トーキョー女子映画部の取材リポート

女子目線で取材!トーキョー女子映画部ホームはhttp://tst-movie.jp

16 4月

トム・ホランド、“スパイダーマン”オーディション時の恥ずかしい過去『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

Posted in 未分類 on 16.04.18 by Merlyn

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、トム・ホランド、アンソニー・ルッソ監督/溝端淳平(ファルコン役吹替)、佐野岳(“アベンジャーズ”ファン代表)映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、トム・ホランド、アンソニー・ルッソ監督/溝端淳平(ファルコン役吹替)、佐野岳(“アベンジャーズ”ファン代表)

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、トム・ホランド2018年4月27日の日本劇場公開を控え、“アベンジャーズ”メンバーの1人、スパイダーマンを演じたトム・ホランドと、アンソニー・ルッソ監督が来日しました。2人の登壇前に、ファン達はフッテージ映像を観ていたので、会場のファンを前にしたルッソ監督は、「皆さん、今の特別映像かなり気に入りましたよね?ちなみにスパイダーマンの登場、むちゃくちゃカッコ良くなかったですか?」と問いかけると、会場から大歓声が上がりました。続いてトムが「コンバンハ」と日本語で挨拶すると、またも会場から大歓声が上がり、続けて「先ほどの映像、信じられないくらい凄かったですよね」と声をかけました。今回初来日したルッソ監督は「本当に念願が叶いました。ずっと日本に来たかったんです。世界を代表する大都市の一つとして、いろんなイメージや映像を観てきて、自分の中でイメージもあったんですが、実際に来てみるとそれを上回る本当に素晴らしいところです。人生のなかでこんなに来るのが遅くなったのが信じられません。もっと早く来たかったです」と、日本をすごく気に入った様子。続けて、「かなりの特ダネになりますが、これから“インフィニティ・ウォー”の公開を控えているのですが、その後に控えている続編“アベンジャーズ4”で、日本がかなりフィーチャーされることになります」と大暴露!すると、トムが「僕に(暴露する)許可はおりてませんけど、監督は良いんです」とコメントし、笑いを誘いました。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、トム・ホランド次にトムは、アイアンマンを演じるロバート・ダウニーJr.とどんな関係か聞かれると、「素晴らしい体験をさせて頂いてますが、毎日現場で仕事をさせて頂く時に、朝顔を合わせて、彼からいろいろ意見を聞かされて、私の意見も言うんですね。ロバートは自分のエゴがないんです。あまり強く主張しないし、とても仕事熱心な方で、とても礼儀正しくて、真のプロです。彼と仕事をすることは夢のような体験でもあります。またハラハラさせられる緊張感もあるんですけども、本当に彼は才能に溢れる方で、即興も凄いんですね。なのでぼーっとただその場にいると、特に(アイアンマンが)オート・パイロットモードだったりすると、彼がいろいろな言葉を投げてくるので、ちゃんとそれを受け止めることができないと、愚か者に見えてしまうこともあるので、集中して撮影に臨んでいます」と答えました。そんなロバートは、お父さん的存在か、お兄さん的存在かと聞かれると、「彼の希望としてはお兄さん」と返しました(笑)。

次に、ルッソ監督は、“アベンジャーズ”のチームワークについて、「とにかくチームワークは抜群なんですが、撮影現場では一人ひとりが持ってくる情熱のレベル、エネルギーのレベルが半端ではないんです。プロ意識を持って、全員が集中してベストを尽くしてくれるわけですが、この作品ほど才能溢れるキャストが、これほどの人数で一同に会した映画はおそらくないと思います。長年に渡って、それぞれの単独のシリーズで自分のキャラクターを演じてきた皆がこうやって共演するという場がいかに貴重であるか、キャスト皆が自覚しているので、意気揚々と嬉しそうに共演を楽しんでいます。またこれだけのたくさんのキャラクターが登場する群像劇なので、誰か一人だけが主人公ではなく、全員が主人公という意味で、皆がお互いに支え合う、創造性と協調性の溢れる素晴らしい現場でした」と絶賛しました。

続いて、「振り返って、憧れのキャラクターがあれば教えてください」と質問されると、トムは「スパイダーマン!彼が凄いのは、自分がスパイダーマンであることを秘密にしているところですね。あれだけのスーパーパワーを持っていたら、自分だったらその能力を得たらすぐにインスタグラムにアップすると思いますが、彼は秘密にしていて、それはとても名誉のある素晴らしい高尚なことだと思います。自分の周りの人のためにもそうしていて、善い行いをしている人なんですね。他の人がなかなかしないことをするということで、最高のキャラクターだと思います」とユーモアたっぷりに答えました。そして、本作がヒーロー達が困難な状況に立ち向かう姿を描いているということで、困難な壁に直面した時に大切にしていることを聞かれたトムは、「それが成功するのか失敗するのかはさておき、とにかく自分の望みに対して懸命に努力をして最善を尽くすということがとても大切なことです。そういう姿勢でいれば、必要なことは達成できると思うんです」と熱く語りました。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、アンソニー・ルッソ監督そして、ファンからの質問で、ルッソ監督は「トムはどういった存在ですか?」と聞かれ、「隣りに本人がいるので、あまり褒めちぎると照れちゃうと思うんですけど(笑)、スパイダーマン役を選ぶのにはすごく難航しました。イメージを一新したスパイダーマンをお見せする上で、非常に重要なキャスティングでした。特に今までのイメージとガラッと変わって、原作コミックの通り、若々しさ溢れるキャラクターとして描きたかったんです。そういった意味で彼はピッタリだと思ったんですけど、そこは慎重に選ばなければいけないということで、何度もオーディションをしたんです」と話すと、トムが「なぜあんなにオーディションを受けさせたんですか?すごくストレスがあったのに」とツッコミました(笑)。すると、ルッソ監督は「オーディションを何度も繰り返した結果、他のキャストとの相性も重要になってくるので、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)と、トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)と台本を読んだり、テストを繰り返していって、それを撮影しました。トムの俳優としての素晴らしさは映画を観て頂ければ、それが一番の説明になると思うので、それ以上、私が付け加えることはないんですが、まず身体的能力が非常に高いというところが魅力の一つだと思います。今でも忘れられないのは、オーディションで、スパイダーマンにやってもらうシーンについて、バク宙をして部屋に入ってくると書いてあったんです。それを読んだトムから、実際にバク転とか宙返りをしながら部屋に入っていけるけどやっていいかと聞かれ、やっても良いけど、万が一事故か何か起きた時に自己責任でやってくださいと言ったのを覚えています」と当時を振り返りました。トムは「たしか“合法的に私(監督)からどうぞとは言えないけれど、やりたいなら”と言われました(笑)。初めてアトランタでスクリーンテストを行った際に、当時自分は別の作品を撮り終えた後で、あるヘアカットをしていて、当時はそれがカッコ良いと思っていたと思うんですが、1年後にそれを観て、一体自分は何を考えていたのかと思うようなモップのみたいなとんでもない髪型でした」と、裏話を披露しました。発言がいちいち可愛いトムでしたが、途中おちゃらけてみせたりする様子もとてもキュートで、彼が若々しいスパイダーマンとして選ばれたのがすごく納得でした。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、溝端淳平(ファルコン役吹替)

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、佐野岳(“アベンジャーズ”ファン代表)

さらに今回のイベントでは、ファルコン役の声優を務めた溝端淳平と、“アベンジャーズ”ファン代表として佐野岳が登壇。佐野岳は、スパイダーマンを演じるためにニューヨーク訛りの練習や肉体的な役作りもしたトムに、「この役はできないと思う役はありますか?」と質問。トムは「Ah〜、No」と答え、会場から拍手が湧きました。これからトムがスパイダーマン以外にどんな役を演じるのか、それも楽しみですね。“アベンジャーズ”シリーズとして3作目となる今作では、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやドクター・ストレンジなど、さらにキャラクターが参戦します。キャストが豪華なだけでなく、ストーリーもスケールも最高のシリーズですので、お見逃しなく!

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング、トム・ホランド、アンソニー・ルッソ監督/溝端淳平(ファルコン役吹替)、佐野岳(“アベンジャーズ”ファン代表)

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング:2018年4月16日取材 TEXT by Myson

 

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』トム・ホランド『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
2018年4月27日(金)より全国劇場公開
公式サイト
©Marvel Studios2018

トーキョー女子映画部での紹介記事
■映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定(後日アップ)
映画批評『アベンジャーズ』(シリーズ1作目)
映画批評『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(シリーズ2作目)
TJE Selection イイ男セレクション/トム・ホランド
TJE Selection イイ男セレクション/溝端淳平
TJE Selection イイ男セレクション/佐野岳
トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

トム・ホランド、“スパイダーマン”オーディション時の恥ずかしい過去『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 はコメントを受け付けていません

09 4月

RADWIMPS野田が、松田龍平の褒め言葉に思わず…『泣き虫しょったんの奇跡』

Posted in 未分類 on 09.04.18 by Merlyn

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、松田龍平、野田洋次郎、豊田利晃監督、瀬川昌司五段(原作者)映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、松田龍平、野田洋次郎(RADWIMPSボーカル)、豊田利晃監督、瀬川昌司五段(原作者)

2018年4月9日、将棋の聖地と言われる鳩森八幡神社で、本作のヒット祈願と会見が行われました。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、豊田利晃監督自身も将棋をしていたという豊田監督は「僕は幼い頃から奨励会にいましたが、挫折した人間なので、挫折するまでは瀬川昌司五段にすごく共感できる部分がありました。僕は将棋を憎んじゃった人間でしたが、原作を読んだ時に憎しみみたいなものが消えて、そういう生き方もあるんだと、すごく感動しました。なのでぜひこの原作を映画化したいと思いました」と、映画化への思いを語りました。原作の映画化を聞いたときの感想を聞かれた瀬川昌司五段は、「話を聞いたのが昨年の3月頃だったんですけど、最初は冗談かなと、早めのエイプリルフールなのかなと思って信じられなかったです。素晴らしい監督、キャストでやって頂いて、夢のような話でとても嬉しかったです」と笑顔を見せました。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、松田龍平今回主演の松田は、「原作を読ませて頂いた時に、とても正直な気持ちを書いてらっしゃるなと思いました」とコメント。続いて、もともと友人で、今回初共演を果たした野田(RADWIMPSボーカル)について、共演の感想を聞かれた松田は、「楽しかったです。やっぱり才能が溢れ出ていてスゴいなと思いました」と褒めると、野田が「いい加減にしろよ(笑)」と、照れ隠しでツッコミを入れ、仲の良さを伺わせました。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、松田龍平、野田洋次郎(RADWINPSボーカル)さらに松田は「彼はミュージシャンで、(本業が)役者じゃないからこそ出てくる空気感があるなと思いました」と付け加え、一方で友人だったからこそ恥ずかしったシーンもあったと明かしました。そして豊田監督も、今回の野田の演技について、(ミュージシャンとして普段から)ライブでお客さんを目の前にしているから物怖じしないし、演技がナチュラルだったと褒めました。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、瀬川昌司五段(原作者)原作者の瀬川は撮影現場にも足を運んでいたとのことで、「現場では、役者さんを役名で呼ばれるので、“昌司さん、出番ですよ”と言われて、僕が行くと“違います”って言われたことが何回かありました(笑)。初めての映画現場でしたが、スタッフ皆さん優しくて良い方ばかりで、僕にとっては忘れられない貴重な日々でした」と、エピソードを披露してくれました。現場で瀬川昌司五段は、プロと全く同じ作法をキャストに指導したそうです。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、野田洋次郎(RADWINPSボーカル)野田は、「瀬川さんはプロの棋士で、基本1人で孤独な戦いをされていて、ミュージシャンもずっと1人で曲を作ってて。でも、映画の現場はいろいろな人がいて楽しかったです」と振り返りました。

次にこの作品をどんな人に観て欲しいかという質問について、松田は「将棋が大好きな方はもちろんですが、将棋を知らない方…、僕もどちらかというと後者のほうですが、将棋を詳しく知らない方がどこまで楽しんでくれるかなと気になっています。瀬川さんの感性が詰まった人間ドラマで、奨励会で頑張る熱い棋士達の映画なので、その思いが感じられるものになっていればと思います」とコメント。野田は「フィクションではあり得ない話で、現実なのに浮き世離れしているけど紛れもない現実で。この物語は読まれるべきだし、観られるべきだと思います」と答えました。豊田監督は「将棋のルールがわからない人でも、子どもから年配まで楽しめる映画です。個人的には同じ青春時代に奨励会で挫折した人に観て欲しいなと思います。夢に破れた経験のある人に届けたいです」と語りました。瀬川は「この映画は“諦めなければ夢は叶う”というのが大きなテーマなんですが、それまでのあいだにいろいろな方の支えがあって、子どもの頃の夢を叶えることができたので、皆1人じゃなくて、誰かに支えられていると気付かせてもらえる映画だなと思います。すべての方に観て頂きたいですが、個人的には小中学生や指導者、先生方にも観て頂きたいです」と締めました。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見、松田龍平、野田洋次郎(RADWINPSボーカル)、豊田利晃監督、瀬川昌司五段(原作者)ここ数年でも将棋をテーマにした映画がいろいろ作られましたが、それだけドラマチックな世界なんだなと思います。本作の秋の劇場公開も楽しみです。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』ヒット祈願&会見:2018年4月9日取材 TEXT by Myson

 

『泣き虫しょったんの奇跡』
2018年9月7日より全国公開
公式サイト
©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 ©瀬川晶司/講談社

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/松田龍平
TJE Selection イイ男セレクション/野田洋次郎

トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

 

RADWIMPS野田が、松田龍平の褒め言葉に思わず…『泣き虫しょったんの奇跡』 はコメントを受け付けていません

06 4月

ダイアン・クルーガー、初めての母国語ドイツ語での演技、ヘビーな役柄について語る『女は二度決断する』

Posted in 未分類 on 06.04.18 by Merlyn

映画『女は二度決断する』来日記者会見、ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ファティ・アキン監督映画『女は二度決断する』来日記者会見、ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ファティ・アキン監督

第75回ゴールデングローブ賞外国語映画賞、第70回カンヌ国際映画祭主演女優賞(ダイアン・クルーガー)を受賞した、ファティ・アキン監督最新作『女は二度決断する』のPRで、ファティ・アキン監督、ダイアン・クルーガー、デニス・モシットが来日し、記者会見を行いました。ダイアン・クルーガーの衣装がとても独特で、ロックなのにエレガントな雰囲気があり、さすがだなと思いました。品のある美しさを持つ彼女だからこそ、着こなせる衣装ですよね。

映画『女は二度決断する』来日記者会見、ファティ・アキン監督本作は、ドイツのハンブルグで、トルコ移民の両親のもとに生まれたファティ・アキン監督が、ドイツで2000~2007年の間に起きた、ネオナチグループによる連続テロ事件に触発され作られた映画です。本作で主演のダイアンは、夫と息子をテロで亡くした女性を演じていますが、役作りについて聞かれると、「非常にいろいろな難しさのある役だったので、最初は“果たして私はこの役をこなせるのだろうか”という不安が多少ありました。私自身、子どもがいないので、そういった心配もありました。また、映画の最後で彼女はある決断を下すわけですが、その決断に向けてどのように芝居をしていこうか、そしてその最後のワンシーンを信憑性を持って演じることができるかといった不安がありました。撮影に入る前、一人で数ヶ月間、いろいろな役作りに時間を投じました。重要な要素となったのが、同じような境遇にいる遺族の方々とお会いすることでした。筆舌に尽くしがたい悲痛、苦悩を抱えている方々のお話を聞いて、次第に共感を覚えるようになりました。これが大きかったです。あとは監督とキャラクターについて話し合ったり、撮影に入る前にハンブルクでいろいろなところを訪れてみたり、カティヤは入れ墨をしているので、いろいろなタトゥーも試してみました。最終的に一番力になってくれたのが監督で、私は100%監督を信頼して、監督についていくという気持ちで臨むことができました」と、振り返りました。

次に、ドイツ語のタイトル“どこからともなく”に込めた思いや意味を聞かれたファティ・アキン監督は、「邦題は何て言うの?」と逆に質問。通訳さんがまず日本語で、『女は二度決断する』と伝えると、即座に「良いね!」と反応し、会場を沸かせました。その後「誰のアイディアなの?」と映画会社の方に確認し、「このポスターを作ったデザイナーのアイデアです」と回答を得て、ご本人が会場にいると知り、監督は大きな拍手を贈りました。映画のテンションとは異なり、とても楽しい方だなと思いました(笑)。そして、質問への回答で「ドイツ語のタイトルの音感がとても気に入ってるんですね。英語で直訳しますと“Out of nowhere”で、これを日本語にしますと、“突然どこからともなく”という意味を持っています。僕は脚本家でもありますが、映画というものはそもそも複数のアートのフォルムを一つにしたものであって、翻訳もアートの一つだと思うんですね。ドイツ語の音感というのは、戦車のパンツァーのように前に進んでいく強さ、ドイツ的なものを感じて好きだったんですね。でも、それを英語にしてしまうと、10代の人が書いたポエム、詩みたいになってしまって、違うなあと思ったりもしました。今回作曲をクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジというバンドのメンバー、ジョシュ・オムさんが手がけてくださっていて、彼の楽曲にもとても影響を受けて作った映画で、このバンドの既存曲の中に“イン・ザ・フェイド”という今回の英語タイトルの曲があります。その意味は誰も知らなくて、どういうことかわからないけれど、何かぴったりきた。そして主人公カティヤはまさに焦点が合わなくなってきていて、自分という人間の焦点もぼやけてきている。フェードアウトする寸前、その空間に彼女がおり、消えつつある、そういう意味に捉えて、すごく良いと思ったので、英語タイトルとして選びました。ですから、いろいろなレベルでいろいろな意味合いを感じていただければと思います。トルコ語のタイトルを英語にしても、ちょっと英語のタイトルとしては良くないのですが、トルコ語にするとバラードのような、楽曲のような質感があるタイトルなんです」と、あらゆる言語のタイトルを紹介しながら、そこに込めた意味を明かしてくれました。

映画『女は二度決断する』来日記者会見、ダイアン・クルーガーそして、今回母国語ドイツ語での演技に初挑戦し、ドイツで撮影したダイアンは、「当然ながら、ドイツ語で演じるのと英語やフランス語で演じるのは違います。その違いは言語ゆえの違いというよりも、もう少し違うところにあるのかなと感じました。ドイツを離れて25年経つわけですが、久々に帰国して、長期間の撮影で実際そこで生活をしてみたわけですね。元々ドイツ出身なので、文化だとか、それぞれのキャラクターの背景だとか、キャラクター同士のやりとりも手に取るようにわかりました。そういうところは、例えばアメリカで映画を撮る時とは全然違います。どんなにあがいても、オハイオ育ちの女性やフロリダ育ちの女性の気持ちは、どうしてもわかるのに限界があるわけですからね。今回、ドイツでドイツ人の女性を演じた時の手応えといいますか、そこにいる空気や背景は、手に取るようにわかる感じは確かにありました」と語りました。

最後に、この映画は実際の事件からインスピレーションを受けたという点で、主人公の最後の決断にはどういう思いを込めたのか、それをダイアンはどのような気持ちで演じたのかという質問が出ました。監督は「この物語は、ある意味復讐というものを扱っている。そうすると、やはり物語の進み方はそんなにたくさん選択肢がなくて、主人公がいて敵対するものがいて、その中で最終的な結論があるということになる。脚本を書いている時は、チェスのようだと思い、このアイデアを思いついた時は、観客も予測していないような一手だと思いました。そのエンディングが象徴するところとは別に、自分の気持ちの上でこの物語にはこのエンディングが正しいのだと、最初からずっと感じていたんです。そして、実はこのエンディングを思いついたのは、脚本を執筆するかなり前、長めのあらすじを考えている時だったんですね。早い段階でこのアイデアがあったことは、とても良かったと思います。現場で、あるいは現場でなくてもダイアンさんと話をしている時に、カティヤという女性の行動を考えて、最終的にどうなるか、彼女が取る選択がわかっているからこそ、“彼女だったらこうする”“こうしない”という会話ができました。彼女がとる最後の選択についてはネタバレになりたくないので、まずは4月14日に劇場公開してから観客の皆さんがどう思うか、先に知りたいです」と答えました。ちなみに本作は順撮りをしたそうです。続いてダイアンは「どうやってどのようにして、カティヤがあの決断に到達していくのか、それをどう演じていくのか、最初はわからなくてどうしようかと思いましたが、最終的には彼女を理解できるようになりました。これが最終手段なのである、という彼女の気持ちがすごくわかるようになりました」と話しました。

映画『女は二度決断する』来日記者会見、ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ファティ・アキン監督こうして聞くと、どんな決断だったか、皆さんとても気になりますよね!主人公の身になるととても難しい決断だと思いましたが、私はこのラストにすごく納得しました。ぜひ皆さんもご自身の目で確かめてください。

映画『女は二度決断する』来日記者会見:2018年3月23日取材 TEXT by Myson

 

映画『女は二度決断する』ダイアン・クルーガー『女は二度決断する』
2018年4月14日より全国劇場公開
公式サイト
©2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions,
Pathé Production,corazón international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

ダイアン・クルーガー、初めての母国語ドイツ語での演技、ヘビーな役柄について語る『女は二度決断する』 はコメントを受け付けていません

02 4月

聴覚障害を持つ少女との出会いが人生を変えてくれた『ワンダーストラック』トッド・ヘインズ監督

Posted in 未分類 on 02.04.18 by Merlyn

映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶、トッド・ヘインズ監督/鈴木福、鈴木梨央(ゲスト)映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶、トッド・ヘインズ監督/鈴木福、鈴木梨央(ゲスト)

『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が、最新作『ワンダーストラック』を携えて、20年ぶりに来日しました。本作は、原作者のブライアン・セルズニック自身が脚本を手掛けており、時代の異なる12歳の少年と少女の物語を描いた作品。最初にこの映画のお話がきた時の感想と本作の見どころについて、ヘインズ監督は、「原作を読む前にまず脚本を読んだんです。その脚本が本当に素晴らしくて、50年の時を経て2つのニューヨークの話が行ったり来たりして描かれているわけです。主人公の1人は最初から聴覚障害を持っていて、もう1人は、途中から聴覚障害を持つことになるのですが、彼、彼女が新しい環境のもとでニューヨークを経験していく姿が、物語の核になっています。ブライアン・セルズニックの作品は、必ず想像力を刺激するものであって、さらに子どもの可能性を追求したものが多いんです。私が撮った映画では、今までそういった部分をフォーカスして撮ったことがありませんでしたが、今回はなぜ子ども達について描かれていて、なぜ2つの話が同時に描かれているのかというところが注目点になるわけです」と語りました。

映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶、トッド・ヘインズ監督本作では、実際に聴覚障害を持つミリセント・シモンズが出演しているほか、何人か聴覚障害を持っている俳優が出演している点で、キャスティングの意図を聞かれたヘインズ監督は、「(ミリセント・シモンズが演じているシーンは)サイレントで描かれていますが、そこに実際に聴覚障害を持っている子を配役することで、真実味を出したり、彩りを与える意味で、とても重要だと思いました。アメリカ全国で探すことにしたのですが、聴覚障害の子をメジャー作品の主役にするとなると、当然ながらプロという人はいなくて、アマチュアを配役しないといけなくて、その責任や重要性をすごく考えながら探しました。最終的には、ローズ役を演じてくれたミリセント・シモンズというソルトレイクシティの女の子を見つけたわけですが、彼女の登場が私達の人生を変えてくれました。なぜなら彼女はカメラの前で本当に自然な演技をすることができて、私達が望んでいたことをすべて叶えてくれたんです。すごく才能のある子どもでした。また、サイレントパートでは、聴覚障害の俳優がたくさん配役されているのですが、実際のサイレント映画の時代でも、実はそういった方々が多く配役されていたんです。もちろん音はないですが、そういった方々は体を使った表現が非情に豊かだったので、サイレント時代には非情に重宝されたんです。今回はまさにそういった部分を活かしていきたいと思ったし、なるべく聴覚障害の人達との結び付きを強いものにしたいと思ったので、こういった配役にしました」と答えました。

次に、本作で起用されている、デヴィッド・ボウイの楽曲“スペース・オディティ”に対する監督の思いを聞かれると、「私はデヴィッド・ボウイが大好きで、実は20年前に日本に来た時にプロモーションした映画『ベルベット・ゴールドマイン』は、まさにデヴィッド・ボウイに象徴されるグラムロック時代を描いた作品でした。しかし、その当時デヴィッド・ボウイの音楽は残念ながら権利の関係で使わせてもらえなかったんです。こうしてようやくデヴィッド・ボウイの財団にOKをもらって、今回楽曲を使うことができました。夢が叶うまでには時間がかかるものですね(笑)」と、話しました。

映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶、トッド・ヘインズ監督/鈴木福、鈴木梨央(ゲスト)そして、この日はゲストとして、鈴木福と鈴木梨央が登場。鈴木福は英語で挨拶し、鈴木梨央は主人公の1人、ローズを意識した衣装を着て、手話も同時に披露し、会場を沸かせました。そんな2人を観て感動した監督からも、サプライズでお土産が用意されており、デヴィッド・ボウイの“スペース・オディティ”のレコードがプレゼントされました。最後にヘインズ監督は、「この映画は私が本当に心を込めて作った作品で、自分が最も信頼するクリエイティブな人達と一緒に作った映画です。この映画は、子ども達に対して、そして皆さんのイマジネーションを広げるような作品であり、ニューヨークに対するラブレターでもあり、映画に対する愛が込められている作品でもあるんです。他の作品のように音声で語られていないという部分をビジュアルも含めて観て頂き、楽しんでもらえたらと思います」と締めました。切ないけれど、優しさ溢れる本作を皆さんもぜひご覧ください。

映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶、トッド・ヘインズ監督/鈴木福、鈴木梨央(ゲスト)

映画『ワンダーストラック』来日舞台挨拶:2018年3月20日取材 TEXT by Myson

 

映画『ワンダーストラック』オークス・フェグリー/ジェイデン・マイケル『ワンダーストラック』
2018年4月6日(金)より全国劇場公開
公式サイト
© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/コリー・マイケル・スミス

トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

 

 

 

聴覚障害を持つ少女との出会いが人生を変えてくれた『ワンダーストラック』トッド・ヘインズ監督 はコメントを受け付けていません

30 3月

リュック・ベッソンの才能は田舎で育まれた!『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

Posted in 未分類 on 30.03.18 by Merlyn

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー、リュック・ベッソン監督、アレクシアン・シラ(劇中歌/監督の姪)映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー、リュック・ベッソン監督、アレクシアン・シラ(劇中歌/監督の姪)

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』PRのため、監督のリュック・ベッソンが来日し、ファンを招いたイベントに登壇しました。これまでも、『アデル/ファラオと復活の秘薬』(監督・脚本)、『ミシェル・ヴァイヨン』(脚本・製作)など、バンド・デシネ(フランスの漫画)を原作に映画化しているベッソン監督。コミックや他のバンド・デシネから受けた影響について聞かれると、「少年の頃は地方に住んでいて、継父がテレビを置かない主義だったので、周りは牛だらけで、少年にとってはとても厳しい環境だったんです。当時のバンド・デシネ、漫画は自分にとってテレビの代わりで、テレビよりもさらに良いものでした。なぜかというと、時間も宇宙空間も超えられるし、いろいろな種類のエイリアンにも出会える、そういう世界が広がっていたからです。10歳から20歳くらいまで本当にコミックス、バンド・テシネが大好きで、映画を作り始めた頃から、以前ほどは読まなくなりました。当時“ヴァレリアン”の連載がされていた「ピロット」という雑誌は週1回の発行で、“ヴァレリアン”はなんと2ページしか載ってなかったんですね(笑)。次の号が来るまでの6日間、(続きがどうなるのか知るまで)忍耐を学びました。また、どんな展開があるのか自分で考えることができたので、イマジネーションがすごく育ったと思います。だから、僕は10歳の頃から脚本家になることを学んだとも言えます。展開だったり、使われる色彩、すべてを想像していたからです。そして、次の号がやってくると、自分の想像と全然違っていたり、それ以上の素晴らしいものがそこには載っていたんです。ですから毎週2ページしかないという連載のおかげで、僕は脳のトレーニングができたし、想像力を育むことができたと思います。残念であり、興味深いことに、今はワンクリックで子ども達は何百万という情報にすぐにアクセスできるけれど、そのなかでわざわざ観ているのは、スケボーに乗っている犬だったりするわけですよね。だからもしかしたら好奇心が育っていないのかなと思ったりします」と語りました。ぜひ、このお話は世のお母さん方も少し気にとめて欲しいですね。

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー、リュック・ベッソン監督、アレクシアン・シラ(劇中歌/監督の姪)続いて、シンガーソングライターで、本作の劇中歌を担当しており、ベッソン監督の姪でもあるアレクシアン・シラが登場。「彼女は私の姪です。『アーサーとミニモイの不思議な国』を作っていた時、彼女はまだ13歳でしたが、曲を書きたいと申し出てくれたんです。せっかくのクリエイティビティを止めたくなかったから、“じゃあ、やってみて”と言いました。そして書いてくれた曲がすごくダークで、“アレクシアン、これは子ども向けのアニメなんだけど”って言って、それは採用しませんでした。それから何年も経って、本作で曲を提供したいと言ってくれて、“あまりダークなのはやめてね”と伝えました。そしてこの曲を提供してくれて、プロデューサーであり僕の妻であるヴィルジニーと共に惚れ込みました。僕の姪だからといって採用したわけではなく、素晴らしい曲だから劇中歌になったのだと言わせてください。もちろん、彼女が姪っ子だということは誇りに思っています」と、アレクシアンの才能を叔父視点で優しく語りました。なんだか微笑ましいですね。

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー、アレクシアン・シラ(劇中歌/監督の姪)そして、アレクシアンがデビュー曲となった本作の劇中歌“A Million on My Soul”を日本初披露しました。歌い終えたアレクシアンは、「さっきのお話では小さい時に作曲をしたのは残念ながら使ってもらえませんでしたが、割と悲しい曲を書く傾向が自分にはあるからなんです。今回はすごくうまくハマったと思います」とコメントしました。

“A Million on My Soul”をはじめ、28世紀を舞台にした本作のオープニングに最新曲ではなく、デヴィッド・ボウイの名曲“スペース・オディティ”を採用するなど、音楽へのこだわりも強く感じさせるベッソン監督は、その理由について聞かれると「本作の脚本執筆中に、車の運転中にたまたま“スペース・オディティ”がかかったんです。僕は頭のなかで映画のシーンが全部見えているので、冒頭のシーンにピッタリだなと思って、採用を決めました。デヴィッド・ボウイとは、『アーサーとミニモイの不思議な国』の悪役のマルタザールの声をお願いしていた縁で、付き合いが長いんですね。今回、曲を採用できて本当に嬉しかったんだけど、残念なことに映画が完成する前に彼は亡くなってしまって。でも、天国の大きな試写室があって、3Dで上映が行われていると聞いたので、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を観てもらえたらなと思っています」と語りました。

次に来場したファンからの質問で、続編の予定を聞かれると、「まずは1作目を観て、次を作るべきか意見を聞かせて欲しいな。そして、実は新作の撮影を既に終わったところです。“アンナ(原題)”というタイトルなんですが、全米の公開は10月くらいかな。日本では同じ会社(キノフィルムズ)から配給されます。もちろんプロモーションのためにまた日本に来たいです。日本には何度も来ていて、最初に来たのは『グラン・ブルー』の時。何度もその後日本に来ていますが、皆さん本当にスイートで礼儀正しくて、日本に来るのは大好きです」と答えました。次に『ブレードランナー』でレプリカント(人造人間)役を演じていたルトガー・ハウアーが出演している理由について質問が出ると、「『ブレードランナー』の大ファンなので、ルトガーさんにお願いしたかったんです。『ブレードランナー』ではレプリカントなので、逆に今回は人間役として国連の長官を演じているシーンが冒頭にきたらおもしろいんじゃないかと思ったんです。小さな役ではありますが、彼に参加してもらって光栄でした」と振り返りました。この質問をしたファンが、手に『グラン・ブルー』のレーザーディスクを持参していたのを、ベッソン監督が観て、「これを抱えたまま毎日通勤しているの?妻と寝る時も小脇に抱えてるんですよね?」と優しくいじる場面も(笑)。さらにその流れで『グラン・ブルー』について裏話を披露。「日本人が出てくるシーンを覚えていますか?最初、日本の配給権を持っていた会社が、“日本で公開したいけれども、日本人のところは切ったほうが良いです。日本の方がそれは嫌がるから”と言われました。僕のほうは一つのジョークとして入れただけで、決して日本の人を小馬鹿にしたつもりはありませんが、日本の方に観てもらうため、リスペクトするために、そのシーンをカットしました。6年後に、ロングバージョンをぜひ配給したいと言われました。今度は日本人のシーンをカットすることには、ノーと言いました。だって長いバージョンだから。ロングバージョンを公開したいならば、僕が編集したバージョンをリリースしてくださいと言いました。先方は何週間も考えられて、返事までに時間がかかりました。ロングバージョンの公開のために来日しましたが、日本のジャーナリスト、一般のファンの方から、“(最初のバージョンで)なんであのシーンをカットしたんですか?”と聞かれて、僕のほうは大混乱でした(笑)。その瞬間から、日本の方もユーモアのセンスがあるなと思いました。実はその前は、日本の方があまり感情を出さないので、ユーモアがあまりない人種なのかなと思っていたんです。なので、『グラン・ブルー』はロングバージョンが正解です」と、名作の秘話を語ってくれました。

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー、リュック・ベッソン監督最後に、SF映画とそうでない映画の違いを聞かれると、「SFには一つの現実を追いかけなくてはいけない、忠実に描かなければいけないという義務がありません。すべてを自分で新しく作ることができるし、作り手にとって本当に楽しい作業なんです」と答えました。過去作品のお話もたくさん聞けて、ファンにはたまらないイベントでした。『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』も期待に応えてくれる作品になっていますので、ぜひ大きなスクリーンで、スケールを楽しんでください。

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』来日記念トークショー:2018年3月14日取材 TEXT by Myson

 

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』デイン・デハーン/カーラ・デルヴィーニュ『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
2018年3月30日(金)より全国劇場公開
公式サイト
© 2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/デイン・デハーン
TJE Selection イイ男セレクション/クライヴ・オーウェン
TJE Selection イイ男セレクション/イーサン・ホーク
TJE Selection イイ男セレクション/クリス・ウー

 

トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

 

 

 

リュック・ベッソンの才能は田舎で育まれた!『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』 はコメントを受け付けていません

28 3月

アカデミー賞®受賞の辻一弘氏が日本の若者にアドバイス『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

Posted in 未分類 on 28.03.18 by Merlyn

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見、辻一弘映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見、辻一弘

 

第90回アカデミー賞®にて、主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞(辻一弘他2名)の2部門を見事受賞した本作。日本での劇場公開を控え、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では日本人初受賞となった辻一弘氏が来日記者会見を行いました。

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見、辻一弘受賞のオスカー像登壇した辻氏は、現代美術家として目の前に置かれているオスカー像のデザインや触り心地を聞かれると、「すごく素晴らしいデザインですね。他のトロフィーと比べても、デザイン的にプロポーションも素晴らしいです」とコメント。また、アカデミー賞受賞については「実際、この映画が獲ったっていうことに非常に意味があると思います。映画も素晴らしいですし、メイクも作品の一部として認められたというのが非常に良かったです。あと今回もそうですけど、日本に戻ってきて、こういうことができたり、日本の若い人で特殊メイクをしている人に、こういう可能性もあるんだっていう夢が与えられたことは、非常に良いと思います」と語りました。

ゲイリー・オールドマンが別人のような容姿になって、チャーチルに変身している本作で、造形のなかで一番難しかった点やパーツ、工夫した部分を聞かれると、「チャーチルとゲイリーさんの顔はプロポーション的にもかなり違います。似ていればわりと簡単だったんですけど、そういうなかで、メイクのゴールとしては、メイクに見えないメイクをやりたかったんです。似せるためにつけ過ぎてもマスクみたいになるので、どこを工夫してつけ過ぎずに似せさせるのか、バランスを作り出すのが非常に難しかったですね。テストメイクを大体5つくらいして、結局一番最後にやったのが「これが一番いいだろう」ということで、それが使われることになったんです」と返答。実際、メイクに見えないメイクだったので、大きなスクリーンで観るほど、その精巧さに驚くと思います。

18歳の時にディック・スミスの特殊メイクに出会い、特殊メイクの道を進んできた辻氏。日本にいる10代、20代の夢に向かっている若者達に向けて、何かメッセージがあるか尋ねられると、「よく言うのが、確実に自分の心を正直に見出して、他人の意見を聞くな、とりあえずやりたいことをやれって言うんです。どうしてもね、先生とか兄弟とか親とかに相談すると、いろいろアドバイスをくれるんですけど、結局何が一番大事かっていうと、自分の心の中で精神的に繋がったものっていうのは、自分にしかわからないので、自分で決めてやっていかないといけないんです。他の人の意見を聞いたり、流されてしまうと、後で後悔するので。それと、10年は続けること。海外に1ヶ月くらい1回住んでみることは大事ですね。僕もやりたいことをやって、2012年に映画界を一旦去りましたが、目標を切り替えるまでに10年くらいかかりました。ていうのはやっぱり、今まで積み上げてきたものを切り捨てるのが怖かったので。決心がついて本当にやりたいことをやると、人生どんどんいろいろなことに1つ1つ繋がっていくんですよね。だから、自分のやりたいことを見極めるっていうのがとりあえず大事で、あと自分をよく、もっと信じるべきですよね。日本人の悪い癖で、自分を信じられないっていうのがあるんですけど。それはやっぱり、直した方が良いですよね」と、熱く語りました。この言葉、胸に染みました!

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見、辻一弘本作では、ゲイリー・オールドマンが演じるチャーチルがほとんどの場面に登場して、ほぼ出ずっぱり。そういう意味での苦労や、メイクにどれくらいの時間がかかったか、またチャーチルのような歴史を動かした人物にただ似せるだけではなく、歩んできた人生みたいものを出すために、メイクで心がけたところは何かという質問も出ました。「今回この仕事を僕が受けた時、“僕はセットでメイクしたくないから”とゲイリーさんに言いました(笑)。僕が映画界を去った理由の一つが、大勢の中で一緒に仕事をするっていうのが嫌いで、1番最初にセットに入って1番最後に出るような仕事なんですね。今回は、ゲイリーさんと相談して、僕はデザイン、テストメイク、フィルムテストをして、メイクを完成させた後に、デヴィッド・マリノフスキ、ルーシー・シビックの2人に、どういう風にやるのかお話しして、後はお任せしました。メイク時間は大体3時間15分から3時間半くらいです。結構タイトなスケジュールで、撮影は48日間。予算がすごくある映画ではなかったですが、ゲイリーさんがメイクをされるっていうことをちゃんと理解されていて、あとはスタッフ全員素晴らしい人ばかりだったので、こういう素晴らしい映画になったんだと思います。あとは、デザインの時に、行程として写真を色々集めたり、(チャーチル関連の)ドキュメンタリーを観たり、もちろん精神的にチャーチルがどういう人であったか理解をするのは非常に大事でした。表面的なことで似させると、どうしても演技にも繋がらないので、その点はいろいろリサーチしましたね」と明かしました。とてもストレートに発言される方で、聞いていて気持ちが良かったです。

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見、辻一弘一度映画の現場を去られて、本作で復帰した辻氏にとってのハリウッドはどういう世界なのかという質問には、「それこそ複雑な思いがあるんですけど(笑)、やっぱり映画の仕事をするのであれば経験しておく場所なので、すごいと言えばすごいですし、良いところも悪いところもいっぱいあります。一言では難しいですが、大変なことがいっぱいあるので、その中で生き残っていくというか、合う人じゃないと大変過ぎてもたないと思うんですね。僕もそうだったので。ただ一旦離れてみれたっていうのは非常に良かったです。外から見ると、また理解が深まるというか。今もロサンゼルスにいるんですけど、ポッと戻れるとは思いませんし、結局恵まれてたって思うんですよね。改めて見直して、自分の考えは正しかったとわかりました」と振り返りました。

今後の活動については、「もちろんメインのフォーカスはファインアートなので、映画の仕事は、本当にやりたいようなおもしろい仕事で条件が良ければやるかも知れません。2020年頃に日本で個展をやろうと思っているので、それに向けて下調べとか、もちろん作品の制作も大事ですし、スポンサーとか手伝ってくれる人とか、いろいろ集めていて今忙しいので、やっぱり…早く帰らないといけないです」とコメント。早くロサンゼルスに帰って仕事をしなければいけないと何度かおっしゃっていたのが印象的で、ストイックな方だというのが伝わってきました。この仕事が始まった時に、ゲイリー・オールドマンと冗談で「もしこの仕事でアカデミー賞を2人とも獲れたら、やっと本当の意味でリタイアできる」と言っていたそうですが、2人揃っての受賞が実現したというのも感動的で、映画本編を観ていても、ストーリーはもちろん、そういった映画作りの背景も思い出されて、感慨深いものがあります。映画からはもちろん、この日の辻氏の言葉からも、良い刺激やパワーをたくさん頂きました。ぜひ多くの方に観て欲しいです!

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』来日記者会見:2018年3月20日取材 TEXT by Myson

 

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
2018年3月30日(金)より全国劇場公開
公式サイト
© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/ゲイリー・オールドマン

トーキョー女子映画部サイトに戻る

アカデミー賞®受賞の辻一弘氏が日本の若者にアドバイス『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 はコメントを受け付けていません

27 3月

ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、新田真剣佑等が東京の新スポットに集結!『パシフィック・リム:アップライジング』

Posted in 未分類 on 27.03.18 by Merlyn

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、スティーヴン・S・デナイト監督映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、スティーヴン・S・デナイト監督/メイプル超合金【安藤なつ、カズレーザー】(スペシャルサポーター、ピンポイント吹替担当)

 

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、スコット・イーストウッド、新田真剣佑2018年3月26日、グランドオープンを目前に控えた東京の新スポット“東京ミッドタウン 日比谷”で、本作の来日ジャパンプレミアが行われました。大勢のファンに迎えられ登場したキャスト、監督はノリノリ。来日を記念しての自撮りにも夢中になっていました(笑)。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、ジョン・ボイエガ

続いて、劇場では舞台挨拶が行われ、改めて一同が登壇。

ボイエガは「今夜初めて日本でこの作品を披露できるということで、とても嬉しく思っています」と一言。イーストウッドは「1作目の大ファンだった僕は、こういう形でこの作品に関われたことを大変嬉しく思っています。この作品はファンの皆様のために作った映画です」と挨拶しました。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、スティーヴン・S・デナイト監督デナイト監督は「自分は日本が本当に好きで、昔からウルトラマンやマグマ大使、元祖ゴジラ映画とか、そういった日本の怪獣映画をたくさん観て、大ファンだったので、この映画を作って、こうして日本の皆様にお届けできるのは、少年時代の夢が叶ったような思いです」と感銘を受けていました。さらに、前作の監督ギレルモ・デル・トロから引き継ぐ上で気を付けた部分や逆に広げた部分があるかと聞かれると、「皆さん同意見だと思うんですけども、ギレルモ・デル・トロ監督は1作目で素晴らしい世界、キャラクター、ストーリーを創り上げていって、そうした土台があってこそ、この映画があるわけです。彼が創り上げたものをしっかり受け継いで壊さないようにしながら、さらに世界観を拡大してもっとさらに壮大なものを皆さんにお届けしたいという気持ちを込めて作りました」と語りました。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、スコット・イーストウッド次に、この続編で登場する新しいキャラクターを演じる上で気を付けたこと、役に共感する部分を聞かれたジョンは、「本当に自分もこの役に共感することができて、まるで17歳の頃の自分を演じるような感じだったんです。いつもとても反抗的だけれど、置かれた状況のなかで成長していって、英雄のようになり、新しい世代を率いるリーダーになるような役をやりたいと思っていたので、とても楽しく演じることができました」と答えました。スコットは「僕自身もこの役を演じるのがとても楽しくて、パイロットの役なんですけど、実は実生活のなかでも僕はパイロットなんですね。また若い高校生達のメンター代わりということもあるのですが、自分自身も妹達がいまして、時にお兄さん風みたいなものを吹かせなければいけないので、そういう部分でこのキャラクターに繋がる部分があったと思います」と語りました。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、菊地凛子前作から引き続き出演の菊地は、前作から約10年後の世界を舞台に演じることについて、監督とどんな相談をしたのかなどを聞かれると、「責任感が強くて、芯の通った森マコなんですけれども、それから10年経ってパイロットというところから少し離れて、また新しい闘いに挑むという姿勢は変わらずに、そこで弟のように一緒に成長していくリョーイチとの関係性を、映画のなかで育てられたと思っています」と振り返りました。リョーイチを演じた新田は一番苦労した事を聞かれると、「カンパーというコックピットに乗って、イェーガーを操縦するんですけど、スーツを着て、ワイヤーに繋げられたりして撮影するんです。僕のイェーガーは一番速いイェーガーだと言われていて、蹴りとかいろいろなアクロバットがあったので、カンパーに乗るまでの作業がとても大変でした」と話しました。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、新田真剣佑

そして、この作品の上映が(TOHOシネマズ日比谷の)こけら落としになるのを祝って、スペシャルサポーターのメイプル超合金の2人も加わり、鏡開きが行われ、イベントは盛況のうちに修了しました。多くのお客様が詰めかけている様子などを見て、期待値の高さを感じましたが、4月13日の劇場公開が待ち遠しいですね。

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア、ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、スティーヴン・S・デナイト監督/メイプル超合金【安藤なつ、カズレーザー】(スペシャルサポーター、ピンポイント吹替担当)

『パシフィック・リム:アップライジング』ジャパンプレミア:2018年3月26日取材 TEXT by Myson

 

映画『パシフィック・リム:アップライジング』ジョン・ボイエガ/スコット・イーストウッド『パシフィック・リム:アップライジング』
2018年4月13日(金)より全国劇場公開
公式サイト
©Legendary Pictures/Universal Pictures.

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
来日イベント@【東京コミコン2017】、スティーヴン・S・デナイト監督、菊地凛子
TJE Selection イイ男セレクション/ジョン・ボイエガ
TJE Selection イイ男セレクション/スコット・イーストウッド
TJE Selection イイ男セレクション/新田真剣佑
トーキョー女子映画部サイトに戻る

 

ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、新田真剣佑等が東京の新スポットに集結!『パシフィック・リム:アップライジング』 はコメントを受け付けていません

26 3月

AnimeJapan2018に宮野真守ほか人気声優が勢揃い!『GODZILLA 決戦機動増殖都市』

Posted in 未分類 on 26.03.18 by Merlyn

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、宮野真守、櫻井孝宏、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、上田麗奈、小澤亜李映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、宮野真守、櫻井孝宏、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、上田麗奈、小澤亜李

2018年3月25日、AnimeJapan2018にて、本作のヴォイスキャストが登壇しました。ハルオ・サカキ役を演じた宮野真守がゴジラのポーズで登壇したことで、他のキャストも全員ゴジラのポーズで登場。トップバッターのせいで、後続者が全員ポーズをやらざるを得なくなったと皆が宮野にツッコミを入れ、一気に場が盛り上がりました。

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、宮野真守、櫻井孝宏、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一続いて、マーティン・ラッザリ役を演じた杉田智和が、新作の紹介をするという流れになりましたが、途中途中、チャチャを入れながら話すため、皆笑いっぱなしで「(内容が)頭に入ってこない」とツッコまれていました。

続いて、第2作目となる本作から登場する双子のキャラクター、マイナ役上田麗奈と、ミアナ役小澤亜季が登壇。小澤はオーディションの時は、役名も確定しておらず、1人で双子の二役を演じるのか、どちらかだけ演じるのかも決まってなかったと明かし、上田は、プレスコ(プレスコアリングの略=映像が出来る前にセリフを収録する方法)だったので緊張したと話しました。

AnimeJapan2018の会場内は他のステージも同時開催されていて、いろいろなステージの盛り上がりに負けじと、歌うような口調でコメントしたり、すごく声を張って話したりしている様子も可笑しくて、終始笑いに包まれていました。

最後は、一言ずつ今作の見どころを語っていきました。
映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、宮野真守■宮野:2作目はより心情が揺れ動く内容になっています。
映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、櫻井孝宏■櫻井:キャラクター達のドラマが濃厚になっていきます。

 

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、杉田智和■杉田:ゴジラという未知のものに対して、人と人じゃない種族(異星人)などの価値観がはっきりと出てきます。

 

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、諏訪部順一■諏訪部:第2弾は、ポスターでもフィーチャーされてますけど、我々“ゴリマッチョ星人”(諏訪部独自の言い回し)が開発したメガゴジラがどのような形で登場するのかが見どころかなと思います。

 

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、梶裕貴■梶:人間ドラマがベースにありつつ、今作はより激しいバトルが見どころの一つになっていて、アクションファンの方も楽しんで頂けると思います。

 

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、上田麗奈■上田:双子の少女達が出てくることによって、2人のゴジラに対する思いは、他のメンバーとはちょっと違う部分もあるので、その辺で物語がどう転がっていくのかっていうところにも注目して欲しいです。

 

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、小澤亜李■小澤:登場人物には女性が少ないですが、女性キャラクターの思いや感情の揺れ動きなどは、女性目線で思うところもあったので、女性もそういうところを楽しみに劇場に足を運んで欲しいと思います。

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ、宮野真守、櫻井孝宏、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、上田麗奈、小澤亜李

和気あいあいのムードでとても楽しいステージでしたが、新作の出来栄えに期待が膨らみますね。5月の劇場公開を楽しみにしましょう!

『GODZILLA 決戦機動増殖都市』AnimeJapan2018スペシャルステージ:2018年3月25日取材 TEXT by Myson

 

『GODZILLA 決戦機動増殖都市』
2018年5月18日より全国劇場公開
公式サイト
©2018 TOHO CO., LTD.

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/宮野真守
トーキョー女子映画部サイトに戻る

AnimeJapan2018に宮野真守ほか人気声優が勢揃い!『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 はコメントを受け付けていません

23 3月

声優を務める西山宏太朗、梅原裕一郎がサンリオキャラクターズとコラボ『学園ベビーシッターズ』

Posted in 未分類 on 23.03.18 by Merlyn

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント、西山宏太朗、梅原裕一郎/ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリンTVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント、西山宏太朗、梅原裕一郎

2018年3月初旬、サンリオピューロランドで、本作とサンリオキャラクターズのコラボイベントが行われました。「学園ベビーシッターズ」は、時計野はり原作で、2009年より「月刊LaLa」(白泉社/毎月24日発売)にて好評連載中の人気漫画。TVアニメは、2018年1月から3月まで、TOKYO MXやBS11、サンテレビにて放送。イベント会場には多くのファンが詰めかけ満席状態。パッと見て、女子率が99%という感じでした。イベントが始まる前には、観客が一緒に踊って歌を盛り上げられるよう、ダンスのレクチャーもあり、アットホームな雰囲気で溢れていました。

そして、本作で鹿島竜一を演じる西山宏太朗、狼谷隼を演じる梅原裕一郎が、サンリオの人気キャラクター、シナモロールとポムポムプリンと一緒に登壇。まずは、トークを繰り広げました。ここでその内容を少しご紹介します。

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』鹿島竜一

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』鹿島竜一役:西山宏太朗

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』鹿島竜一役:西山宏太朗

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』狼谷 隼

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』狼谷 隼役:梅原裕一郎

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』狼谷 隼役:梅原裕一郎

Q:子どもの頃の失敗エピソードは?

■西山宏太朗
僕は小さい時、手を振ってくれる人が優しそうに見えて好きだったんです。僕も全力で手を振り返すみたいなことを日常でもやっていました。選挙カーに乗っている人が後ろの窓を開けてずっと手を振ってくれたんですよね。それを見つけると嬉しくて、「待ってー」って、ずっと追いかけ回してました(笑)。僕的には当時、手を振ってくれる優しいお姉さんっていうイメージしかなかったので、まさか政治を動かそうとしている方達だとは思っていませんでした(笑)。

■梅原裕一郎
小学校1年生の頃、家にあった扇風機を処分することになり、要らないなら欲しいと言って、母親から扇風機を1台もらったんです。それを分解してモーターを取り出そうとしたんですけど、コンセントをさしっぱなしで作業をしていて、感電しました。今度はちゃんとコンセントを抜いて、分解してモーター部分を取り出したんですけど、モーターを持ちながら、「これで遊ぼう」と思ってコンセントにさしたら、また感電して。そして、扇風機で火が起こせるんじゃないかと思っていて、木に近づけてグーッてやっていたら感電(笑)。結局、計3回感電しました。

Q小さい頃、手放せなかったものはありますか?

■西山宏太朗
僕は小学校に入る直前くらいまで、指をずっとしゃぶっていましたね。寝る時もずっと親指をしゃぶっていたんですよ(笑)。パジャマに着替える前にそのまま寝ちゃったときは、親が着替えさせようとするけど、指をしゃぶるのをやめないから、うまく着替えられなくて。服を脱がそうとしても指を離さないから、そのまま腹筋みたいに起き上がっちゃって。絶対に指を外さなかったみたいです(笑)。

■梅原裕一郎
祖父母が中国に旅行に行って、お土産で買ってきてくれた枕があったんです。中国の獅子舞みたいな、結構どぎつい顔が金太郎飴みたいに両側に付いていて…。それは中学ぐらいまでずっと家にありました。普通の枕も使っていたけど、その枕も絶対そばにあるっていう(笑)。捨てられなかったし、それが無いと安心しなかったっていうのは確かにありました。限界まで持っていて、衛生的に良くない状態になった時に捨てたかな。

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント、西山宏太朗、梅原裕一郎/シナモロール、ポムポムプリン

トークの後は、“いろいろお題付き すごろくゲーム”を実施。サイコロをふり、出た目にあるお題にトライ。ゴールまでピッタリの数字を出した方が勝ちというルールでした。サンリオにまつわるクイズに答えたり、シナモロールやポムポムプリンを相手に「ペアのキャラクターを眠っているベビーズだと思って、優しく起こしてあげて!!」というお題もあったり、観ているこちらも癒されました(笑)。

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント、西山宏太朗、梅原裕一郎/ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン

続いて、エンディング主題歌「おしえてョ」を披露し、観客も一緒に踊って盛り上がりました。

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント、西山宏太朗、梅原裕一郎/ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン

最後には、梅原の誕生日(3月8日生まれ)を祝って、ハローキティがサプライズでケーキを持って登場。終始可愛さいっぱいのイベントで、本作の優しい世界観が伝わってきました。本作はアニメ専門チャンネル“アニメシアターX(AT-X)”でも放送がスタートしました。2018年3月23日には、DVD第1巻もリリースされました。ぜひチェックしてみてください。

TVアニメ『学園ベビーシッターズ』キャストイベント:2018年3月4日取材 TEXT by Myson

 

 

DVD『学園ベビーシッターズ』『学園ベビーシッターズ』
2018年3月23日ブルーレイ&DVD第1巻発売
アニメ公式サイト 
アニメ公式Twitter  @gakubaby_anime ‏
© 時計野はり・白泉社/「学園ベビーシッターズ」製作委員会

トーキョー女子映画部サイトに戻る

声優を務める西山宏太朗、梅原裕一郎がサンリオキャラクターズとコラボ『学園ベビーシッターズ』 はコメントを受け付けていません

19 3月

普段よく乗っている電車と共演!?『トレイン・ミッション』リーアム・ニーソン来日

Posted in 未分類 on 19.03.18 by Merlyn

映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソン映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソン/観月ありさ(花束ゲスト)

本作PRのため、主演のリーアム・ニーソンが、『バットマン ビギンズ』以来13年ぶりに来日しました。登壇したリーアムは久々の来日について、「やはり、今回も作品を携えての来日ということで、とても楽しんでいます。映画のプロモーションをさせて頂いているなかで、ジャーナリストの方も映画を応援するために来て下さっていて、映画はそもそも一人で作るものではないなという気持ちを改めて感じました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、日本という国は皆様礼儀正しく、とても心が広い。そういう方々ばかりで、日本の礼儀正しさ、エチケットは西側諸国も学ぶべきだなと改めて思いました」とコメントしました。

続いてジャウマ・コレット=セラ監督との4度目のタッグについては、「本当にジャウマ監督は秀逸な監督だと思います。初めて仕事をしたのが、8,9年前だったかな。『アンノウン』という作品でドイツでご一緒したのが、初めてのコラボーションでしたね。毎回お仕事をする度にどんどん良くなっていく、そういう監督なんです。どんなシーンを撮っていても、作品全体の形、そしてその物語の弧であったり、ダイナミズムというものが、ちゃんといつも頭に入っていて、だからこそ一つ一つのシーンのペースをきちんと作り出すことができる力を持っています。自分がこれまで仕事をさせて頂いた中でも、そういう力を持っている監督は数少ないですが、僕は彼に100%の信頼を置いていますし、彼も僕に対して100%の信頼を置いてくれているようです」と、ジャウマ・コレット=セラ監督を絶賛しました。

映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソンストーリーが捻られている本作について、脚本を初めて読んだ時の印象を聞かれると、「監督のジャウマが取材で言っていたんですけれど、以前ご一緒した『フライト・ゲーム』の心の続編のような映画で、ある意味その通りだと僕自身も思います。今回は飛行機の中ではなく、電車になるわけなんですが、実はこの電車、自分がよく知っている電車でした。というのは、ニューヨークの北部にある家に行く時によく使う電車なんですね。ここ25年の間、70〜80回くらいは実際に自分で乗っている電車でした。けれども実は、ニューヨークが舞台なのに、撮影はイギリスのロンドンで行っています。しかも屋外ロケではなく、ほとんどスタジオの中で撮っています。7車両の電車という設定ですが、作ったのは1車両というか、少し両サイドがついてるような、1.5分ぐらいしか作っていません。ニューヨークでよく見知った電車なのに、“なんでロンドンで撮ってるんだろう?”というシュールさはありました。そして、7車両分を1車両で替えて撮らなければいけないので、毎日撮影が終わると、スタッフさん、美術部さんが一生懸命、例えば1車両目を2車両目に見せたり、というような作業を行わなければいけなかったんです。そういった意味では本当に作るのが大変な映画だったんです」と撮影秘話を明かしました。

御年65歳のリーアム・ニーソンは、本作でもアクションを披露していますが、今後もアクション映画に出続けるかという質問には、「膝が大丈夫なうちは」とリアルな返答(笑)。さらに、どんな窮地も切り抜ける強い男を演じることが多いリーアムが怖いと思うものは何かと聞かれると、「高い所。いじめっ子も嫌いですね。まあでも、怖くはないかな。今は他に思い付かないけど、10〜15分後に舞台を降りて通った頃にはきっとまた5つくらいは思い出していると思います。ただ、今のアメリカの政権に対して、とても恐怖心を抱いていると言って良いかも知れません」と答えました。

映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソン/観月ありさ(花束ゲスト)そして、この日は観月ありさが花束ゲストで登壇。足が長くてスタイルの良さは健在でした!長身の観月ありさですが、リーアム・ニーソンの背が高いので、ヒールを履けることを喜んでいました。美しい観月ありさを目の前にして、リーアム・ニーソンも終始笑顔。画になる2人だなと見とれてしまいました。それにしても、こんなにカッコイイ65歳いますかね!普段電車に乗ってるんだとわかり、好感度がさらにアップしましたが、彼の出演作は好きなものがたくさんあるので、今回の来日はとても嬉しかったです。本作でどんなカッコイイ姿を披露してくれているのか、皆さんもぜひチェックしてください。

映画『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア、リーアム・ニーソン/観月ありさ(花束ゲスト)『トレイン・ミッション』ジャパンプレミア:2018年3月18日取材 TEXT by Myson

 

映画『トレイン・ミッション』リーアム・ニーソン/ヴェラ・ファーミガ『トレイン・ミッション』
2018年3月30日より全国劇場公開
公式サイト
© STUDIOCANAL S.A.S.

 

トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション/リーアム・ニーソン

トーキョー女子映画部サイトに戻る

普段よく乗っている電車と共演!?『トレイン・ミッション』リーアム・ニーソン来日 はコメントを受け付けていません