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12 3月

松坂桃李がストイックに挑んだ『娼年』共演の女優達も絶賛!

Posted in 未分類 on 12.03.18 by Merlyn

映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、西岡德馬、江波杏子、三浦大輔監督映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、西岡德馬、江波杏子、三浦大輔監督

映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、松坂桃李松坂桃李主演、三浦大輔監督、石田衣良原作で贈る『娼年』。R-18+指定で公開されるセンセーショナルな本作が、2018年3月12日に初めて一般の方にお披露目されました。上映前には、キャスト、監督が登壇。今回、娼夫の森中領を演じた松坂は、演じてみた感想を聞かれると、「たしかに緊張、期待、不安もあるんですけど、この作品で何かあったら、僕のせいでもあるけど、三浦さんのせいでもあるんで、そういう責任を割り勘しようという意識で、舞台から映画をやってきました。もうこのメンバーだったら怖いモノはないですね」と自信を覗かせつつ、「ただ、きつかったですね」とコメント。三浦監督は「松坂君をはじめ、キャストの皆さんも大変でしたけど、スタッフさんも大変でした。厳しい条件だったのもあり、本当に大変でしたね。心からそう思う現場でした。僕のせいなんですけど(笑)。ただ、スクリーンにその苦労が刻まれているかなと思います」と手応えを感じているようでした。
映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、真飛聖真飛は、「(撮影は)短気集中型というか、今日こういう風にお会いするのが初めての方もいらっしゃって、本当にそれぞれのシーンを試写会で知ったので、皆さんどれだけ大変だったかと思いながら観てました。本当にね、気がついたら、今日が何曜日か何日かわからないくらい、撮影しっぱなしだった日もあったので、キュッと詰まっています」と振り返りました。

映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、冨手麻妙森中領を演じた松坂との共演について聞かれた冨手麻妙は、「私はドバッとまとめて出てくるワケではなく、飛び飛びで、順撮りだったので、久しぶりに松坂さんにお会いした時は、領君として違う人間になっていたというか、映画とともに領君という存在が変わっていたのが、役者としてさすがだなと尊敬しました。大変な撮影だったのに、バナナを食べているところしか目撃しませんでした。松坂さんのおかげでこの作品は素晴らしいものになりました」と絶賛しました。松坂は、「嬉しいです。(バナナは)集中できるので食べてました。別に好きじゃないんですけどね(笑)」と返答。馬淵も「私も撮影に1日か2日くらいしかお邪魔してなくて、(松坂は)ご飯をほとんど食べられない方なんだなと思ってました。寒い時期のロケだったので、待ち時間にスタッフの方がベンチコートを羽織らせてくださるんですけど、(松坂は)一切着なかったんですね。自分で自分を追い詰めていらっしゃるのか、当時は聞くに聞けなくて…。なんでなんですか?」と松坂に質問。松坂は「なんでだったんですかね(笑)。どうせまた脱ぐしと思ってたので」と謙遜しつつ、「たぶん自分のなかで気合いを入れてたんだと思います」とコメントし、ストイックな一面を共演者に明かされ、照れていました。

映画『娼年』完成披露試写会舞台挨拶、江波杏子老女を演じた大ベテランの江波は、「申し訳ありません。このようにお若い方々ばっかりなのに、なぜか老女の役で、老女優が演じさせて頂きました。そろそろ老女優としては、のれんを下ろそうかな、看板を取り外そうかなと思い悩んでいるところに、このお話を頂きまして、(脚本を読んで)“えっ!!”とビックリしました。濡れ場がある!舞台版でご一緒させて頂きまして、これで終わりかなと思いきや、映画でも。映画だったらアップになったりすると、全部シワがばれちゃうなと。でも老女だから、そこで考え方を変えて、老女そのものでやらせて頂きました。ごめんなさいね、松坂さん」と、ユーモアたっぷりに答えると、松坂は「とんでもない」と返しました(笑)。「松坂さん、三浦監督の現場は温かくて、時々冷やっと怖いけれど、演じてる最中に、何か看板を下ろそうかななんて気持ちは溶かして頂き、希望に充ち満ちました。ありがとうございました」と続けました。ネタバレを避けるために、皆気を付けてコメントされていましたが、どんなシーンのことを言ってるのか、観客の皆さんの妄想はとても膨らんだのではないでしょうか(笑)。

最後に松坂は「皆さん、本日はありがとうございました。僕が今まで携わってきた作品のなかで、これほど入口と出口が違う作品もなかなかなかったなと思います。そして何よりものすごく余韻を楽しめる作品だと思います。なので、皆さん最初は面食らうかも知れないんですけど、劇場を出る時にはすごく軽やかな会話を繰り広げられるんじゃないかと思っています。それだけ自信のある作品です」と締めました。ここのところ、強烈な役柄に挑戦し続けている印象の松坂桃李。この作品で完全に脱皮していますので、必見です!

『娼年』完成披露試写会舞台挨拶:2018年3月12日取材 TEXT by Myson

 

『娼年』
2018年4月6日より全国劇場公開
公式サイト
© 石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

 

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05 3月

岩田剛典、原作者の中村文則に“騙し返せて良かった”『去年の冬、きみと別れ』

Posted in 未分類 on 05.03.18 by Merlyn

映画『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会舞台挨拶、岩田剛典、山本美月、瀧本智行監督、中村文則(原作)映画『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会舞台挨拶、岩田剛典、山本美月、瀧本智行監督、中村文則(原作)

 

映画『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会舞台挨拶、岩田剛典映像化不可能と言われた、中村文則の同名ベストセラーを映画化した本作。その作品をお披露目するイベントに、キャスト、監督、原作者が顔を揃えました。主人公、耶雲恭介を演じた岩田は原作を読んだ時の感想について、「騙されました(笑)。本当に原作本ならではの描写と言いますか、トリック、伏線っていうものが、実際に映画化された時にどういう映像作品としてまとまるのかと、本当にとても興味が沸きました。そして、結末を知った時に、また最初から何度でも読み返したくなるような作品でしたし、僕はラストにすごく衝撃を受けました」とコメント。

原作者の中村は、映画化についてどう思ったか聞かれると、「映像化不可能と言われていた小説ですので、どうなるのかすごく興味が沸きました。脚本を見させて頂いた時に“この手があったか”とすごく驚いて、僕も映画を観てみたいと思い、映像化を承諾しました。映画でも原作の核を見事に捉えてくださっていて、さらに映画ならではの変更がおもしろくて、もう原作者というのを忘れて一観客として魅入ってしまいました。気持ち良く騙されて、素晴らしい映画体験をさせて頂きました」と、映画の出来映えを絶賛しました。この言葉を受けて、岩田も「原作者の方にそう思って頂ける映画になって本当に良かったなと思いますし、僕は原作を読んで騙されたんですけれども、映画で騙し返せて良かったです(笑)」と嬉しそうな表情を見せました。

瀧本監督は、岩田、山本との初タッグについて質問されると、「映画を観て頂くとわかるんですけど、本当にお二方ともすごく難しい役なんですね。いろんな顔を演じないといけない役柄で、そのときどきの感情に嘘があっちゃいけないっていうのがありつつ、騙さないといけないという…。そこのせめぎ合いで、非常に微妙なニュアンスが要求される芝居だったので、お二方ともすごく大変だったと思うんですが、本当に見事に演じきったなあと思います」と、撮影を振り返りました。

次に、耶雲恭介と対峙する、カメラマンの木原坂を演じた斎藤工との共演について、岩田は「迫力満点でしたね。やっぱり、対峙する、対面するシーンも多かったですし、本番中、木原坂としての斎藤さんの目の奧にある闇みたいなものに、僕は何度もゾッとする経験をしました。現場でずっと木原坂でいてくださったので、自分も耶雲を演じる上ですごく助けて頂きました」と語りました。

映画『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会舞台挨拶、山本美月続いて、本作の作品名『去年の冬、きみと別れ』にかけて、岩田、山本に、「去年の冬、別れを告げたもの、卒業したものがあったら教えてください」という質問が投げかけられました。岩田は、「僕はよく足を机や色んな角にぶつけるんですけれども、(2017年の)夏頃に右足の親指に大きな血豆を作ってしまいました。それが育って、冬になって、ようやくその血豆の色が付いてる部分が全部爪切りで切ることができました」と日常を暴露(笑)。山本は、「私はよく取材で、美の秘訣はあるかと聞かれるんですけど、本当に何もしてなくて。今までは何もしてないって答えてたんですけど、そんなわけないって言われたくないので、何もしてないって言う自分と別れました。ジムに行き始めて、寝る前にきちんとストレッチをして、ハーブティーを飲んで寝る…とか、ちょっとモデルさんみたいなことをするようにしました」とコメントしました。

ネタバレしてしまうので、なかなか内容に踏み込んだコメントをすることができず、皆さん苦労されていましたが、本当に気持ち良いくらいに騙されちゃうストーリーで、キャストの名演も見ものです。ぜひ皆さんも本作を観て、ゾクゾク、ドキドキしてください!あと、余談ですが、会場から引き上げる時に、ファンの女の子達が複数「(岩田剛典と)すごい目が合ったんだけど」とあちらこちらで喜んでいて、微笑ましかったのですが、実は私もよく目が合うなと感じていたので、(たとえそれが勘違いだったとしても)皆に夢と希望を与える“ガンちゃんマジック”だなと思いました(笑)。今作では彼の役者としての新たな一面を観ることができますので、お見逃しなく。

 

 

『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会舞台挨拶:2018年1月25日取材 TEXT by Myson

 

 

 

映画『去年の冬、きみと別れ』岩田剛典『去年の冬、きみと別れ』
2018年3月10日より全国劇場公開
公式サイト
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

 

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02 3月

今アニメーション界で最も注目されるクリエイター石田祐康が挑む『ペンギン・ハイウェイ』に北香那、蒼井優が声の出演

Posted in 未分類 on 02.03.18 by Merlyn

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、北香那、蒼井優、石田祐康監督、森見登美彦(原作)映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、北 香那、蒼井優、石田祐康監督、森見登美彦(原作)

 

アニメーションスタジオ、スタジオコロリドによる第1回長編作品として、森見登美彦の同名小説を映画化した『ペンギン・ハイウェイ』が2018年8月に劇場公開されます。製作発表会見には、主人公の少年アオヤマ君の役をオーディションによって獲得した北香那、“お姉さん”役を演じた蒼井優、監督の石田祐康と、原作者の森見登美彦が登壇しました。石田監督はかなり緊張している様子でしたが、それを他の登壇者や会場内の関係者が微笑ましく見守っていて、会場の雰囲気が和みました(笑)。そして、こういう雰囲気そのままがきっとこの作品に反映されているんだろうなという期待も膨らみました。

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、北香那今回オーディションによって大役を掴んだ北はオーディション当時について聞かれると、「(オーディションのことは)はっきり覚えています。声優さんはすごく憧れの存在で、自分の声でお仕事してみたいなという夢もあったので、すごくドキドキしました。緊張したんですけど、お家でどうしゃべろうかと考えて、オーディションではそれを出せたんじゃないかなと思います」と答えました。その時の様子については監督も覚えているとのことで「もしかしたら今の僕に負けず劣らず緊張されてたかも知れないですね。でも、その後の頑張りがあって、北さんしかいないと思いました」と絶賛。オーディションに受かった時の心境を北は「感極まって泣いてしまって、“夢が叶った!”って思いました」と付け加えました。脚本については、「脚本を読んだ時に、柔らかくてすごく可愛らしい雰囲気の作品だなと思ったんですけど、それだけじゃなくて、生きるとは何だろうとか、すごく考えさせられるような内容でした」と述べ、自身が演じたアオヤマ君については、「あんな小学校4年生がいたら、スゴイなって思いました。でも、アオヤマ君みたいに忘れられない思い出を小学生の時に1度で良いからしてみたかったです」と話しました。北は、アオヤマ君と同世代の妹がいるそうで、小学校4年生の様子を掴もうと、授業参観に参加したり、研究したそうです。研究熱心な姿勢にも共感を覚えますね。

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、蒼井優蒼井優は脚本について「“ペンギン・ハイウェイ”と聞いて、こういう絵になりますよという資料を頂きましたが、想像していた話とは全く違うほうにどんどん進んでいきました。今は前を向いてがむしゃらに生きてますけど、読み終わった後、自分の遠い記憶のなかでキラキラした時間があったんだというのを思い出させてもらえました。ペンギンとかが出てくるので、小さいお子さんも楽しんで頂ける作品になると思いますが、お母さん世代、お父さん世代にも楽しんで頂けるだろうし、私は(特に)お父さん達に観て頂きたいなと思いました」と、本作が気に入ったようでした。続けて自身が演じた“お姉さん”のキャラクターについて聞かれると、「アオヤマ君に影響を与えるお姉さんの役なんですけど、やってみて自分のなかにお姉さん的要素がないって思って。小さい子を引っ張っていくみたいな役を今までやったことがなかったんだなということに気付き、声優として新しいチャレンジをさせて頂いて、良い勉強になりました」と謙虚に語りました。

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、森見登美彦(原作)原作者の森見は、「この作品は自分のなかで特別な小説で、少年時代を舞台にした作品を作ることは、自分のなかの原点みたいなところを出して書くことになります。この作品は一番自分の根っこにあるものを描いたということで特別なんです」と話しました。さらに映画化されることについては、「最初は抵抗がありました。特別な作品なので、変なことになって欲しくないなと、若干心配しながら送り出したんですけど(笑)。でも、監督ともお話をして、絵コンテも頂いて、過程を踏むうちに、“あ、これは素敵な作品になりそう”と思いました」と振り返りました。

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、石田祐康監督監督は、今作で意識した点を聞かれると、「子ども時代の記憶をもとに作るっていう意味において、原作を読ませて頂いた時に、“子どもって、こういう事するよね。こういう事、考えるよね”っていうのを、同じ少年だった自分としては、随所に感じ取りまして。自分も懐かしくなるような体験を、アオヤマ君が楽しそうにやってくれるんで、作っているこちらも乗れるんですよね」と返答し、監督の話す様子から、ワクワクがたくさん伝わってきました。最後に監督は、「自分は今まで小さなスタジオで、小規模な短編や、CMなどを作ったり、そういったところでそれなりにアニメ作りを頑張ってきました。それが今回自分にとっては運あってというか、このような素晴らしい原作で、素晴らしい女優の方とご一緒できて、こういう大きな舞台で作品を作ることができて、大変嬉しい気持ちです。と同時に、ちょっとおっかない気持ちですね。そういう意味でも緊張はしてますが、緊張してばかりもいけないなというところで、やるだけやったろうという気持ちでいたいなと思っています。今まで以上に多くの方に観て頂ける作品になると思うので、皆さんにいち早くお届けしたいし、反応を見たいなと思います」と熱く語りました。

石田祐康監督は、大学在学中の2009年、「フミコの告白」で国内外の賞を多数受賞。2013年、短編アニメーション『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューし、同作でも、第17回文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門、審査員特別推薦作品に選出されるなど、アニメーション界で今大いに注目を浴びているクリエイターです。ぜひ皆さんもご注目を。そして2018年8月の公開をお楽しみに!

映画『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見、北香那、蒼井優

『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見:2018年3月1日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『ペンギン・ハイウェイ』『ペンギン・ハイウェイ』
2018年8月、全国劇場公開
公式サイト
© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

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20 2月

女性の活躍が目覚ましいハリウッド映画界についてソフィア・コッポラが語る『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』

Posted in 未分類 on 20.02.18 by Merlyn

映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ジャパンプレミア、ソフィア・コッポラ監督、草刈民代(花束ゲスト)

本作の監督ソフィア・コッポラが来日し、ジャパンプレミアが行われました。スリラー色が強く、新境地を切り拓いたと言われる本作を撮った理由について監督は、「この物語はアメリカの南部が舞台で、南北戦争時代の設定となっています。私は以前からその時代に大変興味を持っていました。それと同時に当時そこに暮らしていた南部の女性達にも興味があったんです。この作品にも何人かの女性が出てくるわけですが、そのなかで繰り広げられる、そして現代にも通じる男女の愛憎劇を描きたいと思いました」と語りました。


続いて、多くの女性キャストとスタッフによって製作されている本作にちなんで、現代の女性の活躍について問われると「本作のほとんどのキャストが女優で、男優は1人しかいないんです。スタッフも女性が多く、そういった状況のなかで映画が作れたことを大変嬉しく思っています。また、現在のハリウッドでもたくさんの女性監督が活躍していて、たぶん近年でその数は一番多いのではないでしょうか。そのこともすごく嬉しいですし、男性とは違う女性の視点から映画が作られていることが素晴らしいと思います」と、話しました。監督は2017年に行われたカンヌ国際映画祭で56年ぶり、2人目の監督賞を受賞しました。監督を筆頭に今後も女性監督達のさらなる活躍に期待がかかりますね。


その後、今回の来日を祝し草刈民代が登場。映画を観た感想を草刈民代は、「本当に美しい映画だと思いました。そしてとても厳しい映画とも思いました。スリラー色が強いという評価が多いようですが、私はスリラーというよりも、生きていく上でもしこの作品のような状況になったら、とても原始的なことが起こるんだなと思いました。そういう意味で、女性が生きていくため、子ども達を守るための判断にとてもリアルな厳しさを感じました」と話すと、監督は「ありがとうございます。私自身もこの登場人物達になりきって、どんなことを彼女達は考えたのか想像しながら脚本を書きました。また、過去の私の作品と比べると、よりドラマチックな物語になっているのですが、人間味というものを忘れてはいけないと思い、自分だったらどうするだろうということも考えながら、作り上げていきました」とコメントしました。続けて、本作のキャラクターについて草刈民代が「ニコール・キッドマンとキルスティン・ダンストがそれぞれ演じた先生達が印象的でした。また、映画を観ていると少女達一人ひとりが、どういう気持ちなのか、どういう人なのかがすごくよくわかって、こんなに少女達の個性が明確なことがすごいと感じました」と話すと、監督は「そう言って頂けて嬉しいです。私自身、こんなに年代の違う女優さん達と仕事をしたのは初めてでした。一番若い子で12歳、上は40代後半という方達と一緒に仕事をして、自分なりにこの年代の女性はこんな男性と出会ったらどういう気持ちになるのだろう、どんなことをするのだろうと想像しながら描いていきました。メインで3人の女性が登場しますが、それぞれがどう男性に接するのか、それはなぜなのかを考えながら描きました。何といってもそれぞれの女性が人生の違うステージにいます。だから接し方、感じ方が違うわけですが、それと同時に男性も一人ひとりの女性に違った自分の面を見せていくんです。そこについてもどういうことが展開されるのか自分自身考えながら描いていきました」と返しました。ここまで聞くと、年代がさまざまな女性達と1人の男性とのあいだで、何が起こるのか、より興味をそそられますね。ぜひ詳細は映画でご確認ください!

最後に監督は「この映画は、私達が本当に頑張って作った作品です。私はこの作品を誇りに思っています。ぜひ皆さんにも楽しんで頂けたら嬉しいです」と挨拶し、ジャパンプレミアが幕を閉じました。
子どもの頃から日本に来ていて、大の日本好きだという監督は、以前『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)で、日本での撮影を行いましたが、「またいつか日本で何かやれたらと思っています」とコメントし、親日ぶりが伺えました。本作は、いよいよ2月24日に公開となります。ぜひ大きなスクリーンでその世界観をご堪能ください。

『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ジャパンプレミア:2018年1月17日取材 TEXT by Shamy

 

『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』
2018年2月24日より全国公開
公式サイト
配給:STAR CHANNEL MOVIES、アスミック・エース
©2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

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19 2月

寓話にすることで社会に聞く耳を持って欲しかった『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督来日

Posted in 未分類 on 19.02.18 by Merlyn

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』来日記者会見、ギレルモ・デル・トロ監督映画『シェイプ・オブ・ウォーター』来日サロン会見、ギレルモ・デル・トロ監督/菊池凛子(花束ゲスト)

 

第90回アカデミー賞®最多13部門にノミネートされた本作の監督を務めた、ギレルモ・デル・トロ監督が来日しました。監督は「日本に私の好きな作品を持って来られて大変嬉しいです。この作品はとても美しいおとぎ話で、こういう困難な時代に相応しいと思います。そしてこの映画は、感情と愛について描いていて、こういうものが今すごく希少となっているので、ぜひとも観て頂きたいです」と挨拶しました。司会から、この映画でファンタジックなロマンスを描こうと思ったきっかけと、1960年代を舞台にした時代背景を選んだ理由を聞かれると、「よそ者や異種の者を恐れているこの時代に、このストーリーがすごく必要だと感じました。今は思想として、“よそ者を信用するな、恐れろ”と言われていると思うんです。現代という設定にしていると、なかなか人は聞いてくれないものです。今は本当に愛とか感情とかそういうものがなかなか感じられない、非情に困難な時代だと思うのですが、寓話としてこれを語れば耳を傾けてくれると思いました。現代の設定にしたら、携帯電話やメディアが出てきたり、いろいろなものが出てくると思うんですけど、やはりそれだと語れない部分があると思ったんです。だからこそ、“昔あるところに、声のないある女性がいました。そしてこういう獣がいました”というような語り口だと人々は聞く耳を持ってくれると思いました“アメリカを再び偉大にしよう”という言葉がありますが、それの指す“偉大な時代”というのが1962年のことなんです。世界大戦が終わり、裕福になって、将来について希望を持っていた。人が宇宙に行ったり、ケネディがホワイトハウスにいて、人々は素晴らしい車や家、キッチンやテレビを買って、広告のなかのような世界でした。現実的には1962年というのは、冷戦時代で、今と全く同じように人種差別や性差別があり、まさに今日(こんにち)と同じような時代だと思い、選びました。本当に今日も映画というものが衰退していっていますが、1962年もテレビがどんどん出てきて、映画が少し衰退した時代なんです。ですからそういう時代に、映画に対する愛を込めて、この映画を描きました」と語りました。時代背景にそんな意味が込められていると思うと、なお作品への興味が沸きますよね。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』来日記者会見、ギレルモ・デル・トロ監督次にキャスティングについて聞かれると「サリー・ホーキンスに関しては、あてがきをしていました。とにかく主人公の女性は、化粧品のコマーシャルから飛び出してきたような若くて綺麗な人じゃないほうが良いと思ったし、30代後半くらいの女性を描きたかったんです。主人公は毎日を普通に過ごしている、バスで隣に座っているかも知れないような本当に平凡な女性。でも本当の輝きや、マジカルな部分を持っている女性なんです。私はサリー・ホーキンスのことを『サブマリン』(リチャード・アイオアディ監督作)で観て、本当に目が離せなくなったんです。彼女は脇役で台詞が少ない役だったんですが、人の言葉を聞く、そして見るというところが素晴らしいと思いました。多くの人々は、良い俳優というのは、台詞を上手く言える人だと思いがちなんですけど、それは少し間違った概念だと思います。一番優秀な俳優というのは、よく聞き、よく見る人だと思うんです。彼女に初めて会ったときに、“この人は口が利けないけど、独白があるし、歌と踊りのナンバーがありますよ”、そして“半魚人に恋をします”と伝えました。そしたら彼女は“素晴らしいですね!”と言いました(笑)。私は彼女こそ、この役にぴったりだと思いました。また、マイケル・シャノンの役に関しては、とても怖いところがありますが、すごく人間的なんです。何しろキャスティングは目で決まります。オクタヴィア・スペンサーの目も、サリー・ホーキンス、マイケル・シャノンも皆目で違う音楽を奏でていると思います。オクタヴィア・スペンサーは、とにかくものすごい人間らしさとユーモアと現実味を出してくれます。(半魚人役の)ダグ・ジョーンズは、世界でも稀な素晴らしい俳優です。彼はあのスーツを着たら、完全にキャラクターになってしまう、そういう特技を持っています。どんなにカメラワークが良くて、エフェクトがあっても、ダグをあのクリーチャーだと思えなかったら、そして美しい川の神であると信じられなければ成立しません。また、サリー・ホーキンスが演じる主人公が本当に愛を込めて彼を見なければ、この映画は成立しなかったと思います」とキャスト達を称賛しました。

水のシーンがたくさん出てくる点で、撮影で苦労されたところがなかったかと質問されると、「映画の冒頭とクロージングの部分は、一滴も水を使わないで撮影しています。これは“dry for wet”という古い演劇手法で撮っています。まずは部屋全体を煙で充満させます。俳優も小道具もすべてワイヤーで吊って、操り人形のようにするんです。カメラはスローモーションで撮ります。そして送風機で風を送って、水の中のような表現をして、ビデオプロジェクターで水の効果を投写しているんです。それから水中の演技のリハーサルを行いました。触れ合ったら、そこから跳ね返るというような水中での動きを練習するんです。でも、中盤で出てくるお風呂場でのシーンは、実際に水の中で撮影しています。2つの手法を使いましたが、それぞれに大変な部分がありました」と、撮影技法を明かしました。どうやって撮っているのか、本編を観ていて不思議に思ったんですが、そんな方法で撮っていたんですね!すごくリアルなので、皆さんも本編でじっくり観察してください。

今度は記者から「監督は25年間という長い間働いていて、映画業界でも高い評価を得ています。今回はアカデミー賞に13部門ノミネートされ、ハリウッドで働く方達から評価を得たわけですが、それについてはどのように思っていますか?そして、この映画では美しいブルーが大変印象的に使われていましたが、監督にとってこのブルーはどういう意味を持っているのでしょうか?」と質問があがりました。監督は「これで2度目のオスカーのノミネートになります。とても嬉しいです。1回目は『パンズ・ラビリンス』で認められてノミネートされたわけですが、『パンズ・ラビリンス』も今回の作品も私自身を表現した作品だったので、そういった作品でノミネートされたことはとても嬉しいです。こういう物語の詩の力強さというものを私は信じています。ファンタジーでしか表現できない美しさというものがあると思います。色についても質問がありましたが、これはすごく綿密に計算されています。主人公のアパートの色は青で、常に水中の色なんです。また、彼女のアパートの壁紙は鱗柄で、これは葛飾北斎が書いた大きな鯉の絵の影響を受けています。彼女の家が青だったら、ほかのキャラクターの家は暖色なんです。オレンジとかアンバー(琥珀色)とか金色とか。そして、赤は、愛と映画なんです。恋をして交わった後から、彼女は赤を着始めて、最後は全身赤なんです。緑は未来を表しています。車やゼリー、パイ、キャンディー、研究所は全部未来を示す緑なんです」と答え、本作へのこだわりの深さを見せました。

さらに「スタンリー・ドーネンの曲や、アリス・フェイの“You”ll Never Know”といった曲が何度か流れてきましたが、その曲に込めた想いがあれば教えてください」という問いには、「映画に対する愛を表現したいと言いましたが、偉大な巨匠の名作ではないんです。例えば、『市民ケーン』『雨に唄えば』のように、ものすごく重要とされている映画を劇場で観るのとは違うんです。私にとっては、メキシコでよく言う“日曜シネマ”というものがあるのですが、そういう類のもの。自分がどん底まで落ち込んだときに、それほど重要視されていない喜劇やメロドラマ、ミュージカルを観ることで、非常に気持ちが上がることがあります。そして、そういう映画にこそ、私はすごく愛を持っています。そういう映画は、本当に観客と繋がるという意図しか持っていなくて、非常にエモーショナルな部分があります。そして、あの歌はとても泣ける歌なんです。映画のなかで、彼女はどれだけ自分が彼を愛しているかを伝えたいのですが、話せないので、そういう言葉が使えないんです。メキシコでは、愛を伝える1番良い方法は歌を歌うことで、愛を語るときには、バルコニーの下からセレナーデを歌うんです。ですから、彼に対する彼女の想いを歌い上げて欲しかった。映画のなかでも、言葉は嘘をつくことができるし、言葉を使える人達は皆混乱している。でも、言葉を発せない2人こそが1番の繋がりを持てるのです。言葉で話せても嘘をつけないのは、歌うときだけなんです」と、熱心に答えました。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』来日サロン会見、ギレルモ・デル・トロ監督/菊池凛子(花束ゲスト)そして、この日はギレルモ・デル・トロ監督の代表作『パシフィック・リム』に出演した菊池凛子が花束ゲストで登場。菊池は本作の感想を聴かれると、「本当に美しかったです。昨日ちょうど観たばかりで、まだ感動が冷めやらぬ状態なんですけど、本当に究極のラブストーリーだと思いました。真実というか、本当に深い愛とは何なのかというものを見せてもらったというか。出演されている役者さん皆が、目に叩き付けるようなお芝居をされていて、すごく力強くて美しかったです。本当に何度も観たいと思いますし、監督の愛情がものすごく細部にまで感じられた作品で、ぜひ皆さんにも観てもらいたいと思いました」と絶賛。『パシフィック・リム』で一緒に仕事をして、監督が現場ではどんな方だったか質問されると、「『バベル』という作品に出て、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督に紹介して頂いた時に、“監督の作品に出たいんです”とお話しました。その後に本当に夢が叶いました。見ての通り監督は、愛情深い方で、説得力を持って演出したり、指示をされるので、現場で700人かもっといるすべてのクルーが、本当に監督のすべてに応えたいと思っているんです。『シェイプ・オブ・ウォーター』で思い出したのですが、私は『パシフィック・リム』で、水のタンクプールに、すごく重いスーツを着て入る撮影があったんです。スタントの監督に、“飛び込むシーンは大変危険なので凛子はやりません”と言われていたので、私は飛び込む練習は一切やっていなかったんです。でも撮影が始まったら、ギレルモ・デル・トロ監督から、“じゃあボートから飛んでくれ”って言われて、“あれ?私やるって話じゃなかったけど、どうしよう”と思ったんですけど、監督にできないなんて絶対に言えないので、“やります”と言ってやって、一発OKを頂きました。本当に監督にはできないとは言えないですし、やる気にさせてもらえるところが、監督の素晴らしいところです」と当時を振り返りました。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』来日サロン会見、ギレルモ・デル・トロ監督/菊池凛子(花束ゲスト)日本に来て、おせんべいやしゃぶしゃぶなどいろいろ食べて、ジャケットのボタンが締まらなくなったと言っていた、お茶目なギレルモ・デル・トロ監督。「この映画は、ラブソングのようなイメージと音でシンフォニーを奏でるように描きました。車を運転しているとすごく良いラブソングが流れて、一気にボリュームをフルに上げて自分も歌い出す。そういうときの気分を感じて欲しかったんです。ハリウッド黄金時代のような、ちょっとクレイジーでクラシカルな映画だとも感じて欲しい。メキシコの兄弟を助けるつもりで、映画館へ行ってください」と語っていましたが、大いにこだわりを感じさせる本作。この世界観は大きなスクリーンで観ると、より没入できると思います。ぜひ劇場でご堪能ください!

『シェイプ・オブ・ウォーター』来日記者会見:2018年1月30日取材 TEXT by Myson

 

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』サリー・ホーキンス/ダグ・ジョーンズ『シェイプ・オブ・ウォーター』R-15+
2018年3月1日(木)より全国劇場公開
公式サイト
©2017 Twentieth Century Fox

 

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寓話にすることで社会に聞く耳を持って欲しかった『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督来日 はコメントを受け付けていません

16 2月

二階堂ふみが発案し、行定勲監督がサンドバッグになる覚悟で映画化した『リバーズ・エッジ』

Posted in 未分類 on 16.02.18 by Merlyn

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、行定勲監督映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、行定勲監督

 

1993〜94年にかけて、雑誌「CUTiE」で連載された岡崎京子の代表作「リバーズ・エッジ」が映画化。若者達がもがくリアルな世界を描いた衝撃的な内容の本作に出演したキャストと、行定勲監督が登壇しPRイベントを行いました。

行定監督は、「本来この“リバーズ・エッジ”という伝説的なマンガの映画化には、できれば携わりたくなかった。岡崎京子という人は、本当に稀代の漫画家だと思います。素晴らしい作品で、いろいろな世代に影響を与えたこの作品を映画化するということは、蜂の巣に会うんだと、僕はサンドバッグみたいにボコボコにやられるんだと想像していました。でもここにいる主演の二階堂ふみにほだされてですね、まんまと監督をやらされたという状況です(笑)。正直、この作品を完成させた時、最初に持った感想は“やっぱ、岡崎京子ってすげえや”という言葉です。それをとにかく今の若い人達に感じてもらいたい。それを指針としてこの映画を完成させたので、ぜひとも最後まで楽しんで観て頂ければと思います」と、本作映画化のいきさつを明かしました。
さらに、原作の雑誌連載から20年以上経って、なぜ今この作品を映画化するのかと聞かれた行定監督は「僕自身も“今なぜ?”と正直思いました。この企画は、僕からの発案というより、二階堂ふみからの発案で、彼女の「岡崎京子の“リバーズ・エッジ”って興味あります?」という一言から始まったんです。興味がないわけがないんですよね。それでやるとは答えていないのですが、“興味あるよ”って言ったら、“オッケー、じゃあ話しましょう”となって、スタートしたんです。プロデューサーとも話したんですけど、まずなぜ今映画化するのかですよね。当時二階堂は二十歳だったんですけど、彼女がこの作品に何でこんなに興味を示していて心に刺さっているのか考えました。よくよく考えてみると、1994年の翌年に、オウム真理教による地下鉄サリン事件や、震災が起こったりしたんです。この映画のなかでキーワードとなっている“平坦な戦場を生き延びる”という、それを長年僕らはいろいろな局面で生き延びてきたんだろうと。そう考えてみると、今だってこの世の中がどうなっていくのかわからない淵に立たされているような感覚があるんですよね。映画を作ってみてわかったのが、“リバーズ・エッジ”の“リバーズ”って、いろいろな川があると思うんですけど、川の流れって1つの歴史で、いろいろな岸があって、そこに少年少女達はいつも佇んで、その川の流れを見ながら踏ん張って生きていくという、その生きるというテーマが1つ見えてきたんです。これが如実に剝き出しになった“リバーズ・エッジ”っていう漫画が当時あって、それが今の人に実は有効的に刺さるんじゃないかと思いました。だったらどんな時代の人にもこの普遍的なテーマはたぶん刺さり続けるだろうと。だったらこれを敢えてやるのは今かなと思って、取り組みました。

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、二階堂ふみ発起人の二階堂は、主人公達と同じ16歳のときに初めて原作を読んだ時の事について聞かれると、「高校2年生で、ちょうど『ヒミズ』という映画を撮っていた時に、美術部のスタッフの方が“これ、好きだと思う”と言って本を貸してくださって、初めて岡崎先生の“リバーズ・エッジ”という作品と出会いました。その時に自分が抱えていたものがそのまま作品のなかにあって、でもその時はそんなに映画にしたいとかは思っていなくて、とにかく衝撃が強くて、自分のなかに傷跡が残ったような感覚でした。でもその半年後くらいにちょうど企画が立ち上がって。なので今日こうやって皆さんにお披露目するまでに実は6年半から7年くらい時間がかかりました。若い人達が抱えるものだったり、その時に感じていることとか、生きることみたいなものを、10代後半に特に疑問に思ったり、考え始めたり、気づき始めたりする頃だと思うんですよ。それは行定監督がおっしゃっていたように、普遍的なテーマだと思うので、ぜひ今日ここに来て頂いている人達にも映画を観て頂いて、感じて頂けたら良いなと思います」と、映画化されるまでの経緯を振り返りました。

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、吉沢亮続いて、ゲイである山田を演じた吉沢は役作りについて聞かれると、「外見的な部分でも細い男だなっていう印象があったので、筋トレをするとかじゃなくて、走ったり、食事も気を付けていました。一番は原作と台本を行き来して、ひたすら人間性を考えるってことをしました。漫画が原作なんですけど、すごく余白の多い作品なんですよね。自分の考えで埋めなきゃいけない部分とかも結構あって、掘り下げれば掘り下げるほどそこが見えなくなっていって、現場ではすごく悩んでいました。でも山田はすごくおもしろい男で、ゲイだったり、いじめられていて、ちょっと社会を斜めに見ていて、死体みたいなものに安心感を求めているのですが、女子も男子も皆が好きな、誰もが憧れを持つような男のことが好きっていう部分とか、いろいろな矛盾を読んでいて感じました。そういう部分をどうやって演じたら良いかという部分をひたすら考えていました。あとは、周りの人達、それこそハルナとか観音崎に対する想いとか、すごくいろいろなことを考えながら演じました」と語り、山田というキャラクターの魅力を伝えました。

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、SUMIRE摂食障害に苦しむモデルのこずえ役を演じたSUMIREは「こずえは、摂食障害なので食べては吐いての繰り返しもあったんですけど、こずえからしたら食べて吐くということが、本作で若者達が悩みにぶつかっている部分を表しているのかなと、演じるなかで気付いていきました。こずえは結構1人でいることが多く、周りに理解してもらえないところもあるけれど、ハルナに対する想いとかは結構温かみがあるなと思いました。大事なものをちゃんと大事にする人なんだなと思って、そういう部分は普段の自分でも共感できる部分だと思いました」と話しました。

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、森川葵山田を好きになり、ストーカーのようになってしまうカンナを演じた森川は、「私は比較的カンナという女の子と性格がすごく近いんですよ。そんな変な女の子じゃないと思うんですよね(笑)。カンナが山田くんのことを好きっていう一途な気持ちは、たぶん今日ここに来ているお客さんにもわかってもらえると思います。それが私もすごく似ていて、人のことを好きになるけど、好き過ぎてどんどん相手が離れていってしまうというのは、“本当に私ってカンナっぽいんだな”と思いながら演じました」とコメントしました。

映画『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶、二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、行定勲監督本作の主題歌、小沢健二の“アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)”が届いた時の事を聞かれると、行定監督は「最初はふみちゃん(二階堂)から“映画のエンディングをたぶん小沢さんが書いてくれますよ”って聞いて、“本当かよ”って思っていました(笑)。この映画の時代をすごくよくわかっている人にエンディングは飾ってもらいたい、最後の後書きみたいな役割をやってもらいたいと思っていたので、小沢さんは本当にドンピシャだなと思いました。でも正直、僕が想像していたのとは違いました。そうなると、ほんのちょっとだけあてる箇所も変わるんですよ。皆さんこれからご覧になるので意識的に観て欲しいのですが、実は最後だけ絵も変わります(笑)。絵としか言いませんが、そうやって変わらせられたくらい、本当に90年代の“リバーズ・エッジ”、つまり岡崎京子がこの作品を生み出した時代というものをものすごく体感できる曲にしてもらえました。ある意味、これから生きていく人間に対するエールにも聞こえます。そういう意味では本当に小沢さんは天才なんだなと思いました。僕らが想像をしていたのとは、全然違うところにちゃんと僕らや観客に着地点を見出させてくれるなと。本当に素晴らしいと思いました」と、絶賛しました。この楽曲には、二階堂と吉沢がボイスとしても参加しているそうなので、よ〜く聞いてみてくださいね。
キャスト、監督の言葉から、本作がいかに衝撃的かが伝わってくると思いますが、どんな世代の方が観ても刺さる物語です。ぜひ強烈なパンチを浴びてください!

『リバーズ・エッジ』完成披露舞台挨拶:2018年1月31日取材 TEXT by Myson

 

『リバーズ・エッジ』
2018年2月16日より全国劇場公開
公式サイト
© 2018 映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

 

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二階堂ふみが発案し、行定勲監督がサンドバッグになる覚悟で映画化した『リバーズ・エッジ』 はコメントを受け付けていません

14 2月

ヒュー・ジャックマン絶賛のキアラ・セトルが、これまでを振り返り涙『グレイテスト・ショーマン』

Posted in 未分類 on 14.02.18 by Merlyn

映画『グレイテスト・ショーマン』来日記者会見、ヒュー・ジャックマン、キアラ・セトル映画『グレイテスト・ショーマン』来日記者会見、ヒュー・ジャックマン、キアラ・セトル

 

本作の主演ヒュー・ジャックマンと、劇中で見事な歌唱力を披露しているキアラ・セトルが来日しました。本作でキアラ・セトルを始めとするキャストが歌って踊る、“THIS IS ME”に合わせて、大阪府立登美丘高校ダンス部の学生達が踊っている動画が話題を呼んでいますが、それについてキアラ・セトルは、「実はあのビデオを最初に観たのは私なんです。すぐにソーシャル・メディアで拡散したいと思いましたが、その前にもう一度ちゃんと観ようと、3,4回じっくり観て、そのビデオの素晴らしさを堪能しました。その後にヒュー・ジャックマンやプロデューサー、スタッフも皆観て感動して、涙しました。私も本当にインスピレーションを受けたし、彼女、彼等のダンスは私達の人生を変えたほど素晴らしいものでした」と感銘を受けていました。ヒュー・ジャックマンは、「昨日の夜のイベントでは、ダンス部の学生達は来られませんでしたが、振り付け師の方(akaneさん)はいらして頂いて、お礼を言うことができました。この映画が(全米で)公開されてから6週間になりますが、歌の動画や、ダンスビデオなどがSNSなどでたくさん上がっています。それだけいろんな国の多くの方達の心を掴んだということだし、いろんな人を繋げたということだと思います」と付け加えました。

次にヒューに「この共演の後も、ザック・エフロンと一緒にミュージカルを観に行ったり、アメフト観戦に行ったり、すごく仲良くしているようですが、今回の共演でザックは自分の後継者になるというような絆が生まれたのでしょうか?」と質問が出ました。すると、「ザック・エフロンはウルヴァリン役も継いでくれると思います(笑)」とジョークを飛ばしながら、「ザックともキアラとも、親友になりました。この映画での体験は、家族のようなものでした。他の映画では得られないような家族観で、非常に深い関係が築けたと思います。10週間リハーサルをしたんですが、実はザックは4年前にサインをしていたんです。一番最初に話を持って行ったのがザックで、彼はすぐに返答してくださって、支持してくれました。プレゼンのような4つのワークショップをやったんですが、すべてキアラも出てますし、ワークショップに参加した人は何人か実際にこの映画にも出ています。このような過程を経たので、撮影初日には皆すごくアンサンブルができていて、家族のような関係になっていたんです。自分の撮影日でない日にも皆撮影を観に来たりしてました。今思い出すと懐かしい思い出がたくさんありますし、この映画が成功するのを皆で共有している感覚が強いです。あと、ザックは私のようにちゃんと体型を維持することを僕から学んだと思うんですが、今彼は全然ダメな身体になってます(笑)。って冗談だけど」と作品ができるまでを懐かしんでいました。

そして、この作品がヒットした要因は何だと思うかと聞かれたヒューは「ミュージカルは音楽が重要な点です。皆さんは音楽に恋をするんだと思います。楽曲を作った、ジャスティン・ポールと、ベンジ・パセックは、この映画に関わった後に、『ラ・ラ・ランド』に関わり、アカデミー賞を受賞し、ブロードウェイでは、“Dear Evan Hansen”という作品でトニー賞を受賞していて、ものすごく才能溢れるコンビなんです。まずメロディが美しい。そして歌詞が本当に心に伝わってくるものなんです。皆さんCDを買ってくださり、何度も映画を観てくださっています。家族についてや、自分を信じる、夢を見ること…。私は

この映画を観る時、気持ちが良くなるんですね。人生を肯定しているし、未来が明るく見えてくる、そういうような効果があると思います。人生を祝福するような作品なので、日本人の方にも届くのではないかと思います」と熱弁しました。

映画『グレイテスト・ショーマン』来日記者会見、キアラ・セトルキアラ・セトルは、“THIS IS ME”を初めて聞いた時の感想と、自身が与えられた影響を聞かれると、「この曲を最初に歌ったのは、最後のワークショップだったんですが、20世紀フォックスが製作にまだ同意する前です。私は怖くて逃げたくて、他の人に代わって欲しいと思っていましたが、ヒューが“君がやりなさい”と言ってくれたし、マイケル・グレイシー監督も“君が歌って欲しい”と言ってくださいました。私がこの映画を作るプロセスのなかで理解したのは、個人としても普遍的な意味でも、音楽という言語はどんな言葉も超えるものだということです。ストーリーでは語り尽くせないものを音楽が語ることができる。曲が良ければ良いほど、ストーリーが良くなることも感じましたし、ストーリーを語る上で、この曲がなければ語り尽くせなかった感情的なものも伝えることができました。そして、この曲が私にインパクトを与えたこととしては、毎日毎日私はこの映画のテーマについてもがいています。同時に感謝もしています。この曲を聴く度に、自分が信じているもの、自分が正しいと思うこと、正しくないと思うことについて戦う力をもらえていると感じます。一歩ずつ自分を前進させてくれる力をもらえるような気がします。倒れても毎日起き上がれば良いんだということを強く感じさせてくれる曲です」と、感極まって、涙ぐみながら語ってくれました。映画の外でも、キアラ自身の人生を変えた作品だというのがこちらにも伝わってきて、この映画のパワーをさらに感じました。ヒューは、「初めてキアラがこの曲を歌ったのはワークショップでしたが、グーグルで“キアラ・セトル” “THIS IS ME”“ワークショップ”と入れて検索すると、動画が出てきます。3分の歌なんですが、この曲で彼女はこの役を掴みました。私にとって今までのどの経験よりも深く感動的な演劇的経験だったんですね。既に1200万人の方がこの動画を観てくださっていますが、ぜひ1億3千万人の日本の方々にも観て欲しいです」と、キアラの魅力をアピールしました。

 

こんな風にキアラの背中を押してくれるヒューについてキアラは、「私がどう思ったか、私の技量がどうかに関係なく、私の隣りに座っている方は、私自身ですら気付いていなかったポテンシャルを引き出してくれました。私がこうやってここにいて、この映画に参加できたのも、この場で曲について泣いたりできるのも、毎日この曲を歌うのにもがいて戦っていられるのも、全部隣りにいる彼のせいなんです。だから私は“全部あなたのせいなのよ、ヒュー・ジャックマン”というTシャツを作りました(笑)。彼がこのプロジェクトを8年かけて、最初から情熱を持って心を込めて作っている姿を見てきました。彼はお兄さんのような存在で、とても尊敬しています。撮影している時も、していない時も、どんな時も、本当にお兄さんのような存在で、どんな困難があっても立ち上がる、そして自分が立ち上がるだけじゃなくって、周りのできるだけたくさんの人を引っ張っていってくれる、奇跡的な人だと思います」大絶賛しましたが、本人を目の前に褒めることに照れがあるようで、ジョークを交えながら話していました。そんな光景からも本当に家族のような雰囲気が伝わってきました。

ヒューは、本作の楽曲のなかでお気に入りを聞かれると、「日によって、好きな曲が変わることもありますが、本当にキアラの歌い方、そして“THIS IS ME”は、正直なんですね。本当に心を素直に出していて。人間とはどういうものかというのを歌っていて、歌詞が素晴らしいんです。もがきながらも正直でいる…、良いことに関して正直でいるのは意外に簡単ですが、何か恥じること、失敗したことなどには正直にいられないことが多いと思います。キアラさんが歌ったり、話をする時、口から心がそのまま表れているような感情が出てくると思うんですね。毎回彼女が歌っている姿には感動します。本当に生きているということを実感させてくれて、生きることは大変なんですが、生きる甲斐があるという気持ちにさせられます」と話しました。2人とも一つひとつの質問にとても丁寧にたくさん答えていましたが、この映画に込めた思いがすごく伝わってきました。ここで2人が語っているように、本当に素晴らしい作品なので、必見です!

 

『グレイテスト・ショーマン』来日記者会見:2018年2月14日取材 TEXT by Myson

 

映画『グレイテスト・ショーマン』ヒュー・ジャックマン『グレイテスト・ショーマン』
2018年2月16日より全国劇場公開
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©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

 

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05 2月

坂口健太郎の恋愛傾向に会場からどよめき『今夜、ロマンス劇場で』

Posted in 未分類 on 05.02.18 by Merlyn

映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹監督

 

本作のPRで、キャスト、監督が一同に登壇。今回ツンデレな王女様を演じた綾瀬は、役作りについて聞かれると「この前に強いキャラクターを演じる機会が続いていたので、逆に強くなり過ぎないように気を付けました」と答えました。映画監督志望の純朴な青年を演じた坂口は、司会から今回のコミカルな演技が新鮮だったと言われ、「台本を読んだ時に、おもしろいことをやったほうが良いのかなと思ってたんですが、監督と相談して、おもしろい芝居というよりは、一生懸命やっている健司の姿をお客さんがみてクスッとなってくれたら良いなというところで落ちつきました。意外と自分のなかでは(故意にコミカルにしようとは)気にしてなかったかも知れないですね」と撮影当時を振り返りました。続いて王女役の綾瀬について感想を聞かれると、坂口は「美しかったです!クランクインをして、美雪の衣装を着た瞬間から美雪姫としていらっしゃって、僕も健司としてお芝居がしやすかったです」と絶賛。中尾も「美しかったです!衣装も素敵でしたし、監督もこの作品で色にこだわられていて、仕上がりを観た時にカラフルで素敵な世界だなって思いました」とコメント。

映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、中尾明慶この日、会場には中尾のお母様が来ていたようで、「今日は、俺の母ちゃんが来てるんですよ。だから(声援が)“健ちゃん、健ちゃん”ばっかりだと悲しむから、ちょっと多めに僕のもください(笑)」と言うと、会場からすかさず“あきよし〜!あきよし〜!”と沢山の声援が飛びました。親孝行で良いですね。観客の皆さんもノリが良くて温かくて、作品のムードに会場全体が包まれているという感じでした。看護師役を演じた石橋杏奈は、「10年くらいこのお仕事をさせてもらっているんですけど、事務所のオーディションでこの業界に入りました。綾瀬さんのお顔が載っているポスターを観て、オーディションに応募したんです。なので、この場に立てているのが感動です」と喜びを露わにしました。監督は本作のこだわりについて、「綾瀬はるかさんを、綾瀬はるか史上一番美しく撮りたいと思ってやりました。あと昭和35年が舞台なんですけど、日本の高度成長期の活気ある雰囲気が自然に出せれば良いなと思いました」と話しました。

映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、本田翼本作の王女と健司の関係性にちなんで、振り回すほうか、振り回されるほうか、と聞かれると、本田翼は「どっちですかね。結局振り回すのも嫌だし、振り回されるのも嫌なんですよね。(どちらかというと)振り回されるほうですかね?」答えました。映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、石橋杏奈石橋杏奈は「私は振り回されるほうだと思います。尽くしちゃいますね」と率直に回答。中尾明慶は、「振り回せたことが一度もないから、振り回したいです。(僕って)どう考えても振り回せそうにないじゃないですか。憧れますよね、女性を振り回すって。(家庭では)どちらかというと、僕のほうが追い込まれている感はあるかも知れないです(苦笑)。どちらかというと、ですよ!(一般的に)女性のほうが、皆さん絶対振り回していると思いますよ。男が振り回すってなかなかないと思うから、女性は気付かないうちに男性を振り回している生き物だと…。すいません、僕が恋愛を語って(笑)」と、家庭事情がちらっと伺えるコメントで盛り上げました。そして、女性の意見を求められた綾瀬は「そのほう(奥さんが主導権を握っている家庭)がうまくいくのかも」と中尾の意見に賛成しました。
映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、坂口健太郎続いて坂口が「僕は振り回されているふりをするタイプですね」と言うと、「どういうこと?」と皆疑問に思ったのか、何とも言えない反応が会場から沸き起こりました(笑)。映画『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア、綾瀬はるか、坂口健太郎坂口は「今中尾さんがおっしゃった、振り回したい人の気持ちもすごくわかるんですけど、それができないから、振り回されているんだけど、振り回されてやってるんだぞという感じですかね(笑)」と真相を語ると、会場からは“カワイイ〜”という声がたくさん聞こえてきました。綾瀬は「振り回しているようで、振り回されてる。どうなんだろう?時と人に寄りますよね」と、綾瀬らしさの伺えるコメントをしました。

最後に綾瀬は「この2人は触れられないという特性があるんですけど、当たり前が当たり前じゃないんだなってことで、いろんな身近なことに感謝ができる映画だなって思いました。観終わった後に優しい気持ちや温かい気持ちになれると思います。皆さん、そんな気持ちになって、明日からも良い日を過ごしてください」と締めました。コミカルでロマンチックな本作、女子の皆さんは絶対に好きだと思います!劇場で観て、スクリーンからヒロインが飛び出してくる感覚もリアルに楽しんでください。

『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア:2018年1月18日取材 TEXT by Myson

 

 

 

 

映画『今夜、ロマンス劇場で』綾瀬はるか、坂口健太郎『今夜、ロマンス劇場で』
2018年2月10日より全国劇場公開
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30 1月

福山雅治も斎藤工も思わずミーハーになってしまったジョン・ウー監督の現場『マンハント』

Posted in 未分類 on 30.01.18 by Merlyn

映画『マンハント』ジャパンプレミア、ジョン・ウー監督、福山雅治、國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO映画『マンハント』ジャパンプレミア、ジョン・ウー監督、福山雅治、國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO

 

映画『マンハント』ジャパンプレミア、福山雅治

本作のPRのため、ジョン・ウー監督が来日。主演の福山雅治ほか、キャスト達と舞台挨拶に登壇しました。本作は、日本映画を観て育ったというジョン・ウー監督が、1976年に高倉健を主演で映画化された、伝説的名作小説「君を憤怒の河を渡れ」の再映画化作品。そして、監督たっての希望で、大阪や岡山などを中心に全編日本ロケを敢行し作り上げられました。そんな本作で主演としてオファーを受けた時の感想を聞かれた福山は「すごく嬉しかったですし、光栄でしたし、夢のようなお話だと思ったと同時に、本当に僕で良いのかなと。アクションもほぼ未経験と言って良いと思うんですけど、そういう人間がジョン・ウーさんの作品に出て良いのかなと思いました。驚き、喜びとともに、これは出たらダメなんじゃないかというのが半々で。最初は不安のほうが大きかったなあと…」と話しました。すると司会が「めちゃめちゃ激しいアクションシーンをたくさんやってますからね!驚くくらいに!」と言ったのに対し、「ハードル上げますね〜。ただ、(ハードルを)上げても良いくらいの…。自分で(ハードルをまた)上げたなと皆さん思ったかも知れませんけど、めちゃくちゃハードです。そして、僕のみならず、池内さん、工さんとも戦うんですけども、結構ハードなんですよね」と、謙虚ながらアクションシーンへの自信を覗かせました。

本作の再映画化、福山雅治を起用した経緯を聞かれたウー監督は、「子どもの時から日本映画が大好きで、この仕事を始めてからも多くの日本映画から影響を受けています。私の代表作『男たちの挽歌』も日本映画の影響を受けて撮りました。なので長年の夢として、日本でぜひ映画を撮りたいと思っていました。自分が敬愛する高倉健さんが他界されてからは、ぜひ高倉さんの作品をもう一度撮れたらと思っていたので、今回この脚本に恵まれまして、高倉健さん、日本映画に対する敬意と思いを込めて、この作品を撮りました。福山さんについては、以前から非常に注目しているアーティストです。芸術活動を通じて、世界に愛や平和などポジティブなメッセージを込めて発信されています。とても人情のある方で正義感に満ちている、まさしく私が考えていた矢村像にピッタリだと思いました。オファーしましたが最初はドキドキでした。オーケーしてくれるか心配していましたが、快諾して頂いて良かったです。私達はラッキーだったんです。また、私の古い友人である國村さんや倉田さんを始めとする、日本の素晴らしい皆さんと今回一緒に素晴らしいチームを結成できたことに本当に感謝しています。皆さんは長年の私の夢を叶えてくれました」と感謝の意を述べました。
久々にウー監督と一緒に仕事をした國村は「20何年前、ウーさんの香港での最後の作品にご一緒させて頂いて、その時の現場と今回とは何も変わっていません。時間の経過を全く感じさせず、パワフルで、でも物静かで淡々と進んでいく現場でした。さきほどからお話に出てますが、アクション・コーディネートが本当に独特で素晴らしくて、日本でもこんなアクションが撮れるんだというシーンになっています。これはやっぱりジョン・ウー監督の才能なんでしょうね」と監督へ敬意を表しました。倉田は「私は1970年に、香港映画の第1本目でご一緒して、その時ジョン・ウーさんは助監督でいたんですよ。片言の日本語で教えてもらったり、汚い食堂で一緒に食事をしたり、本当に穏やかな方で。当時監督にアドバイスする人なんていなかったんですけど、“監督、このカットは撮り直したほうが良いですよ”って、まだ若干21か22歳でしたが、おっしゃってました。やっぱりすごい助監督でしたね。(今回またご一緒して)僕等は、ジョン・ウーさんに“オーケー”という言葉をもらうために、ただやるしかないかなと。100%どころか、150%くらい出さなきゃいけないとダメかなって、それだけを考えてやりました」と振り返りました。

映画『マンハント』ジャパンプレミア、斎藤工

次にジョン・ウー監督作品に参加した感想を聞かれた斎藤は、「僕はもうただの映画少年が現場に来ちゃった感じでした。ここは一つジョン・ウー ファンとして勇気を出して、超ミーハーなんですけど、ジョン・ウーさんのDVDを現場に持ち込むという作戦を立てまして。何が良いかなと思ってたんですけど、(ジョン・ウー監督)1作目の『カラテ愚連隊』のDVDが手に入らなくて、2作目の『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』という謎のDVDを現場に持っていきました。でも、ジョン・ウーさんはその作品に監督だけでなく出演もされているんです。そのジョン・ウーさんの姿を福山さん、池内さんと一緒に観て、それに(ジョン・ウー監督から)サインをもらいました。SPに止められるような、何をしにきたのかという…(笑)。ジョン・ウーさんは深い時間でも仏のような笑顔で、穏やかに優しく接してくださって、ただただ心地良かったです」と、秘話を明かしました(笑)。

映画『マンハント』ジャパンプレミア、池内博之アジア映画でも活躍する池内は、「僕もドキドキしながらやってました。監督がすごく優しいんですよ。僕ビックリしたのが、シーンが終わる毎に、監督が僕のところに来て握手をしてくださるんです。僕なんかにそんな握手なんか良いですよって恐縮しちゃって。でも嬉しいから、明日も頑張ろうっていう気になって、毎日そういう感じでしたね」と振り返りました。

本作では女性も活躍していますが、ジョン・ウー監督作初の女殺し屋を演じた、ウー監督の愛娘アンジェルス・ウーは、「この役を頂いた事自体が驚きでもありました。アクションは本当にすごくって、頑張りました。日本での撮影は、最高でした。スタッフの方に至るまで全員がとにかく献身的で、努力を惜しまない、そんな現場でした。一生忘れられない体験になりました」と話しました。さすが、ジョン・ウー監督の娘と思ってしまう、すごく激しくてカッコ良いアクションを見せているので、劇中でのアンジェルスのシーンは要注目です!

そして、ジョン・ウー監督作ではお約束の白いハトとのシーンについて、福山は「あの瞬間は…。撮ったテープをチェックしたりするんですけど、そのチェックしてる画面を写メしましたもん。“これは申し訳ありませんが、撮らせて頂きます”って(笑)。やっぱり嬉しかったですね〜」と、斎藤工に続き、ミーハー・エピソードを披露。そりゃ、写メ撮りたくなりますよね!

映画『マンハント』ジャパンプレミア、ジョン・ウー監督実際の大阪の市街地のなかでも激しいアクションを撮った本作。熱望していた日本でのロケについて、ウー監督は「映画を作る事は、自分にとって勉強のプロセスだといつも考えているので、今回大阪で撮影できて、得たことが多かったです。クルーの皆さんは本当に献身的で、真剣そのもので、技術的にもハリウッドよりも高いなと感じました。また大阪市からも多大な協力を得まして感謝しています。地元の大阪の方もエキストラとして、ボランティアで出演してくれたんです。大阪はとても美しく、活力もあり親しみやすい町なので、人情豊かさを映画のなかにも反映させて頂きました」と語りました。最後に、「自分の夢は次回また日本で映画を撮ることです。その際は、通訳なしで日本語で直接皆さんとコミュニケーションを取りたいと思います」と締めました。これは今から楽しみですね!

本当にカッコ良いアクションシーンが満載で、ジョン・ウー監督作で我らが日本の俳優さんが活躍しているのを誇らしく感じる本作。女性キャラクターのアクションもすごくカッコ良いので、男女ともにオススメの1作です。

『マンハント』ジャパンプレミア:2018年1月30日取材 TEXT by Myson

 

 『マンハント』
2018年2月9日より全国劇場公開
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29 1月

福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介等、イケメンが着物で勢揃い『曇天に笑う』

Posted in 未分類 on 29.01.18 by Merlyn

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、若山耀人、本広克行監督映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、若山耀人、本広克行監督

2018年1月29日。曇天と晴天の中間くらいのお天気のなか、東京都内にある浄土宗大本山、増上寺にて本作のPRイベントが行われました。

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、福士蒼汰激しいアクションのなかで、鉄の扇を武器に下駄で戦った福士蒼汰は「鉄扇というと、リーチが短かったりで戦うのがちょっと難しい部分もあったんですが、僕はカリという武術をやっていたので、その武術の技術を応用しました。でも下駄は慣れるまで大変でした。安全第一にやっていたので、僕的には大きな怪我はありませんでした。生傷はあるんですけど」と話すと、本広監督から「ヒビ入ってなかった?あれ?今違う映画の話かなと思っちゃった」とツッコミが入りました。監督の感覚ではかなり重傷だったようですが、福士蒼汰は笑顔で「ご迷惑をかけた点もあったかも知れないですけど、動き的には問題なくできたし、皆さんの配慮でできたので、申し訳なかったけど大丈夫です」と謙虚に返しました。でも会場からは、心配する女性ファン達の声がたくさん聞こえてきました。

中山は三兄弟らしさを出すために現場で話し合ったり、気を付けた事、監督から言われた事を聞かれると、「福士君は身長も大きいし、イケメンやし。僕は男兄弟いないんですけど、“兄貴!”という感じでした。弟(若山耀人)はカワイイし、男兄弟がいたらこんな感じなのかなと思いました」とコメント。福士は、司会から「実生活では長男じゃないですよね?」と聞かれると、「僕、ばりばりの末っ子です」と返答。「今回は優馬と耀人が現場に入った瞬間に弟としていてくれたので、逆に2人によって兄になれた気がします」と語りました。そんな風に言われた若山は、お兄さんだらけの現場で一番優しかったお兄さんを聞かれると「僕現場でも三兄弟の方と結構仲良くさせてもらったり、山犬の方とも仲良くさせてもらったんですけど…。1人を選びたいんですけど…」と困っていると、周囲のお兄さんキャスト達がドキドキザワザワし始めました(笑)。でも最終的に若山が選んだのは本広監督!すると「大人の発言するなよ!」「社会の生き方を覚えたな」などとツッコまれていました。

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、桐山漣桐山は現場の三兄弟の様子について聞かれると、「僕は役柄的にもこの三兄弟から影響を受ける役なので、本当にそのままというか。蒼太は(実際には)末っ子だけど長男のようで、優馬からは虎視眈々と内に秘めたエネルギーを感じて、耀人はいじられキャラっていう、まんまだったので、すんなりと入り込めましたね。さっきの話で言うと、僕(耀人にとって一番優しかったお兄さんに)選ばれるかなと思ってドキドキしてたのに。耀人にお願いされて一緒にお風呂に入ったりしたんですよ。地方ロケが多かったんで、一緒に銭湯に入ったりして、背中を流し合って、兄弟の契りを交わしたと思ったんですけど、選ばれなくて残念でしたね(笑)」と撮影期間中のエピソードを明かしました。その件について若山は「僕がテレビで怖いお化けの番組を観てしまって、全然1人でも大丈夫だったんですけど、不安が大きくなってしまったので、“良かったら大浴場どうですか?”って」と照れ笑い。桐山は「連絡先も知らないから、廊下でウロチョロして待っててくれて、可愛いなと思って。良い思い出です!」と笑顔で返しました。

同年代の男性が集結した現場について、福士は「僕は本作のヒロインは優馬だと思ってるんで(笑)」と言うと、会場からワー(ハートマーク)という歓声が(笑)。続けて福士は「僕が男役で、(中山が)ヒロインとして出てくれています」と言うと、中山は「そうよ」と答え、会場に笑いが起きました。古川は「男だらけだし同世代だし、仲良くワイワイやってました。(ムードメーカーは)市川君ですかね。結構チョイチョイNGを出す…。皆が中心を向いてなきゃいけないときに1人だけ外を向いていたり。それが楽屋で話題になってたりしましたね(笑)」と言うと、市川は「生まれつきミスが多いタイプです」と答え、また会場が沸きました。監督は「日々ムードメーカーが変わって、男子校みたいでしたね」と当日の様子を話しました。何だか楽しそうな男子校ですよね。本当にあったら、女子の出待ちがすごい男子校になりますね。

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、大東駿介大東は「楽しかったです。休みの日も一緒にいましたし、僕等はずっと洞窟暮らしだったので、携帯の電波も届かないところで、ひたすら(ゲームの)UNOでコミュニケーションを取ってました。耀人君はUNOをやったことがなかったので、僕等が教えて。最初は全然できなかったんですけど、映画の撮影が終わってしばらくして打ち上げがあって、耀人が“大東君、地元のUNOの大会で優勝しました”って(笑)。それくらい強くなったそうで、たかだかUNOなんですけど嬉しくてハグしました」と当時を振り返りました。大きい大会ではなかったらしいですが、スゴいですね!この後、UNOの話やゲームの話で盛り上がりましたが、本広監督から「ちょっとお前らさ、映画の宣伝!」とツッコミが入り、現場もこんな雰囲気だったのかなと伝わってきました(笑)。

次に本作『曇天に笑う』というタイトルにちなんで、これがあれば元気になるものを聞かれると、福士は「家族の笑顔」と答え、会場から「オー!ヒュー!」と歓声が上がりました。福士は続けて「この間、母親の誕生日だったので家族で祝ったんですけど、母親が喜んでる顔を見ていると、自分も嬉しいなって。それって幸せですよね。全員幸せだなって思って。サプライズも結構好きで」と親孝行な一面を見せました。中山、桐山、古川は動物に癒されると話していましたが、そのエピソードを聞くこちらも癒されました(笑)。最後に福士は「この映画は誇れるスーパーエンターテイメントになっていると思います。明るく、元気な作品なので、たくさんの人に観て欲しいと思います」と締め、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。この日のイベントでは皆着物姿でキメていましたが、劇中の衣装も見どころです。イケメン祭でもある本作、女子は必見ですよ。

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、古川雄輝

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、市川知宏

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、小関裕太

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、加治将樹

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、若山耀人

 

映画『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り、福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、若山耀人、本広克行監督『曇天に笑う』1日限りの曇天祭り:2018年1月29日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『曇天に笑う』福士蒼汰『曇天に笑う』
2018年3月21日(水・祝)より全国劇場公開
公式サイト
©映画『曇天に笑う』製作委員会 ©唐々煙/マッグガーデン

 

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福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介等、イケメンが着物で勢揃い『曇天に笑う』 はコメントを受け付けていません