『LIGHT UP NIPPON』発起人の高田佳岳、音楽担当・坂本龍一が登壇
2012年7月7日より公開した本作は、DVDも同時リリース、オンデマンド配信も同時スタートという異例の展開をしています。これらの収益は2011年3月に被災した東北の復興支援にあてられます。そして、2012年7月9日、本作の舞台挨拶が行われ、発起人の高田佳岳、彼の活動に賛同し音楽を担当した坂本龍一が登壇しました。
今回協力することになった経緯について坂本氏は「まず発想がユニークだと思った。被災地で同時に花火大会を実施しようとなぜ考えたのか、今でもわからない(笑)。あと、高田くん自身がユニーク。会社員なのに仕事をほったらかして、大丈夫なのか?と思った(笑)」とコメント。それに対して、高田氏は会社の上司にも理解を得ていると答えました。
今回映画化に至るまで活動を広めた高田氏は、「これから日本にとって大切なことは?」と聞かれ、「昨年この花火大会をやるために4ヶ月間活動してきて、1つ自分が初心にかえって思ったことは、いろんなしがらみや難しいことは普段たくさんありますが、自分が思ったこと、信じたことに勇気をもって飛び込んでやってみてもいいのかなと思いました。自分が中学生くらいのときはずっとそうやってたと思うんですけど。ちょっとくらいケガはするかもしれないけど、今回やってみて良かったと思います。“よくそんなに頑張れるね”と言われるんですが、自分自身では頑張ってる気は全然なくて、楽しいからやってるというか、自分が好きなことだから、自分が信じていることだから進んでいけると思っています。そういう動きがどんな小さなことでも良いので、たくさんの人でどんどん連鎖していって、みんなが
前向きに日本中が明るくなればと、生意気ですがそう思ってます」と語りました。坂本龍一氏は、「国の形っていうのは、その国の人間で決まるので、おもしろい人間がいるかどうかだと思うんです。日本からスティーブ・ジョブズのような人が出てくるのがいつになるかわかりませんけれど、過去には黒澤明という人もいます。そういう人間が4人も5人も出てくれば、もっと日本は世界から尊敬されます。高田君はそういう素質を持っている。本当にユニークな発想をもって、実行できる若い人なので、そういう人間がたくさん出てくれば素晴らしいと思います」と話しました。
今回の活動を知って、1人の思いは小さいようで大きい、そう思いました。東北の方の支援をするのが第1の目的ですが、日本中が元気にならなければいけないという思いも伝わってきました。このメッセージを受け取った私たちの行動1つもとても大きいということだと思います。劇場、DVD販売が同時展開していますので、皆さんも1アクション御願いします。
東北復興支援プロジェクト「LIGHT UP NIPPON 2012」
映画『LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火』とは
ある一人の会社員が「震災で中止になった東京湾花火大会の花火って、どうなるんだろう?」と疑問を抱いたことで始まったこのプロジェクトは、”東北を、日本を、花火で、元気に”をスローガンに、昨年8月11日、地元の人々の協力のもと、東北の太平洋沿岸10ヵ所で一斉に花火を打上げました。本作は、初めて被災地入りした日から、様々な困難を被災地の方々とともに乗り越え、花火大会が成功するまでを追いかけた900時間にも及ぶ映像をまとめたドキュメンタリー作品。本作の収益は、今年も8月11日に、昨年よりも規模を拡大して、実施される花火の運営費に充てられます。
『LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火』
2012年7月7日(土)〜7月20日(金)、新宿バルト9他にて全国公開
【DVD】
7月7日(土)〜7月20日(金)写真集付き特別DVD(予定)上映劇場窓口限定にて販売。(一部除く)
7月7日(土)よりTSUTAYA、TSUTAYA DISCASてDVDレンタル開始(予定)
配給:ティ・ジョイ
©2012 LIGHT UP NIPPON PARTNERS
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
『LIGHT UP NIPPON』東北を花火で元気にしたいと思った1人のサラリーマンの思いはここまで広がった! はコメントを受け付けていません
『アメイジング・スパイダーマン』来日記者会見 マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、マット・トルマック、アヴィ・アラド (後者2名プロデューサー)
2012年6月13日、本作のPRでキャスト、スタッフが揃って来日。アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンは2回目の来日ですが、今回はリース・イーヴァンズと、マーク・ウェブ監督も初の来日を果たしました。私も個性派俳優リース・イーヴァンズを一目見たかったので来日が嬉しかったです。日本で世界最速公開される本作ですが、それぞれ感想を聞かれると、アンドリューは「僕は3歳の頃からの大ファンで、このキャラクターが動く姿を3Dで観られるなんて本当に素晴らしい。自分が飛んでいるような興奮を覚えました。でも僕が彼(ピーター)な訳で…と混乱しながら観ました(笑)。このキャラクターは僕の人生をかたちづくったとも言えるくらい重要です。彼になりきってこのスーツを着るというのはもう圧倒でした。トビーの仕事を継げたのも名誉ですと答え、エマは「IMAXで自分を見るのはおすすめで
きないです。だって3Dであんなに巨大なんだもの(笑)。映画はすごく大好きでした。スパイダーマンと3Dは完璧なマッチですね。それに私はニューヨークに住んでいたので、ニューヨークの景色がとても美しく描かれていたのも嬉しかったです」と相変わらず表情豊かに話す姿がキュートでした。そして、リースは「エマが言ったように、私も初めて3Dで自分の姿を見て、とても奇妙でした。それにあんなに大きなトカゲを見るのは貴重な経験ですよね。技術の進歩に驚きました。CGの中に自分がいる、そのリアルさに良い意味で嫌でもあり、同時に感動も覚えました。好きなシーンはたくさんあるのですが、おばさんのために卵を持って帰るシーン。世界を悪から守るという大きな仕事をしながらも、小さな約束も守る。それがこのキャラクターの恒久的な人気に繋がっているのだと思います」とスマート答え、隣りにいたアンドリューがその答えに嫉妬と賞賛でリースの腕に冗談でパンチしていました(笑)。
そして、リースは、「リザードという人々の恐怖の対象をどのような気持ちで演じましたか?」という質問に、「リザードは人の命を救いたいという、飢えのような気持ちから生まれたモンスターです。ただし彼は冷血動物の心が人間の倫理に影響を及ぼすという点を見逃していました。リザードという存在は「警告」だと思うんです。人間のそういった技術がどんな影響を及ぼすのかという警告。彼を怖いと思うのであれば、それは人間が怖いということ。つまりモンスターは人間の中にいるということだと思います」と、また見事に回答し会場からは拍手が。新たなストーリーとして始まった『アメイジング・スパイダーマン』では、完全な悪役がいないというか、物事は白黒だけで片付けられない部分を描いていたり、いろいろな角度から物事を考えるという視点を提示しているように思いました。アクションがもちろんすごい映画ですが、人間ドラマとして存分に楽しめる作品です。

キャスト・スタッフに補ってもらうんです。監督は助けてくれる人を呼び集めるのが仕事。今回は集まったメンバーがとても贅沢でしたが、本作はその贅沢さと作風のギャップが見どころです」と答えてくれました。
『愛と誠』
『外事警察 その男に騙されるな』舞台挨拶イベント
笑顔で登壇した本人を見て、ここぞと公認でものまねのお許しを得ようと御願いしてましたが、渡部篤郎は快諾。ついには、渡部篤郎5段オチまで本人参加で行いました(笑)。
『外事警察 その男に騙されるな』

を演じる上で、トミーの研究をしたそうですが」と聞かれると、「全然していないよ(笑)。でも、トミーは僕の演技を気に入ってくれたよ」と返答。こういうやりとりのとき、ウィル・スミスも爆笑してますが、舞台下で様子を観ているウィルの奥さんジェイダ・ピンケット=スミスも加勢するように盛り上げているのがさすが夫婦と思いました。
『メン・イン・ブラック3』
『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップ、ティム・バートン監督来日会見
そして、本作は1960年代に放映されていたテレビシリーズの映画化ですが、2人とも大ファンだったとのことです。ジョニーはバーナバス・コリンズというキャラクターに夢中でだったそうで「バーナバスはなりたくもないのに、ヴァンパイアにさせられたというキャラクターだったので、映画化するときにその雰囲気を映画に持ち込みたいと思いました。陸に上がった魚のような雰囲気のキャラクターなんです。18世紀後半という非常にエレガントな時代から、1972年に蘇るわけですが、この時代は映画、音楽、芸術、ファッションなどあらゆる点で奇妙なものが流行していた時代です。ティムと僕は当時は普通とされていることがばかげていると思いました。そういうのを今回持ち込んでおもしろかったです」と語りました。
『ダーク・シャドウ』
2012年5月10日、辛酸なめ子氏(漫画家/コラムニスト)と、映画ライターでロマンポルノに詳しい久保玲子氏によるトークショーが行われました。トークショーの前に女性限定で、数ある作品のなかから『白い指の戯れ』を観賞。『白い指の戯れ』は辛酸氏のチョイスとのことでしたが、この作品は松田優作主演の“遊戯”シリーズなど人気作品を次々と撮った村川透監督のデビュー作なんだそうです。ほかにものちに大物になった監督のなかには日活ロマンポルノを撮っていた方も多いようですが、久保氏によると「このロマンポルノは一世を風靡した日活アクションが下火になって、60年代後半に大衆娯楽が映画からテレビに移行した時期に日活が映画界に激震をもたらした路線変更でした。一般の映画の四分の一という製作費に、製作日数も10日間でスタッフも半分という厳しい条件でしたが、ロマンポルノが始まった時代というのは50年代からフランスの方でヌーベルバーグが流行った時代で、それを受けての大島渚監督らの松竹ヌーベルバーグの影響を受けた若手監督が活躍していました」と解説。続けて「ポルノという枠はありますが、何箇所かセックスシーンがあれば後は何でもやって良いというすごく自由な雰囲気の中で、スター監督が登場して、その後の日本映画を代表するそうそうたる監督の登竜門になっていきました」とのこと。
今回、初めて日活ロマンポルノを観たのですが、思ったほど露骨なセックスシーンはなく、アダルト映画というよりもちゃんとドラマのある映画でした。決まったカット数のエロシーン(前貼り使用で本番はナシだったそうです)を入れるという制約さえ守れば自由に作って良いというなかで、当時の若手監督たちが自分たちのセンスをぶつけていたのが伺えます。当時のファッションや東京の町並みを観るという意味でも楽しめました。あと今活躍している有名監督の過去作を観てみるのもおもしろそうですね。ぜひ、映画好き女子なら一度は観てみて欲しいと思います。
『バトルシップ』監督・キャスト来日会見
二人とも長身でスタイル&ルックス抜群の金髪なので、とても華がありました。二人が登場したときは、まるでファッション・ショーのように見えました。ブルックリン・デッカーは元モデルさんだし納得ですね。ちなみにアレクサンダー・スカルスガルドは『ドラゴン・タトゥーの女』にも出ていた俳優ステラン・ステルスガルドの息子です。彼は『トゥルーブラッド』というヴァンパイアドラマのエリック・ノースマン役で既に日本でも人気が出てきていて、記者からそのことを言われ、舞い上がっていました。「日本のあなたの女性ファンに本作のオススメコメントを」って聞かれてるのに、返しが全く答えになってなかったのが笑えました。お茶目です。そして、私が見逃さなかったのが、フォトセッションのあいだ、ずっとアレクサンダーがブルックリンの腰に手を回しているんですよね。何かで手を離してもまた回す…の繰り返し。この絡め方は友だち以上だとか、絶対できてるな、もしくはくどいている最中か?とか、余計なことを考えながら、またカメラをパシャリ。
役どころではテイラー・キッチュとブルックリン・デッカーが恋人役なのですが、なんだか異様な風景でした(笑)。そんな色恋沙汰が関係なさそうな本作ですが、結構女子にも楽しめる恋愛ネタがありますので、このスケール感と迫力、ラブストーリーを楽しんでくださいね。
『ジョン・カーター』アンドリュー・スタントン監督、テイラー・キッチュ、リン・コリンズ来日
『ジョン・カーター』
『タイタニック 3D』ジェームズ・キャメロン監督来日
『タイタニック 3D』