映画『銀魂』ジャパンプレミア、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文、吉沢亮、早見あかり、ムロツヨシ、長澤まさみ、岡田将生、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、中村勘九郎、福田雄一監督
空知英秋原作の大人気コミックを、超豪華キャストで実写映画化した『銀魂』のジャパンプレミアが東京ドームシティホールで行われ、主演の小栗旬を筆頭に、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文、吉沢亮、早見あかり、ムロツヨシ、長澤まさみ、岡田将生、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、中村勘九郎ら豪華キャスト陣と、メガホンを執った福田雄一監督が登場しました!
“夏だ!祭りだ!銀魂だ!”と銘打たれた本イベント。オープニングでは、ナゾの宇宙生物エリザベスが神輿に乗って登場し、続いて浴衣姿の登壇ゲスト達がレッドカーペットに次々と登場すると、会場は本物の夏祭りさながらの大盛り上がりをみせました!登壇ゲスト総勢15名。これだけの人気者がズラリと並ぶ姿は壮観のひと言です!
主人公の坂田銀時を演じた小栗は、「普段はぐうたらだけど、守るべきもののためには戦うところがカッコいい!」と自身の役の魅力を語りました。撮影に10日もかけたという殺陣のシーンに話がおよぶと、鬼兵隊の岡田似蔵役を演じた新井から「小栗くんも、正直アラフォーだし。撮影の合間はずっと座っていたよね」と暴露され、照れ笑いを浮かべるシーンも。
登壇者の中ではひときわ小柄ながら、キュートな出で立ちでアイドルオーラをバンバン放っていた神楽役の橋本環奈。会場から「かわいい〜!」という声援が飛び交うと、なぜか平賀源外役のムロが「ありがと〜♪」と手を振り返すボケをかまして会場を笑わせました。
志村新八役を演じた菅田は、撮影中の橋本について「鼻をほじったり、ゲ○吐いたり、アイドルらしからぬ行動なのに、誰よりも楽しんでいたよね。カメラマンにもケンカ売り出すし」と絶賛(?)。橋本から「売ってないよ!」とツッコミが入るも、さらに悪ノリした福田監督が「ちょっと!菅田くん、それ事務所NGだから!卒業したのに、まだアイドルのイメージ保っているみたいでさぁ…」と話に乗っかり、橋本から「やめてもらっていいですか!?」と強めのダメ出しを受ける一幕も(笑)。
次にマイクを向けられたのは真選組の3人衆。近藤勲役の中村は「(撮影中)僕はほとんど裸。ロケの合間は裸にガウンを着ていたので、みんなから“AV男優”と呼ばれていました」と話すと、登壇者達は大爆笑。小栗も「初めて会った時からずっと(全裸で)ハチミツまみれ。役者魂を見せてもらいました!」とコメントし、土方十四郎役の柳楽は「3人で真剣な話をするシーンなのに、(中村が)全裸で素振りしているので、笑いをこらえるのが大変で…」と述懐。すかさず監督から「柳楽くんは、ここでNG4回も出したよね。さすがに“柳楽ぁぁぁ〜!!”って呼び捨てで叫んだよ」と暴露されました。人気キャラクターの沖田総悟を演じた吉沢は「原作ファンの皆さんの反応が怖かった。殺されるんじゃないかって…」と不安な気持ちを吐露。監督からに「キャラクタービジュアル解禁の時、ファンの反応はすごく良かったよ」と伝えられると、「ありがたい。うれしいです!」と笑顔を見せました。
神楽との戦いのシーンに挑んだ来島また子役の菜々緒は「私は銃だったから。楽な武器を使って撃っているだけで…」と謙遜ぎみにコメントするも、橋本は「段取りの時点から、菜々緒さんがかっこよすぎて!ダメ出ししようがないって感じでした」とベタ褒め。菜々緒は嬉しそうにほほえみ返すも、監督に対しての不満は抑えきれなかったようで「“編集で切るから”と言われたNGシーンがそのまま使われていました。試写室で“裏切られた!”って思いました」と怒りをぶつけました。さらに、アクション撮影中に福田監督が寝ていたことも暴露。慌てた監督が「だって、アクション監督が別に入っていたからさぁ…」と言い訳をするも、ほかのキャスト達からも「アクションシーンのあいだ、ずっとケータイを見ていた!」「ツイッターと食べログばっかり見ていたよね!」などとクレームの集中砲火を浴びていました。ちなみに、高杉晋助役の堂本剛からは「お前、完全に寝とったやろ!」と怒られ、水をかけられてしまったそうです(笑)。
志村妙を演じた長澤は、劇中で見せた変顔について「(完成作品を観たら)反省点が見えちゃって。もっとやりたかったです」と福田組で感化され、何かに開眼してしまった様子(笑)。ようやくマイクが回ってきた岡田は「ずっと喋ってなかったから、早く喋りたかった!」とボヤき節。クールな桂小太郎の役作りについては「“地”で演じたようなもの。今までクールに生きてきたので…」とコメントするも、ムロから「しゃべりだまさき?」と意味不明な茶々を入れられ、「うるせーよー!」と絶叫。続けて、菅田から「まさき〜!」とコールされ、「お前もまさき〜!」と返すなど、共演者達からイジられっぱなしで会場を爆笑させていました。
ほかにも、武市変平太役の佐藤が、“福田”と監督の名前が入ったうちわを持った来場者に、「すぐ捨ててください!」と呼びかけたり、村田鉄夫役の安田がひときわシリアスな表情で「本当に明るくて楽しい現場でしたね…」とコメントするも、ムロに「あの人、一番ふざけてるぅ~!」と絡まれ、村田鉄子役の早見を呆れた表情にさせたり、ついには佐藤が「福田組には、はっきり言って遊びに来ています!ほかの現場ではちゃんとやります!」と堂々と宣言するなど、(予想通り)悪ふざけと悪ノリが炸裂し、終盤はカオス化した福田組のジャパンプレミア。最後は小栗が「…こんな映画です。皆で楽しみながら作ったので、きっと楽しんでもらえると思います」とキレイにまとめ、熱気冷めやらぬなかイベントは終了しました。
SFと時代劇が融合された世界で、人情と笑い、そしてド派手なアクションが炸裂する本作。2017年7月14日の全国公開を楽しみにお待ちください!
ジャパンプレミア:2017年6月28日取材 TEXT by min
『銀魂』
2017年7月14日より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
©空知英秋/集英社 ©2017 映画「銀魂」製作委員会
トーキョー女子映画部での紹介記事
■映画批評、デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
■TJE Selection イイ男セレクション/小栗旬
■TJE Selection イイ男セレクション/菅田将暉
■TJE Selection イイ男セレクション/柳楽優弥
■TJE Selection イイ男セレクション/新井浩文
■TJE Selection イイ男セレクション/吉沢亮
■TJE Selection イイ男セレクション/ムロツヨシ
■TJE Selection イイ男セレクション/岡田将生
■TJE Selection イイ男セレクション/佐藤二朗
■TJE Selection イイ男セレクション/安田顕
■TJE Selection イイ男セレクション/中村勘九郎
超豪華メンバーが集結してお祭り騒ぎ!大爆笑に会場が揺れた『銀魂』ジャパンプレミア はコメントを受け付けていません
映画『カーズ/クロスロード』新車発表会見、ブライアン・フィー監督、アンドレア・ウォーレン(プロデューサー)/松岡茉優、藤森慎吾(日本語吹き替えキャスト)
人気シリーズ第3弾となる『カーズ/クロスロード』の公開を前に、監督のブライアン・フィーと、プロデューサーのアンドレア・ウォーレンが来日し、日本語吹き替えキャストとして新キャラクターを演じる松岡茉優と、藤森慎吾が、本作の“新車発表会見”に登壇しました。イベントの最初は、アンドレア・ウォーレンとブライアン・フィー監督による、まさに“新車発表会”さながらの新キャラクター紹介が行われました。プロモーション映像
がすごくカッコ良くて、アニメーションなのに車達の質感がとてもリアルだし、実写を観ているようでした。記者からはキャラクターのモデルとなる実在の車などはあるのかと質問が挙がりましたが、監督は「キャラクターによっては既存車がモデルになっている場合もあります。今回新しく登場したジャクソン・ストームについては、マックィーンと並んだ時に、マックィーンが年を取っていると見えるようにしたかったんです。瞬時にどっちが速いかわかるような車にしたくて、高性能車で、車体を低くして、ホイールを大きくすることによって、ブルドッグとサメを掛け合わせたようなキャラクターになっています。クルーズ・ラミレスは、若いキャラクターで、レーシングカーではないんです。いわゆるストリートカーなんですが、初めて観た時に力強さ、優美さが伝わるように作りました」と解説しました。
る作品にすることです。1作に5年ほどかかるので、制作途中、何度も観ることになりますが、実際に観て自分達に響くかどうかということを大切にしています。そして、ゴールは涙して頂くことではないですが、何かしら感じて欲しいというのはありますし、その結果、大人が涙する作品になったのかなと思います」と付け加えました。
続いて、この日は“新車発表会見”ということで、新車=新キャラクターを演じた松岡茉優と藤森慎吾が登壇。監督は藤森の印象を「チャラい」とお約束の言葉で表しましたが(笑)、そんな藤森は今回のキャラクターでは、チャラさを封印したことを告白。
松岡茉優は「ずっと好きでシリーズを観てきた者としては、マックィーンがどういう時も信じて支えてくれるメーター達との絆にグッときました。私が演じたクルーズがクライマックスで大活躍します。私も冒頭から泣きっぱなしで、私が今後後輩ができた時にも観たいなと思う映画です。今の皆さんがどう感じるか、数年後に観たらどう感じるか。振り返った時に宝物のように輝き続けている作品だと思うので、ぜひ公開中、何度も観てください」とコメントしました。試練に立ち向かうマックィーン達の姿、見逃すわけにはいかないですね。
『カーズ/クロスロード』
Blu-ray&DVD『2PM WILD BEAT ~240 時間完全密着!オーストラリア疾風怒濤のバイト旅行~【完全初回限定生産】』来日記者会見&ファンミーティング、チャンソン(写真左)、ジュノ(中央)、ウヨン(写真右)
2017年6月17日、アジアのNo.1野獣アイドル“2PM”のうち、ウヨン、ジュノ、チャンソンの3名が来日しました。正直なところ、私はこの取材をするまで、グループ名と野獣アイドルと言われていることくらいしか知りませんでしたが、会場に近づくと開場時間までまだまだ時間があるのに女性達がたくさん集まっていて、その人気ぶりをすぐに実感しました。この日は2回のファンミーティングのあいだに、マスコミ向けの記者会見が行われたのですが、私は先に会見に出席し、その後のファンミーティングに参加。会見の段階では、彼等のキャラはあまり掴めていないままだったのですが、ファンミーティングで観客と交流する彼等を観て、その魅力にいろいろ気付かされるところがありました。ということで、まずはファンミーティングの模様からお伝えします。
3名は、会場を埋め尽くす多くのファンに大歓迎され登壇。ジュノが「今日は0からだんだん盛り上げていって、10にしていく」と宣言すると、「上半身脱いじゃうんじゃない?」と、他の2名が煽るシーンも(笑)。そんな仲良しムードで和やかに始まったファンミーティングでしたが、彼等の挨拶のあと、『2PM WILD BEAT ~240 時間完全密着!オーストラリア疾風怒濤のバイト旅行~』の一部が放映されました。本編中では、今回来日できなかった、ジュンケイ、ニックン、テギョンも含めたメンバー全員のはっちゃけっぷりが映し出されていて、会場は終始笑いに包まれていました。6人ともとても仲が良くて、観ていて微笑ましかったのですが、これは人気の理由の一つだなとひしひしと感じました。一部しか観なくてもメンバーそれぞれの個性がありありと映し出されていて、容姿の良さだけではない魅力も感じられました。
Q:最近何にドキドキしましたか?
そして記者会見では、今回の旅で一番感動したことを聞かれると、ウヨンは「僕はペンギンを観ながらすごく驚いたんですが、オーストラリアを語るときはやはり大自然がすごいと言われますが、ペンギンを観ていると彼等には彼等のルールがあると感じられて、そのペンギンの生活ぶりを観ながら、大自然を感じました」と答えました。今回の旅で自分がワイルドだなと思った事を聞かれると、ウヨンは「(旅のなかでゲームをして“王様”になるという設定があり)王様になって、お金を全部僕が持って使う時に、ちょっとだけワイルドに思えました」とカワイイ回答。ジュノは「僕は心配する時にワイルドだったかなと思います」と答えて、司会からどういうことか聞かれると、さらに「チャンソンに“お金、整理して!”って言ったり、ウヨンに“我慢しなさい”とか、皆に計画を話す時にだけ、ワイルドだった気がします」とユニークに返答しました。チャンソンは「“WILD BEAT”ですけど、一度もワイルドではなかった」と裏の裏をかいた回答をしました(笑)。今日本でも人気のある韓国スターには当たり前なのかも知れませんが、彼等が日本語で普通に会話している事に驚きました。たまに聞き慣れない日本語が出てきた時や、複雑な事を返答する時にだけ通訳さんを通していましたが、99%は彼等がちゃんと日本語で会話していました。こういう努力もファンの心を掴む要因なんでしょうね。今回の来日イベントはトークのみで、野獣な面は見られませんでしたが、ライブでは野獣ぶりが全開なんでしょうね。マッチョ好きなだけに、彼等のライブにも興味が湧きました。『2PM WILD BEAT ~240 時間完全密着!オーストラリア疾風怒濤のバイト旅行~【完全初回限定生産】』には、彼等の魅力がいっぱい詰まっているようなので、ファンの方はもちろん、彼等にちょっと興味が湧いた方もぜひ観てみると、虜になると思いますよ!
映画『結婚』完成披露試写会、ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵、萬田久子、貫地谷しほり、西谷真一監督
そんなディーンとの共演について、柊子は「お会いしてすぐにダンス・レッスンのシーンがあって、ダンスの先生に体を近づけないと踊れないよと言われたんですが、“初対面でそんな、わ〜!”と思ったんですが、ディーンさんは本当に優しくて、ありがとうございましたという気持ちです。全部委ねちゃいました。結局私、踊ってないです(笑)」とコメント。するとディーンは「でも、ダンスってリードする側とされる側という役割があって、僕が男性だからリードする側でしたが、信頼して頂いてすごくスムーズにできました」と、フォロー。ここでも紳士ぶりをさらっと見せてくれました。
萬田久子はディーンと2度目の共演をした感想を聞かれると、「一言では難しいけれど、私はディーンが遠いところを見ているようなところが好きなんです。うまく言えないんですけど、そういうところが女性のハートを、“私のほうを向いて”みたいにね…。それはテクニックでもないし、生まれ持ってのものなんだと思うんですけど。結婚詐欺師とわかっていても、ずっと騙され続けていてあげようと思えちゃう」とコメント。すると、ディーンは「なるほど〜。男は結局転がされているっていうことですよね。(女性は)騙されてやってるんだぞって」と納得していました。
『結婚』
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』夏祭りプレミア、ジョニー・デップ、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオ、中川大志、栗山千明(日本語吹き替え)
2017年6月20日、大きな船に見立てられたステージに、来日したキャスト、日本語吹き替えキャストが共に登壇しました。詰めかけたマスコミの数の多さは、本作への期待を感じさせましたが、テレビ番組の取材陣は、ジョニー・デップが扮するジャック・スパロウのコスプレをしていて、まさに会場はお祭りムード。イベントの前半は、キャスト達がレッド・カーペットで放送局などの取材に応じたり、ファンサービスをしました。
たっぷりファンサービスやテレビの取材に応えた後、再び全員が登壇。ジョニー・デップは、「コンニチハ」と日本語で挨拶しつつ、「意味はわからないんですけどね」とジョークを飛ばし、会場を沸かせました。カリーナ・スミスの日本語吹き替えを担当した栗山千明は「カリーナはとても聡明で意志の強い美しい女性です。そんなカリーナの吹き替えを担当させて頂いて本当に光栄に思っています」とコメント。
続いてヘンリー・ターナー役の日本語吹き替えを担当した中川大志は、「自分自身も本当に大好きで、いちファンとしてずっと観てきた作品だったので、こうしてパイレーツの世界に参加させて頂いて、そしてこの来日したお三方とここに並ばせて頂ける事が夢を見ているかのような気持ちでいっぱいです」と感無量の表情を浮かべていました。それに対してジョニーは「これは全部夢ですよ」とツッコミ(笑)。ガヤも得意なようでした。
続いて今作でヒロインのカリーナを演じたカヤは「ハーイ、コンニチハ。温かい歓迎をありがとうございます。日本のファンの方々は本当に素敵でとても優しくて、ジャック・スパロウの格好をしてきてくださった方もたくさんいて本当に嬉しいです」と喜びを表しました。ブレントンは「残念ながらジョニーのように日本語を覚えてくることができなくて失礼しました。皆さんありがとうございます。このスピーチを準備するのに大変時間を要しまして」とジョークを飛ばすと、ジョニーが「何日間もかかったんですよ」と応戦し、終始こんな感じの楽しい雰囲気でイベントが進行していきました。
ジョニーは冒頭から「コンニチハ」を連発し、イベント中、“どんだけ連発するねん”とツッコミを入れたくなるくらい繰り返していましたが、この場でただの“コンニチハ”をお約束のギャグにしてしまうセンス、素晴らしいです(笑)。もちろん、ちゃんとコメントもして(笑)、「皆さん本当にありがとうございます。日本にはもう何年も前から何度も来ています。世界中でも1番温かくて優しくて、歓迎してくださる国です。来る度に有り難く思っています。これは小〜さな独立系のインディーズ映画です。予算もほとんどなかったし、私達は愛だけで作りました。ですから誰も一銭も稼ぎませんでした。というのは嘘っぱちです。楽しんでください」と冗談を忘れずに、本作への愛を表現。通訳さんが訳しているあいだずっと、横でいたずらをしていたジョニーでしたが、終始遊び心を忘れず会場を沸かせてくれました。
そして中川大志が、来日したキャストについて、「カッコ良さと、あふれ出る色気に衝撃を受けまして、少しでもその色気を吸い取って帰りたいと思います」とコメントとすると、ジョニーがハグしてキス(笑)。ついでにブレントンや通訳さんにもキスして回るなど、本当にジョニーがアゲアゲでした。そんなジョニーはジャック・スパロウについて「この役はいろんな材料を入れ込んだスープのようなつもりで作りあげていったら、こういうキャラクターになりました。他は観客の皆さんが創り上げたんです。とにかく信じられないような事をいろいろやってるんですが、例えば岩が頭に落ちてきて、次のシーンでは絆創膏を貼ってるだけみたいなね。そういう事を皆さんが楽しんでくれたので、そのキャラクターを作ったのは皆様方なんです。だから私の仕事は皆さんの望みを叶えることなんです」と語りました。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩城滉一、仲村トオル、入江悠監督
公開に先立ち行われたジャパンプレミアに、豪華キャストが登壇。ネタバレに注意しながら、作品の魅力について語りました。まずこの役を演じる事になった時のことを聞かれた藤原は「いろんな人から受け継いだ熱いものをもって、演じていけば良いんじゃないかと思いました。それは伊藤さんとの共通のものでもあるし…。って、言えない事がいっぱいありますからね」と言いたくても言えない歯がゆさを滲ませ、コメントしました。
刑事役をやった伊藤は「刑事役がどうのこうのというよりも、今までのキャリアで一番この作品がやっていてきつかったです。初日から昼夜逆転で、3日間満さんと走るだけでした。だからどんなに揉めても良いからやめようかなと思いました」と、後半はジョークで笑いを誘いました。藤原と伊藤は今回初共演とのことですが、藤原は「ラーメン食べてたら、“竜也!”って呼ばれて見たら隣りに伊藤君がいたり、肉食ってる時も隣りをみたら伊藤君がいて」と、特に近所に住んでいるわけでもないのにプライベートでよく遭遇するというエピソードを披露し、2人の運命の巡り合わせを感じさせました。
過去のシーンで登場した野村周平は、「僕が生まれた年くらいの時代(劇中の設定は1995年)で演じさせて頂いたので新鮮でしたね。若い頃の伊藤さんも見られて良かったです。無邪気な笑顔がカワイイんですよ。ずっと無邪気なのに身体がすごい!」とコメント。そこへ「周平っていくつ?」と伊藤が問いかけ、野村が「23です」と答えると、伊藤が「(今の)周平より若い役を演じたわけだな」と言いました。それには野村も「そういうことになりますね」と、どういう反応をすれば良いかやや困っている表情に(笑)。それを察知して「それだけなんだけどな」と伊藤がいうと、また会場に笑いが起きました。
伊藤英明と共に刑事役を演じた竜星は、「英明さんと一緒のシーンが多くて、一番緊張したのが、2人で乗っている車を僕が運転するシーンでした」と語り出すと、「カメラが待っているところで車を停めないといけなかったんだよね。でも目の前にエキストラさんがいるんですよ。結構なスピードで入ってきてカメラの前の良い位置で停まらなければいけないので、本当に難しかったと思います。本番はほんと当たりそうになってましたからね」と伊藤が補足。さらに竜星は、「当たってはいないんですけど(笑)、その後トイレで英明さんに会った時に、“久しぶりに死ぬかと思ったんだけど”って言われて」とその時の撮影を振り返りました。伊藤も「僕もその1カットで、車からすぐ出ていかないといけないんですけど、内心“怖ぇ〜”と思いながら、プルッと震えてましたよ」と話しました。続いて早乙女は「伊藤さんと“初めまして”の日に、いきなり一本背負いされる
シーンがあって、ゴミの溜まり場にバーンって落ちる予定だったんですけど、1回過ってコンクリートに頭が落ちそうになった時がありました」と明かすと、「え〜!早乙女君、ほんと?」と投げた伊藤自身が記憶にない様子(笑)。早乙女が「そこを伊藤さんが気付いて、太ももをガッと頭の下に入れてかばってくれたんですよ」と伊藤のお手柄を披露すると、伊藤自身が「カッコ良い!」と自画自賛。会場からも拍手が起こりました。早乙女が「キュンとしました」と言うと、伊藤が「ごめん、俺結婚してるから」と返すと、早乙女も「僕も結婚してるんで」と応戦、ミニ漫才みたいになっていました(笑)。と、こんな感じで終始楽しいイベントでしたが、ここで初めて告白したいことを聞かれた仲村は「これ言っていいのかなと思う事を用意してきたんですけど、今一番言わなきゃいけないっていうか、言いたいのは、こ
の舞台挨拶でキャストがいろいろしゃべりましたけど、“報道陣の皆さん、使える言葉はどれくらいありましたか?”っていうことです」と告白(笑)。確かにイベントの様子を文章にまとめるのは難しいなと思っていたところに、このコメントでウケました。さすが仲村トオルですね!舞台挨拶はとても楽しい雰囲気でしたが、映画は一転して本当に緊張感バリバリです。衝撃の謎が隠された本作、ぜひ皆さんも驚いてください!
『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』
映画『武曲 MUKOKU』完成披露舞台挨拶、綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督
剣道の達人である父に育てられ、ある事件をきっかけに剣を捨てた主人公の矢田部研吾と、宿命のライバルとなる高校生の羽田融が出会い、切磋琢磨しながら成長していく姿を描く本作。研吾役の綾野は「とても男臭い作品になりました。以前、熊切監督とご一緒させていただいた時は、熊切組に入る喜びが強過ぎて、現場で地に足がついていない状態でした。気が付けば撮影が終わっていて、もし、許されるならもう一度やりたいと思っていました。今作では、撮影の2ヶ月前から剣の練習やトレーニングを開始して、アスリートの精神状態で現場に突入できました。アルコールを摂取すると筋肉の分解がすぐに始まっちゃうので、役に向き合っている期間は、アルコールも一切摂取しませんでした。そのフラストレーショがきっちり作品に生かされていると思います(笑)!」とストイックな役作りを振り返りました。
融を演じた村上は、「最高の役に出会えて、緊張の高まりが、今きています(笑)。こんな最高にかっこいい映画は、僕は日本では観たことがありません!この作品を、皆さんの世界に羽ばたかせることができて、うれしいです。ぜひ、体感して、喰らって帰ってください!」と自信満々にアピールしました。研吾の恋人のカズノを演じた前田も「皆さんの“待ってました感”、その高まった感情のまま、さらにもっと“すごいものを観た!”という感情を持ち帰ってもらえると思います」と笑顔で客席に語りかけました。
研吾と融の10分にも及ぶ決闘シーンも本作の大きな見どころ。演じた感想を聞かれた村上は「この作品に入る前に、剛さんから原作を読んでみてって言われて。融って役は無敵だと思いました。アクションシーンは、雨と風と炭が降ってきて、男2人がぐちゃぐちゃになって、何してんだろうって、2日間撮影して思いましたけど(笑)。でも、楽しかったです。突きゆびした時とか、剛さんが誰よりも早く“はい、アイシング!”って言ってくれて。こんな頼りになる人いるんだ、しかも俳優さんだ!と思って(笑)」と抜群のチームワークを語ると、綾野が「僕が原作を薦めたと言ってもらったけど、実は半分は企てで(笑)。僕は脚本を読んでいて映画化のことも知っていたけど、虹郎は知らなかったので、“武曲 MUKOKU”っていう作品があって、融っていう役が虹郎に合っていると思うな〜、みたいに振ったら、案の定“やりたいっす、自分!”って、引っかかってくれて(笑)」と裏話を暴露。そんな2人を間近で見ていた前田は「男の人って、やっぱカッコイイって思いました。もう、違うんです、熱量が。女の人には入っていけない熱いものを感じました。2人の決闘シーンは本当にすごいです!」と興奮気味に語りました。
本作の内容にちなんで登壇者それぞれのライバル・エピソードを聞かれると、綾野は「今作で僕が演じたのは矢田部研吾で、別のドラマ作品(『フランケンシュタインの恋』)で研さんっていう役をやっていまして(笑)、研さん対決だなって。天使のように優しい研さんと、地獄のような研さん。どっちが勝つか楽しみです」とさりげなく出演ドラマをアピール(笑)。
前田は「AKB48にいた頃は、ライバルという存在は、周りの人達が作り上げてくれたものがたくさんあったけど、今ではなくてはならない大切な存在になっていて、ライバルがいることはすごく幸せだなと思います。それぐらい切磋琢磨してやってきた、絆みたいなものがあります」とアイドルグループ時代を振り返りました。すると、またもや綾野が「気付いたんだけど、今日は僕がセンターに立ちゃってる(笑)!」と前田に立ち位置を譲る仕草を見せ、会場の笑いを誘いました。そんななか柄本は、「皆さん、ライバルということでなかなか言いにくいと思いますけど、僕は具体的に名前を出しますよ。劇団の時からですけど、佐藤B作と笹野高史です!笹野高史とはとっても仲が悪いです!」と高らかにライバルを名指しして、会場を爆笑で包みました。
最後はキャストを代表して綾野が「いろんな感情が入り混じっている作品です。そのなかでも1つ挙げさせていただきますが、誰しもが誰かの子どもであったということです。もう1つは、生きていること自体が希望であるということです。この作品を最後まで通して観ていただければ、本当に生きているだけで希望なのだなと体感していただけると思います。そして、虹郎と一緒に渾身のアクションがある剣道をやっています。最後まで見届けていただけたら幸いですし、この作品を一人でも多くの方に届けていただいて、愛してくだされば幸いです」と挨拶。熊切監督も「これだけの素敵な俳優さん達と、本当に熱量のある映画になったと思います。全身の細胞を開いて、全身で浴びるように映画を楽しんでください!」と力強くコメントして、舞台挨拶は終了しました。
『武曲 MUKOKU』
『20センチュリー・ウーマン』来日トークイベント、マイク・ミルズ監督
ファッションについは、「例えばアネット・ベニングの役は、実際の母の形見のブレスレットを付けていたり、母がよく着ていたようなデザインのブラウスを衣装にしています。劇中のオーバーオールも母らしい服装です。あとトーキング・ヘッズのTシャツは、姉がニューヨークから買ってきてくれて、実際に僕が着ていました。当時のサンタバーバラでは、特にハードコアな人達からは“トーキング・ヘッズを聞くなんて、そんな女々しいことはない”と思われて、当時そのTシャツを着ていたらこてんぱんにされました」と、家族や自分の過去について振り返りました。また音楽については、「自分が一番最初にものをクリエイトしたのは、パンクバンドで活動していた時。決して上手なミュージシャンじゃありませんでしたが、音楽を聴くという事に関しては、センシティブな耳を持ったリスナーだったと自負しています。音楽が自分の感情に直接アクセスする手段だったんです。70年代のメイン・エクストリームな音楽や、普通と思われているものは、自分にとっては本物感が感じられず、自分のなかに響いてこなかった。でも初めてパンクを聴いたときに、不幸せでも、怒りがあっても、ひねくれていても大丈夫なんだ、良いんだ、許されるんだと思えて、すごく救われました。なので自分にとっては、音楽はセラピー以上のものです」とコメント。マイク・ミルズ監督のお話からは、人生そのものが映画作りに繋がっているとひしひしと感じられましたが、だからこそ、本作はリアルで、共感できるものになっているんだなと改めて思いました。本作で描かれる3人の女性の姿からは、あらゆる問題に立ち向かう強さをもらえます。女性必見ですよ!
『20センチュリー・ウーマン』
『LOGAN/ローガン』来日記者会見、ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マンゴールド監督
笑顔で登壇したヒューは、「コンニチハ。ニホンニコラレテウレシイデス。日本には何度来たかわからないくらい来ています。たぶん世界中で一番訪れている国が日本です。本当に日本が大好きです。ここが本作の最後のツアーの地となりますが、ローガン(ウルヴァリン)を17年演じてきた旅の終わりが東京だということで、皆さんに感謝しています」と挨拶しました。
そして、今回名演を披露している子役ダフネ・キーンの魅力について、監督は「役者さんに求めているのは、思考力なんですね。セリフを話していない状態でも、その人の考えていることを表情で伝える事ができる人。それは私が教える事は不可能なんです。ダフネは彼女のお父さんがiPhoneで撮った動画を見て、それを感じました」と語りました。さらにヒューは「監督がこういうシナリオを書く自体、素晴らしい。最初はチャールズと僕の役だけが書かれていたんですが、ダフネが演じたローラという役は追加で出てきたんです。ローガンにとって20人と戦うのは簡単な事ですが、人を愛する、家族を持つというのは非常に難しい事。この映画は家族や愛について描かれているので、11歳の子が出てくるのは大変良いアイデアだと思いました。でも、どこでローラを演じられる子を見つけてくるんだろうと思っていたんです。僕は48歳でそれをやるのも大変ですが、11歳で実現できる人材を見つけてきたのが奇跡だと思います」と、ローラを演じたダフネを絶賛しました。
それにヒューが「大統領選のディベートで(メキシコとの国境の)壁の話が初めて出てきた時、私達の脚本のなかには既に壁の事が書かれていました。脚本が書かれた頃、まだ誰もそんな事を言っていなかったし、もっと未来の事だと思っていたので、誰かが(脚本の内容を)リークしたのかと思いました。これはマンゴールド監督が政治的な事も考え、世の中全体を見通している証拠だと思います」と付け加えました。
『LOGAN/ローガン』
2017-2018ギャガ株式会社ラインナップ発表会 映画『追補 MANHUNT(原題)』プレゼンテーション、ジョン・ウー監督
監督を引き受けた理由について聞かれたウー監督は「子どもの時から日本映画が大好きで、映画の内容や監督達からさまざまな影響を受けてきたんです。なかでも、高倉健さん、三船敏郎さんは自分にとってのアイドルでした」と語り、さらに「高倉健さんとはお会いしたこともあり、一緒に仕事をしたいと切望していましたが、悲しいことに彼は亡くなってしまいました。せめて彼の作品に関わりたいと思っていたときに今作の話をいただき、すぐに引き受けることにしました」と経緯を明かしました。