トーキョー女子映画部の取材リポート

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13 6月

樋口可南子が佐藤浩市と手を繋ぐために考えた策を明かす『愛を積むひと』

Posted in 未分類 on 13.06.15 by Merlyn

映画『愛を積むひと』完成報告会見、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督

2015年5月13日、『愛を積むひと』完成報告会見が行われ、キャストと監督が登壇しました。本作は北海道の美瑛を舞台に描かれた夫婦の物語で、夫婦役を佐藤浩市と樋口可南子が演じています。佐藤浩市は、今回の役について「夫婦というものを考えたときに、ふと頭の中に“伴侶”という言葉が思い浮かびました。まさにこの映画の妻は彼にとって伴侶だったと思います。妻が亡くなったあとも妻によって生かされている男で、そこを意識して演じました」と語りました。7年ぶりの映画出演となった樋口可南子は、「夫婦には2人で今までに積み重ねてきたものがあり、その雰囲気をすぐに出すのはすごく難しいので、私にできるか心配でした。でも、佐藤さんと私の“こういう夫婦にしたい”という思いが共通していたので、すごく自然にこの夫婦を演じることができました」と話しました。監督は1年かけて撮影した本作について「僕は雨男なのですが、今回は天候に恵まれることが多く、撮りたい景色をちゃんと撮ることができました。何よりもあの場所に家を建てたことが演出として一番良かったと思っています」とコメントしました。また、美瑛での撮影について柄本明が「本当に何もないところでした(笑)。食べるところとかには困りましたね。でも僕は散歩が好きなのでずっと歩いていました」と率直な回答をしていたのもおもしろかったです。

北川景子は先輩俳優陣との共演について「佐藤さんとは、ほぼクライマックスのシーンで初めてお会いしたのですごく緊張しました。でも佐藤さんの方から“今日は大変なシーンだから、ちょっと話でもしないか”と声をかけて頂き、一気に緊張がほぐれました。普段はあまり役の裏設定についてじっくり話したことがなかったのですが、佐藤さんから“彼はきっとこういう父親だと思うんだ”とか、そういうお話をたくさん聞かせて頂き、こうやって役を膨らませていったら良いんだなって思いました」とコメント。北川景子は劇中のナチュラルな格好も可愛かったのですが、この日のミニドレス姿はかなりキマっていました!
野村周平は「佐藤さんとお会いしたときは、僕も最初緊張して喋れなくて、あんんまり何も言わないと怒られるのかなって思いました(笑)。でも話してみると、すごく気さくな方で安心しました。佐藤さんは僕が知らないことを現場でたくさんやっていて、例えばカメラの位置を気にして演技していたり、勉強になることがたくさんありました」と大先輩の姿を見て学んだことを話しました。杉咲花は「私は今回の役がオーディションで決まったときはすごく嬉しかったです。でも受かったということは、佐藤さんや樋口さんと共演するということなのですごく身が引き締まりました。実際にお仕事をさせて頂き、皆さんの動きの一つ一つが、私にとっては全部刺激的でした」と語りました。若手キャスト陣も本作でとても重要な役を演じているのでぜひご注目ください。
石を積むシーンについて佐藤浩市は「本当に1日中石を積んでいる日もありました。最初はスタッフがフェイクの軽い石を用意してくれたのですが、やっぱり実際の重さというものを自分で体感しないとやっている意味がないと思ったので、本物の石でやらせて頂きました」と話していて、佐藤浩市の役者魂を感じました。

樋口可南子は撮影中の様子について「手を繋ぐシーンなのに、佐藤さんが“俺はポケットから手を出さない”って言って、手を出してくれなくてどうしようかと思いました。でもふと、この人は本当にこういう頑固な夫で、妻は今甘えたいわけだし、じゃあ私から無理矢理ポケットから手を出して繋いじゃえば良いんだって思いついたんです(笑)。佐藤さんといるとそういう思いつきが思い浮かぶことがたくさんありました」と語りました。この日もムービーカメラに向かって手を振るときに、樋口可南子が大きく手を降っている様子を見て、佐藤浩市がちょっと照れくさそうに手を振り始めていて、この2人の素の状態がそのまま映画に出ているのかなと思いました。
本作は第二の人生として北海道へ行く夫婦の物語ですが、若い世代でも共感できるところがある人間ドラマが描かれています。ぜひ夫婦や大切な人と一緒に観て、お互いのことを考えてみたり、将来について考えるきっかけにしてください。

『愛を積むひと』

2015年6月20日より全国公開

http://www.ai-tsumu.jp

配給:松竹

©2015「愛を積むひと」製作委員会

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12 6月

監督が語るメル・ギブソンとトム・ハーディの共通点『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督来日!

Posted in 未分類 on 12.06.15 by Merlyn

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督来日会見『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督来日会見

2015年6月5日、ジョージ・ミラー監督が来日。会場はニコファーレで、ニコニコ生放送もされ、ファンもWEB上で監督にメッセージを送り、交流しながらの会見となりました。まず本作へのこだわりについて監督は、「これは人間が飛ぶ話でもないし、宇宙船も出てこない。だから、そのまま撮って、リアルにやりたいと思いました。本物感を出すということは、本物の車両を使い、本物の砂漠で、本物の人間をぶつけたりするわけで、これは大変な作業になりましたが、同時に皆さんが本物感を感じて入り込める作品になったと思います。でも、危険も伴いました。130日間連続で撮影したので安全面を保つのが大変でした」とコメントしました。なかでも苦労したシーンについては、「実は諦めようとした、本当はできないんじゃないかと思ったことがありました。走っている車の上で人が長い棒に登って車から車へ飛び移るシーンがあり、もし何かちょっとでも間違いが起きたら、かなりの事故になると思いました。最初はこれは無理だから車は停めた状態で撮影をして、ポールアクションをやって、デジタルで走っている車に変えようという案も出ていました。でも、スタントチームが本当に頑張って、ある日ふと見ると、砂漠の向こうから8人が実際に走っている車の上であのポールアクションをやっていたんです。完全に安全な形でできたということで、最終的にはトム・ハーディもあのアクションをやりました」と撮影エピソードを披露してくれました。確かにあのシーンはすごく危なそうだったので「これって実際に人がやってるのかな?」と思っていましたが、実際にやっていたとは本当に驚きです。やっぱり、みんな本気で“マッド”なんですね!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』トム・ハーディ続いて、今作主演のトム・ハーディ起用については、「1作目が撮影されたとき、トム・ハーディは生まれて6週間目でした(笑)。今回のオーディションでトム・ハーディがドアから入ってきたとき、メル・ギブソンが30年前にドアから入ってきた雰囲気と同じものを持っていたんです。メル・ギブソンもトム・ハーディも非常に好感が持てる、友達になりたいと思わせる面と、何か謎めいていて危険性を孕んでいるような動物的なカリスマ性を持っています。2人とも演劇界出身で舞台も経験しているという意味で俳優としての技術がとても高いし、身体能力もとても高いです。トム・ハーディはずっとラグビーをやっていました」と語りまし『マッドマックス 怒りのデス・ロード』シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホルトた。シャーリーズ・セロン起用については、「フュリオサ役ができる女優は彼女しかいないと思いました。シャーリーズ・セロンさんは存在感がとてもあって、若い頃にバレエダンサーだったので非常に身体能力も高いですし、空間の使い方がわかっています。ジェスチャー一つで自分の感情を伝えるということに非常に長けています」と、主演2人を絶賛しました。ちなみに、本作を観たメル・ギブソンの反応は、「ロサンゼルス・プレミアで、メル・ギブソンは私の隣り、トム・ハーディは私の後ろに座って観てました。メルとは久しぶりに会ったのですが、映画が始まるとクスクス笑い出して、だんだん大きく笑ったり、ひじ鉄を食らわしてきたり、最後には“素晴らしかった”と褒めの言葉を頂きました。トムとメルと私で最後にハグをしました」と明かしました。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督来日会見ジョージ・ミラー監督は、大ヒットしたファミリー映画『ベイブ』(1995年)でプロデューサー、脚本家として米アカデミー賞作品賞、脚本賞にノミネートされたり、続編『ベイブ/都会へ行く』(1998年)では共同脚本、監督、製作を務めています。また2007年には『ハッピー フィート』(監督、脚本、製作)で米アカデミー賞最優秀長編アニメ賞を受賞したり、“マッドマックス”シリーズのイメージとは全く異なるタイプの映画も手掛けています。そんな監督に対してニコニコ生放送を観ていた20代女性と思われるファンから「私は『ベイブ』『ハッピー フィート』などのかわいいジョージ・ミラー監督作品しか観たことがないのですが、路線変更されたのでしょうか?」と素朴な疑問がぶつけられました(笑)。それに対して「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』というのは20代の女性でも非常に楽しめる映画だと思います。強い女性が出てきますし、これは世界中の女性に受け入れられています。でも最初の“マッドマックス”(1979、1981、1985年作品)3本を撮ったときは、子どもがまだいなかったんですね。子どもができてからはファミリームービーやアニメ-ションなどをたくさん観て、『ベイブ』とか『ハッピー フィート』を作ったわけなんですけど、今は子どもが成長して大人になってしまったので、“マッドマックス”の世界に戻ってきたわけです」と返しました。なるほど〜、そう聞くと納得ですが、確かにこの作品全部同じ監督が手掛けたのかと思うと、本当にビックリですよね。ぜひ皆さん、監督の過去作をずらり観比べてみてください。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ほかにもたくさんの質問が出ました。車がとても大事なアイテムとなっている本シリーズで今作でもとても尖ったデザインの車が登場しますが、監督が普段乗っている車はレクサスハイブリッドとのこと(笑)。あまりのイメージのギャップに「信憑性をすべて失いそうですね」と照れながら告白していた姿が可愛かったです。さらに今回の来日で[三鷹の森ジブリ美術館]に行ったそうですが、スタジオジブリ作品で一番好きなのは『千と千尋の神隠し』だそうです。黒澤明監督からも大きな影響を受けていて、一番好きな日本映画は『七人の侍』とおっしゃっていました。あと驚いたのは、監督は元救急医だったそうで、フィルム・スクールに行ったわけではなく、すごく絵を描くことが大好きで映画の言語を知りたいと思って、無声映画をたくさん観たそうです。無声映画は言葉がないだけにアクションが際立っていて、その後、ジョン・フォード監督の『幌馬車』や、黒澤明監督の『七人の侍』『用心棒』『蜘蛛巣城』、その他『ベン・ハー』や、スティーブン・スピルバーグ監督の作品など様々なアクション作品を研究していって、今の監督のアクション映画に繋げていったと語っていました。そんなアクション映画への追究を極めたジョージ・ミラー監督。自身が“視覚的音楽(ビジュアル・ミュージック)”と称している本作は、ぜひ、大きなスクリーンで全身で感じながら観て欲しいアクション超大作です。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』トム・ハーディ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

2015年6月20日より全国公開

ワーナー・ブラザース映画

http://www.madmax-movie.jp/

©2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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10 6月

綾瀬はるかの真の姿はしっかり者のお姉ちゃん?『海街diary』

Posted in 未分類 on 10.06.15 by Merlyn

映画『海街diary』ジャパンプレミア、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、是枝裕和監督

2015年5月11日、『海街diary』のジャパンプレミアが行われました。映画のなかで四姉妹役を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずをはじめとしたキャスト&監督が登場しました。
監督は本作について「この作品は、四姉妹の話ですが、“四姉妹物語”ではなく“海街diary”というタイトルが原作から付いていました。なので今回映画化するにあたり、周囲の人たちが彼女たちをどう見つめているのかをきちんと描かないといけないと思いました」とコメント。母親役を演じた大竹しのぶは「こんなに女優さんが集まるといろいろ揉めたりとかしそうって思う方もいるかも知れませんが(笑)、全くそういうことはなくて4人とも本当に仲良くやっていました。是枝監督の現場はすごく楽しくて、何も考えずにそこにいて演じるという感覚がすごく心地良かったです」と話しました。


また、『そして父になる』以来二度目の是枝監督作品への出演となるリリー・フランキーは「僕たちオヤジや小さい子どもたちを撮っていたときとは違う、是枝監督の“男の目”を初めて見ました(笑)。僕も本当なら四姉妹の誰かの役をやりたかったですね」とジョークを飛ばすと、監督は「父親に近い感覚で彼女たちを見ていたかも知れませんね(笑)。この四姉妹の撮影はカットをかけずにずっと見ていたくなったほどでした」と話しました。

長女役を演じた綾瀬はるかは、役柄について「すごく真面目で不器用。それから長女なので背負っているものがたくさんある女性です」と話すとMCより「観た方から綾瀬さんご自身とは別人のようだったと言われませんか?」と聞かれると「あれが本当の私です(笑)!」と話し、会場を沸かせていました。次女を演じた長澤まさみは、役との共通点について「佳乃は次女として家族の問題を常に意識して、周りに気を配って生きている人です。でも基本的にはおちゃらけていておもしろい人なので、そういう部分は私と似ていると思います。でもお酒は佳乃ほど強くないし、わりと正反対な部分が多いです」と話しました。

広瀬すずは、撮影の様子について「映画のなかでも最初はお姉ちゃんたちとの間に距離があるんですが、4人が家族になって距離が縮んでいくに連れて、実際に現場での皆さんとの距離も近づいていきました。本当に楽しかったです」とコメント。この日はレッドカーペットイベントも行われ、会場にはたくさんのお客さんが集まっていたのですが、広瀬すずが話し出すと女子高生くらいの子たちが「すずちゃーん!!」「可愛い!」という歓声がたくさんあがっていました。

本作には食事のシーンがたくさんあることから「現場では誰が一番もりもり食べていましたか?」と質問されると、夏帆は「映画のなかでは私が一番食べていますけど、カメラが回っていないときは3人もすごくよく食べていました(笑)」と回答。広瀬すずは「4人ともカットがかかってからも食べて、控室に戻っても食べて、お昼もちゃんと食べてずっと食べていたんですよ。だから誰が一番かわかりません」と答えました。食べるのが好きとはさすが女子ですね(笑)。それでも4人ともちゃんとスタイルを維持できているのが羨ましいです。

最後に綾瀬はるかは「景色やキャストのちょっとした表情など、どこを切り取っても美しい作品です。私自身、観終わったときにとても良いものを観たと感じた作品なので、皆さんにもぜひ観て頂きたいです」と話しました。女優4名が並ぶとかなり華やかですよね。劇中では四姉妹として、普段とは違う雰囲気の4人の姿を観ることができます。是枝監督の描く四姉妹とその周りの人々の物語、ぜひご覧ください!

『海街diary』

2015年6月13日より全国公開

http://umimachi.gaga.ne.jp/

配給:東宝、ギャガ

©2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

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03 6月

ジョージ・クルーニーが妻と登場&ジョークを飛ばしまくる『トゥモローランド』

Posted in 未分類 on 03.06.15 by Merlyn

映画『トゥモローランド』ジャパンプレミア、ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ、ブラッド・バード監督、志田未来(日本語吹替担当)

2015年5月25日、『トゥモローランド』のジャパンプレミアが行われました。まずは、キャスト&監督がレッドカーペットに登場。ジョージ・クルーニーは今年結婚したばかりの妻アマル・クルーニーをエスコートして歩きました。長身のスラッとしたスタイルがとても綺麗な方でした!

1時間に渡るファンサービスを終えると、ステージ上にある巨大なTバッチの扉が開き、キャスト&監督がステージに登場。本作について監督は「今まで私が手がけてきたことがない作品になっています。ミステリー、SF、ロードムービー、冒険、おとぎ話など、5本の映画を1本にまとめたような作品になっています。なので、皆さんはこの1本を観るだけでかなり節約ができるんです(笑)」と話しました。ブリット・ロバートソンは、「日本の方々にこんなに温かく迎えて頂きとても嬉しいです。また、志田未来さんとも仲良くなれてすごく嬉しく思っています。何より自分の演技に日本語の声を付けてくださったということでとても感謝しています」とコメントしました。劇中のブリット・ロバートソンは、キャップを被ったかなりラフな格好でしたが、今回は鮮やかなピンクのドレスで登場し、とても可愛かったです。ラフィー・キャシディは、「この映画には、とても素晴らしい冒険が描かれています。ぜひ日本の皆さんも楽しんでください」と語りました。まだ幼い彼女ですが、可愛いグリーンのドレス姿でポージングする姿は大人のようにキマっていました。

ジョージ・クルーニーは「まず志田未来さんにお礼が言いたいです。私の声も担当してくれてありがとうございます!本当に素晴らしい吹き替えでした(笑)」とジョークを飛ばし、「実は、僕の初めての俳優の仕事は日本だったんです。1984年に来日しましたが、たぶん皆さんはまだ生まれていなかったと思います(笑)。日本という国は、僕にいつも喜びを与えてくれる街なんです。それからさっきディズニーと話をしたのですが、この映画を観てくれたみんなに日本酒を1杯付けてもらうことになりました!ありがとう、ディズニー」と、またもやジョークを飛ばし会場を沸かせていました。

これから本作を観る方に向けて、ブリット・ロバートソンは「とにかく日本の方にこの映画を楽しんで、ワクワクして欲しいです。私は出演していますが、初めてこの映画を観たときは、まるでディズニーのアトラクションに乗っているかのような感覚になりました。皆さんにも私と同じような感覚で楽しんでもらえたら嬉しいです」と話しました。すると、ジョージ・クルーニーがすかさず「ちょっと待って!それ今考えたでしょ」と、ツッコミを入れ、ブリット・ロバートソンは「そんなことない!」と大爆笑していました。ラフィー・キャシディは「この映画の壮大な冒険を皆さんに楽しんで欲しいです。この映画には、“未来というのは、ダークな部分も明るい部分もある。未来はただ待っているのではなく自分たちの力で作り上げていくもの。だから未来は、どうにでもできるんだ”というメッセージも入っています。なのでそこもしっかり皆さんに受け止めて頂けたら嬉しいです」と、立派にコメントしました。最後にジョージ・クルーニーは「トウキョー、ダイスキ!この映画は必ず皆さんに楽しんで頂けると思います。また、若い女性が活躍しているところもポイントなんです。今日もたくさん若い方が来てくれましたが、これからは若い方が世界を救うんです!」と力強く話しました。
ジョージ・クルーニーが話していたように劇中では、ブリット・ロバートソンとラフィー・キャシディが大活躍している姿が観られます。世代問わず楽しめる作品です。ぜひご覧下さい!

『トゥモローランド』
2015年6月6日より全国公開

http://www.disney.co.jp/movie/tomorrowland.html

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

©2015 Disney Enterprises, Inc.

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27 5月

園子温監督のスカウトはリアルなナンパ?『新宿スワン』

Posted in 未分類 on 27.05.15 by Merlyn

映画『新宿スワン』ジャパンプレミア、綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介、金子ノブアキ、深水元基、山田優、豊原功補、園子温監督、鈴木おさむ(脚本)、山本又一朗プロデューサー

2015年5月7日、『新宿スワン』のジャパンプレミアが行われ、豪華キャスト&スタッフが登場しました。本作の舞台が新宿歌舞伎町であることにちなんで、今回はTOHOシネマズ新宿が会場で、舞台挨拶前にはレッドカーペットイベントも行われました。

園子温監督は、今回の挨拶のためにメモを用意し、「この映画はベストセラーの漫画が原作であり、これだけの豪華キャストが集結し、300館以上で公開されるメジャー映画であり、私にとって初めての大いなる挑戦でした。いろいろな困難がありましたが、最高のキャストとスタッフのおかげで今日この新宿歌舞伎町で完成披露を迎えることができ、最高の気分です。僕も映画館に何度も足を運びたいと思いますので、そのときにもし僕を見つけたら声をかけて頂けたらと思います」と読み上げました。脚本を担当した鈴木おさむは「過去に大ヒット漫画を映画化して文句を言われる作品をたくさん観てきました。でもこの作品はそんな風にしたくないと思って一生懸命に取り組みました。沢尻さんが演じたアゲハの愛の物語と、男と男のぶつかり合いの部分は特に意識して書きました。スカウトについては、何か参考になるものはないかと自分の携帯に入っていた福岡のキャバクラ嬢に連絡をして、良いスカウトマンを教えてくれっていうやり取りをしました。そしたらそのやり取りが奥さんに見つかって怒られてしまったんですよ(笑)。そういう意味でもいろいろなリアルが詰まった作品になっています」と語りました。

綾野剛は今回の役柄へ取り組みについて「まずは出し惜しみをしないということを心掛けました。過大な表現方法になろうともそれを怖がらずに表現し続けて諦めないということに徹しました。原作の漫画を丁寧に読んで、髪型や表情などいろいろなものを汲み取りながら演じました。ちなみに劇中の髪型は、よくカツラなんじゃないかって言われるのですが、地毛です(笑)」とコメントし、本作のヘアメイクの技術を褒めていました。また各キャストの衣装も一点もので作られていることも明かしていました。

沢尻エリカは、自身の役柄について「アゲハは新宿の闇に落ちてしまった可哀想な子なのですが、すごく希望を持って生きている女の子です。そういう健気な部分は女性の皆さんに共感して頂けたら良いなと思っています」と語りました。山田優が映画の感想について「お腹の底がギュッとなるような戦いのシーンがあって、男性の皆さんがめちゃくちゃカッコ良かったです。女性の皆さんにはそういった部分も楽しんで欲しいです」と話すと、伊勢谷友介が「お腹がギュッとするって、出産だからじゃないの(笑)?」とツッコミを入れ会場を沸かせていました。ちなみに山田優は昨年10月に第一子を出産しているのですが、出産前と変わらぬスタイルで登場していました。モデルや女優の体型を戻す早さって本当にすごいですね。
伊勢谷友介は今回の役柄について、「今までいろいろな役を演じてきましたが、こういう風になってはいけないと思いながら演じました(笑)。僕の役は深い闇を持っているキャラだったので、ある意味社会の闇の部分を体現しているのでおもしろかったです。でも原作だと僕のキャラは、この映画の後のお話でもっとハチ切れていくので、もうちょっとこの役を演じたい気持ちがあります」と、続編への思いも語りました。深水元基は「漫画の関というキャラがすごく魅力的だったのでとにかく魅力的に見せたいなって思いました。監督から体を大きくしといてと指示があったので、6キロ体重を上げて撮影に臨みました」と語りました。深水元基は、共演したキャストからも劇中のイメージと違い過ぎて誰だかわからなかったとツッコミを入れられていたほどです。どれだけ違うのかはぜひ映画でチェックしてみてください。

沢尻エリカのドレスがとても素敵でした!

続いてスカウトの話題になると…

MC:今日登壇された男性陣のなかで一番スカウトに向いていると思うのは誰ですか?

沢尻エリカ:監督ですね。現場で普通の女の子をスカウトしていたんですよ(笑)。さっきあっちにいた女の子が急に出ているっていうことがちょこちょこあって、監督はリアルにスカウトをしていました。

園監督:やっぱりこの映画に馴染むためには、僕もスカウトしなきゃって思ったんですよ。

綾野剛:それはちゃんと仕事としてやっていましたか!?

園監督:そりゃあ仕事としてやっていましたよ。心からスカウトマンの気持ちになろうって(笑)。

MC:ロケを見に来ていた一般の方に声をかけて出演してもらったということなんですね。何かこれを言ったらみんな来てくれるっていう口説き文句はありましたか?

園監督:「可愛いね」って言ったら、大体来てくれましたね。

綾野剛:それって園さんの主観が強くないですか(笑)?

園監督:そういうところもあるね(笑)。でもストリートっぽさを出したかったのもあるし、エキストラで来てくれた子も良いんだけど、本当にその辺に歩いている子に出て欲しいなって思ったんですよね。でも女の子だけじゃなくて、地元の男たちもナンパしましたし、毎日たくさん来てもらいました。

綾野剛:ナンパって言っちゃいましたね(笑)。

会場:アハハハハハ!

今回は登壇したキャストとスタッフの人数が多く、これだけ豪華な顔ぶれが並ぶとやはり圧倒されてしまいました。トーク中はそれぞれ個性的なキャラを発揮していましたが、ツッコミ合うやり取りからはキャスト&スタッフの仲の良さを感じました。そんな豪華キャスト&スタッフが贈る本作がどんな映画になっているのか、ぜひ劇場で確認してみてください!

『新宿スワン』

2015年5月30日より全国公開

http://shinjuku-swan.jp

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

©2015「新宿スワン」製作委員会

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21 5月

シャマランは社交辞令がおキライ!?『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン&マット・ディロン来日

Posted in 未分類 on 21.05.15 by Merlyn

『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン、マット・ディロン『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン、マット・ディロン、豊田エリー(記念品贈呈ゲスト)

海外TVドラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』の日本放送を記念して、2015年5月21日、製作総指揮と監督(第1話)を務めたM・ナイト・シャマランと、主演を務めたマット・ディロン(『最高の恋人』での来日以来20年ぶり)が来日し、記者会見を行いました。マット・ディロンは「この作品で東京に来られてとても嬉しいです。自分も本当にたくさんのエネルギーを注ぎ込んだ番組で誇りに思っています」と挨拶。シャマランは「日本は自分に大きな影響を与えている国なんです。家中に日本のアートが飾ってあるほどです。そして黒澤明、宮崎駿監督は神様みたいな存在です。だから、こうして日本で皆さんにお話できることに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしました。

今作がテレビシリーズ初出演となるマット・ディロンは、「まず第1話の脚本を読んで、自分のなかでその画が鮮やかに見えてきたんです。と言いつつ、疑問も同時に湧いてきて、良いミステリー小説を読んでいるような感覚でした。第2話まで読むと、わかったこと、わからないことが巡って、気付いたらウェイワード・パインズという街のことをずっと考えているような状態になってしまい、主人公が真実を探すのと同じような思いになりました。それで直接シャマラン監督と話をしましたが、彼の作品を今まで観てきて尊敬しています。本作もサイエンス・フィクションでありながら、そこに嘘がなくて、とても信じられる要素があって、今までシャマラン監督の作品に持っていた印象と同じだったので、主人公やキャラクターたちを通じてストーリーが語られるような作品になるなら出たいと思い、それを確約してもらえたので今回引き受けようと決めました」と語りました。そんなマット・ディロンとのエピソードについて、シャマランは「俳優は自分のキャラ(の感覚)をつかむまでそれぞれのプロセスを取ります。例えば『ヴィレッジ』のときも皆さん独特の解釈の方法があったんですけども、今回も皆それぞれ納得の仕方がありました。マットも含め、10話を最初から全部かみ砕いてすべてのことが知りたいという役者さんもいれば、逆に何も知りたくないという俳優さんもいて、テレンス・ハワードはそのタイプでした。実はキャラクター設定では、テレンスはすべてを知っていなければいけなくて、マットは何も知っていてはいけない立場だったので、逆だな〜どうしようという悩みが出てきてしまいました。最終的には全員に全部伝えて進めていきました」と話しました。そんなシャマランについてマットは「重要なのはドラマのなかの自分の位置というか、自分がどういう風にそこにいるかということだと思います。自分が演じたイーサンは真実を見つけようとする旅を巡るなかで、例えば森の中に行くシーンがありますが、それは脚本に書いてあるから行くというのではなく、イーサンが本当にそうしたいと思ったから行ったという風に自分は考えて演じなければいけないと思うんです。シャマランは今回製作総指揮で、監督は第1話だけだったので、その撮影の後は現場にはいなかったけど電話ではよく話しました。素晴らしいリーダーなので残りの9話も全部シャマラン監督にやって欲しかったのでそこは残念でしたが、10話を通してのトーンみたいなものを彼が作ってくれたので、他の監督もそれを守ることができたんじゃないかと思います。“すべてのエピソードを映画のように撮りたいんだ”と彼は言っていたけれど、本当に叶ったと思います」と褒め称えました。

『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン、マット・ディロン、豊田エリー(プレゼント贈呈ゲスト)そして、シャマランの大ファンという豊田エリーが登壇し、特製招き猫を贈呈。豊田エリーが俳優を続ける上でのアドバイスを求めると、マット・ディロンは「俳優は素晴らしい仕事ですよね。フィクションのキャラクターであっても真実を吹き込むことができるのが自分たちの仕事ですから、そういった意味でとてもパワフルな仕事です。あまりシリアスに受け止めすぎることなく、でもシリアスに演じる、それが大切じゃないかなと思います」と答えました。シャマランは、「日常のなかで社交辞令がありますが、そういうニセモノの感情を覚えてしまうと役者にとっては台無しだなと思います。演技をするなかでそれが通用してしまう場面もあるんですが、そういうのを観ると私は“あ〜あ”って思っちゃうんですよね。自分と向き合って真実の対話をできるようになって、自分の感情に忠実になる、自分の真実を見つけ出すことによって、演技のなかで真実の表情が見つけられると思います」と熱いアドバイスをしました。そこで司会からお約束の流れで「素晴らしいアドバイスを頂いたところで、次回のシャマラン作品に出演の御願いを…」とふると、豊田エリーが「ぜひ!」と懇願。するとシャマランは「僕のアドバイスをちゃんと受けてくれたかどうか次第で。ニセモノの笑顔はダメですよ」とジョークで返しました。社交辞令の感情を覚えてはダメというアドバイスをしただけに、社交辞令で軽くイエスと返さない徹底ぶり、見事です(笑)。

『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン、マット・ディロン、豊田エリー(プレゼント贈呈ゲスト)本作は、M・ナイト・シャマランが製作総指揮、マット・ディロンほか、カーラ・グギノ、ジュリエット・ルイス、テレンス・ハワード、メリッサ・レオなど映画界で活躍する実力派たちが集結したテレビドラマです。シーズン1は10話なので観やすくて良いですね。私も1話だけ観てハマりましたが、映画好きにもオススメの作品です。

海外TVドラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』マット・ディロン/カーラ・グギノ/ジュリエット・ルイス/テレンス・ハワード/メリッサ・レオ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』

FOXチャンネルにて2015年5月15日(金)22時より日本独占放送中/8月より第1話再放送予定

20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンより6月26日(金)より、デジタル配信開始&今秋DVDリリース予定

http://video.foxjapan.com/tv/waywardpines/

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TVドラマ活性課

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シャマランは社交辞令がおキライ!?『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン&マット・ディロン来日 はコメントを受け付けていません

20 5月

樹木希林&奈良橋陽子が語る、国際的スターになるために必要な要素<ジャパンデイ プロジェクト>記者会見

Posted in 未分類 on 20.05.15 by Merlyn

<ジャパンデイ プロジェクト>事業発表記者会見
・小山薫堂(写真中央左):ジャパンデイ プロジェクト プロデューサー/放送作家、脚本家、プロデューサー
・ 奈良橋陽子(写真右):ジャパン・パビリオン セミナーゲスト/プロデューサー、キャスティングディレクター、作詞家
・ 森下美香(写真左):ジャパンデイ プロジェクト ブランディングマネージャー
・ 樹木希林(写真中央右):映画『あん』主演女優、カンヌ国際映画祭に参加

2015年5月13日から24日まで開催のカンヌ国際映画祭に先立ち、2015年5月7日、<ジャパンデイ プロジェクト>事業発表記者会見が行われました。「<ジャパンデイ プロジェクト>とは、映画、テレビ、マンガ、音楽、ゲームなどジャンルの垣根を越えて、日本のコンテンツを世界に発信する新しいPRプロジェクトです。具体的には世界で開催される最も影響力のあるイベント、特に注目度が高いコンテンツマーケットに参加します。また、日本の文化を紹介する“JAPAN DAY”を開催し、世界に向けて積極的に日本のコンテンツをPRします」とブランディングマネージャーの森下美香より説明がありました。また今回カンヌ国際映画祭のマーケットに参加する日本の企業25社が共同でPRをするのは映画界にとって初めてのことだということも話していました。

そして、<ジャパンデイ プロジェクト>のプロデューサーを務めるのが、『おくりびと』で脚本を担当した小山薫堂。今回の就任について「今から8年前、『おくりびと』の脚本を書いているときに、カンヌ国際映画祭に行くんだ、褒めてもらうんだという思いで書いていました。でもそのときはカンヌからは褒めてもらえず(笑)、今回こういう形でカンヌに関わることができて光栄に思います。今、日本では2020年開催の東京オリンピックに向けて盛り上がっていますが、映画界で日本のコンテンツを世界に発信できることは、今までになかった価値のある試みだと思っています。日本にはまだまだ世界に知られていない素晴らしいコンテンツが存在します。今回の<ジャパンデイ プロジェクト>をきっかけに、人と人を繋ぎ、日本のコンテンツを発信していければと考えています」と語りました。

今年のカンヌ国際映画祭に特設されている“ジャパン・パビリオン”でセミナーに登壇する奈良橋陽子は、今回のセミナー登壇について「私はさまざまな作品のプロデュース、キャスティングディレクターとしての仕事を通していろいろな経験をしましたが、日本がまだまだ世界への窓口が開いていない部分があると感じています。今回は、日本がもっとさまざまな角度からアクセスしやすい国になるようなお手伝いをしたいと思います」と話しました。
その後、今回のカンヌ国際映画祭に出品されている『あん』主演の樹木希林が登場。樹木希林はカンヌへ行くことについて「今日の会見は、カンヌに行く監督方が全員が参加できないということなので、私が来させて頂きました。カンヌでは<ジャパンデイ プロジェクト>による“KANPAI NIGHT(ジャパンパーティー)”があるようなのですが、私はその前に帰ってしまうんですよ。オープニングには行くんですが、“KANPAI NIGHT”には参加できず残念です。東京で美味しいものを食べたいと思います(笑)」とコメントしました。

国際的なスターになるために英語以外で必要な要素について問われると、奈良橋陽子は「やはり演技の訓練は非常に大事だと思います。ときどきすごく演技の上手い人がいると、英語はさておき演技を重視しようってなることもあります。確かに英語は大事なんですけど、場合によっては2番の基準になってしまうので、まずは演技ですね。あとはどういう役と出会えるのかも重要ですね。キャスティングっていうのは、ずっと頑張っているなかで、たまたま自分に合う役と出会うという不思議な化学反応が生じるんです。なのでどんなに演技が上手でも、すぐには自分に合う役に巡り会えないこともあるので、とにかくそのときが来るまで準備をすることが大切です。そのためには、演技をとにかく楽しんで演じる方がチャンスに恵まれると思います」と明かすと、そのコメントに対し樹木希林は「ちょっと付け加えさせて」と一言、「随分前に是枝裕和監督の『誰も知らない』という映画で柳楽優弥くんが、カンヌで主演男優賞をもらいました。そして今回、同じ是枝監督作品で『海街diary』という映画で、16歳の広瀬すずちゃんがすごくはつらつとした良い芝居をしています。私はこの2人にそれぞれ話を聞いたら、2人とも台本を渡されていないって言うんです。それで結局映画の演技というのは監督の腕なんだなって思いました。だからスターになるにはやっぱり良い監督に出会うことも必要なんだと思います」と語りました。樹木希林は今回の映画祭には『あん』の主演女優として参加しますが、『海街diary』にも出演しています。どちらの作品もカンヌでどんな反応が得られるのか楽しみです。

<ジャパンデイ プロジェクト>では、カンヌ国際映画祭だけでなく、今後パリや台湾でも日本のコンテンツのPRを行っていくそうです。日本人監督や俳優が、国内だけでなく世界でももっと活躍できる日が来ると良いですね。そんな日がやってくることを心待ちにしましょう。

<ジャパンデイ プロジェクト>

主催:ジャパンデイ プロジェクト コンソーシアム

http://www.japanday.jp/

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16 5月

ムロツヨシ&福田監督の弾丸トークが止まらない!『明烏 あけがらす』

Posted in 未分類 on 16.05.15 by Merlyn

映画『明烏 あけがらす』初日舞台挨拶、菅田将暉、城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシ、福田雄一監督

2015年5月16日、本作の初日舞台挨拶が行われました。出だしから福田監督が、「いつも僕らが話すと、MCの人が割り込めないくらい喋っちゃうんですよね(笑)」と話していたのですが、本当に喋りっぱなしでした。特に監督とムロツヨシは立ち位置が両端で遠いにも関わらずよく喋っていました(笑)。今回は、そんなやり取りを含め楽しい舞台挨拶の模様を紹介してきます。

MC:菅田さん、撮影現場の印象はいかがでしたか?

菅田将暉:印象ですか?えーと…。

ムロツヨシ:菅田くん、今そんな髪型なんだね。それ役づくりなの?自分でそんな髪型にするわけないよね(笑)?

菅田将暉:この髪型は役づくりのためですよ。

福田監督:髪型のことを言うならあなた(ムロツヨシ)の髪型もどうかと思うよ(笑)。

ムロツヨシ:今は、これがお気に召しているの!

観客:アハハハハハ!

福田監督:毛の少なさをそうやってごまかしてさ。ブラマヨの小杉くんみたいだよね。

ムロツヨシ:確かに毛は薄くなってきたけど、そこまでは薄くないでしょ〜。今は、この髪型がお気に召しているの!

————と、いうやり取りが続き…

菅田将暉:こんな感じの楽しい現場でした(笑)!

と、菅田将暉がなんとかその場をまとめました。監督とムロツヨシも、ほかのキャストに話を振ろうとするものの、ついつい会話に夢中になってしまうようで、そんな2人のやり取りがすごく可愛かったです。新井浩文はそんな監督とムロツヨシについて、「この2人は本当に仲が良くて、ゲイなのかって思うくらいいつも一緒にいるんですよ。だから今日も朝来たときに2人がいなかったので、もしかして2人で来るのかなって思ったんですが、ムロさんは今回の上映を皆さんと一緒に観ていたということで驚きました」とコメント。それに対し、ムロツヨシは「初日に観ようと思って、観ないでおいたんですよ。皆さんがどんなところでウケるのか気になって、一緒に観ちゃいました」と話しました。ムロツヨシは、鑑賞中のお客さんの反応をよく観察していたようで、どのシーンがウケて、どのシーンがウケなかったのかはっきりと監督とキャストに伝えていました(笑)。

キャストたちのアドリブがかなり多いという話題が出ると、城田優は「台本を読んでいないわけではありませんよ。今回の僕の役はチャラくてバカな役だと聞いていたので、おもいっきりやらせてもらいました。“ちーっす!”って言っているところはアドリブです。菅田くんが僕をビンタするシーンがあるのですが、そこは菅田くんのアドリブですよ。あれはかなり痛かったですね。普通先輩の顔をアドリブでも叩けませんよね(笑)」と話すと、菅田将暉は「だって本番になると、城田くんがいろいろなアドリブを足してくるから、同じくらいやらないと採算が合わないと思って。でも、城田くんの演技がビンタしたくなるくらいイラッとさせるような良い演技だったってことです」と笑顔で話していました。

最後に菅田将暉は、「見ての通り素敵な大人たちがたくさん出ています。僕自身、素敵な先輩方に囲まれて楽しいお芝居ができました。それをこれからもっと多くの方に観てもらえたら嬉しいです」と締めくくりました。本当にギリギリまで喋りっぱなしだったのですが、最後のフォトセッション時も、本来マイクをスタッフに渡すはずだったのに、ムロツヨシが「このままで大丈夫です」と断り、全員マイクを持ったままフォトセッションをしていました(笑)。映画のなかでもこの楽しい空気をそのまま楽しむことができます。ぜひ劇場で観て、たくさん笑ってください!
『明烏 あけがらす』

2015年5月16日より全国公開

http://www.strayers-chronicle.jp/

配給:ショウゲート

©2015「明烏」製作委員会

トーキョー女子映画部での紹介記事

映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定

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イイ男セレクション/菅田将暉

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13 5月

大泉洋と樹木希林のノリツッコミがまるで漫才!『駆込み女と駆出し男』

Posted in 未分類 on 13.05.15 by Merlyn

映画『駆込み女と駆出し男』完成報告会見、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林、原田眞人監督

2015年2月16日、『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が行われました。まず大泉洋は、本作について「台本を頂いたときに、すごく分厚い台本だなと思いました。撮影に入ってもなかなか終わりが見えなくて、この映画は一体いつまでかかるんだと思ったほどです。それだけ撮影シーンが多いと普通、監督がシーンを減らしていくのですが、むしろ監督はシーンを増やしていたのでどうなるのかと思ったんですよ(笑)。助監督が途中、“このままだと4時間の映画になってしまう”と言っていましたが、完成した映画を観たら2時間23分という長さになっていて、とにかくスピーディーさを感じました。時代劇という古典的な題材を扱いながらもテンポの良さがすごく心地良くて、そういうところに新しさを感じました。若い方でも楽しめる作品だと思います」とコメント。

ヘアスタイルと服装がとっても似合っていた満島ひかり

戸田恵梨香は、自身が演じたじょごについて、「じょごは心から信用できる人がいなくて、そのなかで本当の姉のように慕うのが満島さん演じるお吟なんです。2人の関係や、やり取りはすごく気に入っています。じょごはいつも人のために生きていた人で、一人の女性としてすごく尊敬しています」と語りました。満島ひかりは、今回演じたお吟について「とても難しい役柄でした。着物を着て肩を落としたり、粋にやってとかいろいろ注文もあったので、自分がどこまでできるのかわかりませんでした。原田監督は、とても感性豊かな監督で、方向性を決め過ぎずにそのときの感覚で進めていく監督だったので、一緒にお仕事ができてとても楽しかったです。できあがった映画は、今までに観たことがない時代劇になっていました。私たちの先祖が生きてきた時代を感じられる作品なので、皆さんにも楽しんでもらえると思います」と話しました。女侍役を演じた内山理名は、「女侍役ということで、撮影に入る前から長刀(なぎなた)、弓、盾などいろいろな稽古をさせて頂きました。私はほかの時代劇にも出演させて頂いたことがあり、自分のなかで“時代劇はこうじゃないといけない”というものがあったのですが、そのイメージを原田監督に崩して頂き、新しい時代劇を作ることができました。私自身すごく影響を受けた作品です。普段時代劇を観ない方でも観やすい作品なので、ぜひたくさんの方に観て頂きたいです」とコメントしました。今回の会見では女優陣が多く、とても華やかな雰囲気が漂っていました。映画のなかではそれぞれ着物や袴を着ていますが、この日の現代らしいオシャレな服装はそれぞれ個性が出ていてとても素敵でした。

離縁調停人、柏屋源兵衛役を演じた樹木希林は「未だにこの映画の題名が覚えられないんですよ(笑)。こんな会見に出るほど私は、劇中で活躍していないんですけどね」と話すと、監督は「樹木さんには今回はどんな役をやってもらおうかと考えていました。原作にも柏屋源兵衛というキャラクターがいるのですが、男なんです。原作にはほかに、おとら婆さんというキャラクターがいて、最初はその役を樹木さんにやってもらおうと思っていました。でももう少し貫禄がある役柄が良いなと思い、源兵衛とおとら婆さんを一緒にしちゃいました(笑)。その2つのキャラを合わせたのが樹木さん演じる源兵衛となっています。若いキャストも本当に素晴らしくて、皆さん所作指導の段階から一生懸命に取り組んでくれました。僕自身、本作が初の時代劇でしたが、みんなと一緒に学んで成長することができました」と話しました。また、監督は本作を作る上で心掛けたことについて「江戸から鎌倉に駆け込む距離間や道中の雰囲気、それから主人公たちの生き様や生活風景を見せたいと思いました。そして女たちの連帯の話であると同時に信次郎の成長物語でもあるので、それぞれの背景のリサーチにはたくさん時間をかけました」と語りました。監督は、過去に本物の時代劇だと思った作品は『ラストサムライ』で、監督自身も影響を受けたというお話もしていました。

樹木希林が大泉洋との共演について語った場面では、話が盛り上がっていたので会話形式で紹介します。

MC:大泉さんと樹木さんは、離縁調停人という役柄でしたが共演されていかがでしたか?

樹木希林:大泉さんとの共演で印象的なところは特にないです。

大泉洋:そんなことないです!多少はあります。

会場:アハハハハ!

樹木希林:むしろ、ほかの方とのやり取りの方が印象的です。監督が大泉さんに決めたのはどういう主旨だったんでしょうか?

大泉洋:樹木さんが聞いちゃうんですね(笑)。

原田監督:原作のなかにマシンガントークの場面があったのですが、これができるのは大泉洋しかいないと思ったんですよ。

樹木希林:そうですか〜。今回は大泉さんをはじめ、若い方はみんな自分の力量以上のものを発揮しているなって感心しました。

MC:大泉さん、今のお話を聞かれていかがですか?

大泉洋:嬉しい限りです。樹木さんは僕との共演で「印象的なところはない」とおっしゃいましたが、信次郎と源兵衛の印象的なシーンはちゃんとありますからね。とにかく現場では、希林さんを常に囲んでいました。京都は寒くて火にあたりながら希林さんのお話を聞いて爆笑して待つというのが印象深いです。映画のなかの希林さんを観ても笑えるし、撮影を待っている間も笑えました。

樹木希林:私は役と離れた話をしていたのですが、今回は私的な収穫は何もありませんでしたね。

大泉洋:何が言いたいんですか(笑)?

樹木希林:もうちょっとゴシップ的なことが聞けるのかなと思ったのですが、特に何もなかったので、もうあのときの印象がないんですよね。

大泉洋:確かに希林さんのお話に、かなりゴシップが多かったのを覚えています(笑)。でも僕は希林さんの役者としての在り方で大変勉強になったことがあります。それは「全てのことは私が決めるんだ」ということです。希林さんは帰る時間をいつも自分で決められるんです。時間が押してまだ撮影が残っているときでも、希林さんは「もう次のシーンまで今日はやれないわよ」って言って帰るんですよ。逆にもう帰ってもOKという日には、なぜか希林さんが現場に残っていて、「今日は宿に夕食いらないって言っちゃったのよ」って、出番がないのに夕飯のために残って食べていたこともあって、本当に全部自分で決められるんですよ(笑)。

その後も大泉洋と樹木希林のボケツッコミのやり取りがしばらく続いていました(笑)。この2人が揃うと芸人のようなやり取りになってしまい、かなりおもしろかったです。そんな2人の劇中の掛け合いにもぜひご注目ください。

最後に大泉洋は「このお話を頂いたときに、江戸時代の女性が離婚をするのがとにかく大変だったということで、そんな時代があったんだなと思いました。女性の立場が今よりも弱かった時代のお話ですが、この映画に出てくる女性はすごくパワフルなので、現代に通じるところもあります。どの年代の人楽しめる作品になっていると思います。ぜひご覧ください」とコメント。
普段時代劇に親しみがない方も、今回のキャスト&監督のお話で興味を持たれた方も多いのでは?ぜひ劇場で観てみてください。

『駆込み女と駆出し男』
2015年5月16日より全国公開
http://kakekomi-movie.jp/

松竹
©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

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【映画を処方】:敵と味方は紙一重、敵・味方という概念ではない場合もある

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イイ男セレクション/大泉洋

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01 5月

濱田岳がグミを食べているときに、松重豊に言われた一言とは?『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』

Posted in 未分類 on 01.05.15 by Merlyn

映画『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』ジャパンプレミア、杏、松重豊、濱田岳、清水詩音、原恵一監督

2015年4月28日、『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』ジャパンプレミアが行われ、杏を始め、キャラクターの声を担当したキャストが登場。
本作は3年の歳月を費やし製作され、やっと公開を迎えることについて監督は「やっとここまで来たかという感じです。この作品が世に出て行くことにワクワクしています。僕は、杉浦日向子さん(原作者)の作品が昔から大好きでした。そんな方の初映像化作品の監督になれたことをものすごく誇りに思います。早く皆さんに観てもらいたいです」と、本作に対する思いを語りました。杏は、自身が声を担当した主人公、お栄(葛飾北斎の娘)について「江戸時代に浮世絵師というクリエイティブな仕事で、女性が生計を立てるということは、非常に珍しいことだと思います。なのでお栄に対しては、共感というよりも憧れや尊敬の気持ちが強いです」と話しました。

今回が声優初挑戦だったという松重豊は、「僕は声優の仕事にはずっと憧れていたのですが、52歳にしてやっとデビューすることができました。でも、葛飾北斎というビッグネームの声を担当させて頂くことは、すごくプレッシャーでした」とコメント。浮世絵師としての葛飾北斎は有名ですが、その親子のやり取りを観られたのはすごく新鮮でした。松重豊の渋い声もすごく北斎に合っていましたよ。
北斎の師弟、善次郎の声を担当した濱田岳は「善次郎はとても人間臭く描かれていて、すごく好きなキャラクターです。途中、師匠である北斎に“そんなんだから、お前はお栄にヘタ善なんて言われるんだ”というシーンがあったのですが、実は普段僕自身、松重さんに“君はグミばっかり食べて、役者としてそれで良いのか?”って言われたことがあって、僕も善次郎と同じだなって思ったんです(笑)」と、自分自身がキャラクターとシンクロしたことを明かしました。お栄の妹であるお猶(なお)の声を担当した清水詩音は、演じていて一番楽しかったシーンを「お栄とのシーンはどれも楽しかったのですが、特にお栄と一緒に椿を見るシーンが楽しかったです。目の見えないお猶に、お栄が優しく椿の説明をしてくれているところが好きです」と可愛らしく答えました。それに対し杏は、「普段はぶっきらぼうなお栄ですが、守るべき存在であるお猶を目の前にすると、本当に表情がほころんでいたので、お猶とのシーンはすごく温かい気持ちになりました」と、お栄とお猶の姉妹関係について語りました。椿のシーン以外にも、お栄とお猶のやり取りには姉妹愛を感じる素敵なシーンがたくさんあります。兄弟や姉妹がいる方はきっと共感できるところもあると思います。

松重豊は、本作で描かれた家族ドラマの部分について「この物語は、ホームドラマの部分がすごくリアル描かれているんですよ。杏ちゃんとは、今までに何度も親子役をやらせて頂いているのですが、この親子はすごく変わっているのでそこも観ていておもしろいと思います。それにこの映画で描かれている風景や人間関係は、僕の知る昭和と通ずるものがあります。なのでこの作品を観て、昔の情緒や情感を思い出してもらえたら良いなと思います」とコメントしました。本作では、両国橋からの景色や、かつて透き通っていたと言われる隅田川の様子など、私たちの知らない江戸の風景を観ることができます。監督自身、アニメーションだからこそ描けた江戸の風景だと語っていました。
最後に杏はこれから本作をご覧になる方に向けて「この作品では、北斎や周りの絵師たちが紙に筆を置いて描く姿を観ることができます。それがどのような生活や人間関係のなかで描かれているのかというのは、この物語のなかでしか観られないものだと思います。ぜひいろいろな視点から楽しんで頂き、この物語が皆さんの生活や人生のなかに良いエッセンスを与えてくれたらと思います」と話しました。監督は「この映画は、いろいろな要素をギュッと詰め込んだ作品です。江戸の町人たちは、片隅でいじいじ生きていたわけではなく、町人文化というものがあってすごく自由に生き生きと暮らしていたということを伝えたいと思って描きました。また、お栄の仕事の壁や恋愛、家族関係というものは、現代の方でも共感できると思います。とにかく本作を楽しんでご覧ください」と述べ、ジャパンプレミアが幕を閉じました。

本作が江戸を舞台とした時代劇であることにちなんで今回は皆さん着物姿でした。杏は特に着物が似合っていて、話し方もとっても丁寧なのですごく品のある方だなと思いました。男性の着物姿も普段はあまり見ませんが、やっぱりカッコ良いですよね。
本作はすでに海外での上映も決定しており、世界からも注目を集めているそうです。海外の反応も楽しみですが、やはり日本人である私たちが本作を通して、江戸の生活や雰囲気を知ることも大切なことだと思います。普段は時代劇が苦手な方でも観やすい作品となっています。ぜひご覧ください。

『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』

2015年5月9日より全国公開

http://sarusuberi-movie.com/index.html

配給:東京テアトル

©2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

トーキョー女子映画部での紹介記事

映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定

http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_Sarusuberi_missHokusai.html

イイ男セレクション/濱田岳

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_ha.html#selemen_Hamada_Gaku

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