ったジェイデンは舞台を降りて、彼らのところに駆け寄り、声をかけたり握手したり挨拶していました。サービス精神旺盛なところはお父さん譲りですね。
そして、会場に来ていた中学生からの質問で「一番楽しかったシーンは?」という質問には、「あんまり一緒のシーンがなかったんだよね。僕はずっと外で戦っていて、お父さんはずっと船の中だったし。全部行動を起こしていたのは僕のキャラクターの方だし(笑)」とジェイデン。それに対してウィルは「確かに今回は君の方が働いたよ」と答え、ジェイデンが「でもお父さんもずっと現場にはいてくれたしね」と言うと、ウィルは「そうそう、現場にはいたし、僕の方がギャラは多いしね(笑)。それは親子として当然だよね」と綺麗にオチをつけ、親子漫才のようでした(笑)。そしてさらにウィルが「このポスターの絵柄も好きだよ。ジェイデンの顔は若くて恐怖に恐れてる顔だよね。一方、僕の方はベテランの顔で強靭だ!」と言うと、ジェイデンが「(ポスターのデザインにある)船の上に立ってるのは僕だよ。劇中ずっとお父さんは船の中にいるから安全なところにいる顔なんだよ。僕のキャラクターは外でずっとアドベンチャーを切り抜けているんだから!」と反論。ちょっとムキになっちゃうところが子どもらしくかわいかったです。
『ベスト・キッド』で来日したときよりもさらに大人っぽくなっていたジェイデン。むしろウィルよりも落ち着いている(というかウィルがハイテンション過ぎるのか)ようにも見えましたが、一生懸命答えようとする姿勢に好感が持てました。一方ウィルは毎度のことながらユーモアたっぷりで会見を盛り上げてくれて本当に楽しかったです。この日はフッテージを16分ほど鑑賞しましたが、壮大なスケールのSFに親子愛も描かれたドラマチックな展開が期待される内容でした。公開が待ち遠しいですね。
『アフター・アース』


『ANIME CONTENTS EXPO』2013年3月30日・31日開催
本当にたくさんの展示がありましたが、アニメで観ているキャラクターやアイテムが3次元で展示されていると、迫力がありますね。
慣れない会場のなか、なんだか知っている人にあったかのような安心感を得てしまいましたが、アニメじゃないのにどさくさに紛れてという感じが笑えました。
それにしても日本のアニメ界は本当に活気がありますね。こういう熱狂ぶりを見ると日本にはまだまだ元気が残ってるじゃないかと少しほっとします。ネット社会になり、誰にでも作品を公開できる機会が増えたこともあって、昔よりもさらに“コンテンツ”という言葉が浸透してきましたが、“コンテンツ”は財産であることを改めて実感しました。手軽にコンテンツを入手できる時代になったからこそ、より作品を大切に扱い、作者の権利なども守りながら、楽しむようなルールやモラル、マナーも必要ですね。
『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン監督、樹木希林(特別ゲスト)
まず一つ目の質問は「現在75歳のホフマンが、なぜ今初監督に挑んだのか」について。実は奥さんから、この映画化をやらないなら離婚すると言われたそうで、それについてホフマン監督は「長年、監督業はしたいと思っていたんです。妻とは36年くらい一緒にいますが、これまで監督業をしようと思って脚本を準備して、でも資金繰りなどがうまくいかずということもあって、飛び込み台の端まで行っても飛び込む勇気がないということが何度もありました。今回は脚本がとても気に入りましたし、共感したところはピークを過ぎてしまった老齢のミュージシャン、アーティストたちができる題材ということでした。妻からは“あなた今やらないなら、いつやるの?75歳じゃない!”と言われてやることに決めましたが、“これを監督しないんだったら別れるわ”と言った妻に対して、逆に僕は“この映画をやってヒットしなかったら、僕がお前と別れるぞ”と言いました(笑)」と答えました。うまい!この回答で、ホフマンのユーモアに溢れチャーミングな一面がすぐに伝わってきました。
『カルテット!人生のオペラハウス』
『君と歩く世界』ジャパンプレミア、マリオン・コティヤール、ジャック・オディアール監督、中谷美紀(特別ゲスト)
2013年3月26日、本作のPRのためにフランスを代表する人気女優マリオン・コティヤールと、ジャック・オディアール監督が来日しました。マリオンは日本語で「コンニチハ」と挨拶。マリオンはフランスの国民的歌手の壮絶な一生を描いた『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(2007)で、フランス人としては史上2度目となるアカデミー賞主演女優賞を受賞。同作のPRで来日してから6年ぶりに日本に来てくれました。
そして、この日はマリオン・コティヤールと同い年(37歳)の日本の女優代表として中谷美紀が登壇。中谷美紀は「失った両足以上に、ステファニーは仕事や自尊心や周りの人々との信頼関係など、目に見えない多くのものも失ったと思うのですが、そんな姿を見ていてとても辛かったんですけども…。粗野で無思慮で自分勝手な男性、普通に考えたら愛せるタイプではない男性との出会いによって希望を見出していく姿に心を打たれました」と感極まりながら映画の感想を語りました。中谷の目には涙が溢れていたのですが、その言葉にマリオンは「いつも感動したという方のお話を聞いて私自身も感動するのですが、中谷さんという女優さん、こういう職業を知っている方がそう言ってくださると本当に嬉しいです」と答え、ハグで思いを返していました。“女優”として戦う同士という感じで、ビビビっと来たんでしょうね。言葉でなく心が通じたという空気がこちらにも伝わってきました。で、中谷
美紀は時折、フランス語を流暢に話していて「まさか、この日のために?!」とも思いましたが、以前から勉強していたのにせよ、とても女優魂を感じたし、ドレス姿のマリオンを立てるためなのか、黒いパンツスーツで登場したのもかっこいいなと好感度がアップしました。
『君と歩く世界』
『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之
大本監督は自身が担当した『火要鎮(ひのようじん)』のコンセプトについて、「初めから短編として企画を立ち上げました。10分くらいですので、やっぱりやるなら時代劇かなと。あまりCGに頼らずに、着物は手描きの柄を貼り込んだり、手描き感を出したかったんです。それはそれで大変でしたけど」と語りました。着物の柄って言われてみれば描くと大変そうですね。私たちが想像していない部分でも、アニメはとても手が込んでいるんだなと思いました。
うのは想像もしてなかったんですけど、とても責任を感じました。どれだけ自分がやれるんだろうというのはありながらも、本当に素晴らしい原作なので完成度も底上げされるし、スタッフが優秀だったので良い作品になったと思います」と語りました。私は原作を知らなかったのですが、このお話を聞いて、とても興味を持ちました!やはり、今回登壇した方のお話から大友監督はクリエイターたちの憧れの存在なんだなと実感。大友監督の代表作と言えば、私は『AKIRA』を思い浮かべますが、衝撃を受けた作品の一つです。
『SHORT PEACE』
『ジャックと天空の巨人』アフレコイベント、ウエンツ瑛士、平愛梨、ゴリ(ガレッジセール)
ウエンツ瑛士はジャック役について、「僕が今までやった吹き替えのなかでは一番普通の役で、フラットな状態で行いました。というのも、役作りしていたときに、(日本後吹き替え版の)監督さんからメールを頂いたのですが、『とにかくずっとフラットで、ウエンツさんそのものでやってください』と言われたので、声を変えずにやらせて頂きました。普段と違うことをやるのが映像の吹き替えなので、そのままというのは珍しいことでしたし、むしろ普段通りでいることに苦労しました」とコメント。また、今回アフレコ初挑戦だった平愛梨は「リアクションや、息づかいとかも演技をしている女優さんに合わせることなどとても勉強になりました。絶叫するシーンも多く、アトラクションに乗ったような感じがしてすごく楽しかったです」と笑顔で回答していました。
ロン将軍を担当したゴリは「こんな膝が震えるような恐ろしい役をどうやったら良いのかなと思いました。始めは低い声で役作りして行ったのですが、監督さんに『良いね、ゴリさん!イメージ的にはすごく良いんだけど、もうちょっとゴリさんのなかにある巨人ぽさを出してくれる?』って言われて困りました(笑)。最終的には、棒読みでやるくらいの人間らしい感情を付けないことが監督にとっての巨人ぽさだったようです」と語りました。実在しないものの声を出すことは本当に難しそうだなと思いました。本作(日本語吹き替え版)では、ゴリ以外にも巨人役を山里亮太(南海キャンディーズ)、千原せいじ(千原兄弟)らが挑戦しているようです。それぞれの巨人ぽさがどう表現されているのかに注目しても楽しめそうですね。