映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』完成披露試写会舞台挨拶:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、三浦春馬、窪田正孝、吉沢亮、勝地涼、夏菜、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、佐藤二朗、福田雄一監督、エリザベス
大ヒットシリーズ第2作目となる本作の完成披露試写会に、キャスト、監督が浴衣姿で登場。マイクが全員に渡ると、小栗の“せ〜の”というかけ声で、全員で「こ・ん・に・ち・は〜」と全員で声を揃えて小学生のような挨拶をしました(笑)。さっそく本編を観た感想を聞かれた小栗は「ちょっと長かったですね〜」とコメント。福田監督は「コラ!なんでそんなこと最初に言うんだよ。冷や汗かいたわ。主役に長いって言われたの初めてなんですけども(笑)」と返し、さっそく場が盛り上がりました。さらに小栗は初号試写を観たときにいじけ気味だったと明かされると、「だってさ〜、すげえ良いんですよ。こっち(真選組)の〜」と悔しそうな表情を見せました。
続けて菅田は「おもしろかったですよ。すごい楽しかったです」と言うと、福田監督が「自分がおもしろかったんでしょ。こんなおもしろい自分、なかなかねえなと思ったでしょ」と割り込み、すかさず「そんなことないですし…。やめろ、そういうの!」と冗談で反論。福田監督はさらに「監督に“やめろ!”とか言うな」とツッコミを入れました。
次に柳楽の順番になると、会場からキャーっと声援が聞こえ、監督から「キャーって言われてるよ」とツッコミが入りました。「ありがとうございま〜す。銀魂を通してちょっと人気を上げていきたいです。真選組、頑張ってるんでよろしくお願いします」とお茶目に返しました。
吉沢は「ほんとにおもしろかったです。前半と後半で作品が違うんじゃないかくらいテンションが変わってて。(横から「自分どうだったんだ?」って振られると)めっちゃカッコ良かったです」と自負し、周りから「すげえな〜」と言われていました(笑)。
長澤は「2はギャグ映画だからって監督から聞いてたんで、こういう映画だったんだと途中からびっくりして、同じ作品に出ているとは思えない、なんだか複雑な気持ちになりました(笑)」と話しました。
そして、遂先日、前田敦子との結婚が発表された勝地は、その話をふられ「あ、幸せです!」と答え、指輪を披露。「(その指輪の)もう1本は誰がしてるの?」と煽られ、「あ〜っちゅあ〜ん(=あっちゃん)」と答え、会場に大きな拍手が巻き起こりました。
ムロは「この映画が始まった最初の1分ですね。これをやる勇気があるのかと、“始まりました”から、とんでもねえことをやり始めたなと思いました。それをとにかく見届けてあげて欲しい。最後のエンドロールもとっても楽しい」と答えると、福田監督が「中盤にもだいぶ勇気がいったところがありますけどね。中盤のムロさんが出てくるところが1番許可が難しかったところです(笑)」と、付け加えました。どんなシーンなのかはお楽しみに!
次に菅田から「アクションの時、(監督)寝てますもんね。窪田君、そうですよね?」とアクションシーンについて話が出ると、小栗も「俺と窪田君のシーンなんか(監督は)ほぼほぼ観てないもんね」と暴露。窪田は「1回も観てなくて、グリーンバックの後ろでず〜っと携帯いじってて。あれ?あの人、監督なの?って。僕、福田さんに演出された記憶が全然ないんですよ」と乗っかりました(笑)。それに対して福田監督は「やっぱりアクションのほうはちゃんとプロがいるからさ」と弁明。そんな福田監督は、「他人事としてほんとこの映画おもしろい。やばい。やばい。まじでやばい」と自画自賛していました(笑)。
続いて話題は“しゃくれ”について。小栗は、「しゃくれなければいけないところがありまして、僕が監督に“ガシャーン、ウィーン”って感じでしゃくれて欲しいって言われて、それが完璧にうまくいったタイミングがあったんですよ。でも横の菅田が笑って」と撮影秘話を明かすと、菅田は「あれは僕の頭のなかで流れている“ガシャーン、ウィーン”と小栗さんの中で流れている“ガシャーン、ウィーン”がピッタリだったんです」とお詫びを含め釈明しました。続いて、しゃくれと言えば、岡田将生も…ということで、岡田は「できなかったんですよね。ほんと、すいません、もう…」とかなりの反省ぶり。福田監督は「俺がしゃくれって、こういう感じっていう見本でやってて、テストの時はちゃんとできるのよ。でも今のでいきましょうって回すとできないの。じゃあもういいやって、妥協して終わったんですよ(笑)」と暴露すると、岡田は「妥協って言わないでよ〜」と悲しげにツッコミを入れました。岡田は帰りの新幹線のなかでもずっと練習していたそうで、「マスクの下ですごい練習しながら帰ったんです。しかも涙をためながら」と告白しました。でも、結果的に福田監督としては、岡田のできてないしゃくれが1番おもしろかったと話していました。
そして、しゃくれと言えば、橋本環奈がすごく上手と評判に。橋本は「いつからか岡田さんに弟子入りされてしまいました(笑)。ずっと師匠って言われてました」と言うと、小栗が橋本が1ヶ月くらい練習していたことを明かしました。岡田は「そんなに練習してたの!」と驚き、「油断してたわ〜」と吐露。それぞれどんなしゃくれを見せているのか、ぜひご注目ください!
次に福田組に初めて参加した三浦は「ワイヤーアクションをさせてもらっていて、僕はそこまで大変ではなかったんですけど、勘九郎さんが下を向いて、1ページくらいのセリフを僕に向かってしゃべらなければいけなかったんです。ただでさえワイヤーアクションってテンションがかかるから辛いのに、勘九郎さんは逆立ちのような状態で長台詞をうわーっとしゃべるんです。血が上るじゃないですか。そのなかで完全にセリフを覚えていたとしても、飛びそうになるんですよ、普通は。だけど、バシッと決めて頂いて、そこも見どころの一つだと思います」と勘九郎を絶賛しました。
今回から参加した夏菜は「ボンデージを着るということで、何ヶ月も何ヶ月もこのために一生懸命身体を鍛えてたんですよ。そしたら、撮影当日にぎっくり腰になっちゃって。皆さんやってることがすごくおもしろいんですけど、笑うと痛いから、ひくひく笑ってましたね」と、振り返りました。
ずっとキャラクターが謎だった佐藤は「僕に至っては正直ね。この作品に俺が出ていないんじゃないかなって」と言うと、福田監督が「1と2で役柄が違うって、あり得ないですからね」とツッコミ。すかさず佐藤は「お前だよ。キャスティングしたの。デブ」となじり、いつもの名コンビぶりを見せ会場を沸かせました。
最後に小栗は、「おもしろい映画です。皆笑って、泣いて、熱くなってもらえる作品になっていますので、ぜひ映画館にいっぱいの人達が来てくれたら嬉しいです」とコメント。小栗の話しぶりを見て、菅田が「ちょっと疲れてんの?」とツッコむと、小栗は「こっちからもあっちからもすっげえ話すからさ、毎回銀魂の舞台挨拶って疲れちゃうんですよ」と本音を漏らしました(笑)。本当に今回もいろいろなおもしろエピソードが飛び交う舞台挨拶でしたが、それくらい見どころが満載ですので、ぜひ多くの人に楽しんでもらいたいと思います。

映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』完成披露試写会舞台挨拶:2018年8月9日取材 TEXT by Myson
『銀魂2 掟は破るためにこそある』
2018年8月17日より全国公開
公式サイト
©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会
トーキョー女子映画部での紹介記事
■映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
■『銀魂』(1作目)
■TJE Selection イイ男セレクション/小栗旬
■TJE Selection イイ男セレクション/菅田将暉
■TJE Selection イイ男セレクション/柳楽優弥
■TJE Selection イイ男セレクション/三浦春馬
■TJE Selection イイ男セレクション/窪田正孝
■TJE Selection イイ男セレクション/吉沢亮
■TJE Selection イイ男セレクション/ムロツヨシ
■TJE Selection イイ男セレクション/岡田将生
■TJE Selection イイ男セレクション/佐藤二朗
■TJE Selection イイ男セレクション/堤真一
■TJE Selection イイ男セレクション/中村勘九郎
■TJE Selection イイ男セレクション/勝地涼
■TJE Selection イイ男セレクション/戸塚純貴
小栗、菅田、窪田らから監督にクレーム殺到(笑)!?『銀魂2 掟は破るためにこそある』 はコメントを受け付けていません
映画『カメラを止めるな!』感染拡大公開御礼舞台挨拶:上田慎一郎監督、濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀、合田純奈、山口友和、 藤村拓矢、曽我真臣、佐渡未来、秋山ゆずき、市橋浩治プロデューサー
監督は、「実は今日客席で、皆さんと一緒に映画を観ておりました。もう何をしゃべるのか、ぶっ飛んでしまいました。もう震えが止まりません。この作品は去年の夏に撮影し、その時にはまさかTOHOシネマズのこの大スクリーンに皆の顔がこんなに大きく映る日が来るとは思っていませんでした。でも、考えたら心のどこかで映画の力を信じていたところはあって…(涙)。2館からまさかの124館まで広がって、すごい奇跡だと思っているんですけども、1年前から誰もこの映画を知らない頃から、スタッフ、キャスト全員で慣れないSNSを始めたり、ビラ配りをしたり、ずっと声を上げ続けてきました。今日ここに立てないキャストもいっぱい来てまして、スタッフもたくさん駆けつけてくれました。お客さんもTシャツを着てくださっている方がたくさんいて、最後にスタンディングオベーションがこんなに起こるなんて、こんな映画を僕は知りません。本日は本当にありがとうございました!」と涙ながらに挨拶し、会場からも大きな拍手が起こりました。続いて、キャストが1人ずつ挨拶をしました。
濱津隆之:まさか自分達がこんなサイズになる日が来るとは、1年前の撮影現場では1㎜も頭をかすめることなく、その日その日を一生懸命撮ってました。
真魚:自分が出演した映画をこういう大きいスクリーンで観たいっていうのは、役者になってからずっと思ってたんで、不思議だなと思う反面、嬉しいなという気持ち、複雑な気持ちで観てました。
しゅはまはるみ:本当にこんなに大きい画面で、自分の顔が映るのもそうなんですけど、画面が大きいから、後ろのほうとかも全部見えて、エキストラで参加してくださった方の顔も全部見えて、あ〜ほんとに皆で作ったんだなって思ったら、涙が出てきてしまいました(泣)。
大沢真一郎:我々力のない人間で作った作品がこんなにも皆さんに後押しを頂いて。ただただ感謝の言葉で、居酒屋2件くらい行けると思います。
竹原芳子:何か挑戦したいことがあったらぜひやって欲しいと思います。「人生のカメラを止めるな」が熱々ポイントです。
浅森咲希奈:皆さんのおかげで自分が思い描いた目標や夢がどんどん叶っていって、明日死んじゃったらどうしようっていつも寝る前に思ってます(泣)。本当にシンデレラになった気分です。一つ悔しいことがあって、どこもかしこも“無名役者、無名役者”って書かれていて、私はすごく悔しいです。だからもっともっと頑張って、いつか“期待の若手女優”って書いてもらえるように頑張りたいなとこの映画を通して思いました。生きてて良かったです。
山口友和:ほんとに小さな映画だったんですけど、皆さんのおかげで大きくなりました。心からありがとうございます。
合田純奈:人生で見たことがない景色と、人生で感じたことがない感情で、もうワケがわからないんですけど、本当になんも言えないですね。あ、北島康介みたいですね(笑)。
藤村拓矢:役者を始めて、まさか自分がこの舞台に立つ日がくるとはあんまり想像もしていなかったので、この場に立たせて頂けることを本当に感謝しています。
秋山ゆずき:これを機にブレイクしていきたいので、皆さんこれからもよろしくで〜す!
長屋和彰:始まってすぐにアスミック・エースさんの名前が出たところですごくグッときました。僕もブレイクしたいんで、よろしくで〜す。
細井学:この映画はひょっとしたらひょっとするかもと言っていましたが、今とても喜んでいます。
市原洋:今日衣装で来て、カチンコに慌てて書いたんですけど、ペンを途中で落としてしまったんで、拾った方は記念に持って帰ってもらえればと思います。本日はありがとうございました!
山﨑俊太郎:自分の苦しさとか生きづらさとか、そんなのを見つめていけば、誰か助けてくれるのではないかと思った作品、ワークショップでした。
吉田美紀:これだけ応援してくださった、育ての親のようなお客様、生みの親の上田ボス、そしてスタッフ、アドバイザーがこんなにいて、すごく恵まれた現場だなと噛みしめております。
佐渡未来:この仲間に入りたいと思えるような愛に溢れた作品で、私もここに立って良いのかわからないくらいちょっとしか出てなかったんですけど、何とかファミリーに入れてもらいたくて、時間がある時は劇場に足を運んで、監督にご挨拶をさせて頂いて、こんな機会を頂いて、本当に有り難く思っています。
曽我真臣:関係者の皆さん、『カメラを止めるな!』に関わった皆さん、本当に大好きです(泣)!ありがとうございました!
『カメラを止めるな!』
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』来日記者会見:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督
トム:
監督:
監督:
会見はこんな感じで大変楽しい雰囲気でしたが、映画は緊迫感が半端なく、スケールも満点です。これを自分達で本当にやっているのかと目を疑うほどの危険なアクションもふんだんにあるので、ぜひその勇姿を目に焼き付けてください。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』来日ティーチインイベント:ヴァレリー・ファリス監督、ジョナサン・デイトン監督
ジョナサン・デイトン監督:
ヴァレリー・ファリス監督:
Q:劇中でビリー・ジーンが運転している時に流れていたラジオで、エルトン・ジョンの“ロケット・マン”が流れていたと思うんですが、この映画にある試合の2年後に“フィラデルフィア・フリーダム”というビリー・ジーンのために書いたた曲がありますね。その繋がりとして“ロケット・マン”を使ったのでしょうか?それとも70年代を再現するために使ったのでしょうか?
Q:最後にお2人で本作のPRをお願いします。
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
映画『グッバイ・ゴダール!』来日記者会見:ステイシー・マーティン
登壇したステイシーは、まずこの作品のオファーを受けた時の気持ちを聞かれると、「とてもワクワクしました。特にミシェル・アザナヴィシウス監督が、彼の一番得意とするコメディに立ち戻る作品であるということ、そしてフランスでは誰もが知っているゴダールを扱った映画になるということにワクワクしました。アンヌ・ヴィアゼムスキーさんが物書きであるという側面を、私は知らなかったのですが、そういった部分を含めて、役者として物書きとしての彼女を知ることができるし、そこで感じたことを役や物語を通して伝えることがすごく重要だなと感じました」と答えました。
さらに、ゴダールについて知らない方でもわかる、この映画の普遍的な魅力を質問されると、「“ゴダールのことなんて忘れて観て大丈夫”と言いたいです。この作品は、ラブストーリーでありコメディだと思っているので、ゴダールのことを知らなくても全然楽しめます。もちろん本作を観た後で、ゴダール作品を観てみたいとか、アンヌさんの本や、彼女が役者として出演した映画を観たいなと思ってくださったら、それはそれで嬉しいことです。アザナヴィシウス監督の過去作『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』『アーティスト』が少しでもお好きな方にもぜひ観ていただきたいですね」とアピールしました。
『グッバイ・ゴダール!』R-15+
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』来日ジャパンプレミア:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、J・A・バヨナ監督、コリン・トレボロウ(製作総指揮/シリーズ1作目『ジュラシック・ワールド』と3作目(次作)で監督・脚本を担当)
本作の日本公開を前に、オリジナルキャスト達が来日し、日本のヴォイスキャストと共にジャパンプレミアに登壇しました。
来日ゲストは、前作からパワーアップした点、ぜひ日本のファンに注目して欲しい点を聞かれました。クリスは「まず、隣りに並んでくださっている豪華なヴォイスキャストの皆さんの日本語吹き替え版もぜひ楽しんで頂きたいです。それと、ポスターを見て頂くだけでわかると思うんですけど、かなりのど迫力で始まります。今回は恐竜だけでなく、島で火山の噴火が起こるという自然災害もあり、2つの脅威が迫ってくる意味でも非常にスリリングになっていると思います。そして、バヨナ監督が本当に美しい映像に仕上げてくれているので、その映像美に負けないように一生懸命演じました。私達の演技にも注目して楽しんで頂けたらと思います。あと恐竜のブルーが今回も大活躍するので、僕が演じるオーウェンや、人間との美しい関係にも注目してください」と熱弁を振るいました。
ブライスは「全く同感です!一つ加えるとしたら、クリス・プラットが出ています」と笑顔で答えました。
バヨナ監督は「大きな怪物が出てきます。火山があります。ベビー・ブルーがいます。素晴らしい俳優陣がいます。そして、吹き替えの役者さんがいます。皆さん、きっと驚いて、ちょっと泣いて、愛して、好きになってくれると思いますので、ぜひ劇場で観てください」と自信を覗かせました。
トレボロウは「この映画の何が素晴らしいかって、家族皆で楽しめるということだと思います。小さいお子さんも、おばあちゃんも、皆で肩を寄せ合いながら、叫びつつ、笑って、ご家族で楽しめる映画になっていますので、ぜひ家族全員で観に行って頂けたらと思います」とアピールしました。
そして、今回来日したゲストに向けて、司会から日本のオススメの場所を聞かれた玉木は「日本はすごく小さな国ではありますが、僕の祖父の家が島根県の隠岐というところにあります。まだ雄大な自然が残ったところです。次作があるとしたら、島根で撮影ということもあるかも知れないので、ぜひその時はお手伝いをさせて頂ければと思います」と、日本での撮影を持ちかけました。
木村は、「私は東京出身なんですよね。なので、裏トーキョーをご案内します」と言うと、クリス・プラットは「良いアイデアですね。ついていきますので、ぜひツアーを御願いします」と答えました。
次に満島真之介は、「うちに遊びに来ませんか?」と言うと、クリスは「イエス!」と快諾(笑)。満島は「そのために、お酒でも何でも準備して。第1作から今回までの映画を一緒に観たいと思うんですけど」と誘うと、クリスは喜んでいました。満島真之介は、本作で声を演じたフランクリンにかなり寄せた風貌にしていて、来日ゲストからも好評だったようです。
会場にいたファンの皆さんも大歓声をあげていて、本作への期待がすごく伝わってきました。期待を裏切らない楽しさがある本作。ぜひ大きなスクリーンで迫力を体感してください。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
『君が君で君だ』完成披露舞台挨拶:池松壮亮、満島真之介、大倉孝二、高杉真宙、向井理、YOU、松居大悟監督
本作の完成披露試写会が行われ、キャスト、監督が舞台挨拶を行いました。本作は上海国際映画祭にも正式出品され、現地に行っていた池松は、その時の周囲の反響を聞かれると、「正直、反応はよくわからないんですよ。日本とあまりに映画に対する距離が違うんで。でも、偉い方から帰り際に“もうこんな映画、上映するな”って文句を言われたみたいです。これは変態が過ぎるって言われて」と、赤裸々に告白。会場にいて、これから観る観客の皆さんは、どんな映画なんだろうと思ったに違いありませんが、この後も、この映画のぶっ飛び感をイメージさせる会話が続きました。
撮影現場の様子を聞かれた満島は、「撮影はちょうど1年前だったと思うんですけど、暑かったし、本当に人が住んでいるアパートをお借りして、(撮影で使った部屋の)下に老夫婦が住んでたんです。おじいちゃんがずっと寝てたんですけど、撮影の日から散歩に行く回数が多くなって、2週間くらいの撮影期間だったんですけど、ほとんど外にいらっしゃいました。お元気になられたからなのか、わからないですけど。結構歌ったり、踊ったり、叫んだりしていたので、臭かったですね(笑)。大倉さんは、坂本龍馬の役で、真夏なのにずっと袴を着てて、どんどん痩せていきましたよね」と振り返りました。
舞台の映画化である本作の脚本を初めて読んだ感想を聞かれた大倉は「ワケわかんねえなと思いました。それは最後まで払拭されることなく、走り抜けました」と明かしました(笑)。
次に今まで演じたことのない、ダメ男を演じた高杉は「まず監督に、パチンコに行ってくれって言われました。何回か行って、勝ったりして、“こうやってハマっていくんだろうな”と思って、それからはもう怖くなって行ってないですけど」と話しました。すると、その高杉の様子にみとれるような視線を送っていた満島は「真面目だな〜、やっぱり天使だな〜って思って。さっき横に並んだら、完全に南国のコーディネーター(満島自身)と天使だったんで。今回、高杉君好きにはたまらないんじゃないですか。M心がある方達はすごく、高杉君の新しい姿にきちゃうんじゃないかと思います」と、笑顔全開で高杉を称賛しました。今日の満島真之介はたしかにすごく日焼けしていたので、南国のコーディネーターみたいでした(笑)。
そして、借金取りを演じた向井は「とにかく、真ん中の3人をすごく気持ち悪いなと思いながら、良い意味でっていうか、悪いんですけどね(笑)。気持ち悪い3人の話なので、(僕の役は)真っ当な人だったと思います。僕がいなかったら上映できてないと思います。とんでもないところにいっちゃうので」と話し、笑いを呼びました。
YOUは、「ほんとにここ2人(YOUと向井)は、まともな役なので、(向井に対して)普通にできたよね。あと、どういう物語なのかも考えずにやりました。今でもわかってない」とコメント。さらに、3人(池松、満島、大倉)の部屋のなかの光景をどう思っていたか聞かれると、「地獄絵図」と返し、会場を沸かせました。
続いて、男の子が好きな女の子のリコーダーを舐めたくなる衝動について話題があがり、リコーダーを舐めたことがあるか聞かれた松井監督は「舐めたことはないですよ。ただ、本当に舐めたい自分は…。舐めたい自分はいたでしょ?」と皆に同意を求めつつ、机を舐めたことがあると明かしました(笑)。そしてYOUが「満島君は、(リコーダーを)何本舐めました?」と質問すると、満島は「2本です」と答え、会場が沸きました(笑)。大倉が「同時に?」とツッコんだり、さらに盛り上がり、満島は「その子が途中でリコーダーを変えたんですよ。だから、それはいっとかないと。一途な男ですよ」と告白。爆笑が起こりました。大倉は、「俺は舐めてないと思ってたんですけど、だんだん舐めたかもと思ってきました」と答え、また会場が笑いに包まれました。
最後に池松は「すごく乱暴で破天荒で狂っていて、拙い言葉で、でもものすごく純粋な映画になったなと思っています。人生において、何かに一生懸命になっていたり、愛する人がいたり、変化を望んでいる人に観て頂きたいなと個人的に思っています。まあ、変な映画です。狂った純愛映画です。やばい人達の“テラスハウス”みたいな映画です。よろしくお願いします」と締めました。
人間のすごく極端な部分を抽出したらこうなるのかもと思えるような、強烈なストーリーの本作。すごくクセが強いですが、どこか共感できるところもきっとあると思います。こんなに気になる要素をたくさん聞いたら、皆さんすごく観たくなりますよね?ぜひフラットな気持ちでご覧ください。
『君が君で君だ』
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』来日記者会見:オールデン・エアエンライク、チューバッカ、ロン・ハワード監督/市川海老蔵(カメオ声優/ゲスト)
続いて、オールデンは、「今まで一度も訪れたことがなかったので、この街に来ることができて嬉しいです。少し時間を頂いて、街を散策したりして楽しんでいますし、皆さんから本当に親切にして頂いています。皆さんにぜひこの作品を楽しんで欲しいと思います」とコメントしました。
本作を観たジョージ・ルーカスの感想について、ハワード監督は「“本当に良かった”と褒めてくださいました。制作中はずっとサポートしてくださっていて、今は“スター・ウォーズ”作品でも現場に来ることはほとんどないのですが、なんと僕が参加した初日に現場にわざわざ来てくれて、皆大興奮でした。自分が来たからといって、何かを押し付けるようなアドバイスはしたくないということで、静かに数時間ご覧になっていました。その時に撮影していたエミリアとオールデンのシーンを見ながら、ふと僕のほうに体を寄せて、「ロン、ハンはこんな風にしないんじゃないかな」と言ったんです。それがエミリアのキャラクターからハンがマントをただ受け取ってハンガーに掛けるシーンでした。他の人が見ていないところで、“(ハンなら)肩に掛けるんじゃないか?”と実際に自らやってくださり、その後オールデンにそうやって演じてもらったら、やっぱりハンに見えたんですよね。ジョージ・ルーカスがやってくれた時もハンに見えたのですが、その時に1つ思い出したのが、ハリソン・フォードが以前私に話した言葉です。彼は“このキャラクターというのは、もちろん僕が持てるものすべてで演じたけど、僕が生み出したキャラクターではないんだ。これはジョージ・ルーカスが生み出したキャラクターなんだ”と言っていました。そしてハリソンは僕との会話の中で、オールデンのことをベタ褒めしていて、“クリエイティブな役者さんだから、いろいろなことを若きハン・ソロにきっともたらしてくれるよ”とおっしゃっていました。オールデンは何よりハン・ソロというキャラクターへの理解度が深いし素晴らしいと話していました」と、撮影秘話を明かしてくれました。
そんなハン・ソロを演じたオールデンには、演じる上で意識したことや、ハリソン・ウォードからアドバイスがあったかという質問が出ました。オールデンは、「実は自分がこの役を頂いた時点から3ヶ月間は、誰にも言うことができなかったんです。言えるようになった時、周りも本当に圧倒されて、とても衝撃を受けていたようです。これだけのとてつもない冒険に自分は関わることができました。この作品でワクワクしたのは、皆が知っているハン・ソロという役を演じることだったんですけど、皆さんがご存知の彼ではなくて、その彼になるまでの過程を描いているんです。だからこの作品で皆さんが出会うハン・ソロという人物は、非情に理想主義で夢を見る男なんです。僕自身の仕事としては、バランスを見出さなくてはいけないということ、リアルな人物として、彼の通る物語をちゃんと伝えること、一貫性を持っていずれ皆さんがご存知のキャラクターになるんだろうなという形でこの人物を演じることでした。幸いにもハリソンのプライベートの飛行機の格納庫で、5機の飛行機に囲まれながら彼と話をすることができました。とても応援してくれたし、助けてくれて、実際にこの映画を観てくださいました。とても気に入ってくれて、私達にとってもそれが一番大切なことだと思っています。ハリソンに言われたアドバイスは、“必要なことはすべて教えてもらったということと、内容については一切口外しないように”ということでした」と、振り返りました。
黒澤明監督に強く影響を受けていると言われている“スター・ウォーズ”作品。以前ハワード監督はジョージ・ルーカスと一緒に黒澤監督に会ったことがあるそうで、「実はジョージ・ルーカスと黒澤明監督と夕食をご一緒するという大変光栄な機会に恵まれました。実は娘のブライス(女優のブライス・ダラス・ハワード)も同席していたのですが、7歳くらいだったのでずっと寝ていました(笑)。当時『ウィロー』という作品のプロモーションで来日していたのですが、そこでお会いすることができました。黒澤監督作品を非常に敬愛している自分としては、まだ若かったですし、大変光栄でした。それに加えて映画作りについてお話を伺わせて頂いて、それはアメリカでもイギリスでも、映画監督が映画を作ろうとする時の挑戦やワクワクする気持ちは変わらないんだなと感じたのを覚えています。その時に実はいくつかアドバイスを頂きました。例えば、作品の持つ映画におけるリズム、あるいは映画を作る時、いかに環境や天気を味方に付けて、それを自分の語る物語に上手く盛り込むかということ。また天気に影響を受けた物語も変わることを良しとする、そういう考え方です。さらに、シーンが変わる時の移行というものが持つ力であったり。なかでも自分が常に大切にしている教えがあり、それが今回の作品にも非常に役に立ったお言葉でもありますが、“3人”、つまり監督とあと2人という、“トライアングル=3人”のキーとなる方々とコラボレーションしながら映画を作るのが好きであると。いろいろな現場で問題が起きた時にこの3人でその問題を解決していくというコラボレーションを持つことを掲げました。今回の作品に参加した時に公開日等が決まっていて、その日までに完成しないといけないというプレッシャーが非常に大きかったですが、ある意味複雑な挑戦のなかで、「よし、3人だ」という風に考えて、脚本家チーム、プロデューサーチーム、そして自分というトライアングルを見立てて、さまざまな問題に向かっていくことにしました。
スケジュールや映画そのものがいろいろな挑戦を突きつけてくるので、トライアングルで乗り越えていきました。今までも本当に役立ったメッセージでもありましたが、今回は特に感謝しています」と語りました。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
海外ドラマ『S.W.A.T.』ジャパンプレミア、シェマー・ムーア/村田諒太、武田梨奈(ゲスト)
次に本作の主演に決まった時の心境を聞かれると、「ハリウッドで俳優業を24年間続けてこられたこと自体、本当にラッキーです。皆さんのサポートがあったおかげです。『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』デレク・モーガン役はシーズン11までなんです。死にはしませんが特別な終わり方がありますので、絶対観て頂きたいと思います。僕は『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』を卒業して、次のステップを考えていたんです。その時は『S.W.A.T.』の話はまだなかったんです。ちょっとリラックスして、家族や友達とのんびりしようと思っていたら、CBSから電話があり、『S.W.A.T.』という新しい番組があり、ホンドーというボスの役をぜひやってもらいたいと言われました。で実はタトゥーを入れたんです。というのは僕の夢に見た仕事だったからです。初めて本当の意味で主演です」と言って、タトゥーを披露してくれました。




『S.W.A.T.』
映画『パンク侍、斬られて候』完成披露舞台挨拶、綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、國村隼、豊川悦司、若葉竜也、近藤公園、宮藤官九郎(脚本)、石井岳龍監督
応募総数が2万件にも及んだ本作の完成披露試写会に、キャスト、スタッフが、観客の間に敷かれたレッドカーペットを通って、華やかに登場しました。主演の綾野剛は、「こんなパンクな登場の仕方をしたのに、一つだけ。足元お悪いなか来て頂き感謝しています」と、パンクな演出ながら紳士的な挨拶をし、会場を沸かせました。さらに撮影を振り返っての感想を聞かれると、「特にほんと浅野さん…はい。浅野さんは一切セリフのない役でございます。それを踏まえて観てください。今回メインのキャストが12人いるんですけど、一人ひとりのパンク精神をそのまんま作品に持ち込んだっていうことが、この作品の持ち味だと思うので、それぞれの持ち味がすごく出ています」と話しました。
紅一点の北川は、「猿がすごく可愛かったです。猿を抱くシーンがあったんですけど、“猿って、こんなに可愛いんだ!”って、びっくりしました。癒されました。結構パンクな映画なんですけど、猿のブロックは完成した映画を観ても癒されたので、女性は猿に響くと思います」と、女性目線の斬新な見どころを語りました(笑)。
そして次は、事前に登壇者から採ったアンケートをもとにしたトークに。ほとんどの回答者が、パンクな人は石井監督と答えたそうで、その中の1人、東出は「ほんとに宣伝が難しい映画なんですけれども、脚本読んだ時に宮藤さん、すごいなと。もちろん町田康さんの原作だし、ぶっ飛んだ映画になると思ったんです。まあぶっ飛んだを通り越して、爆発してたんで。(監督は)見た目ダンディで、すごくスマートな方なんですけど、(映画を観たら)“あ、あっち側の人なんだな”って、たぶん思うと思います」と回答。続いて、染谷は「誰よりも腰が低く、誰よりも丁寧なんですけど、誰よりもやばいんですよ。丁寧なまま、やばいことを言うんです」と告白。綾野も「ほんとに僕も初日に、丁寧な感じで “剛君、今回は宇宙と戦って欲しい」と真顔で言われたんで、“あ、わかりました”って答えました」と振り返りました。
そう言われた石井監督は「もう真剣にやっているだけなので、それがやばいとか、どうとかわからないです。とにかくおもしろい映画にすることだけを考えているので、自分では全然やばいと思ってないです」と、にこやかに穏やかに答えました(笑)。
もう一人、やばい人と書かれていたのは浅野で、そうアンケートに答えた宮藤は「だってセリフない役なのに、セリフ以外のことをべらべらしゃべっちゃうんです(笑)。すごい、自由ですよ」とコメント。綾野も続けて「浅野さん、本番始まった時、僕のこと“あ!剛君”って言いましたよね?もう無理だと思って(笑)。本番中ですよ!最高に笑いましたね」と撮影エピソードを明かしました。
そんな浅野は、「監督にセリフをなくしてくださいって言って、なくしてもらったんです。僕は(過去の作品で)監督のそばで、ある意味いろいろ鍛えさせてもらってるんで、宇宙と戦うってどういうことか、自分なりには理解していたつもりだったので、これはもういかなきゃいけないんだなと(笑)。だから、あの役が来たときに、監督に“僕に行けってことですよね?”って言いながら、簡単にはいけないですよってことで、“セリフがないほうが良いと思います”と言いました」と、キャラクター設定の背景を明かしました。
次にパンクな人として、綾野剛は豊川悦司を「豊川さんが、違うパンクで(笑)。僕本当にいろいろな人達のパンクを受け止めてきたんですけど、豊川さんがむちゃくちゃおもしろかったです」と称賛。他のメンバーも同意していました。これは本編を観て頂くとよくわかりますよ!
最後に、「この作品を一言で表現すると?」というお題に対する、各自の言葉を発表。
近藤は“縛りなしの闇鍋”と発表。これ、すごく上手い表現だと思います!
若葉は“死ぬほどおもしろい”と表現。「僕が中学生だったら、友達にどうやって薦めるかなと思って考えたら、“死ぬほどおもしろいから観たほうが良いよ”って」と回答。真面目に聞いていたんですが、“そのまんまじゃん!”“なぜ中学生として考える?”っていうところで、後から笑いがこみ上げてきました(笑)。
続いて、染谷は“映画におけるパンクの教科書 “と表しました(掛け軸では“映”が抜けていますが)が、「気付いたら、撮影の半分以上がふんどし一丁でして。日々悶々と、ふんどしを巻く毎に“パンクとは何なんだ?”と考えて、毎晩寝られなかったんですけど、ある時“パンクってありかも”って思いました」とコメントしました。この言葉も本編を観ると、すごく納得するので、お楽しみに!で、個人的に、掛け軸の言葉は、豊川悦司の「ひと足お先にオリンピック」がツボでしたが、まさにオリンピックみたいな映画だと思います(笑)。
上映前の舞台挨拶で、登壇者はネタバレに気を付けて話していましたが、本編を先に観た上でこの会見を取材できて、すごく良かったです。というのも、皆さんがどんなキャラクターだったかを知った上で、このお話を聞くと、すごく納得というか、思い出して余計に笑えるんです。皆さんもぜひ劇場で本作を観た上で、また記事を読んで頂いて、何度も楽しんでください!
『パンク侍、斬られて候』