『くじけないで』大ヒット祈願イベント、八千草薫、由紀さおり(主題歌担当)
2013年11月6日、本作の大ヒット祈願イベントが巣鴨地蔵通り商店街にて行われました。野外でしたが、この日は天候にも恵まれたくさんの方が集まりました。なかでもシニアの女性の方が多く、始まる前から「まだかしら〜」「楽しみね」などという声が聞こえて心待ちにしている様子がとてもかわいかったです。実際に2人が登場すると「トヨさーん(八千草薫の役名)!」と大きな声で呼び元気に手を振ったり、なかには応援用のうちわを持っている方もいました。
今回、八千草薫と由紀さおりは人力車に乗って商店街を通ってからイベント会場に登場しました。商店街の様子について八千草薫は「私は以前にドラマの撮影でこちらの商店街に来たことがあります。そのときも今日もそうですが、どこを見ても赤い下着が目に付きますよね。でも赤い色ってやっぱり元気が出て良いなと思います。私もいつも赤いセーターとかを着ると元気になったように思います」とコメントしました。巣鴨地蔵通り商店街では「赤いパンツ」が名物なようで、パンツに限らず真っ赤な下着類を売っているお店がたくさんありました。ちなみにこの赤い下着は健康促進や魔除けの意味などがあるようです。実際に保温効果もあるようですよ!
次に一般のお客様より「今まで一緒に共演したなかで一番素敵だと思った方はどなたですか?」と尋ねられると八千草薫は「一番というのはとても難しいですね。皆さん個性があって素敵だなと思いましたし、一緒に芝居をしていると本当にその方が好きになります。今回は武田鉄也さんと親子の役だったのですが、最初から本当にかわいい息子のようで好きだなと思えました」と話しました。さらに別のお客様より高い声を出すコツについて聞かれると由紀さおりは「喉だけで歌うとやはり疲れてしまいます。お腹の下の丹田(たんでん)が自分の声を支える大事なところなので、ここを意識して高い声を出すと上手く出ますよ。ぜひ今回の主題歌を覚えてカラオケで歌ってみてください」と立ちながら話し、美しい声を出すコツを教えてくれました。シニア世代の方はやはりカラオケが趣味の方が多いようで、集まった方々が一生懸命に「そうですか〜」と相槌を打ちながら話を聞いている姿が印象的でした。
映画のなかで印象に残ったシーンについて由紀さおりは「私はトヨさんが自宅で寝ているときに扉の音が聞こえて、息子が来たのかと思ってベッドから入り口までものすごい時間をかけて行くシーンが切なくて印象的でした」と答え、それに対し八千草薫は「実はあのシーンが一番最初に撮ったシーンだったんです。90歳になるのはどうしても難しくて、あのシーンは時間がかかって一番大変でした。でも撮影してみて90歳になるとこんな風になるのかなとやっと柴田トヨさんを演じる入り口にたどり着いたような気持ちになりました」とコメントしました。自分の歳よりも年上の方の演技をするというのはキャリアの長い八千草薫でも難しいことなんですね。劇中では柴田トヨの59歳から98歳までという長い年月を八千草薫が演じています。若いときは若々しく見えますし、90代後半ではやはり弱々しく見えるので実年齢がいくつなのかわからなくなってしまったほどです。ぜひそのときどきで何歳頃のトヨを演じているのか気にしながら観てみてください。
また八千草薫が元気の秘訣について「気持ちを落とさないでいつも良い方に楽しく考えると元気が出ると思うんです。私はいつも楽しくいることを意識していて、辛いときでも楽しくやろうと思うと光が見えてくるんです。だから落ち込みそうなときは気分を変えて楽しいことを考えると元気でいられます」と話しました。八千草薫のお肌がとてもきれいで、体も元気そうに見えるのはやはりこの秘訣があってこそなのかも知れないですね。
本作では柴田トヨの半生が描かれ、いくつになっても新しいことを始めることができるという勇気と希望をくれる作品になっています。若い世代の方も楽しめる作品なので、ぜひおじいちゃんおばあちゃんを誘って一緒に観に行ってみてはいかがでしょう。
『くじけないで』
2013年11月16日より全国公開
配給:松竹
©2013「くじけないで」製作委員会
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
http://www.tst-movie.jp/hh02_ka/hh02_ka_kujikenaide.html
トーキョー女子映画部サイトに戻る→ http://www.tst-movie.jp/index.html
赤いパンツが名物の街、巣鴨で八千草薫が元気の秘訣を披露! はコメントを受け付けていません
『キャプテン・フィリップス』トム・ハンクス、ポール・グリーングラス監督
そして海賊についてトム・ハンクスは「こういう映画を作る場合、バッド・ガイ(悪者)が出てくるわけですが、本作に出てくるバッド・ガイは背後に複雑な問題を抱えています。機関銃を持った4人のやせ衰えたソマリア人が海賊として出てきますが彼らはただ悪人というわけではなく、腐敗した貧しい国で絶望しています。そういう彼らの背景を理解することによって、世の中が不公平だということが観客の方に伝わるのですが、だからといって彼らがやることを許して良いわけではありません。この世の中で一番危険なのは、生きる目的がない若者に銃を与えることです。社会にも責任はあるけれど、そういうことを許してはいけない、でも彼らは問題を抱えているということがこの作品を観れば伝わるという点で大変意義があると思います」と熱弁しました。監督は「トムに全く同意です。これは犯罪の物語です。優れた犯罪ものは物語が展開していくなかでその犯罪によって生じる結果などがドラマとして描かれていきます。また道徳的に明確である事柄が軸となって、奥行きとして何層にもなる曖昧さや、どうしてそういう犯罪が社会的に生まれてくるのかという関係性が描かれます。良い例でいうとドフトエフスキーの[罪と罰]が浮かびます」と、この作品の見どころを解説してくれました。劇中の船長と海賊たちのセリフのやりとりのなかに、こういった要素を表現する内容が多々ありましたが、複雑な気持ちになりました。とても深い内容が描かれていますので、そういう点にもぜひ注目してください。
最後に監督は「映画をうまく終わらせるのはとても難しいのですが、正しく終えるということも困難です。制作中いくつかパターンを撮って最善のものを考えるんですが、場合によっては全く使えなかったり、1つだけ使えるということもあります。今作についての正しい終わり方を考えると、文字どおりの終わり方ですと奇妙な言い方ですが“完全に不完全“な状態になってしまう、つまり感情的に皆さんが満足して頂けない内容になってしまうと考えました」と深いコメントを残しました。たしかに実話だとはいえ、事実が報道された部分だけで終わりにするとエンターテイメントとしては不完全なのかも知れないですね。社会性とエンターテイメント性をうまく兼ね備えた本作。どんな終わり方をしたのかはぜひ映画を観て確かめてください。
『キャプテン・フィリップス』
『四十九日のレシピ』完成披露舞台挨拶、永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、安藤裕子(主題歌担当)、タナダユキ監督
MCより「最初に本作の話が来たときはどう思いましたか?」と尋ねられると永作博美は「まず原作を読み、亡くなった方が四十九日を盛大にやって欲しいと願っていたことがとても印象的で、ぜひ私が叶えたいという気持ちでこの役を引き受けました。私が演じた百合子という人物はいろいろなことを背負って生きている人なので、それをリアリティとして表現するのは難しいだろうなと思っていました。でもほかの俳優さんたちやスタッフに本当に支えられてなんとか百合子を演じることができました」と話しました。四十九日と宴会のイメージが両極端に思えますが、映画のなかではどのような四十九日になっているのかが楽しみです。
んでお前は帰ってきたんだ!”というセリフが素直に出ました。本当にやっかいな娘がやっかいな問題を持って帰ってきたという気がして役にすぐに入ることができました」と話すと、MCが「劇中ではかなり大きい声を出していましたが声を大きく出すコツなどはあるのでしょうか?」と尋ねると、「コツはありませんが、やりましょうか?」と言い、「セリフじゃないのに声を大きく出せるかこのやろう!」と会場に響く大きな声を出していました!その後MCより「では岡田さんも(ブラジル人役だったので)ポルトガル語をぜひお願いします」と言われると岡田将生は「石橋さんがやったから僕もやらないとダメじゃないですか〜」とためらいつつも、「ボニータ!」と劇中で百合子に言っていたセリフを表情付きで披露しました!石橋蓮司も岡田将生もいざやるとなると役者スイッチを入れてしっかりやっていたのでさすがプロの役者だなと感心してしまいました。
岡田将生は今回演じた日系ブラジル人のハル役がきたときの印象について「僕は日系ブラジル人っぽく見えるんだなって思いました(笑)。もっと似ている方もいるなかで僕に話が来たということは何か試されているのかなと思い、今回は日系ブラジル人になりきろうと決めました」とコメントしました。また熱田家に乗り込む少女のイモ役を演じた二階堂ふみは「ここ何年か血がいっぱい出るような映画に出ることが多かったので、母と電話をしていたときに“あんたはまた血が出る作品に出るの?”と心配そうに言われました。でも今回は“血が出ないすごく良い作品だよ”と話し、母を安心させることができたので良かったです」と話しました。今回血は出ないようですが(笑)、岡田将生が日系ブラジル人、そして二階堂ふみはロリータ系ファッションの女の子ということで十分キャラは濃いですね。
監督は今回描いた熱田家について「この映画のなかで家そのものが登場人物の1人みたいなところがあるので、たくさんロケハンして探しました。料理については私がもともと大好きだった料理家のなかしましほさんにお願いしました。劇中に使用した料理は見た目だけでなく本当に美味しい料理を作ってくださり、私自身まかないのために頑張ったと言っても過言ではないくらい美味しい料理でした」と語りました。さらに監督は本作の主題歌にもこだわったそうで、「映画が終わって最後に流れる曲を安藤裕子さんに歌って欲しい」と思い依頼することを決めたそうです。主題歌を依頼されたときのことを安藤裕子は「最初にハワイの“アロハオエ”という曲に日本語歌詞を付けて歌ってくださいというお話を頂きました。その後本編を最後まで観たら、永作さんの表情から何か伝わってくるものがあり、その気持ちを歌詞に乗せました」と話しました。映画を観終わって最後に流れる曲はとても重要ですよね。ぜひエンドロールの最後まで観て映画の余韻に浸りましょう。最後に監督から「本作はいろいろな思いがありながらもなんとか自分の足で生きていこうとする人たちの話になっています。ぜひ楽しんで観てください」とコメントがあり、舞台挨拶が終了となりました。
『四十九日のレシピ』
『鑑定士と顔のない依頼人』来日舞台挨拶、ジュゼッペ・トルナトーレ監督
まずMCより「今回、脚本を書いたときは、始めから主人公をジェフリー・ラッシュだと思い描いて書いたのでしょうか?」と問われると監督は「脚本を書き始めたときは2人くらいの俳優を思い浮かべながら書いていました。でもいろいろと想像しながら書いているうちに、自分のなかで主人公はジェフリー・ラッシュだけに絞られました。脚本を書き終えて、実際にジェフリー・ラッシュに脚本を送ったところ一週間くらいで“ぜひやらせて欲しい”との返事を頂きとても嬉しかったです」と答えました。また現場で実際にジェフリー・ラッシュと一緒に仕事をしての感想について聞かれると「彼は非常に寛大な心の持ち主ですし、自分の仕事をどこまでも愛している人物なのでずっと一緒に仕事をしていたいと思いました。それに彼は自分の好きな人物像と出会ったときは何も顧みずにその役のなかに飛び込んでいきます。でもちゃんと遊び心もあり自分の役柄を楽しみながら演じていました。今回彼と仕事ができて本当に最高でした」と回答。脚本段階でキャスティングを絞っていただけのこともあり、主人公のヴァージル役はジェフリー・ラッシュにぴったりの役柄となっています。厳しい性格の主人公がだんだんと変貌を遂げていく様子に特に注目してください。
『鑑定士と顔のない依頼人』PG-12
『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロ、グレイス夫人
2013年10月22日、第26回東京国際映画祭開催中に『マラヴィータ』の来日イベントが行われ、主演のロバート・デ・ニーロが来日しました。奥様と車から降りてきたデ・ニーロは、始めカーペットを歩き、マスコミからの質問に応じたり、ファンと握手をして回りました。その間も二人がさりげなく手を繋いでいるのをパシャリ。夫婦仲むつまじくて良いですね(笑)。
ましたが、今回の再タッグについて聞かれると「彼と仕事をするのはいつも楽しいですし、また彼と企画しているものもあります。何も言わなくても見ていれば彼のいうことはわかります」とコメント。次をもう計画中とは気になりますね!デ・ニーロは今年で70歳、スコセッシは71歳ですが、彼らを見ていると年をとるのも怖くないなと思えます(笑)。さらにトミー・リー・ジョーンズとの初共演について聞かれると「とにかくお互いベテラン同士だし、セリフもシンプルでよく書けている脚本なので、和気藹々とでき楽しかった」と答えていました。初共演とは驚きでしたが、本編ではまさに昔からの親友といった感じで息もピッタリでした。共演したことはないとはいえ、映画界を支えてきた重鎮ですから戦友みたいな関係かも知れませんね。最後にファンの
皆さんへ一言をお願いされたデ・ニーロは、ずっとしかめっ面に見えた顔に笑みを浮かべて、「皆さん、来てくれて本当にありがとう。こんなに若い方たちが来てくれて嬉しいです。日本のファンの方たちは、とてもお行儀が良いですね。カンヌなどではワーワーキャーキャーと大変なのに(日本の皆さんは)すごいです」と挨拶。日本に好印象を持ってもらえて良かったです。
『マラヴィータ』
2013年10月17日、第26回東京国際映画祭のオープニングイベントとして、グリーンカーペットに各国さまざまな俳優、監督が登場しました!






【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】ハビエル・カマラ、ブランカ・スアレス、アルベルト・カレロ・ルゴ (ラテンビート映画祭プロデューサー&プログラミング・ディレクター)
観客の皆さんはスペイン語が堪能な方が多かったようで、登壇者のスペイン語での会話をそのまま聞いて笑ったり反応していましたが、上映後のティーチインでもスペイン語で挨拶、質問する人ばかりで驚きました。来日した二人もノリノリ、お客さんもノリノリで会場は何度も笑いに包まれましたが、やはりオリンピック招致の話題が出ました。ハビエルは「オリンピックの件では、マドリッドを負かしてくれてどうもありがとう(笑)」と言い、日本が誇る“おもてなし”のジェスチャーを二人してやってくれました。悔しいながらも気に入ってくれたようで何度も披露してくれたので会場は爆笑でした。
『人類資金』完成報告会見、佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、阪本順治監督、福井晴敏(原作者)
監督は本作について「33年前、僕がまだ美術の助手だった頃に【M資金 知られざる地下金融の世界】という高野孟さんの本を読んで、いつか監督になったらこういう題材にチャレンジしてみたいと思っていました。2006年に福井さんに原作をお願いし、それからしばらく“人類”はいたんですが“資金”がなくて7年もかかってしまいました(笑)。けどこの時代にこの映画を発表できるということは逆に良かったと思っています」とコメントしました。また今回詐欺師の役を演じた佐藤浩市は各キャラクターの描かれ方について「この作品では各キャラクターの細かい背景の説明がありませんが、監督と僕らの間では常にキャラクターの背景や性格を確認しながら芝居し、敢えて映画のなかでは細かな説明抜きに作りました。そういった説明がなくても話しが進んでいくなかで観客の方々に何か感じてもらえると思います」と話し、森山未來も今回演じた謎の人物という役柄について
「僕は謎の人物を演じているので(笑)、あまりここでいろいろ話すことはできないのですが、この石優樹というキャラクターの過去の歴史、そしてMという人物と出会って作り上げてきた関係性をすごく意識して演じました」と話しました。かなり謎の多いキャラクターを演じている森山未來ですが、映画を観ると森山未來だからこそできた役だなと思えますよ。ぜひこの謎の人物には注目です!
に全員のセリフを読み上げてタイムを計ったりという苦労話も明かしていました。やはり原作ものを映画化し、脚本を作るというのはとても大変な作業なんですね。改めてそのすごさを感じます。
『そして父になる』ジャパンプレミア、福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升【ショウゲン】、是枝裕和監督
本作はカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したこともあり、公開のかなり前から注目を集めていた作品です。待ちに待った公開を迎えることについて監督は「映画祭からすでに4ヶ月近く経ったのですが、本当にあっという間でした。正直なところ映画祭のすぐあとに公開した方が良いんじゃないかという気持ちもありましたが、ここまでずっとキャンペーンで国内外を回っていろんな感想を聞いて、そしてまた今日新たな出発を迎えられて良かったと思っています」とコメントしました。またカンヌ国際映画祭での男泣きについて福山雅治は「あのときは本当に感動的で泣いてしまいました。ですが僕自身“俺がやったんだぜ!”という気持ちがあったのではありません。監督がずっとこの映画のためにかけてきた労力と時間が報われた瞬間だったので、“監督おめでとう!”という気持ちで嬉しくて涙してしまいました」と回答。福山雅治自身、撮影中に監督のそばでその苦労を目の当たりにしていたからこそ余計に感動するものがあったのかも知れませんね。
会見中も子どもたちがとてもかわいく二宮慶多くんは本作に出演しての感想を「お芝居がもっと好きになりました!良い思い出ができました」と話し、黄升くんは「最初は緊張したけど、皆さんのおかげで楽しくできました!」と元気に話しました。最後に福山雅治が「本当に早く皆さんの感想を聞きたいです。どの世代でも楽しめる作品だと思います。そして自分の家族がかつてどう育ててくれたのか、愛してくれたのかを思い出しながら観てもらうとよりこの映画が味わい深いものになると思います。楽しんで観てください」と話しジャパンプレミアが幕を閉じました。
『怪盗グルーのミニオン危機一髪』吹き替え版完成会見、笑福亭鶴瓶<グルー役>、芦田愛菜<アグネス役>、中島美嘉<ルーシー役>、中井貴一<エル・マッチョ役>
笑福亭鶴甁は今回の吹き替えの感想を聞かれると「まず英語のものがあって、台本には標準語でセリフが書いてあって、それを僕は大阪弁に切り替えるという段階があるので、やっぱり大変でした。僕は夏休みにハワイに行っていたのですが、そのときにこの作品が公開されていたので観に行きました。向こうでは公開されてしばらく経つのにそれでも人がたくさん入っていて、家族連れや若い子がたくさんいたので驚きました。この作品は女の子同士で観ても、カップルで観に行っても良いと思います。それに泣けるシーンや恋愛するシーンもあるのでいろいろな人に観て楽しんで欲しいです」と本作が誰でも楽しめる作品であることをアピールしました。そして笑福亭鶴瓶と同じく3年ぶりに本作でアグネスの声を担当した芦田愛菜は、「今回もまた大好きなアグネスの声をやることができてとても嬉しいです」と話し、笑福亭鶴瓶との共演についても「鶴甁さんとまたご一緒することができて嬉しいです!」と元気よく答えました。会場では各キャストが吹き替えをした1シーンが流されましたが、皆さんの声は予想以上にはまっていました!特に芦田愛菜のアグネスのシーンは、そのシーンだけで涙が出そうになるほどでした。
中井貴一は初の声優挑戦について「僕はこの話をもらう前、実は前作を観ていなかったので、ミニオンが描かれたパンフレットを渡されたときに、てっきりミニオンのなかのどれかの声をやるんだと思っていたんですよ。それに鶴甁さんもミニオンのなかのどれかの声をやっているんだと思っていました(笑)。けど鶴甁さんの吹き替えをしている現場に行ったら、鶴甁さんが人間(グルー役)の声をやっていてそこで初めて僕も人間の声をやるんだと知りました」と答えました。また中井貴一の吹き替えの上手さには秘密があり、「僕が俳優デビューした当時はワイヤレスマイクがなかったんです。なので自分の演技にあとから声を入れる作業を行っていました」というエピソードを明かしました。