
『藁の楯 わらのたて』完成報告記者会見、大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、三池崇史監督
2013年3月13日、『藁の楯 わらのたて』完成報告記者会見が行われました。撮影が行われたのは昨年の夏で、暑いなかキャストとスタッフが三池組の一員として熱く作品づくりに取り組んだそうです。
三池監督は本作の撮影について、「昨年の夏、私は自分のなかで【やればできる子キャンペーン】を開催していました(笑)。今までだったら諦めていたことを自分たちがハードルを上げてやってみようと思い、熱い夏を過ごしました。スタッフ、キャストともに持てる力以上のものを出し、やる気になればできるんだという思いで作り上げたことで、本当に素晴らしい作品ができたと思います」と話しました。監督は自分自身にも高いハードルを設定し、海外ロケなども含め初の試みが多い作品だったようです。
大沢たかおは、本作に参加した感想を聞かれると「今までになかった経験を毎日させてもらいました。スケール感も含めて見たことのない場所で撮影できたり、こんなことができるんだという驚きの連続でした。本当に役者冥利に尽きる時間を過ごさせてもらいました。今回監督とは初めてご一緒させて頂きましたが、とても信頼が置ける方でした。また、監督は自ら芝居をして演出をされるので、それがすごく上手くて良い意味でプレッシャーにもなりました」と笑顔で回答。同じく今回が三池組初参加となった松嶋菜々子は「三池組は、お互いを信頼し任せ合っていて、言葉数少
ない監督の指示ですぐに撮影に入っていくのが本当に素晴らしかったです。それに監督自ら、明るく楽しく仕事をしようという雰囲気を作ってくださり、良い緊張感を保ちつつメリハリのある現場で、楽しくやらせて頂くことができました」とコメントしました。
「藤原さんは、今まで全国民を敵に回すような犯人役はなかったと思うのですが、抵抗はありませんでしたか?」と司会者が藤原竜也に尋ねると、「僕としてはこの役を楽しんでやらせてもらいました。キヨマルの役をやるのがどうとかというよりは、この『藁の楯 わらのたて』という作品自体を楽しもうと思ってやりました。キヨマルというのは、本当に幼稚で何を考えているのかわからないようなキャラクターですが、僕のなかにもそういう部分があるので自分からそう遠くはないキャラクターだったんだと思います」と答えました。凶悪犯役という実際の藤原竜也とかけ離れたように思えるキャラクターですが、共通点があるとは意外です。
監督がこだわった点について聞かれると、「自分自信はこだわるというよりなるべくフラットな状態でいて、どちらかというと原作者の思いや、それを演じる人たちの思い、スタッフたちの思いというものを吸収する立場であれば良いかなと思っていました。特に木内一裕さんの原作には、本当はこんな映画が観たいという思いが込められていると私は解釈していたので、それを映画化したときに木内さんをがっかりさせないようにしたいと思いました。とにかく、今までできなかったことでも挑戦して撮るということが今回のテーマでした」と話していました。
今回紅一点となった松嶋菜々子ですが、やはりきれいな方でした!全体のパーツが小さいのはもちろんのこと、子持ちの母とは思えない美脚の持ち主で、特に膝は何の跡もなくつるっとしていて、ついつい目を奪われました(膝がきちんと写っている写真がなく申し訳ないのですが…)。大沢たかおも初めと最後の挨拶を行っていましたが、急な司会者の振りに対しても即座に対応しているあたり大人の男性の魅力を感じました。そんな二人が映画のなかではSP役を演じ、藤原竜也が演じる凶悪犯を警護するというアクションありサスペンスありの見応えある作品になっているようです。三池監督の【やればできる子キャンペーン】の成果が気になるところです!
『藁の楯 わらのたて』
2013年4月26日より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html
©木内一裕/講談社 ©2013映画「藁の楯」製作委員会
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
大沢たかお、役者冥利に尽きる経験ができた!『藁の楯 わらのたて』 はコメントを受け付けていません
『フライト』来日記者会見、デンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督、ローリー・マクドナルド(プロデューサー)、ウォルター・F・パークス(プロデューサー)
2013年2月20日、本作の来日記者会見が行われ、デンゼル・ワシントンは4年ぶり5回目、ロバート・ゼメキス監督も4年ぶりの来日を果たし、ハリウッドを代表するヒットメイカーでプロデューサーのウォルター・F・パークスとローリー・マクドナルドも出席しました。
『クラウド アトラス』監督来日記者会見、トム・ティクヴァ監督、ラナ・ウォシャウスキー監督、アンディ・ウォシャウスキー監督
トム・ティクヴァ監督は「私はこの作品の原作が映像化できないと言われていたことがむしろ魅力に感じ、映像化してみたいと思いました」と答えました。複雑な構造を持つ原作だったからこそ、監督の血が騒ぎ映像化に至ったようですね。
。この作品の、進化を止める要素や人間を差別する壁、人間を支配し搾取するというメカニズムを超越し愛が未来の扉を開いてくれるというメッセージに惹かれ、私たちもその思いや信念や思いを入れ込むことができると思いました。この作品を作ることで私たちもデイヴィット・ミッチェルの信念の扉を開くことができたと思っています」と答えました。

現場を引っ張っていく主演俳優としての立場と、王様を演じるということで何か共通することは何かありましたか?」という質問に対しては、「確かに、表面的に似ているところはあると思います。いつも周りの視線を集めるところや、そのことによって制限された生活をしなければいけないところ、そして権力を持っていてもそれを乱用してはいけないところとかは似ていると思います。仮に自分が何か命令したとしたら、それは叶うかも知れないのですが、必ずそこには責任が伴って、責任を取らないといけないというところも似ていると思います。ただ、俳優と王の責任感が似ているとはいえ、違う部分もあると思います。王というのは、民の声に耳を傾けて民の求めることをやっていくのですが、俳優というのは、ずっと最初から最後までファンの声に合わせてしまうと、自分のカラーを失うということがありえます。そういった点では、王と俳優はやはり違うものだと思います」とコメントしました。やはり影響力がある分その責任の重さがあると思うのですが、イ・ビョンホン自身その辺を上手くコントロールして自分のカラーを消さないようにしているという姿勢が素晴らしいですね。

ブラッドリー・クーパーは本作について、「この作品は、我々がいかにお互いを必要としているかが描かれた映画で、デヴィット・O・ラッセル監督は、リアルな人々を描こうとしていました。私たちはときに、その場にいるのにアウトサイダーのようになってしまい、疎外感を感じることがあると思います。ですが、この映画を観て自分がインサイダーで、その仲間の一人になれたと感じてもらえたら、僕らがやろうとしていたことは伝わったということだと思います」と語りました。また、「ジェニファー・ローレンスやロバート・デ・ニーロと共演してどうでしたか?」と聞かれると、「この二人については、演技をするということが不可能でした。どういうことかというと、二人ともリアルに役になりきってそこにいるからです。だから、パッドという役はすごく難しかったのですが、この二人と共演することで、すごく演じやすくなりました。それに、ジェニファーは本当にすごい才能の持ち主で、ロバート・デ・ニーロは最も偉大な俳優と言っても過言ではありません。この二人とコラボレーションできたことは本当に嬉しかったです」と回答しました。本作でアカデミー賞ノミネートされている俳優たちのリアルな演技、ぜひ注目したいですね。
今回の監督との出会いや、ロバート・デ・ニーロとの再共演、プロデューサーに今まで自分が演じたことのない役を演じるチャンスを与えてもらえたことというのは、どれも自分にとっては大きく感謝するべき点であると思っています」と感謝の意を述べました。さらに、今作で意気の合った監督と次回作も一緒に作るという嬉しいニュースも明かしてくれました。
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』来日記者会見、アン・リー監督


トム・クルーズは本作と役柄について「まず、監督のスクリプトが本当に素晴らしかった。実は、クレジットされていませんでしたが『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のスクリプトもクリストファー・マッカリーが書いていたんです。またジャック・リーチャーという男は古典的で、言うなれば侍の浪人のスピリットを持っている男なんです。デジタルの時代に住んでいるのに、ネットや携帯電話は使わずに公衆電話を使うというアナログ人間。それでいて知的で肉体的にも鍛えられていているというキャラクターは、映画人間としてやりたくて仕方がないくらい魅力的な役柄でした。それにカーチェイスのシーンでは特別なアプローチをしたくて、スタントやCGを使わずに撮影を行うことが物語を語る上で一番大事だと思ったので、監督といろいろ相談しながら作り上げました」と回答。8台の車を廃車にし、まさに命懸けで行ったというカーチェイスのシーンは本当にすごい迫力でしたし、あのシーンを一切スタントなしで挑んだことに、トム・クルーズの意識の高さを感じました。

『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』ジャン・レノ来日
ていたようですが、通常の試写会とは雰囲気が全然違う空気…。それもそのはず、ドレスコードがあったからというのもあると思いますが、御招待客はジョエル・ロブションの常連のようで、その後のジャン・レノの登壇時もフランス語に反応してましたが、皆さんセレブなんでしょうね。
『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』
『ホビット 思いがけない冒険』ピーター・ジャクソン監督、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキス来日
に見えました。ゴラム役のアンディ・サーキスはゴラムの声で日本語で「オハヨウゴザイマス」と挨拶してくれて生ゴラム声を聞いてさらに会場のテンションが上がりました。
けでも、このお話の奥深さが伝わってきますね。
『ホビット 思いがけない冒険』
2012年12月3日、本作の記者会見が行われました。会場には劇中に登場するスパーキーの人形も飾られ、ティム・バートン監督は登場するなりスパーキーをなでていました。また、プロデューサーのアリソン・アバッテはとてもきれいな方で、話を聞いていると本当にティム・バートン作品が好きだという愛を感じました。
