トーキョー女子映画部の取材リポート

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06 2月

“無声映画のスター達にすごく影響を受けた” by ジョニー・デップ『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

Posted in 未分類 on 06.02.15 by Merlyn

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』来日記者会見、ジョニー・デップ映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』来日記者会見、ジョニー・デップ

2015年1月27日に記者会見を行うはずだったジョニー・デップでしたが、体調を崩し、翌日に改めて会見の機会が設けられました。そこでジョニー・デップは、「皆さん、まず最初に本当に昨日は申し訳なかったです。ちょっと風邪というかインフルエンザが残っていて大変体調を崩しました。でも、それが本当の理由ではなくて、朝チューパカブラという珍獣に襲撃を受けまして何時間か闘ってはみたんですけど、非常にあっちは残虐性がありまして、ねちっこいんです。たぶん私のスーツケース入れて連れてきてしまったんじゃないかと思います。23階から投げ落としましたので、もう二度と会うことはないと思います」とジョークを交えながらも真摯に謝罪をしました(笑)。前日の突然のキャンセルはすごくショックでしたが、こうやって登壇してくれて本当に良かったです。前日の夜に行われたジャパンプレミアには頑張って登壇したジョニー・デップですが、彼に会いたいと集まったファンはなんと1500人もいたそうです。さすがですね!

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』来日記者会見、ジョニー・デップ質疑応答では、役作り、今回のトレードマークであるちょびヒゲについて聞かれ、「ちょびヒゲはとても大事な要素でした。(原作の)作家さんはヒゲのミステリーを書いてるくらいでヒゲ殺人事件というのがシリーズのなかにあります。毎回キャラクターを作るときにアプローチの仕方は違いますが、キャラクターを思うときにふと自分のなかにイメージが浮かぶときもあれば、ちょっとずつ浮かんでくることもあります。監督にも誰にもわからないけど自分だけは全部わかっているということもありますが、私としては毎回誰も見たことのないキャラクターを作るんだという気持ちで挑んでいます。今回のモルデカイの場合は、小説で描かれているイメージとは違うものにしたかったんです。すごく見栄っ張りでナルシストという部分は出したかったので、ちょびヒゲは大事でした。そして生え際は茶色なのにブロンドに染めているっていうのは、彼の見栄をとても象徴していると思います。実はこのキャラクターは撮影の直前、朝にできあがったキャラクターだったんですが、スキッ歯も大事で、彼のルックスを特徴づけていると思います」と答えました。

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』来日記者会見、ジョニー・デップさらに「今回は派手でコミカルなアクションシーンがたくさん出てきて、往年のチャーリー・チャップリンやバスター・キートンを彷彿とさせました。なかでも印象に残るシーンを教えてください」という質問には、「今、無声映画の俳優さんの名前をおっしゃって頂きましたが、それはすごく大事な要素でした。無声映画の俳優さんたちは言葉がないわけですから、表情や目を使って演技をしていた、これがとても大事な要素だったんです。私は何しろチャップリン、キートン、ロン・チェイニー・シニア、ジョン・バリモアからすごく影響を受けているんですね。本当にこのモルデカイというのはそういう要素を持っているキャラクターだと思います。自分ではすごくカッコ良いと思っている部分があって、でも自分を愛しすぎているあまり周りが見えていないというキャラクターです。アクションとしては、ロシアのシーンで非常におもしろいシークエンスがありましたが、“open your balls”という変な質問をされて、それがモルデカイもどういう意味かわからないし、僕も未だにわかってません」と答えました。通訳さんも“open your balls”の部分をどう日本語に訳せば良いかと考えてそのまま英語で話すと、「“open your balls”とわざと言ったのは、通訳さんがどうやって訳すか、通訳さんに言わせたかっただけです(笑)。このセリフ、どの映画にも出てきたことがないし、実生活でも使わない言葉なんですけど、とっても意味深なので皆さんぜひいろいろと考えて頂きたい。哲学的な意味があるかも知れません」とジョークを飛ばし、会場を和ませました。

当日はヒゲの小道具がテーブルにたくさん並べられ、ジョニー・デップは会見のあいだ、それを使っていろいろとおもしろいことをやってくれました。フォト・セッションの際も時間をかけてくれて、サービス精神たっぷり。そんな楽しくてカッコ良いジョニー・デップの新作、今回はどんなキャラクターに仕上がっているのか要チェックです!

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』ジョニー・デップ『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

2015年2月6日より全国公開

配給:KADOKAWA

http://mortdecai.jp/

© 2014 Lions Gate Entertainment Inc.  All Rights Reserved.

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03 2月

ミーガン・フォックスが真冬のジャパンプレミアにセクシードレスで登場!『ミュータント・タートルズ』

Posted in 未分類 on 03.02.15 by Merlyn

映画『ミュータント・タートルズ』ジャパンプレミア、ミーガン・フォックス、ウィル・アーネット、アンドリュー・フォーム(プロデューサー)、ブラッド・フラー(プロデューサー)、カンニング竹山(日本語吹替え版キャスト)

2015年2月2日、本作のジャパンプレミアが行われました。会場は、有楽町マリオン1階センターモールで行われ、外と同様の寒さのなか、ミーガン・フォックスは胸元が開き、スリットの入ったロングドレスで登場!コートを着込んでいる私たちでさえ寒いのに、笑顔で頑張る姿にはハリウッド魂を感じました。それにしても、ミーガンの美脚は本当に美し過ぎてかなり眩しかったです(笑)。

ミーガン・フォックスは本作について、「私は子どもの頃から『ミュータント・タートルズ』の大ファンだったので、今回出演することができとても光栄でした。私の予想以上に素晴らしい作品となったのですごく嬉しいです。私たちは本当にクールなことを成し遂げられたと誇りに思っています」と語りました。ウィル・アーネットは自身のアクションシーンについて「本当に疲れました(笑)。でもとっても楽しかったです。普段はコメディ作品に出演する方が多いので、スタジオのなかでおもしろいことを言うのが仕事なのですが、今回はブルックリンの駐車場で撮影をして頑張ったので、ぜひ皆さんにもアクションシーンを楽しんで欲しいです」とコメント。ウィル・アーネットはとても気さくで、本物のカメの登場や豆まき(2月3日の節分にちなんで)の場面で、毎度ナイスリアクションをとっていました。豆まきでは、ファンに向けて豆袋を投げたのですが、遠くまで投げられないミーガンの分までウィルが預かって投げるという紳士っぷりを発揮。さらに、その豆袋には当たりが付いていることを聞き、ウィルは床に落ちた分まですべて拾い、ファンのもとへ投げ込みファンも喜んでいました。


本作のプロデューサーを務めたアンドリュー・フォームは、製作が決定している続編について「4月からニューヨークで撮影をスタートします。新しいキャラクターも登場します。まだ詳しいことは言えないのですが楽しみにしていてください」と話しました。既に続編が決まっているとはすごい!それだけ本作が世界で好評価だったことがわかりますね。
イベントの後半には、スプリンター役の吹替えを担当したカンニング竹山がカメと共に登場。カンニング竹山は今回のイベントの様子について「楽屋裏がハリウッド状態で驚きました!スプリンター先生の声は、一生懸命にやらせて頂きました」と話しました。最後にミーガン・フォックスは、これから本作を観る方に向けて「本当にスリルがあって楽しい作品になっています。ぜひ楽しんで観てください」とコメントしました。その後キャストとスタッフはゆっくりとファンサービスを行い、一人一人の声援に丁寧に応えていました。本作は子どもの頃にアニメ版を観ていた方、初めてタートルズを知った方、両方が楽しめる作品です。ぜひ大きなスクリーンで、迫力のアクションシーンをご覧ください!

『ミュータント・タートルズ』

2015年2月7日より全国公開

http://www.turtles-movie.jp/

配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

© MMXIV Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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28 1月

松坂桃李&miwaが、未経験の楽器を猛特訓して天才を演じる『マエストロ!』

Posted in 未分類 on 28.01.15 by Merlyn

映画『マエストロ!』公開直前イベント、松坂桃李、miwa、西田敏行、小林聖太郎監督、辻井伸行(ピアニスト)

2015年1月20日、本作の公開直前イベントが行われ、キャストと監督、さらに本作のエンディングテーマを担当したピアニストの辻井伸行も登場しました。

松坂桃李は、楽器の練習について「現場に入る前から練習時間を頂いて、それぞれの楽器を練習しました。撮影現場でもプロのオーケストラの方たちが入っていたので、その方たちに直々に指導してもらい、本物に触れながら現場にいられたので、ある意味本物の音楽家の感覚になりました」と話しました。今回、松坂桃李とmiwaは、プロの楽器奏者役ということで、それぞれ未経験の楽器に挑戦し、現場では休憩を惜しんで練習していたそうです。劇中、音は披露されていないのですが、プロの奏者に見えないといけないので、指の動きや弓の持ち方などかなり細かいところまで練習したことも明かしていました。また、今回初めて演技に挑戦したmiwaは、「今回は演技に初挑戦させて頂き、すごく良い経験をさせて頂きました。普段はミュージシャンとして活動しているのですが、こうして音楽の素晴らしさや美しさを伝える映画に出演できたことをすごく光栄に思っています。私は天才フルート奏者役ということで、実際にはフルート未経験でアマチュアなんですが、どうやって天才を表現するのかが難しかったです」と話しました。

監督は、本作が間もなく公開されることについて「この映画を作るにあたって最少人数が集まり始めたのが2011年の4月くらいだったので、未だに公開が本当のことだと信じられません。いろいろな思いがあり過ぎてなかなか言葉にできないのですが、たくさんの方にご覧頂きたいと思います」とコメント。指揮者役を演じた西田敏行は、世界的指揮者である佐渡裕氏より指導してもらったエピソードについて「佐渡さんには、かなり熱の込もった指導をして頂きました。日本人は表情が乏しいと言われることが多いのですが、佐渡さんは本当に表情豊かな方です。佐渡“裕=ゆたか”です(笑)」とギャグを放ち会場を沸かせました。同じく佐渡裕氏の印象についてmiwaは、「佐渡さんは、西田さんの指揮の監督ということでいらしていたんですが、本番シーンの撮影中は私が担当していたフルートのところにもいらして“もっとこうして!”と、すごく熱くご指導頂いたんです。そのときはなぜフルートなんだろうと思ったのですが、実は佐渡さんはフルート課を卒業されていたそうで、だからフルートにかける情熱がほかの楽器よりもすごかったようです」とコメント。

イベントの後半には、ピアニストの辻井伸行が登場し、エンディングテーマ“マエストロ!”を披露しました。バラード系の楽曲なのですが、ピアノソロの演奏はとてもしっとりしていて聴いていてすごく心地良かったです。演奏を終えた辻井伸行は、「素晴らしい映画の曲を作れたことにとても感謝しています。以前から音楽に関わる映画のお仕事がしたかったので、この映画と出会えたことを光栄に思います。僕も普段オーケストラと共演させて頂くことが多いのですが、やはりみんなで一つの音楽を作り上げる喜びというものがあるので、今回の曲は音楽への優しさや楽しさ、お客さんが大きな拍手をしてくださるときの喜びをイメージして作りました」と語りました。最後に松坂桃李は「改めて音楽の力は偉大なものなんだと実感しています。本作はオーケストラの物語ですが、バラバラな性格の人たちが集まって、そのなかで好き嫌いがあったり、ケンカをしたりといった人間ドラマもあります。辻さんもお話していましたが、大勢の人たちが一緒に何かを作る素晴らしさ、楽しさ、喜びがこの作品にはギュッと詰まっています。なので音楽に限らず、皆さん自身にも何か置き換えられる部分があると思います。ぜひ最後までお楽しみください」と話し、イベントは幕を閉じました。

松坂桃李のしっかりと話し方や佇まいは落ち着いた雰囲気で、どんな場面でも必ずきちんとしたコメントをする姿が紳士的でかっこ良く見えました。miwaは、普段ミュージシャンとしてギターを持って歌っている姿とはまた違った雰囲気で、すごく可愛らしかったです。ちなみに劇中では、関西弁で容赦なくダメなオーケストラメンバーに切り込んでいくmiwaの姿が観られますよ(笑)。ストーリー、音楽共に楽しめる素敵な作品です。ぜひご覧ください。

『マエストロ!』

2015年1月31日より全国公開

http://maestro-movie.com/

配給:松竹、アスミック・エース

©2015『マエストロ!』製作委員会 ©さそうあきら/双葉社

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27 1月

史上初!ももクロが前代未聞の大プロモーションを展開『幕が上がる』

Posted in 未分類 on 27.01.15 by Merlyn

映画『幕が上がる』百田夏菜子/玉井詩織/高城れに/有安杏果/佐々木彩夏、本広克行監督、田中将大選手映画『幕が上がる』完成披露試写会、ももいろクローバーZ【百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏】、本広克行監督、田中将大(ニューヨークヤンキース所属野球選手/サプライズゲスト)

2015年1月27日、ももいろクローバーZ主演、本広克行監督作『幕が上がる』の完成披露試写会が行われました。会場にはモノノフ(ももいろクローバーZファンの総称)が多く詰めかけ、一同が登壇すると大歓声が起こりました。最初は本広監督が「どうでしたか?観てもらって、(彼女たちは)頑張ってましたか?」と客席に問いかけると拍手が起こり、「意外とまあまあ頑張ってる感じで(笑)。」と謙虚なコメントをすると、ももクロメンバーからは「まあまあ…?」というツッコミが入りつつ、「でも、彼女たちがこの夏一生懸命作った映画ですので、ぜひ応援してください。よろしくお願いします」と挨拶しました。

映画『幕が上がる』百田夏菜子百田は「本当に初めてのことだらけで、撮影に入っても知らないことばっかりだったんですけど、一生懸命頑張りました。ライブとは全然違うこういう舞台挨拶の雰囲気にも慣れずどうして良いかわからないんですけど、ハイ(笑)。楽しんで頂けたら何よりです」と少し照れていました。続いて玉井は「クランクアップしたときに、監督が“お客さんに観てもらって映画って言うのは完成するって言ってたから、完成への第一歩を迎えられたことを嬉しく思います。皆さん、広めてくださいね!」と明るくコメント。高城は「普段の笑顔の私たちじゃなくて、一人一人の笑顔以外の新しい面を観てもらえたら良いなと思ってます」と見どころを話しました。有安は「皆さん、この映画大丈夫そうですかね?」と客席に問いかけ、「大丈夫!」とファンから歓声と拍手が起こりました。最後に挨拶をした佐々木は緊張しながらコメントしていましたが何となく会場がざわざわしていたと感じたのか「…ちゃんと聞いてる?」と投げかけると、なぜか“Hoo,Hooh!”という声援が起きたので「誰に“Hooh”って言ってるの?」と冗談でキレ気味にツッコミ、会場に笑いを誘いました。会場と一体感を持つのが上手なももクロならではの雰囲気がとても感じられて楽しかったです。

映画『幕が上がる』サプライズゲスト田中将大(ニューヨークヤンキース所属野球選手)そして、司会から今回はサプライズゲストが来場していて、客席で映画を観ていて今も客席にいるという情報が!会場がざわつき始め、客席の後方からニューヨークヤンキースの田中将大が現れました。これにはファンはもちろん、ももクロのメンバーも驚き、「(ファンの)皆が気付いてなかったことにもビックリだったんだけど(笑)」「どうやって入ったの?」と大騒ぎ。「何やってんの!?」とツッコミを入れられたマー君こと田中将大は「皆が映画ができたら観てって言ってたから」と答え、「すご〜い!こんなにおっきくてもコソコソ入って来れるんだ」など、大盛り上がりでした。ナイス・ツッコミですね(笑)。

そんなマー君ですが、今回は重大な役を担っていて、「行くぞ、全国!待ってろ、全館!上映劇場全127館舞台挨拶決定!」と大発表。これは史上初ということで、さらに移動総距離5万㎞ということで地球一周を超える距離だそうです。そして、メンバーそれぞれどの劇場に行くかという分担も発表。1人で行くところ、複数メンバーで行くところ、全員で行くところがあるようです。

【史上最大のプロモーション大作戦】詳しくはこちら

この作戦にはほかにも、ライブ&トーク付き特別上映などいろいろな企画が用意されています。

http://maku-daisakusen.jp/

すごいですね!ももクロ自身のプロモーションも以前からとても上手だなと思っていましたし、この映画についてもただのアイドル映画ではなく、日本を代表する劇作家、平田オリザの処女小説「幕が上がる」を映画化するというあたり、とても上手いなと思ってました。そしてこの史上最大のプロモーション大作戦ですが、ファンに元気を振りまき親近感を与えてくれる彼女たちらしさも感じられるとてもステキな企画だと思います。ぜひ、全国の劇場でももクロに会いに行ってください。私はモモノフではありませんが、本作を観て、今日の彼女たちを観て以前より好きになりました。ぜひモモノフ以外の方も本作を観てみてください。

映画『幕が上がる』百田夏菜子/玉井詩織/高城れに/有安杏果/佐々木彩夏『幕が上がる』

2015年2月28日より全国公開

配給:ティ・ジョイ/配給協力:東映

http://www.makuga-agaru.jp/

©2015「幕が上がる」製作委員会

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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

http://www.tst-movie.jp/hh07_ma/hh07_ma_MakugaAgaru.html

2010年6月当時のももクロ関連記事

http://tst-movie.jp/reportblog/?p=6

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26 1月

樹木希林“この女の監督の仕事はしんどかった”『あん』

Posted in 未分類 on 26.01.15 by Merlyn

映画『あん』記者会見、樹木希林、河瀬直美監督映画『あん』記者会見、樹木希林、河瀬直美監督

2014年12月11日、本作の記者会見が行われ、劇中の衣装をまとった樹木希林と、河瀬直美監督が登壇しました。本作の原作はドリアン助川の作品ですが、河瀬直美監督にとって原作本があるものを映画化するのは初めてだそうです。また約100館規模での公開を既に見据えている作品となります。そんな本作ですが、注目度をうかがわせるほど多くのマスコミ陣が詰めかけ、登場した樹木希林は「外側にも映画『あん』記者会見、樹木希林ずっとはみ出していらっしゃってすみません。トム・クルーズさん以来ということなんで、本当かな?と思っているんですけど」とジョークを交えて挨拶。監督の挨拶も終えると、「マスコミの皆さんはここからフラッシュはナシで撮影をお願いします」と司会からアナウンスがあり、すると樹木希林は「どうして?全然平気よ」と返し、司会が「でもテレビさんのほうはフラッシュが映像に光っちゃうと思うので(笑)」とフォローすると、樹木希林は「でもそのほうが臨場感があって良いじゃない。トム・クルーズさん以来なんだから」とまた場を盛り上げてくれました。

続いて、本作への出演の経緯を聞かれた樹木希林は「(河瀬監督の)『朱花(はねづ)の月』という作品でこちらのプロデューサーから電話があって、“西川のりおさんと夫婦役なんですけど、一日奈良に来てくれますか?ギャラは同じで1人5万円ずつです”“あ、そうですか。わかりました。旅費は自分で出すんでしょうか”という会話をして、もう記憶にないけれど、私はジパング倶楽部に入っていて3割引で行き何とかアシが出ずに行けたと思うんですが。そのときは台本があるようでないような、“2人でどうぞお話ください”と言われて、のりおさんとお互いに“もうこういう仕事はないですね”って話してました。でもどういうわけか、この度はその長〜いやつに捕まりまして、結果的に有り難い仕事になりました」と、赤裸々に経緯を告白。なかなか具体的な出演料が公表されることはないので、興味深いですね(笑)。でも本作では台本がすごく厚くてセリフがびっしり書かれていて、高齢で脳梗塞気味だった樹木希林にとっては大変だったそうですが、それでもちゃんと覚えて演じたというのはさすがです。

映画『あん』記者会見、河瀬直美監督そして、河瀬監督が原作本を映画化するのが珍しいので、樹木希林から「なぜ、原作本をおやりになったんですか?」との質問が投げかけられ、河瀬監督は「ドリアンさんとは『朱花の月』の割と中心となる役をやって頂いたご縁で、この作品を書いたときに読んで欲しいという手紙をもらったんです。読んでみるとすごく深く入っていく作品でした。一番は“これを映画にするならぜひ河瀬監督に”という一言が添えられていたので、具体的に考えてみました。映画にするにはすごく難しい小説なんですが、難しいことと易しいことがあったらこれまでの人生で難しいことばかり選んできていて、そういう性格なのでやってみようかなと思いました」と答えました。

そんな今作では主演した樹木希林は、「“小豆をちゃんと植えて刈り取って干して作るところはもう栃木県にしかないので行ってきました。見てください。こうやって小豆が遠くからやってくる、この声がわかりますか?”と監督から言われて、私は“う〜ん、わかります〜”って言ったんですが、一事が万事そのような物の受け取り方なんですね。その小豆の声を聞くなんて、そんな今の時代にもう、そんなもん聞こえません(笑)。だけど、そういう映画作りに参加させて頂いたわけです。頭で感性ってわかってるんですけども、70を過ぎて、50何年役者をやってて、感性というものを具体的に要求されるっていうのは、たいがいは男性の監督ですからちょっとごまかせばすっとすり抜けていけるんですけど(笑)、この女の監督の仕事っていうのはしんどかったです。でもそこにこだわる河瀬さんの凄さっていうのがわかりました。そういう映画です」と話しました。樹木希林が包み隠さず本音をユーモラスに語ってくれてとてもおもしろかったのですが、普通なら「それは言わないで」という反応をしそうなところを、河瀬監督も関西気質(奈良出身)なのかそれをちゃんと笑いと受け止めているという微笑ましい会見でした。先日、河瀬直美監督はフランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受賞しましたが、世界にも注目される女性監督と、ベテラン個性派女優樹木希林の作品、とても楽しみですね!

映画『あん』樹木希林『あん』

2015年6月、全国公開

配給:エレファントハウス

http://an-movie.com/

© 映画『あん』製作委員会

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23 1月

リアルな野球映画を作るためには本物の野球選手が必要!『KANO~1931海の向こうの甲子園~』

Posted in 未分類 on 23.01.15 by Merlyn

映画『KANO~1931海の向こうの甲子園~』ジャパンプレミアイベント、永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン、チェン・ジンホン、ウェイ・ダーション(プロデューサー)、マー・ジーシアン監督

2015年1月15日、『KANO~1931海の向こうの甲子園~』のジャパンプレミアが行われました。この日は、日本から本作に参加した永瀬正敏、坂井真紀に加え、台湾より監督とプロデューサー、そして生徒役を演じたキャスト2人が来日し、ジャパンプレミアに参加しました。

実在する野球監督、近藤兵太郎役を演じた永瀬正敏は、「近藤監督の教え子の方や、孫弟子さんとかに彼の人柄や練習方法について聞いて、撮影に挑みました。スタッフやキャストの皆さんだけでなく、台湾で既に観て頂いた方にもすごく温かく迎えて頂いて感謝しています。日本での公開ももちろん嬉しいのですが、こういったイベントを終えていくとキャストの皆と会う機会が少なくなっていくので、とても寂しく思っています」と名残惜しそうに話していました。本作は既に台湾で公開されており、大ヒットを記録。台湾のアカデミー賞である金馬奨では、永瀬正敏が日本人として初めて主演男優賞にノミネートされました。

近藤の妻役を演じた坂井真紀は、撮影の様子について「私は撮影現場がだいぶ温まった頃に参加させて頂いたのですが、すごく勢いがある素晴らしい現場でした。大変な状況でも皆がきちんと同じ方向を見ているなって思えて、すごく『KANO〜』のストーリーと似ている現場だと感じました」と話しました。

ウェイプロデューサーは、苦労した点について、「お金がかかるのはわかっていましたが、お金のことはあまり考えずに、とにかく作りました。でもやっぱり最後にはお金が必要でした(笑)。1930年代の甲子園や街の様子を再現するのはとても大変でした。台湾には黒土がなく、球場を再現するのにどうするのか撮影しながら一生懸命に考えました。最終的には、古いタイヤを持ってきて粉々にして砂の上に敷いて撮ったのですが、タイヤはゴムなので、ボールが地面にぶつかると変な方向にバウンドしてしたり、キャッチできなくなってしまい、撮影が大変でした」と語りました。監督は、本作について「野球は日本も台湾も有名なので、映画を観て本当に野球をやっていると信じてもらえないとダメだと思い、キャスティングの段階から、実際に野球をやれる人を起用したいと思いました。そこで台湾全土の高校と大学で野球チームがあるところは全部見に行って、実際に野球ができる若者を選びました。ツァオ・ヨウニンも実際に野球選手なので、映画のなかで彼の活躍ぶりを観ることができます。永瀬さんも子どもの頃に少年野球をされていたと伺っています」と話すと、永瀬正敏は「少年野球ですけどね」と苦笑していました。野球部員メンバーは監督の話した通り、本当の野球選手がたくさん起用されており、なかでも主要メンバーAKIRA役を演じたツァオ・ヨウニンは、21才以下の野球台湾代表として、ワールドカップで優勝した経験を持つほどの腕だそうです。そんなツァオ・ヨウニンは、昨年大会に出場したことについて「大会に出場が決まったときは、すごくプレッシャーを感じて、正直『KANO〜』に出演して人気が出たから選手に選ばれたんじゃないかって思ってしまいました。でも映画でしっかり役を演じたことと、子どもの頃から野球を一生懸命にやってきたことが僕に自身を取り戻してくれ、ちゃんと実力で選ばれたんだと思えました」と語りました。ツァオ・ヨウニンは、一見アイドルグループにいても可笑しくないようなルックスなので、本物の野球選手だと聞いたときは驚きました。

後半には、Rakeと中孝介が台湾アーティストと共作した主題歌“風になって〜勇者的浪漫〜”を披露。素敵な歌声に会場はうっとりし、聴き終えた永瀬正敏は、「いろいろなことを思い出して目頭が熱くなってしまい、それがバレないように皆で手を振っていました」とコメント。ですが、その後サプライズで今回日本に来れなかった台湾キャストによる手紙が読まれると、言葉を詰まらせ涙していました。

台湾キャストから永瀬正敏が普通に“監督”と呼ばれているのが印象的で、その仲の良さが伝わってきました。本作は、1931年の日本統治時代の台湾から甲子園に出場した弱小野球チームの奇跡の物語です。マー監督がこだわり抜いたキャストたちが全力で試合する様子にもぜひご注目ください。

『KANO~1931海の向こうの甲子園~』

2015年1月24日より全国公開

http://kano1931.com

配給:ショウゲート

©果子電影

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21 1月

外国人記者にはアジア人のセックス観が気になる?『さよなら歌舞伎町』

Posted in 未分類 on 21.01.15 by Merlyn

映画『さよなら歌舞伎町』記者会見、染谷将太、前田敦子、廣木隆一監督映画『さよなら歌舞伎町』記者会見、染谷将太、前田敦子、廣木隆一監督

2015年1月8日、日本外国特派員協会にて本作の記者会見が行われました。ぎゅうぎゅうに詰めかけたマスコミの多さに、廣木監督は、マスコミがこんなに集まっ映画『さよなら歌舞伎町』記者会見、染谷将太たのはきっと染谷が結婚したからだと、記者の多くがふりたがるであろう話題を早くも出してくれました。染谷は「この度、結婚しました。これからはささいな幸せを大切にして。まだ子どもはいないんですけどね、今後は家長として頑張りたいと思います」と挨拶しました。

そして、今回の会見が日本外国特派員協会で行われたこともあり、外国人からセックスについての質問が多く挙がりました。まず一人目からは「売春婦とのセックスシーンでは、ぼかしが入っていました。それは意図があったのでしょうか?それとも何か事情があったのでしょうか?あと、韓国人カップルのセックスシーンはかなり激しいものでしたが、他はそれほど激しくありませんでした。何か対称が描かれていたのでしょうか?」という質問が。それに対して廣木監督は「まずはデリヘルはセックスをするわけではないんですが、彼女(イ・ウンウ)がすごく芝居がうまくて、リアルに見えるのでぼかしてくださいと言われました。何もしてないんです(笑)。ぼかすと怪しい感じで、そっちのほうがちょっとエッチな感じに…」と真相を明かしました。続いて「セックスシーンに関しては、どっちが激しいってことはなくて、警察の方はこんなセックスをするかなとか(笑)、幻想でやっているので」と答えると、会場に爆笑が起こりました。

映画『さよなら歌舞伎町』記者会見、前田敦子そして、主演の2人にもセックスの話題がふられ、「私(質問している記者)は2人の激しいセックスシーンを楽しみにしてたんですが、今後の作品でそういう注文があったらどうしますか?」という質問が!日本人記者だとこんな風にストレートに聞く人は少ないと思いますが、さすが海外の方は直球ですね(笑)。で、この質問に対して染谷は「過去にそういうラブシーンをやったことはありますけど、台本を読んで感動して、これはやりたいと思ったらやるかも知れませんね」と少しはにかんだ様子で返答。前田も「私も同じですね…。自分もそういう風に作品のなかで求めて頂けるなら、作品のためならば抵抗はないですね」と慎重に言葉を選びながら答えていたのが印象的でしたが、国民的スーパーアイドルから女優に転身したとはいえ、こういう話題について発言するには、いろいろと配慮しないとダメな立場なんだろうなと勝手に思いました(笑)。でも、女優として活躍が目覚ましくなってきているので、今後は殻を破っていろいろ挑戦して欲しいですね。

映画『さよなら歌舞伎町』記者会見、前田敦子の足元

あっちゃんの足元がカワイイ!

本作は、歌舞伎町のラブホテルにまつわる、さまざまな問題を抱えもがいている人たちの群像劇です。その街自体に馴染みはなくても、キャラクターたちの心情は誰もが一度は感じたことのある種類のものだと思います。ぜひ、一度この世界に入り込んでみてください。

『さよなら歌舞伎町』

2015年1月24日より全国公開

配給:東京テアトル

http://www.sayonara-kabukicho.com/

© 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会

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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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イイ男セレクション:染谷将太

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_sa.html#selemen_Sometani_Syouta

イイ男セレクション:大森南朋

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_a.html#selemen_OomoriNao

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05 1月

「10代から20代前半の辛く悩んだ経験が今回の役に繋がった」by高良健吾『悼む人』

Posted in 未分類 on 05.01.15 by Merlyn

映画『悼む人』完成報告会見、高良健吾、石田ゆり子、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、堤幸彦監督、天童荒太(原作者)

2014年12月1日、本作の完成報告会見が行われました。今回の会見には、キャストと監督に加え原作者も登壇しました。本作で苦労した点について監督は「特別な苦労はありませんでしたが、今日はどんなものが撮れるだろう、どんな演技を見られるだろうという期待感を持ち続けることができ、この作品と正面から向き合うという体験できたので、とても清々しく撮影できました。でもどう編集するのか相当悩んで、何パターンも作ってはもう一回ということを何度も繰り返しました。でも今は納得できるものが出来上がったので、皆さんに早く観て頂きたいと思っています」と話しました。映画を観た感想を原作者の天童荒太は「何社もオファーがあったのですが、堤監督に一番熱い思いを感じ、僕も協力したいと思いました。何度か撮影現場を見学させて頂いて、その都度監督に撮ったものを見せて頂き、また普通ならあまりないはずですが編集時にもできる度に毎回呼んでくださいました。意見を言えば直してくださり、共に作り上げるような感覚になれました。すでに映画を7〜8回観ているんですが、キャストの方々の素晴らしい演技と映画の美しい情景にその都度涙が出ました」と語りました。


高良健吾は本作への思いについて尋ねられると、「来年でデビューして10周年となりますが、10代後半から20代の前半は、正直役者をしていて毎日楽しくないと思っていました。たまたまだったとは思うのですが、当時は殺人や自殺をする役柄も多く、どうして人を殺す気持ちとか、自分から死ぬ人の気持ちを考えないといけないんだろうって思っていました。でも今回『悼む人』で静人役をやらせて頂くときに、今回は死者を悼む役ということで、今まで自分がやってきた役が全部この役に繋がるように思えました。10代後半や20代前半のときの自分は、役者の仕事のせいで本来考えなくても良いことを考えないといけないと思っていましたが、その経験があったからこそ、今回静人役をやって死と向き合えたんだと思います」とコメントしました。普通に生活しているだけでは、体感できない感情と向き合わなければいけないという意味では、やはり役者って大変な仕事なんですね。でもそんな若い頃の経験があったからこそ、すべて今に繋がったと考える高良健吾にかっこ良さを感じました。

本作のタイトルにもある“悼む”ということについて尋ねられると、石田ゆり子は「悼むということについて考えたことは、この作品に出会うまではありませんでした。例えば道にふと供えられているお花がいつも気になっていて、でもそれを見て見ぬふりをしてただ通り過ぎることしかできなくて、そのことでいつも胸を痛めていました。悼むというのはすごく難しいことだと思うのですが、私はふとその人が生きていたことを思い出して、今はこの世にいないけど生きていたということに気持ちを添えるとか、ふと祈るとかそういうことだと思います」と語りました。同様の質問に大竹しのぶは「誰かが亡くなるとまず悲しんだり苦しんだりすることで精一杯で、悼むということをするまでに時間がかかってしまいます。悼むことができて初めて生きることに繋がる、それが悼むってことだと思います。今までも父や友人などいろいろな人を悼んできた経験はありますが、その人たちに向かって、私たちはここで生きているよって思うことが心からの悼みだと思います」と話しました。映画のなかでは主人公の静人がいろいろな方の死と向き合い、悼む様子が描かれているようですが、どんな風にして死を悼むのか気になります。

今回の会見では、“悼む”ということに話題が集中し、キャストはそれぞれ頭を悩ませながら真剣な表情を見せている場面が多かったです。でも時々、椎名桔平が“悼む”というテーマに上手く絡めて自身の亡くなった愛犬に対する思いを楽しく披露したり、「50歳になって初老になりました」など発言し、場を明るく和ませている様子が印象的でした。

会見でも皆さん話していた通り、悼むということは本当に難しいテーマですが、本作をきっかけに死や悼むことについて考えられたらと思いました。映画の公開は2月14日です。どんな内容なのかはぜひご覧ください。

『悼む人』
2015年2月14日より全国公開
配給:東映

http://www.itamu.jp/

©2015「悼む人」製作委員会/天童荒太

トーキョー女子映画部での紹介記事

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22 12月

『最強のふたり』で人生が一変したオマール・シーが『サンバ』をひっさげ来日。新しい洋服と靴でサンバを踊る!

Posted in 未分類 on 22.12.14 by Merlyn

映画『サンバ』オマール・シー/オリヴィエ・ナカシュ監督来日映画『サンバ』来日イベント、オマール・シー、オリヴィエ・ナカシュ監督

2014年10月26日、本作主演のオマール・シー、2人で務める監督のうちオリヴィエ・ナカシュ監督が来日しました。オリヴィエ・ナカシュ監督は「今日は本当にありがとうございます。とても光栄です。3年前に東京で特別なことが起きました。私たちの『最強のふたり』が東京国際映画祭で東京サクラグランプリを受賞して、日本に戻って来られてとても嬉しく思います」と挨拶。映画『サンバ』オマール・シーオマール・シーは「ここに来られてとても嬉しく思います。3年前に(東京国際映画祭で)最優秀男優賞を受賞して、非常に嬉しかったです。そのときは日本に来られなかったのでこの場をお借りして、ありがとうと言いたいです。実はその最優秀男優賞が初めての受賞で、その後いろいろな賞を受賞したので、非常に良いきっかけを作ってくれた特別な賞でした。本当に感謝しています」と熱くお礼を述べました。
今回の企画が実現した経緯についてオリヴィエ・ナカシュ監督は、「『最強のふたり』が終わったあと、非常に大成功して何をすべきか考えて、ぜひ同じチームでやりたいという思いがありました。実は『最強のふたり』を作る以前から、『サンバ』のことを考えていたんです。本当はこちらを先に作りたかったんですが、こちらの方が作るのが難しく、製作的な問題があり、後になりました。世界中を周り、パリにいるサンバという青年のことをいろいろと話し合いました。この映画を通してパリの違う側面が見えてくると思います。私たちの映画にはユーモアと人間性がとても大事です。オマール・シーと一緒に仕事をしたいのは、彼が素晴らしい俳優だからです」と語りました。

続いて、辛い環境にいながら笑顔を忘れない強さを持つサンバの役作りについて、オマール・シーは「こういう役を演じるのは初めてだったので、私にとっては大変でした。私の実際のキャラクターからかなりかけ離れた人物を創り上げました。こういう辛い人生を送っている方はたくさんいると思うんですが、やはり生きていかなければいけない、生きていくには希望を捨ててはいけないので、希望がまさに彼の笑顔に象徴されているんです」と語りました。また、『最強のふたり』が大ヒットしたことにより、生活の変化はあったか聞かれると、「とにかく人生は一変しました。今英語で話をしていますが、以前はできませんでした。一生懸命勉強して映画ができるようになったんです。日本に来るのも初めての経験ですし、本当に嬉しい経験です。いろんな意味で人生が良い方に変わって、とても今幸せです。今着ているのも新しいスーツ、新しい洋服、新しい靴も履いてます」と明るく答えました。
最後に、主人公サンバは、この名前にして踊れないというキャラクター設定ながら、オマール自身は踊れるはずということで、踊ってみてと頼まれたオマール・シーは、「ダメヨ〜、ダメダメ」と放ち、監督がそれに対して「イイジャ〜ナイノ〜」と返すという、2014年日本の流行語を披露(笑)。もちろん、オマール・シーはダンスも披露してくれました。 映画『サンバ』オマール・シー

『最強のふたり』とはひと味違う『サンバ』。シャルロット・ゲンスブールとの共演もみどころです。オマール・シーの新境地をぜひご覧ください。

映画『サンバ』オマール・シー/タハール・ラヒム『サンバ』

2014年12月26日(金)より全国公開

配給:ギャガ

http://samba.gaga.ne.jp/

© 2014 SPLENDIDO – QUAD CINEMA / TEN FILMS / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / KOROKORO

トーキョー女子映画部での紹介記事

オリヴィエ・ナカシュ監督インタビュー

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13 12月

日本の造形美を徹底リサーチ&お寺でベイマックスを発見!?『ベイマックス』

Posted in 未分類 on 13.12.14 by Merlyn

映画『ベイマックス』来日記者会見&公開記念イベント、ドン・ホール監督、クリス・ウィリアムズ監督、ロイ・コンリ(プロデューサー)、アンドリュー・ミルスタイン(制作統括)
日本語版吹き替えキャスト:菅野美穂、小泉孝太郎

2014年10月22日、本作の監督とプロデューサーによる来日記者会見が行われました。本作の舞台は“サンフランソウキョウ”と呼ばれる、サンフランシスコと東京をミックスした架空の街となっており、そんな世界観を作り上げるにあたりこだわった点について、クリス監督は「架空の世界を作るためにたくさんのリサーチをしました。東京についても、サンフランシスコについてもいろいろと観察して調査をすることが必要不可欠でした。また宮崎駿監督の映画の影響もあります。彼が映画のなかで作り上げる世界は、実際には存在していないのにどこか馴染みを感じ、行ってみたくなるような世界が描かれています。なので我々も今回はぜひ実際に行ってみたくなるような世界を作りたいと思い手がけました」と話しました。一方ドン監督は「『ベイマックス』の世界観を作り上げるにあたって、日本でたくさんの写真を撮りました。街の風景など大まかなものだけでなく、商店の様子や自動販売機、マンホールの蓋など細部まで撮って、日本の造形美を観察しました」と、こだわった点について語りました。実際に本編を観るとさまざまなところに日本を感じることができますが、「こんなものも!」と思うほど細かいところまで再現されています。そういった日本らしさを探すのも楽しめるポイントの一つだと思います。

また、ベイマックスが日本の鈴をモチーフに作られていることについて、ドン監督は「3年前に東京を訪れたときにあるお寺に行き、鈴を目にしました。僕たちはずっとアニメーションを作ってきているせいか、自分たちが目にしているものが常にキャラクターに見えてしまうんです。だからその鈴を目にしたときも顔のように見えました。ベイマックスというキャラクターは、もともと単純なものにしたくて、優しくて見るだけで温かい気持ちになるようなケアロボットにしたいと思っていました。そんな彼の性格が伝わるようなキャラクターにしたかったので、鈴はまさにベイマックスに適していました」と話しました。本作で語られる兄弟愛や友情についてクリス監督は「この映画の核となるのは、ヒロとベイマックスの感情的な繋がりです。本作で、ヒロが大切な人を失うという喪失感を体験するのですが、そこで語りたかったのは、私たちは身近な大切な人を失ったとしてもその人が完全に消えてしまうのではなく、私たちの心を通してその人が存在し続けることができるということなんです」と話すと、ロイプロデューサーは、「今回サンフランシスコや東京の街並やロボット工学についてリサーチしましたが、さらに兄弟というものがどういうものかという点もリサーチしました。スタジオ内で、兄弟について語り合うセッションを行ったこともあります。そういう話し合いをすることでよりリアルな兄弟関係というものも作り上げていきました。タダシとヒロの関係というのは本当に特別ですが、さらにベイマックスが加わることでより特別な物語になったと思っています」とコメントしました。

会見の後半には、日本語版の吹き替えを担当した菅野美穂(キャス役)と小泉孝太郎(タダシ役)が着物姿で登場。菅野美穂の着物の帯には、ベイマックスのモチーフとなった鈴の絵柄も入っていてとても素敵でした。さらに監督たちへは、背中にベイマックスの顔がプリントされたはっぴがプレゼントされました。これには4人ともとても嬉しかったようで、全員で後ろを向いてはっぴ姿を披露してくれました。


最後に日本のファンに向けドン監督は「この作品は日本の皆さんからインスピレーションを受けてできました。私たちがベイマックスを心から愛しているように皆さんにもぜひベイマックスを愛して頂きたいと思います」と話しました。本作は日本らしさを感じることができることはもちろん、物語としても兄弟、友達、家族の深い愛情を感じることができる心温まる作品となっています。ぜひ大切な人と一緒に観てください。

『ベイマックス』

2014年12月20日より全国公開

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

http://www.disney.co.jp/movie/baymax.html

©2014 Disney. All Rights Reserved.

トーキョー女子映画部での紹介記事

辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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