『マリリン 7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ来日
2012年3月14日、本作の主演ミシェル・ウィリアムズが来日しました。日本語で「コンニチハ、ゲンキ?」と挨拶し、お気に入りの日本語は?と聞かれると「モシモシ」と答えたミシェル。ショートカットに赤いドレスを着て、小柄ながらもスタイルが良く、仕草や笑顔がとてもとても可愛いかったです。この色のドレスにどんな靴を履いているのかと気になり、
足下もアップで撮影しちゃいました。ウ〜ン、きれいな足です!
かつてマリリン・モンローがジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に帝国ホテルに宿泊したということで、今回の会見は帝国ホテルで行われたという経緯があり、そのことについてミシェルは「魔法のようなめぐりあわせだと、すごく思います。マリリン・モンローが『王子と踊り子』を演じた時が、今の私と同じ年齢でしたし、このロケーションも実際にマリリンが使っていたということでとても嬉しいです」と答えました。今回は、世界のセックス・シンボルであり伝説の女優マリリン・モンローを演じたわけですが、不安やプレッシャーはなかったか、役作りでどういったアプローチをしたのかという質問には、「プレッシャーはありました。映画だけではなく、テレビやラジオ、観たり聞いたりできるものは何度も彼女の作品を見て参考にしました。作品としては評価が低かったものでも、パフォーマンスとしては、また彼女の声の使い方が素晴らしいのでとても参考になりました。演じるための準備期間はだいたい10ヶ月くらいありましたが、歌に関しては、3週間から一ヶ月くらいはリハーサルをしました。役作りでは内面と外見を同時にアプローチしました。自転車の前輪と後輪のように、内面と外見という2つの輪を揃えないとバランスが取れないといつも考えています。大切なのは、自分からこういう風にしようという感じでアプローチするのではなく、とにかくいろんなものをリサーチして学ぶこと、見たり聞いたり感じたりしながら、そのなかで自分のなかに自然にマリリンが作り上げられていくというような形でアプローチしました」と語りました。役者魂を感じるコメントですね。綺麗、可愛いだけじゃないこういうクールに語りつつも熱いところが、また魅力です。
で、マリリン・モンローと言えば、日本に来日した際に「寝ている時に何を着ている?」と聞かれ、「シャネルの5番よ」と答えたという話が有名ですが、ミシェルにも同じ質問が投げかけられました。ミシェルは「世界で数人しか知らない、秘密です(笑)」と恥ずかしそうに答えましたが、“え、その数人って、元夫の故ヒース・レジャーと、あとは…”と頭のなかで男性遍歴を想像してしまいました、すみません(笑)。
そして、今回は、昨年2011年3月に起こった東日本大震災の被災者の方々へ寄付をしたいとのことで、ミシェルと6歳の娘マチルダちゃんより寄付金がありました。この寄付金は角川書店が後日責任を持って、福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付されるとのことです。「昨年の3.11には娘もショックを受け、何か日本のために出来ることはないかと聞かれたので、ガラス瓶を置いて、マチルダがお手伝いをするとお小遣いを入れてあげるようにして貯めました。今回一杯になったガラス瓶を持ってきました。それを寄付したいと思います」とのこと。お母さんとしてもとってもステキだし、娘のマチルダちゃんのとても優しい気持ちが日本人としてもうれしいし、見習わなくてはいけないなと思いました。
そんなステキなミシェル・ウィリアムズ主演の本作は、世界中の人から愛されるマリリン・モンローが、1人の女性としては愛に飢えて苦しむという姿を通して、女性としての生き方をいろいろと考えさせられる内容で、女子必見です!
『マリリン 7日間の恋』
2012年3月24日より全国公開
配給:角川映画
トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定:http://www.tst-movie.jp/hh07_ma/hh07_ma_marilyn7days_love.html
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
©2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
『マリリン 7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズが、マリリン・モンローが生前泊まった帝国ホテルで会見 はコメントを受け付けていません
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』メリル・ストリープ、フィリダ・ロイド監督来日
トーキョー女子映画部での紹介記事
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』ジュード・ロウ来日
配給:ワーナー・ブラザース映画
『ヒューゴの不思議な発明』マイケル・スコセッシ監督来日
そして、本作の世界感を演出した舞台の上に置かれた椅子に座って、質疑応答がスタート。数々の映画賞にノミネート、受賞したり、話題になっていることについて、「大変、興奮しています。この映画は今まで作ってきた映画と異なる映画だし、とても個人的な映画です。私は年をとってから、幼い娘をもうけまして、現在彼女は12歳なんですが、この年齢になってから幼い子を育てると、いろいろな経験をします。子どもの思考とか観点、彼女の友人からとても影響を受けています。よりこの世界に自由な考え方を持つことができるようになりました。もともと創造性に関して衝動を受けたときの時代に還ることができました。仕事をするためには大人であることは大事なんですが、本来ピュアなものであるべき衝動は阻害されてはいけないと思いました」と答えていました。こんなにベテランになっても、娘さんとの交流のなかで初心にかえって、新たな挑戦をする監督、とってもステキですよね。御年70歳のスコセッシ監督。フラッシュがバシバシたかれる撮影はきつかろうと、かなり短いなかでのフォト・セッションでしたが、はるばる日本までやってきて、いろいろなPRで稼働してすごいなと思います。何歳になっても、まだまだ輝き続ける映画人を観ていると、やっぱり映画には魔法があるように思いました。本作からもそんな魔法が感じられると思います。私も映画を好きになった理由を思い出させられました。本当にぜひ観て欲しい一作です!
『ヒューゴの不思議な発明』
『セイジー陸の魚ー』舞台挨拶
『サヨナライツカ』『CUT』などでも見事に締まった体を披露してましたが、きっと普段から体作りをしてるんでしょうね。優しくて繊細そうな顔と男らしい体のギャップが、女性ファンの心を捉えているのでしょうかね〜(笑)。そんな西島は、撮影時は食事制限をしながら、寡黙な男という役柄だったので普段から役作りをしていたとのことで、「前半戦は全く話さない感じで、皆が“西島さん、(役作りに)入ってるから”って言っていたのを後から聞きました(笑)」ということです。そんな西島について伊勢谷監督は「演出に関わる話が中心で、ざっくばらんにわ〜っと話している空気は全くなかったですね。“いる”以外何もしないみたいな感じがすごいなと思いました。でも、お菓子の前にいたりするときがあるんですね。可哀想にずっとこう〜」と話すと、西島は「見るんですよね、人って食べれなくても(笑)」と自分なりの分析を語っていました。食べられなくても見ちゃう…、ダイエットをしたことがある人なら、わかりますね(笑)。
『セイジー陸の魚ー』PG-12
『バトルシップ』来日舞台挨拶
て「ピーター監督の現場はキツくてもなぜか軽妙な感じのする現場なんです。もっと後にやるはずだった、10m以上から飛び降りるスタントシーンを急に撮影して、2度NGになったのは特に印象に残っています」と語っていましたが、要するに無茶ぶりする監督ってことですね。イケメンで黒いスーツにオールバックの監督が、何だかドラキュラみたいに見えてきました(笑)。笑顔の奥にS気があるのかもしれないですね。でも、監督からは明るくて優しい雰囲気を感じたので“きつい現場なのになぜか軽妙”というのもわかる気がします。そんな二人のやりとりについて浅野は「現場にいるだけでエキサイティングでしたが、監督が英語ですごくまくしたてても、何を言っているのか全然わからないんです。それをテイラーが英語で説明してくれるんですけど、結局英語なんでわからないんですよ(笑)」と語ってましたが、トリオ漫才のような状態が目に浮かびました(笑)。
『バトルシップ』
『ドラゴン・タトゥーの女』来日舞台挨拶
ら、どこか優しさとシャイな感じをにじませていたので、そのあたりはルーニーらしさがうまくリンクしていたように思いました。で、今回この役を受けたことについてルーニーは「原作を読んで好きになりました。読まれた方は皆さん彼女に共感を覚え好きになると思います。彼女をどのように演じたらいいかよく考えて、私はリスベットを演じことができる、理解できている、と思ったんです。彼女には色んなかたちで共感しましたが、人生の中で、周りに誤解され、のけものにされると感じることは誰にでもあると思います。特にその点で共感することができました。引き受けた理由は、若い女優にとってこのような役に巡り合えるのはめったにないことですし、これは大きなチャンスだと思ったからです」と答えました。とても大人しそうに見えて、静かに熱く燃える女優魂を感じました。なんか、かっこいいなあ〜。
『ドラゴン・タトゥーの女』R-15
『きみはペット』来日舞台挨拶
が、もともと原作のファンでもあったので、役を頂けて嬉しかったですし、クランクインをとても楽しみにしていました!」とジョークでファン・サービス。
『きみはペット』
『アメイジング・スパイダーマン』来日記者会見
新しいピーター・パーカー、グウェンを演じるにあたってのプレッシャーは?という質問に対して、アンドリューは「ハイ。かなり感じました。前の3部作は素晴らしかったし、スタン・リーの世界を忠実に表現していました。それに進化してきた歴史があります。僕は3歳のときからファンで、まず第一に”ファン”なんです。「スパイダーマン」にインスピレーションを受けました。それを継ぐ俳優としてとっても光栄に思っています。もちろんプレッシャーを感じますが、それは世界中のファンに責任を感じるからであって、健全でとてもポジティブなもの。それを思い出させてくれてありがとう」と謙虚な回答をしていました。それにしても目元の彫りが深くて、影が半端ない(笑)。エマは「私はラッキーでした。グウェンは以前ブライス・ダラス・ハワードが演じたような、ピーターとMJの間に割って入るグェンとまったく違う設定です。今回MJは登場しないですしね。キャラクターに対するプレッシャーは感じなかったのですが、まさに今この瞬間、プレッシャーを感じています。こんなに国際的に注目される作品に出演するのは初めてだし、来日して皆さんの質問に間違ったことを言わないか…(笑)」と、明るく感情表現豊かに話す姿がすごくかわいかったです。『ラブ・アゲイン』『ヘルプ〜』で演じているキャラクターから彼女に対して持っていたイメージ通り、快活でユーモアのある女の子だというのが伝わってきました。
『アメイジング・スパイダーマン』
『マイウェイ 12,000キロの真実』来日記者会見
女性でこの過酷な撮影に挑んだファン・ビンビンは、「撮影現場では誰も私を女性扱いしてくれない状況でした。まず中国にいるあいだに射撃の訓練と、とっくみあいをするのでその訓練をしました。韓国に来てからもアクションの指導を受けました。オダギリジョーさん、チャン・ドンゴンさんは優しくして下さいましたが、現場では女であってはいけないという状況でした。氷水のような川の中に男性と一緒に飛び込んだりもしました。女優はあまり戦争映画出たくないんですが、監督に出演を約束したからにはやらなくちゃと思ってやりました。でも、本作は戦闘シーンがたくさんありますが、その中で人間同士の愛、心の触れ合いが描かれているのが大事な点だと思います」と語りました。会見で生で見た姿はとても美しくオーラを放っていましたが、綺麗なだけじゃなく女優魂がある点に共感しました。劇中では男顔負けのスナイパーとして登場しますのでご注目を!
『マイウェイ 12,000キロの真実』