トーキョー女子映画部の取材リポート

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20 5月

身長196㎝の貴公子『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー来日

Posted in 未分類 on 20.05.13 by Merlyn

映画『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー来日『ローン・レンジャー』来日記者会見、アーミー・ハマー、キャイ〜ン天野ひろゆき&平愛梨(花束ゲスト)

映画『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー来日2013年5月13日、『ローン・レンジャー』PRのため、タイトルロールを演じたアーミー・ハマーが来日。さわやかなファッションで登場し、ラフなのになんだか上品でした。育ちの良いぼっちゃんという感じですね。

本作は先住民の保留地で撮影されたようで、一番近いホテルでも5時間かかるところだったため、撮影場所の平原のど真ん中でキャンプをしたとのこと。夜にはキャンプファイヤーをしたり、プロジェクターを利用してそびえ立つ崖の表面に歌詞を映してカラオケパーティをしたり、毎日楽しく過ごしていたそうです。想像しただけでもかなり壮大なカラオケパーティ、やってみたいもんですね(笑)。

そんな神秘的な場所での撮影についてアーミー・ハマーは「白人を見たことのない先住民の子供たちは、僕のことを物珍しく思って近づいてきて、肌が白いのでペンキでも塗ってあるのかと言わんばかりに手をとって確認したりしていました。ある日、一人静かに星空を眺めたいなと思って、火をおこし、かまどみたいなのを用意して料理を作っていたら、何もない真っ暗闇からインディアンの女性が1人現れました。彼女がちょこっと隣りに座ったので料理をすすめたら口に合わなかったようで、一回いなくなりました。また戻ってきたと思ったら、名物料理の揚げパンをご馳走してくれました。お互いに名前すら知らないですが、そんな神秘的な時を過ごしました」と語ってくれました。そのインディアンの女性が羨ましい(笑)。

映画『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー来日そして、この日は『ローン・レンジャー』公開記念 写真投稿コンテストの特別審査員を務めるキャイ〜ン天野ひろゆきと平愛梨が、それぞれローン・レンジャーになりきった衣装で登場。2人とも背が低いので、196㎝のアーミー・ハマーと並ぶとすごい身長差でした(笑)。アーミー・ハマーは、2人に対して「自分よりも似合う」と褒めたり、天野ひろゆきのジョークに乗っかったり、とてもノリが良かったです。さらに好感度アップですね。

当日は会見の前に何シーンか披露されたので、それを観た天野ひろゆきは聞きたいことがたくさんあったようで「すごい高いところに立ってましたけど、あれもリアルですか?」と質問。アーミー・ハマーは「実はあれはスピリット・プラットフォームという名前がついているんです。スタントなしで自分がやりましたが、眼下に見下ろす崖っぷちに立てられていて、谷底まで1000メートルくらいある高さなんです。スタントマンと準備をしているときに、“綱の結び方知ってる?上に登ったら自分でやってね”と言われ、移動はすべてヘリコプターという感じでした」と答えましたが、実際にそのシーンがどんなものかを知っていてこの話を聞くと本当に驚きます。ほかのシーンも体が傷だらけになるくらい自分でスタントをしたというアーミー・ハマー。迫力満点のアクションと、ジョニー・デップとの掛け合いをぜひ楽しんでください!

映画『ローン・レンジャー』アーミー・ハマー、ジョニー・デップ『ローン・レンジャー』
2013年8月2日より全国公開

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

http://www.disney.co.jp/loneranger/

©Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.

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16 5月

宮藤官九郎監督の中学生時代の妄想満載!?『中学生円山』

Posted in 未分類 on 16.05.13 by Merlyn

『中学生円山』完成会見、草彅剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオル、宮藤官九郎監督

2013年3月25日、『中学生円山』の完成会見が行われました。今回は主要のキャストがそろっての登壇でしたが、やはり登場したときに平岡拓真が少し緊張気味な様子がかわいくて印象的でした。一方、宮藤官九郎監督は独特の雰囲気を前面に出し、笑いが絶えない会見となりました。

宮藤官九郎監督は本作について「すでに観た方からの感想を聞くと、“おもしろかったね”と言われたあとに“よくやらせてもらえたね”と言われます(笑)。本当によくやらせてくださいました!ありがとうございます(笑)。この中学生円山は、僕が本当に平凡な中学生だった頃に妄想に浸っていた、中2から性的なものに興味を持ち始めたのでその辺が映画に投影されています。きっと中学生は誰でもこういう感じだと思いますよ(笑)」と答えました。監督自身の妄想経験がかなり映画に反映されているようですね。これがもし本当だとしたら中学生の女子は確実に引いてしまうと思いますが、ギャグ満載で大人目線では楽しめる作品となっていますよ。

草彅剛は謎のシングルファーザーという役柄について、「台本を初めて読んだときは正直内容もほとんどわからないような感じでした(笑)。ですが、直感的に自分の役はすごくおもしろくて、映画そのものもおもしろくなるなと思いました。監督とは昔からドラマで共演したり、SMAPの歌も作詞して頂いたことがあります。そういった縁がありとても気になっていた方だったので今回作品に出させて頂き、僕自身の新しい一面も引き出してもらったので感謝しています」と話しました。草彅剛は実生活ではまだ独身なので、シングルファーザーのイメージがあまり想像つきませんでしたが、謎な雰囲気がとてもハマっていました。

円山克也を演じた平岡拓真は、「この円山克也という役は、エッチでくだらない妄想で頭がいっぱいな思春期まっさかりの中学生で、草彅さんが演じる下井と出会うことで本当の正義とは何なのかを自分なりに考えて成長していく役です。撮影中は特に気にならなかったのですが、実際に完成した映画で自分が脱いでいるシーンを観たら“僕は何をやっているんだろう”と思ってしまいました(笑)」とコメント。これにはMCも「それは全部監督のせいですね!」と返し会場は爆笑に包まれていました。平岡拓真は劇中かなり活躍していて、本当に体当たりの演技が際立っています!

劇中では仲村トオルや坂井真紀が変身した姿も見ることができるのですが、仲村トオルは「あの衣装には躊躇しましたよ。あまりにも衣装がすごいようであればこの役は諦めようかなと思いました(笑)」と話していました。本作は団地を舞台にしたアクションムービーとなっています。妄想映画かと思いきや、いつの間にかアクション映画になっているという物語としてもおもしろい作品です。ぜひ劇場で楽しみましょう!

『中学生円山』

2013年5月18日より全国公開

配給:東映

http://maruyama-movie.jp/

©2013「中学生円山」製作委員会

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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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07 5月

トム・クルーズ大絶賛の映像美『オブリビオン』

Posted in 未分類 on 07.05.13 by Merlyn

『オブリビオン』来日記者会見、トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督

2013年5月7日、『オブリビオン』の来日記者会見が行われました。今年2度目となるトム・クルーズの来日は本当に嬉しいですね!今回も最新作について熱く語ってくれました。

MCより「久々のSF映画ということですが、この作品はどのようなところがズバ抜けているのでしょうか?」と尋ねられると、トム・クルーズは「私は今までに『マイノリティ・リポート』『バニラ・スカイ』『宇宙戦争』といったSF映画に出演してきましたが、今回はそのどの作品とも違う観たことがないSF作品になったと思います。この作品は映像が本当に美しく人間性もよく捉えられた、非常にユニークでロマンチックな作品になりました。きっと観る度に新しい発見があると思います」とコメントしました。トム・クルーズは今回も大活躍していますが、ジョセフ・コシンスキー監督と組んだことによりまたいつものトム・クルーズとはひと味違った雰囲気を感じることができます。

またトム・クルーズとの共演に関してオルガ・キュリレンコは、「監督とトムと一緒に仕事ができたことを誇りに思います。トムと一緒でなければこの作品を作り上げることができなかったと思う点がいくつもあります。特にスタントシーンでは経験豊富なトムが隣りにいてくれるだけですごく安心しました。現場の雰囲気もとても良く毎日セットに行くのがみんな楽しみでした。またいつでも機会があればご一緒したいです」と話し、現場の和やかさが伝わってきました。

本作の映像美について監督は「私はこの作品をブル−スクリーンの映画にはしたくないと思っていたので、できるだけビジュアルをカメラのなかに捉えることを意識しました。実際にアイスランド、ニューヨーク、カリフォルニアの北部などへロケに行き、そのとき撮ったものを背景としてセット内のプロジェクションスクリーンに映して撮影をするという手法を取りました。ですからあとからCGを使うということはなしで現場で撮り、できる限りリアルに見えるように作り上げました」と語りました。監督は『2001年宇宙の旅』のプロジェクションシステムに影響を受け、その技術を進化させ今回の撮影手法を取ったようです。CG処理が大半だと思っていたのでこの撮影手法には本当に驚きました。ぜひ細かいところまで映像をチェックしながら観て欲しいと思います!

オルガ・キュリレンコは笑顔がとてもキュートでスラッとしていて、すっかりハマってしまいました(笑)!監督が発案から8年かけてこだわり抜いて作った『オブリビオン』、映像はもちろん物語の深みがある誰もが楽しめる作品です。トム・クルーズお墨付きの映像美、ぜひ大きなスクリーンで体感しましょう!

『オブリビオン』

2013年5月31日より全国公開
配給:東宝東和

http://oblivion-movie.jp/

©2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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02 5月

まるで親子漫才!ウィル&ジェイデン・スミス親子が仲良く来日

Posted in 未分類 on 02.05.13 by Merlyn

『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子来日『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス来日

2013年5月2日、『幸せのちから』から7年ぶりの親子共演を果たした2人が、本作のPRのために来日しました。ジェイデンが現在14歳ということで、『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子来日会場には東京都北区立桐ヶ丘中学校の生徒さんが約40名記者席に来ていたのですが、それを知ったジェイデンは舞台を降りて、彼らのところに駆け寄り、声をかけたり握手したり挨拶していました。サービス精神旺盛なところはお父さん譲りですね。

本作は、ウィルが原案を考えたとのことで、どのようにしていつ頃このストーリーは生まれたのかという質問が出ました。ウィルは「2年前ほど前、ジェイデンがジャッキー・チェンと『ベスト・キッド』を撮っていて、あまりにも楽しそうにしていてジェラシーを感じたんだ(笑)。俺が父親だぞ!ってね。だから親子共演を果たせる企画を考えようと思った。ある日「1000年後の未来の話にしよう」と思いついて、たまたまシャマラン監督の誕生日に電話したら、誕生日のお祝いはいいから、何か企画の話をしてよって言われてこの話をしたらすごく気に入ってくれて、そこからどんどん膨らんでいったんだ」と本作誕生のいきさつを語ってくれました。

次に本作は『幸せのちから』以来7年ぶりの共演ということで、お互いの変化について質問がありました。父ウィルは、ジェイデンの俳優としての成長ぶりについて、「ジェイデンは14歳になって、自分の感情をコントロールできるようになった。以前だったら難しいシーンだとその感情を引きずることがあったけど、今回はそんなことがなかったね」と答え、ジェイデンは今回改めてわかった俳優ウィル・スミスの魅力について、「小さいときは気づかなかった現場での父の仕事ぶりで今回気づいたことは、作品づくりに対しての真剣さと情熱です。映画はいつまでも残るものだから、本当に面白いパーフェクトな作品にしようという大変な思いを持っていることを実感しました」としっかり答えていました。

『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子来日そして、会場に来ていた中学生からの質問で「一番楽しかったシーンは?」という質問には、「あんまり一緒のシーンがなかったんだよね。僕はずっと外で戦っていて、お父さんはずっと船の中だったし。全部行動を起こしていたのは僕のキャラクターの方だし(笑)」とジェイデン。それに対してウィルは「確かに今回は君の方が働いたよ」と答え、ジェイデンが「でもお父さんもずっと現場にはいてくれたしね」と言うと、ウィルは「そうそう、現場にはいたし、僕の方がギャラは多いしね(笑)。それは親子として当然だよね」と綺麗にオチをつけ、親子漫才のようでした(笑)。そしてさらにウィルが「このポスターの絵柄も好きだよ。ジェイデンの顔は若くて恐怖に恐れてる顔だよね。一方、僕の方はベテランの顔で強靭だ!」と言うと、ジェイデンが「(ポスターのデザインにある)船の上に立ってるのは僕だよ。劇中ずっとお父さんは船の中にいるから安全なところにいる顔なんだよ。僕のキャラクターは外でずっとアドベンチャーを切り抜けているんだから!」と反論。ちょっとムキになっちゃうところが子どもらしくかわいかったです。

『アフター・アース』ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子来日『ベスト・キッド』で来日したときよりもさらに大人っぽくなっていたジェイデン。むしろウィルよりも落ち着いている(というかウィルがハイテンション過ぎるのか)ようにも見えましたが、一生懸命答えようとする姿勢に好感が持てました。一方ウィルは毎度のことながらユーモアたっぷりで会見を盛り上げてくれて本当に楽しかったです。この日はフッテージを16分ほど鑑賞しましたが、壮大なスケールのSFに親子愛も描かれたドラマチックな展開が期待される内容でした。公開が待ち遠しいですね。

『アフター・アース』ジェイデン・スミス『アフター・アース』

2013年6月21日より全国公開

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

http://www.afterearth.jp/

過去の親子来日『ベスト・キッド』

http://tst-movie.jp/reportblog/?p=70

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22 4月

巨匠パトリス・ルコント監督がアニメーション映画に初挑戦!

Posted in 未分類 on 22.04.13 by Merlyn

『スーサイド・ショップ』パトリス・ルコント監督来日、スペシャルトーク&レクチャーイベント
2013年3月21日に開催された「東京国際アニメフェア2013」内にて、パトリス・ルコント監督登壇のイベントが行われました。今まで実写を撮ってきた監督が、今回初めて長編アニメーション映画に挑戦し、今回のイベントで貴重なお話をたくさん披露してくれました。

本作で初めてアニメーション作品に挑戦したことについて尋ねられると「私は新しいものへの挑戦をこれまでも意欲的に取り組んできました。けれどまさか自分がアニメーション作品を作るとは思っていませんでした。それにこの作品の原作を知ってはいましたが、映画化は不可能だと思っていました。今回は、プロデューサーの方から原作を元にアニメーション作品を作らないかと持ちかけられ、私は昔からアニメーション映画が好きで、漫画を書いた経験もあったので、このアイデアにとても魅了されてしまい映画化することを決めました」と話しました。いくつになってもやはり挑戦し続ける気持ちを持ち続けることは大切ですね。

この映画のタイトル『スーサイド・ショップ』(意味:自殺専門店)については「確かにこの映画のタイトルはあまり良いものではないかも知れません。私自身は楽観主義ですので、この映画のタイトルに関わらずおもしろくイキイキとした映画にしたいと思いました。だからこの映画はミュージカルというスタイルにして、暗い陰鬱な雰囲気と上手くバランスを取るようにしました」とコメント。邦題はまだ決まっていないようですが、このタイトルにミュージカルというギャップがおもしろそうですね。

また、アニメーションを作り上げる作業工程のメイキング映像が流れると「今回私がこのアニメーションフィルムを撮るにあたって、多くの人が【アニメを撮ったということは、あなたがこのキャラクターを描いたんですか?】とよく聞かれるのですが、私は描いていません。もちろん始めに原作を元にしたシナリオがあり、アニメーションチームに人物像を伝えるにあたって私が簡単な絵を描くことはありました。ですが実際のアニメーターたちが描いたものであり、私はキャラクターの人物像などをアニメーターたちに口で説明して細かい指示を出すという作業を行っていました。そういったゼロから自分の好きなように人物像を作り上げる作業が実写映画とは違いすごくおもしろい体験でした」と語りました。確かにアニメーションを作ったと言われると、絵を監督が描いているのかなと思いますよね。監督の細かい指示と描いたアニメーターたちの良いチームワークがあったからこそ奇妙で愉快なキャラクターたちが誕生したということですね。

1時間30分という長丁場でしたが、あっという間に感じました。ほかにも現在製作中の新作のお話も出て、「実写をちょうど1本作り終えたところで、今は音楽をテーマにしたアニメーションを作っています。また3年くらいかかるよ(笑)」と笑いながら話していました。本作は大人も子どもも楽しめる作品で、監督自身も9歳のお孫さんと一緒に本作を鑑賞して楽しんだようです。ぜひ公開時は親子でも楽しんで欲しいと思います。日本での公開は9月7日とまだ先のようですが、今から楽しみに待ちましょう!

『スーサイド・ショップ』パトリス・ルコント『スーサイド・ショップ』

2013年9月7日公開

配給:コムストック・グループ

© 2012 Diabolo Films, La Petite Reine, ARP, France 3 Cinéma, PCF Magasin des Suicides le film Inc., Entre Chien et Loup, RTBF

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11 4月

コンテンツは財産だ!アニメの最前線『ANIME CONTENTS EXPO』

Posted in 未分類 on 11.04.13 by Merlyn

アニメコンテンツエキスポ2013 初音ミク『ANIME CONTENTS EXPO』2013年3月30日・31日開催

人気アニメの博覧会ともいうべきビッグ・イベント『ANIME CONTENTS EXPO』に行ってきました。幕張メッセ国際展示場で行われたこのイベントは、大きな会場にたくさんの方が詰めかけ、大盛り上がり。今回は74社228小間の多種多様な展示が行われ、会場内のあちこちでステージが組まれ、声優や制作者たちが登壇してのイベントや、アニメソングののど自慢大会なども行われていました。

アニメコンテンツエキスポ2013 エヴァンゲリオン本当にたくさんの展示がありましたが、アニメで観ているキャラクターやアイテムが3次元で展示されていると、迫力がありますね。
正直なところ、あまりアニメには詳しくないのですが、「観たことある!」というアニメの凝った展示物には私もテンションが上がりました。

広い会場を組まなく周りましたが、アニメにちなんだフードコートがあったり、風船アートでアニメのキャラを作るパフォーマーがいたり、コスプレした方たちがあちこち歩いていたり、キョロキョロと忙しかったです(笑)。何のキャラクターなのか不明でしたがセクシーなコスプレのお姉さんのところには撮影待ちの行列ができていたり、普段見かけることのない光景がとても新鮮でしたし、熱気を感じました。そして、唐突に『ライジング・ドラゴン』のジャッキー・チェンのパネルを発見!アニメコンテンツエキスポ2013 ジャッキー・チェン慣れない会場のなか、なんだか知っている人にあったかのような安心感を得てしまいましたが、アニメじゃないのにどさくさに紛れてという感じが笑えました。

アニメコンテンツエキスポ2013 『攻殻機動隊ARISE』それにしても日本のアニメ界は本当に活気がありますね。こういう熱狂ぶりを見ると日本にはまだまだ元気が残ってるじゃないかと少しほっとします。ネット社会になり、誰にでも作品を公開できる機会が増えたこともあって、昔よりもさらに“コンテンツ”という言葉が浸透してきましたが、“コンテンツ”は財産であることを改めて実感しました。手軽にコンテンツを入手できる時代になったからこそ、より作品を大切に扱い、作者の権利なども守りながら、楽しむようなルールやモラル、マナーも必要ですね。

アニメコンテンツエキスポ2013『ANIME CONTENTS EXPO』

http://www.animecontentsexpo.jp/index.html

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●写真上から:初音ミク/『新世紀エヴァンゲリオン』/『ライジング・ドラゴン』/『攻殻機動隊ARISE』

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09 4月

これは無理だなんて言われる筋合いはない!初監督に挑んだダスティン・ホフマンの思い

Posted in 未分類 on 09.04.13 by Merlyn

映画『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン監督来日『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン監督、樹木希林(特別ゲスト)

2013年4月9日、本作のPRのために21年ぶりの来日を果たしたダスティン・ホフマンの記者会見が行われました。前回公式な来日は『フック』(1992年)で俳優としての来日でしたが、今回は監督としての来日です。ゲストには同じく70代にしてまだまだ映画界で活躍する樹木希林が登壇。冗談を言い合いながらの楽しい会見となりました。

映画『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン監督来日/ゲストに樹木希林まず一つ目の質問は「現在75歳のホフマンが、なぜ今初監督に挑んだのか」について。実は奥さんから、この映画化をやらないなら離婚すると言われたそうで、それについてホフマン監督は「長年、監督業はしたいと思っていたんです。妻とは36年くらい一緒にいますが、これまで監督業をしようと思って脚本を準備して、でも資金繰りなどがうまくいかずということもあって、飛び込み台の端まで行っても飛び込む勇気がないということが何度もありました。今回は脚本がとても気に入りましたし、共感したところはピークを過ぎてしまった老齢のミュージシャン、アーティストたちができる題材ということでした。妻からは“あなた今やらないなら、いつやるの?75歳じゃない!”と言われてやることに決めましたが、“これを監督しないんだったら別れるわ”と言った妻に対して、逆に僕は“この映画をやってヒットしなかったら、僕がお前と別れるぞ”と言いました(笑)」と答えました。うまい!この回答で、ホフマンのユーモアに溢れチャーミングな一面がすぐに伝わってきました。

そして、監督は次に「私は引退した実際のオペラ歌手やミュージシャンたちを集めたいと希望しました。そして引退したバイオリン奏者、チェリスト、オペラシンガー、ジャズトランペット奏者などたくさんの方が集まってくれましたが、皆ここ20〜30年は仕事の電話が一度もかかってきたことがないという状況で、私たちが映画に出て欲しいと言ったら本当に喜んでくださいました。皆70〜90代でしたが、この低予算の映画で、朝6時から現場に来て、寒いなか12〜14時間の撮影につきあってくれました。彼らが見せてくれた感謝と喜びと情熱は、今まで体験したことのない素晴らしいものでした。実際に映画でご覧になる演奏は、後から録音したのではなく、実際に現場で彼らが歌い、演奏しているものです」と、制作秘話を語ってくれました。実際に本編を観ていて、歌や演奏がすごいので「ホンモノ?」とは思っていたのですが、エンドロールでやっぱりプロの方たちだったのかと納得でした。とてもすごいキャリアの方々ばかりなので、音楽そのものも楽しんで頂けたらと思います。彼らがどんな経歴の持ち主か、エンドロールで紹介していますので、お見逃し無く。

映画『カルテット!人生のオペラハウス』ダスティン・ホフマン監督来日/ゲストに樹木希林そして監督は「これは引退した人たちの老人ホームで起きる物語ですが、ここに登場する人たちは誰も引退したくはないし、人生は終わっていないという主張をしたいわけです。皆充分に生きてきたし、主役級の人や私も含めて70代以上ですが、40年も50年もずっと仕事をしてきたわけです。でも、皆ある年齢を過ぎて“もう年を取りすぎだから、この役はできない”とか“これはできないよ”って言われたことがあります。その現実を言いたかったのです。でも私たちはそんなことを言われる筋合いはないし、私たちが決めることだ。そういう精神でこの映画に臨みました」とこの映画の核心について話してくれました。映画史に名を残す名優ダスティン・ホフマンでも、ある年齢を過ぎてからはそういう経験もしてきたのだと聞き、切なくも感じましたが、こうやってまだまだやるぞと初監督に挑戦した彼のパワーを感じ、とても感動しました。やっぱりこの人はすごい!こういうパワーと魅力があるから、演技でも惹きつけられちゃうんでしょうね。ホフマン自身はピアニストになりたかったそうで、でもチャンスに恵まれず、2番目になりたかった俳優になったそうですよ!これまたビックリですが、そういう音楽への思いもあって撮られた本作。いろいろな思いが詰まっいて、若者も必見です!1日1日を大事に生きなくてはですね!

映画『カルテット!人生のオペラハウス』マギー・スミス/トム・コートネイ/ビリー・コノリー/ポーリーン・コリンズ『カルテット!人生のオペラハウス』

2013年4月19日より全国公開

配給:ギャガ

http://quartet.gaga.ne.jp/

© Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012

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03 4月

マリオン・コティヤールの来日に、中谷美紀が感涙!

Posted in 未分類 on 03.04.13 by Merlyn

『君と歩く世界』ジャパンプレミア、マリオン・コティヤール、ジャック・オディアール監督、中谷美紀(特別ゲスト)『君と歩く世界』ジャパンプレミア、マリオン・コティヤール、ジャック・オディアール監督、中谷美紀(特別ゲスト)

『君と歩く世界』ジャパンプレミア、マリオン・コティヤール2013年3月26日、本作のPRのためにフランスを代表する人気女優マリオン・コティヤールと、ジャック・オディアール監督が来日しました。マリオンは日本語で「コンニチハ」と挨拶。マリオンはフランスの国民的歌手の壮絶な一生を描いた『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(2007)で、フランス人としては史上2度目となるアカデミー賞主演女優賞を受賞。同作のPRで来日してから6年ぶりに日本に来てくれました。

今作では両足を失うステファニーという役を演じたマリオンですが、この役に抜擢された感想について「オディアール監督が、この役に私を選んでくれたことを本当に嬉しく思います。シナリオを読んで、この女性はとても強い存在感を持った女性で、ストーリーも素晴らしいし、私は世界一幸せな女優だなと思いました」と語りました。それに対し、キャスティングの理由について監督は「昔からマリオンと私のキャリアが交差するときがいつか来るんじゃないかと思っていました。なので、彼女ができないと言ったら、他の女性は考えられなかったくらいです。だから実は彼女の家に行って、彼女の手をとって“どうぞお願いします”と言ったら、“はい”と言ってくださったんですよ」と答えました。相思相愛でキャスティングが決まったんですね。才能と才能は運命的に出会うんですね〜。

両足がないということで、撮影が大変だったのではと司会者から質問されると、マリオンは「苦労という表現には当たらないかも知れません。一つだけ、少し難しいなと思ったシーンは、病院で自分の足が無くなっていると気付くシーンです。どういうリアクションをすれば良いのか悩みましたが、監督と一緒に考えて本当らしさが見つけられたと思います」とエピソードを話してくれました。そして監督は「そんなに難しいことは無かったですし、シンプルなことです。もちろん、10年、15年前だったら難しかったかも知れないですが。でも、マリオンが自分の両足をカットすることを“ウィ(イエス)”と言ってくれたら、一番簡単だったでしょうね」と冗談も交えて答えていました。「オーケーするわけないでしょ!」とツッコミを入れたくなりましたね(笑)。

『君と歩く世界』ジャパンプレミア、中谷美紀(特別ゲスト)そして、この日はマリオン・コティヤールと同い年(37歳)の日本の女優代表として中谷美紀が登壇。中谷美紀は「失った両足以上に、ステファニーは仕事や自尊心や周りの人々との信頼関係など、目に見えない多くのものも失ったと思うのですが、そんな姿を見ていてとても辛かったんですけども…。粗野で無思慮で自分勝手な男性、普通に考えたら愛せるタイプではない男性との出会いによって希望を見出していく姿に心を打たれました」と感極まりながら映画の感想を語りました。中谷の目には涙が溢れていたのですが、その言葉にマリオンは「いつも感動したという方のお話を聞いて私自身も感動するのですが、中谷さんという女優さん、こういう職業を知っている方がそう言ってくださると本当に嬉しいです」と答え、ハグで思いを返していました。“女優”として戦う同士という感じで、ビビビっと来たんでしょうね。言葉でなく心が通じたという空気がこちらにも伝わってきました。で、中谷『君と歩く世界』ジャパンプレミア、マリオン・コティヤール、中谷美紀(特別ゲスト)美紀は時折、フランス語を流暢に話していて「まさか、この日のために?!」とも思いましたが、以前から勉強していたのにせよ、とても女優魂を感じたし、ドレス姿のマリオンを立てるためなのか、黒いパンツスーツで登場したのもかっこいいなと好感度がアップしました。

ということで、6年ぶりに生のマリオンを見られたことは私にとっても嬉しくて、とても綺麗でしたが、こんなに美しい女性が足を失うという話ですから、余計に衝撃的ですよね。お話も想像しているのとは違う展開で、見応えのある作品です。ぜひ観てください!

『君と歩く世界』マリオン・コティヤール『君と歩く世界』

2013年4月6日より全国公開
配給:ブロードメディア・スタジオ

http://www.kimito-aruku-sekai.com

©Why Not Productions – Page 114 – France 2 Cinéma – Les Films du Fleuve – Lunanime

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29 3月

ジブリにはかなわない!?大友克洋率いる日本のトップクリエーター集結作が2013夏公開!

Posted in 未分類 on 29.03.13 by Merlyn

『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之

2013年3月21日から24日まで行われていた東京国際アニメフェア。22日には本作の記者会見で、大友克洋監督をはじめとする日本を代表するトップクリエイターたちが集結しました。本作は、日本をコンセプトに描かれた4編の短編から成るオムニバス映画です。

『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋大本監督は自身が担当した『火要鎮(ひのようじん)』のコンセプトについて、「初めから短編として企画を立ち上げました。10分くらいですので、やっぱりやるなら時代劇かなと。あまりCGに頼らずに、着物は手描きの柄を貼り込んだり、手描き感を出したかったんです。それはそれで大変でしたけど」と語りました。着物の柄って言われてみれば描くと大変そうですね。私たちが想像していない部分でも、アニメはとても手が込んでいるんだなと思いました。

そして、大友監督原作の『武器よさらば』を担当したカトキハジメ監督は「責任重大でした。僕ら40代半ば以上の原作を読んでいた世代には忘れられない内容でショックを受けたと思うんです。影響を受けてない人はいないくらい。それを自分がやるってい『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之うのは想像もしてなかったんですけど、とても責任を感じました。どれだけ自分がやれるんだろうというのはありながらも、本当に素晴らしい原作なので完成度も底上げされるし、スタッフが優秀だったので良い作品になったと思います」と語りました。私は原作を知らなかったのですが、このお話を聞いて、とても興味を持ちました!やはり、今回登壇した方のお話から大友監督はクリエイターたちの憧れの存在なんだなと実感。大友監督の代表作と言えば、私は『AKIRA』を思い浮かべますが、衝撃を受けた作品の一つです。

本作は、ジブリの最新作と同日公開ということで、大友監督に「ジブリ作品を意識されていることはありますか?」という質問がありました。大友監督は「これを作ったのはもうちょっと前で、たまたま公開日が一緒になっちゃっただけなので、意識したということはありません。でもジブリにはかなわないですからね(笑)。僕らは僕らで頑張るしかないかなと思います(笑)」と回答しました。同じアニメでもそれぞれに個性があるので、比べるのは難しいですね。でも、世界に誇れるクリエイターが日本に多くいることを誇りに思います。2013年の夏は、本作もジブリ作品に負けずヒットして欲しいですね!

映画『SHORTPEACE』〜武器よさらば『SHORT PEACE』
2013年7月20日より全国公開配給:松竹

http://shortpeace-movie.com

© SHORT PEACE COMMITTEE © KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE

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ジブリにはかなわない!?大友克洋率いる日本のトップクリエーター集結作が2013夏公開! はコメントを受け付けていません

18 3月

ウエンツ瑛士、フラットな状態でジャックの声に挑戦!?

Posted in 未分類 on 18.03.13 by Merlyn

『ジャックと天空の巨人』アフレコイベント、ウエンツ瑛士、平愛梨、ゴリ(ガレッジセール)

2013年2月18日、『ジャックと天空の巨人』アフレコイベントが行われました。ウエンツ瑛士が主人公のジャック役、平愛梨はお姫様のイザベル役、ゴリは巨人のファロン将軍役を担当し、その場で実際にアフレコを披露してくれました。皆さんそれぞれが役がはまっていましたが、特にゴリは巨人らしい大声に迫力があり圧倒させられました!

ウエンツ瑛士はジャック役について、「僕が今までやった吹き替えのなかでは一番普通の役で、フラットな状態で行いました。というのも、役作りしていたときに、(日本後吹き替え版の)監督さんからメールを頂いたのですが、『とにかくずっとフラットで、ウエンツさんそのものでやってください』と言われたので、声を変えずにやらせて頂きました。普段と違うことをやるのが映像の吹き替えなので、そのままというのは珍しいことでしたし、むしろ普段通りでいることに苦労しました」とコメント。また、今回アフレコ初挑戦だった平愛梨は「リアクションや、息づかいとかも演技をしている女優さんに合わせることなどとても勉強になりました。絶叫するシーンも多く、アトラクションに乗ったような感じがしてすごく楽しかったです」と笑顔で回答していました。

巨人のファロン将軍を担当したゴリは「こんな膝が震えるような恐ろしい役をどうやったら良いのかなと思いました。始めは低い声で役作りして行ったのですが、監督さんに『良いね、ゴリさん!イメージ的にはすごく良いんだけど、もうちょっとゴリさんのなかにある巨人ぽさを出してくれる?』って言われて困りました(笑)。最終的には、棒読みでやるくらいの人間らしい感情を付けないことが監督にとっての巨人ぽさだったようです」と語りました。実在しないものの声を出すことは本当に難しそうだなと思いました。本作(日本語吹き替え版)では、ゴリ以外にも巨人役を山里亮太(南海キャンディーズ)、千原せいじ(千原兄弟)らが挑戦しているようです。それぞれの巨人ぽさがどう表現されているのかに注目しても楽しめそうですね。

この日の平愛梨の髪型がとってもかわいくて、結婚式などに参加するときにこういう髪型ができたらとってもかわいいなと思いました。こういう場面からヒントを得るのもありですよね(笑)。3人とも本当におもしろい方で、今回のイベントも終始笑いが絶えず、アフレコをそれぞれ楽しんでできたことが伝わってきました。日本語吹き替え版『ジャックと天空の巨人』への期待も高まります!

『ジャックと天空の巨人』

2013年3月22日より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://wwws.warnerbros.co.jp/jackthegiantslayer/

©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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