トーキョー女子映画部の取材リポート

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03 9月

ヒュー・ジャックマンは日本のラブホテルがお好き?

Posted in 未分類 on 03.09.13 by Merlyn

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』ヒュー・ジャックマン/真田広之/TAO/福島リラ、ジェームズ・マンゴールド監督『ウルヴァリン:SAMURAI』ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラ、ジェームズ・マンゴールド監督

2013年8月29日、本作の記者会見が行われ、ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラ、ジェームズ・マンゴールド監督が登壇しました。本作の舞台が日本だったことにちなんで、この日の記者会見場は和室の宴会場だったのですが、その状況を見た映画『ウルヴァリン:SAMURAI』ヒュー・ジャックマン来日ヒュー・ジャックマンは「この素晴らしい部屋を見て、ヒューヒューと言いたい気分です。(ヒューヒューは)覚え立ての日本語です」と挨拶。自分の名前とのダジャレも効いていてうまいですね(笑)。そんな彼は日本について「一番ビックリしたのはラブホテルです。脚本を読んだときに“これかっこいいね。こういう案は誰が思いついたの?”って聞いたら、“知らないの?本当にあるんだよ”と言われ、そのためにもちろんリサーチもしました(笑)」とラブホテルを気に入った様子でした。劇中ではラブホテルのくだりほか、日本の文化を外国人の視点でユーモラスに描いたシーンが多数あるので、日本人にとっては外から見た日本という感じで楽しめます。

そして真田広之とのバトル・シーンについての質問にヒュー・ジャックマンは、「真田さんは日本にとって国宝だということを知っていますので、彼を傷つけなかったことにほっとしました。というのも他の『X-MEN』シリーズでは二人ほど刺してしまったり(会場は爆笑)、自分のことは15回くらい傷つけてしまいましたので、あのシーンは大変誇りに思っています。非常に重要なシーンで二人のキャラクターがあのとき一番必死になっていて、ある意味ウルヴァリンが新しく生まれ変わるシーンでもあります。監督が素晴らしいのはアクションのなかにキャラクターやストーリー、ドラマを出すところです」と真

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』ヒュー・ジャックマン、真田広之

たまたま撮った一枚が、寄席での二人の漫才中のように見えますw

田広之と監督に称賛を贈りました。それに対して真田広之も「楽しませて頂きましたし、オーストラリアの国宝を傷つけなくて良かったです。実際に彼はツメをつけて、僕も刀を持ち、CGなしでフルスピードで撮っていました。ましてや彼は上半身裸でしたから少し当たれば傷つけてしまう状況でした。そうなると彼の世界中のファンに殺されるぞと、それ以前に役を降ろされるぞと思いましたが、今この場にいられて本当に幸せです」と返しました。数々のアクションシーンのなかでも二人のバトルは特に見応えがありますが、とても緊迫した雰囲気が伝わってきたので二人のお話に納得です。

そして今回、真田広之は日本文化を描くにあたってアドバイスを求められたそうで、「大したことはしてないんですけども、脚本の段階で感じたことを監督に申し上げたり、美術、小道具のスタッフの方が具体的に聞きにきてくださったときにはお答えして、日本のお客さんに観て頂いておかしくないものにしたいという思いをお話しました。ですが、もともとアメリカン・コミックスが原作なので、そのテイストも活かしながらリアルなだけではないこの世界観に合った独特の日本を描くというところで逐一話し合い、そこに結構時間を費やしました。日本の方にもある意味新鮮な日本を楽しんで頂けると思います」と語りました。まさにリアルなだけではない日本が描かれているのもおもしろかったし、日本のテレビドラマや映画で見慣れている俳優ではなく、世界的に活躍しているTAOと福島リラがメイン・キャストを演じていることも功を奏していると思います。本作は日本人が観るとより楽しめる要素が詰まっているので、前作や『X-MEN』シリーズを観たことがない方もぜひご覧ください!

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』ヒュー・ジャックマン、真田広之『ウルヴァリン:SAMURAI』2013年9月13日(金)より全国公開

配給:20世紀フォックス映画

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28 8月

21世紀のスーパーマンに赤パンツは不要! by監督

Posted in 未分類 on 28.08.13 by Merlyn

『マン・オブ・スティール』記者会見、ヘンリー・カビル、ザック・スナイダー監督、デボラ・スナイダー(プロデューサー)、チャールズ・ローブン(プロデューサー)

2013年8月22 日、『マン・オブ・スティール』のスーパーマン役のヘンリー・カビルを始め、監督、プロデューサーが来日し会見が行われました。

本作でスーパーマン役を演じ世界中から注目を集めているヘンリー・カビルは「この役を演じて仕事もプライベートもドラマチックに変わりました。仕事の面ではこれまで必死に脚本を探して、オファーが来たら何でも引き受けるという状態だったのですが、今はいろいろなところから脚本が送られてきて自分がやりたいと思う作品を選ぶことができるようになりました。プライベートでは道を歩いていると声をかけられるようになり、スターバックスに気軽に行けなくなってしまいました(笑)。ですがこういうプライベートの状況もポジティブに受け入れています」とコメント。やはりスーパーマン役に大抜擢され、一気に知名度が上がり生活は激変したようですね。今後はやりたい仕事をどんどん追求してもらって、また別の作品での活躍にも期待したいと思います。

その後製作についての話題となり、記者より「今回のスーパーマンがなぜ赤いパンツを履いていないのでしょうか?」尋ねられると監督は「あなたは赤いパンツを履いていて欲しかったですか(笑)?」と冗談を返し、続けて「私は昔からスーパーマンが好きだったので、始めに衣装を考えていたときは一応パンツ有りバージョンも考えて、ほかのスタッフと話し合いました。これはあくまで私の考えですが、赤いパンツはヴィクトリア王朝時代のサーカスの屈強のピエロからきているものだと思います。その当時は肌を見せることが禁じられていたので肌色のタイツを着て裸に見せてその上にパンツを履いていたんです。それがだんだんと進化してパンツに色や柄がついたというわけです。ですが今は21世紀ですし、そんなヴィクトリア王朝のルーツはもう良いんじゃないかということになり、今回衣装を一新させて頂きました」と笑顔で答えました。また「今回なぜタイトルに“スーパーマン”と付けなかった」という質問に対しプロデューサーのチャールズ・ローブンは「このキャラクターは非常に有名でテレビシリーズはもちろん、最近では『スーパーマン リターンズ』という作品もありました。ですが今回の作品は今までのスーパーマンとは違った新しいものなんだという気持ちを込めてタイトルを『マン・オブ・スティール』としました」と回答。新しいコスチュームと新しいタイトルが象徴するように本作は今までのスーパーマンとはまた違ったおもしろさや迫力のある作品になっています。

そして物語についてプロデューサーのデボラ・スナイダーは「スーパーマンの物語がこれだけ時が経っても色褪せないというのは、やはり持っているテーマが普遍的だからだと思います。今回私たちがフォーカスしたのはスーパーマンの人間的な部分でした。ある意味この作品は1人の少年の成長の物語で、いかにしてヒーローになったのかを追っているわけです。その過程で少年と父親、少年と母親というそれぞれの関係性を描いていて、家族の価値観に触れる作品だと思います」と話しました。今回は父親役にケビン・コスナーとラッセル・クロウが出演していてかなり豪華キャストとなっています。この2人と共演した感想をヘンリー・カビルは「2人のレベルの高い俳優たちと共演することは本当に特別なことでした。2人とも本当に才能溢れる素晴らしい人たちだと感じました。撮影はグリーンバックで行われることもあり、いろいろなものを想像しながら演じていかなくてはなりませんでした。ですが2人とも役になりきって演じていたので、僕自身もすごくやりやすい現場でした」と2人を絶賛しました。大物俳優陣との共演というのはかなりのプレッシャーがありそうですが、むしろヘンリー・カビルにとっては良い影響を与えてくれたようですね。本作にはほかにもエイミー・アダムスやダイアン・レインなどが出演しています。それぞれどういう役柄を演じているのかぜひ注目して観てください。

それにしてもヘンリー・カビルは黒髪にヘアに吸い込まれそうなエメラルドグリーンの瞳で、イギリス人らしいジェントルマンの雰囲気が漂っていました!退場するときも最後のギリギリまで振り返って手を振っていてかなり好印象です。この日のようなカチッと決めたヘアスタイルはスーパーマンのときと印象が重なりましたが、劇中では私服シーンもあって、個人的にはそのときのちょっと無造作ヘアがお気に入りです(笑)。迫力満点のアクションあり、家族の愛の物語も細かく描かれた本作をぜひ劇場で観てください!

『マン・オブ・スティール』

2013年8月30日より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

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21 8月

李監督の熱意を受け、超過酷な撮影に挑んだ俳優陣

Posted in 未分類 on 21.08.13 by Merlyn

映画『許されざる者』記者会見、渡辺謙、佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、李相日監督『許されざる者』記者会見、渡辺謙、佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、李相日監督

2013年8月1日、本作の記者会見に主演の渡辺謙ほかキャスト、監督が集まりました。クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇『許されざる者』を時代劇として蘇らせた本作。オリジナル版はアカデミー賞最優秀作品賞受賞作ということもあり、作品の大きさを考えると今回のリメイクが実現するのはかなり難しいと関係者には思われていたそうです。でも、李監督の思いで動き出した企画は、渡辺謙の主演快諾とクリント・イーストウッドがすんなり許可してくれたことで実現しました。そんな本作を作るにあたって、オリジナルを意識したかど映画『許されざる者』渡辺謙うか聞かれた渡辺謙は「監督と撮影前にいろいろお話させて頂いたときに、日本の風土や歴史観に置きかえたときに、これはオリジナルと違う独自の世界観を持つ映画になると確信しました。基本的な話はオリジナルを踏襲していますが、そういう意味でオリジナルを意識しなくても良いなと思いました。クリントがこうやって気持ちよくこの映画をリメイクすることを許してくれたのは、彼の懐の深さだと思いますし、クルーとキャストを信頼してくれたんだと感じています。だから許して頂いた以上に深く受け止めています」と語りました。

そして、悪役を演じた佐藤浩市は演じるにあたり気を付けたことがあるか質問されると、「善悪だろうが何だろうが一人の人間を演じることは常に変わらないわけですから、できるだけ監督と話をして、現場の空気感を大事にしながら演じました」と答えました。感性で演じているということなんですかね。ベテランの風格を感じました。

極寒の北海道の大自然のなかで撮られた本作は寒さだけでもかなり厳しい撮影になったようですが、そんな撮影中に身の危険を感じたことや精神的に辛かったことはあったのか質問がありました。忽那と小池は寒さがとても辛かったと答え、小池が「(待っている間に)スタッフジャンバーを着たりすると、“そんなんで気持ちが入るのか!”と監督に怒られるかも知れないと思って最初のうちは我慢していました」と語ると、監督は「僕はダウンジャケッ映画『許されざる者』佐藤浩市トを着てました」と苦笑。佐藤浩市は、「僕の場合は自分よりも人の身を危険にさらすというシーンが多々ありました。柄本さんを宙づりにしてメタメタに殴るシーンで、ホンモノの木刀でやると危険なんですが、柔らかいので殴ると当たったときにしなってしまうんですよね。それをこちらの方(監督)が嫌がって、しならないために鉄の芯が入った周りをくるんでいるものでやってくれないかと言われました。でも柄本さんは上半身裸なんですよ。サポーターの膝当てを背中の1箇所に貼って、そこを徹底的に叩くんですけど、映画を観たらそのシーンがカットされてました」と暴露しました(笑)。柄本明は「零下10何度のところに僕とそっくりな死体の人形を作ったんですけども、現場に行ったら監督に“死体のメイクをしてください”と言われました。結局やるんだなと思いましたが(実際どうだったかは)本編を観て頂ければと思います。渡辺謙さんは毎回カットがかかるたびに僕をかついで暖かいところに連れて行ってくれるんですよね。まあ監督はそういうことをやってくれませんでしたけど」とユーモアを交えて、監督のこだわりを語ってくれました。

会見はとても和やかな雰囲気でしたが、本編は寒さも伝わってくるような雰囲気で緊張感もあり迫力のある映画です。役者一人一人の演技力と、妥協を許さない李監督の演出が相まって、新たな日本版『許されざる者』になっています。時代劇という括りは気にせずに多くの方に観て欲しい作品です。

映画『許されざる者』渡辺謙/柄本明/柳楽優弥『許されざる者』

2013年9月13日(金)より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://wwws.warnerbros.co.jp/yurusarezaru/index.html

©2013 Warner Entertainment Japan Inc.

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14 8月

さすが天才J.J.エイブラムス、難問にもうまく回答

Posted in 未分類 on 14.08.13 by Merlyn

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日LIVEストリーミング会見、J.J.エイブラムス監督、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、アリス・イヴ『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日LIVEストリーミング会見、J.J.エイブラムス監督、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、アリス・イヴ

2013年8月13日、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のPR来日第二弾でJ.J.エイブラムス監督、ジェームズ・T・カーク役のクリス・パイン、スポック役のザッカリー・クイント、キャロル・マーカス役のアリス・イヴが記者会見を行いました。今回の会見はニコファーレで行われ、現場の模様をネットでライブ配信し、会場にも選ばれたファンが来場し質問できるというものでした。前半は監督が会見に臨み、一般参加者から「(1960年代に)ジーン・ロッテンベリーが作った、差別や戦争などをテーマにした『スター・トレック』と、現代のエンタテインメント性を取り入れた『スター・トレック』をどう融合させましたか?」という『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日LIVEストリーミング会見、J.J.エイブラムス監督質問が出ました。監督は「私は子どもの頃、あまり『スター・トレック』を観ておらず、実はファンではなかったんです。でもこの作品を手掛けるようになって、今は大ファンになっています。ロッテンベリーさんが作りあげた作品には、精神、キャラクター、状況、ファミリー、未知への旅立ち、対立、自己犠牲…そういったテーマが全て包含されています。でも今日でも非常に体験のある作品にしたいと思いました。だからオリジナルを変えるのではなく、現代のものにして、リアルにする、おもしろさやエモーショナルな部分を足していくということをしました。オリジナルは忘れてはいけないと思います。でも、ユーモアも今と昔は違うので、そういうところを意識しながら現代のものにしています」と熱心に答えてくれました。続いて記者からは「現実世界に対する批判、オバマ政権に対する一つの強いメッセージがあるのではと感じましたが、現実の世界のできごとが今回の物語作りに影響しましたか?」という質問が出ました。「ワオ!」と反応した監督は「こういう作品の場合、皆さんがいろいろな感想をお持ちになることに本当に感謝しています。SFの偉大なところはいろんなメタファーや寓話の部分が描かれる点です。今回のストーリーも政治的なことやいろいろなシチュエーションに置きかえて観ることができると思います。一番中心にあるのは人間性、愛、自己犠牲であり、恐ろしいことを皆で乗り越えるストーリー。それを乗り越えることでより強い絆が結ばれるというところは、いろいろな比喩にも取れると思います。でも、この映画はおもしろくて楽しくて3Dでエキサイティングで…というような作品ですのでぜひ多くの方に観て頂きたいと思います」と難題をうまく切り抜けました(笑)。監督はとても温かくて楽しい雰囲気の方でしたが、すごく頭が切れる人だというのもビシビシと伝わってきました。それにしても誰かに似てるなと以前から気になっていたのですが、この日じっと見ていて加藤茶に似てると気付きました(笑)。それはさておき、結構難しい解釈で観る方が多いという実感ですが、監督自身は楽しんで観て欲しいということに尽きるコメントでしたね。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日LIVEストリーミング会見、クリス・パイン続いて、キャスト3名が登場。クイッククエスチョンでは「最近覚えた日本語は?」と聞かれたクリス・パインは「オイシイ」と回答、次に「好きな日本食は?」と聞かれたザッカリー・クイントは「ラーメン」と答えていました。そしてアリスには「カークとスポックとどっちが好き?」と難問がきましたが「不公平な質問ね。でもやっぱりカークかしら」と返し、とても可愛かったです。そして、会場にいたファンからは3名に向けて「自分の役以外で好きなキャラクターは誰ですか?」と質問がありました。ザッカリー・クイントは「1人のキャラクターを選ぶのはとても難しいです。この作品の素晴らしいところは、それぞれのキャラクターがユニークで多様で、彼らが共同作業で人類のためによりよいことをする、キャラクターが一緒になってそれが実現する点だからです」と答え、クリス・パインは「敢えて言うと、ザックが演じているスポックなんですが、とても難しい役だと思います。葛藤も抱えていて、情熱的で感情も愛も持っているけどそれを全て抑えた状態でいなければいけないのは難しいと思います。でも素晴らしい役です」とザッカリーの『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日LIVEストリーミング会見、ザッカリー・クイント演技も含め褒め称えました。アリスは「“スター・トレック”の世界観はシリアスですが、コメディが好きな私はスコッティ(サイモン・ペッグ)が好きです。本作ではスコッティがヒーローとして活躍する場面も出てきますよ」と見どころも交えて語ってくれました。

キャストの3人の印象は、アリスはイメージ通りに可愛くて、クリス・パインは意外に華奢だなと思いました。劇中ではプレイボーイですが、会場ではアリスが着席するときなど手をとってエスコートするなど紳士ぶりも見られて好感度アップです(笑)。ザッカリー・クイントはスポックのイメージが強いせいか、黙っているときは超クールに見えましたが、ファンに手をふったり愛想がとても良くこれまた好感度アップでした。本作は壮大なスケールと、深いドラマ性を楽しめる一作で本当に見応えがあります。いろいろなテーマで観るのも良し、エンターテイメントとして気楽に観るのも良しですが、とにかく観ないと損ですよ。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』クリス・パイン、ザッカリー・クイント『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

2013年8月23日(金)より全国公開

配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

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ベネディクト・カンバーバッチ来日リポート

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イイ男セレクション/クリス・パイン

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13 8月

0点の女には0点の男が来るんです。By西原理恵子

Posted in 未分類 on 13.08.13 by Merlyn

『上京ものがたり』完成披露試写会舞台挨拶、北乃きい、池松壮亮、谷花音、西原理恵子(原作者)、森岡利行監督『上京ものがたり』完成披露試写会舞台挨拶、北乃きい、池松壮亮、谷花音、西原理恵子(原作者)、森岡利行監督

2013年8月7日、『上京ものがたり』の完成披露試写会が行われ、キャスト、監督、原作者が舞台挨拶を行いました。主演の北乃きいは「(主人公の)菜都美は来るもの拒まずの性格で私と真逆だなと思うところもありましたが、私も最初東京が嫌いだったので上京した経験や夢を追う者としては共感するところが多かったです。年齢が近いこともあり演じていて楽しかったです」と爽やかに答えました。司会者から「北乃さんが女優を続ける上でも大変だったことが結構あったんじゃないですか?」と聞かれると、「大変なことしかなかったです。でも、ほんとに辛くてほんとに苦しいと思ってやった作品ほど、他の方からすごく評価されることがあるので間違ってないなと思って、そういう現場のほうが頑張れます」と笑顔で返しました。

今回、北乃きいと池松壮亮は初共演だったそうですが、劇中ではアドリブシーンも結構あるそうです。「セリフが終わってもカメラが回ってるんで…」と北乃きいが答えると、池松壮亮は「アドリブって言ったらかっこよく聞こえますけどカットがかからないから続けてただけですよ」と2人とも謙虚に答えていました。監督はどんな風になるか見たかったのでセリフが終わってもカメラを回し続けていたそうです。

そして、この日はHPで募集した質問に登壇者に答えてもらうことになっていました。西原理恵子へは「私の夢は今同棲している彼と結婚することです。でも映画と同じで彼が動かなくて困っています。どうしたら彼が働いてくれると思いますか?」という質問が。西原は「もと拾った場所に返してきてください。なんでそんな男が来るかと言ったら自分が0点だからです。0点の女には0点の男が来るんです。だから今横にいる男の点数で自分の点数を見てください。これで明日早く起きて仕事してください」とズバッと回答。気持ちが良いですね。とても参考になるお言葉でした(笑)。

『上京ものがたり』完成披露試写会舞台挨拶、北乃きい最後に「くじけそうなときに自分を勇気づける言葉を教えてください」という質問に全員が答えました。

北乃きい:【あと1日もある】…マイナスなことを考えるとマイナスな方向になってしまうので、あと1日しかないではなく、1日もあると考えるようにしています。

池松壮亮:【人のせいにする、自分のせいにする】…頑張ってるっていう自覚があるなら、何かのせいにしてしまえばいいんじゃないかと…。

谷花音:【できる、できる】…自分に言い聞かせると本当にできそうに思えてきます。

西原理恵子(原作者):【金がないのは、首がないのと一緒】…人生にはいろんなことがあるけれど働いていればたいがいのことは片が付く。お金があればどうにかなります。

森岡利行監督:【雨を我慢しなければ、虹は見られない!!】…大変なときに大変なことをやり遂げると、チャンスがきたり思いが叶ったりするんじゃないかなと思います。

上京して散々な目に遭いながらも何度も立ち上がる主人公の姿を見ると、元気が湧いてきます。私も夢を追って上京した身なので初心を思い出しました。夢を持つ人も、まだ見つからない人も、見つける気がない人もいろいろな視点で楽しめる一作です。

映画『上京ものがたり』北乃きい『上京ものがたり』

2013年8月24日より全国公開

配給:ファントム・フィルム

http://jyokyo-movie.com/

© 2012西原理恵子・小学館/「上京ものがたり」製作委員会

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07 8月

ハリウッドの“トトロ”が作ったスーパーKAIJUムービーは日本への愛でいっぱい

Posted in 未分類 on 07.08.13 by Merlyn

『パシフィック・リム』来日記者会見、ギレルモ・デル・トロ監督、菊地凛子、芦田愛菜『パシフィック・リム』来日記者会見、ギレルモ・デル・トロ監督、菊地凛子、芦田愛菜

『パシフィック・リム』のPRのためギレルモ・デル・トロ監督が来日し、2013年7月28日に菊地凛子と芦田愛菜とともに記者会見を行いました。劇中には『パシフィック・リム』来日記者会見、ギレルモ・デル・トロ監督「KAIJU」という言葉が出てきたり、日本の特撮映画への思いを強く感じさせられますが、監督は「私はメキシコで生まれ育ちましたが、日本の文化、アニメ、映画、テレビはずっと観てきました。この映画は日本へのラブレターです。私は1964年生まれなのですが、その時代、日本では怪獣映画やいろんな神話的な作品がたくさん生まれました。『鉄人28号』『鉄腕アトム』『マジンガーZ』や、円谷プロさんの『ウルトラセブン』『ウルトラマン』などのテレビシリーズを観て僕は育ちました」と日本の作品への熱い思いを語ってくれました。ここまで日本文化を愛してくれているのを聞くと嬉しいですね。

監督が日本の文化に共感する理由については「日本の文化は非常に独創的です。日本の作品には美を愛する心、儀式や儀礼を愛する心が含まれていると思います。怪獣やメカは世界の中でもとてもユニークで、怪獣、モンスターに対する愛情を感じます。怪獣、モンスター好きの私としては大変共感します。メカやロボットのテクノロジーに関しても愛情がある。西洋では“いつかそういう革新的な技術は人間を襲うものだ”という偏見がありますが、日本はテクノロジーを大きな心で受け入れているのだと思『パシフィック・リム』来日記者会見、菊地凛子います。この作品には全く皮肉はありません。そこには純粋な愛情、祝福、信念があります。ゴジラの生みの親である本多猪四郎氏のこんなお話を聞いたことがあります。本田氏はゴジラの最初の作品を作るときにスタッフ全員を呼んで“この怪獣を信じない人は今すぐここを出てくれ。この企画を降りてくれ”と言ったそうです。まさに私もそういう感情を共有しています」と話してくれました。

菊地凛子はそんな監督の印象を聞かれると、「私は『バベル』という映画に出演させて頂いた8年前に、ギレルモ監督は同じメキシコ出身で『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトウ監督と仲が良いのでお会いする機会があって、“ぜひ監督の映画に出演させてください”とお願いして、今夢が実現しました。監督は自分のことをトトロというユニークな方で、現場ではスーツが重く大変なシーンで集中力が切れそうなときにトトロの歌を日本語で歌ってくれたり、日本のカルチャーをすごくご存じだし、愛情豊かな方です。何よりも才能がある方で自分自身も監督の作品のファンなのでこうして出演できて良かったです」と語りました。実は森マコ役は菊地凛子をイメージして脚本が書かれたそうで、8年前の出会いもちゃんと覚えていてくれるところがまた良いですね。監督は菊地凛子の脆さと芯の強さの両方を兼ね備えているパーソナリティがとてもユニークだと思ったそうです。そ『パシフィック・リム』来日記者会見、芦田愛菜して、芦田愛菜は、「監督はすごく優しくて、“(自分のことを)トトロって呼んでね”って言ってくれました。ほんとにトトロみたいです(笑)。撮影のときは“アメージング”とか“パーフェクト”って言って頭を撫でて褒めてくださって嬉しかったです」と笑顔いっぱいに答えてくれました。

本作の主役はロボット、怪獣でもあるのですが、デザインについて質問された監督は「ロボットと怪獣のデザインには1年くらい時間をかけました。まずはどういうロボットなのか、怪獣なのかという心の部分、キャラクターから決めて、だんだん外見を作っていきました。実際に動かすとどうなるかを考えてデザインを作っています。でも(ロボットや怪獣好きの人のためだけの)ファン・ムービーにしたくはない、やはり違うものにしなくてはならないと思いました。シルエットがとても大事なので100種類くらい作って、“アメリカン・アイドル”という勝ち抜きバトルの番組のようにどんどん絞っていきました。カメラでズームインしたときに、ロボットの顔の横についている細かい階段や“危険”と書いている文字さえも見えるくらい詳細まで作り込んでいます」と答えました。ほかにも「押井守監督の『機動警察パトレイバー』はすごいですよね」というコメントもあり、やはり日本の作品からインスピレーションを受けていることも多いようで、今回の来日でも“中野ブロードウェイ(東京都中野区の商店街の一角にあり、かなり昔の作品も含めフィギュアやアニメ関連の商品などが多数売られているスポット)”に行くために一つ空のスーツケースを持ってきているとのこと。あとはジブリ美術館にも行きたいとのことで、来日したら毎回行くコースのようです(笑)。

本作は本当に迫力のある映像で、日本の特撮もこうやってお金をかけるとこんな風になるのかな〜と違った視点で楽しめる作品です。豪快な映画なので、ぜひ大きなスクリーンで観て、ギレルモ監督の日本への愛もいっぱい感じてください!

映画『パシフィック・リム』チャーリー・ハナム/菊地凛子『パシフィック・リム』

2013年8月9日(金)より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/

©2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

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31 7月

ブラピ&アンジー登場!おしゃれな『ワールド・ウォー Z』御一行

Posted in 未分類 on 31.07.13 by Merlyn

『ワールド・ウォー Z』ジャパン・プレミア、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、マーク・フォースター監督、デデ・ガードナー(製作)
日本語吹き替え版キャスト:篠原涼子、鈴木梨央、佐藤芽

2013年7月29日、『ワールド・ウォー Z』のジャパン・プレミアが行われ、登壇者は1人ずつリムジン乗り入れ、映画のタイトルにちなんだZ型のレッドカーペットを歩きました。ブラット・ピットはパートナーのアンジェリーナ・ジョリーと共に登場し、豪華な2人に終始目が釘付けになってしまいました。

最初に車から降りたのは吹き替え版キャストの鈴木梨央ちゃんと佐藤芽ちゃんで、2人ともとってもかわいらしいドレス姿で登場しました。この日の感想を2人は「ドキドキするけどとても楽しいです」と話し、仲良く手を繋いでカーペッドを歩きました。続いて本作のプロデューサーのデデ・ガードナーが登場し「私たちは日本に来ることも好きだし、東京も大好きです。そしてこの映画を気に入ってもらえることを願っています!」とコメントしました。デデ・ガードナーはこの日10センチ以上あるハイヒールを履いていて、会場から「ヒールが高い!」と声があがっていました。白いドレスにピンクがとても映えていて歩く姿がとても素敵でした。次に登場したのはマーク・フォースター監督で、「日本に戻って来ることができて嬉しいです。全員で力を合わせて作った映画なので、ぜひ楽しんでください」と挨拶しました。監督はスキンヘッドとよく似合う黒のモダンスーツを着こなし、スラッと細く伸びた脚がかっこ良かったです。続いて日本語吹き替え版で主人公の妻カリン役の声を担当した篠原涼子が黒地にラメの入ったロングドレスで登場。アフレコをやってみての感想を尋ねられると篠原涼子は「以前からアフレコをやってみたかったのですごく楽しかったです。今回カリン役をやって母としての気持ちを改めて認識させられ勉強になりました」と自身が母であることと重ねて述べました。髪型はいつも通りなのにサラッとこういうドレスを着て似合ってしまうのがとても羨ましい限りです。
そしてお待ちかねのブラット・ピットがアンジェリーナ・ジョリーと共に登場!会場中が歓声に包まれ、2人はそれに対して手を振って笑顔で応えていました。ブラット・ピットは黒いシャツにパンツとシンプルな格好なのに対し、アンジェリーナ・ジョリーがワンショルダーの黒いロングドレスで、2人が並ぶととてもクールなカップルという感じで寄り添っている姿がとても素敵でした。ブラット・ピットは舞台に立つと「私たちは日本がすごく好きです。この映画は絶対に楽しいでのぜひ観にきてください!」と挨拶しました。アンジェリーナ・ジョリーは「こんばんは!私たちも子どもたちも日本が大好きで、今日は水族館に行ったりキディランドに行ってきました。本当に日本を離れたくないくらい大好きです」とコメント。毎度家族で来日してくれることはとても嬉しいですよね。ぜひいつか街で遭遇してみたいものです(笑)。
その後劇場に移りブラッド・ピット、監督、プロデューサー、篠原涼子による舞台挨拶が行われました。今回主演と製作を担当したブラット・ピットは本作で大変だったことについて聞かれると「この映画は世界規模で描かれているのでそのスケールを最後まで保つことがかなりの挑戦でした。ですが私たちはそれに成功し、おもしろい映画にすることができました。この夏一番スリルのある映画だと思います。皆さんぜひ楽しんでください」と話しました。フォトセッションでは当初ブラット・ピットが中心に立って撮影を行う予定でしたが、ブラット・ピットがレディファーストで篠原涼子を中心にすることを提案しました。そのジェントルマンぶりには会場中がうっとりしてしまいました(笑)。
本作はブラット・ピットが演じる主人公が家族と世界を守るために世界中を駆け巡ります。父としての顔はプライベートと通じるものを感じますよ。ぜひ大きなスクリーンでハラハラドキドキしながら鑑賞しましょう!

『ワールド・ウォー Z』

2013年8月10日より全国公開

配給:東宝東和

http://www.worldwarz.jp/

© 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

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26 7月

市川海老蔵、出演きっかけは「パッションだ!」の一言!?

Posted in 未分類 on 26.07.13 by Merlyn

『利休にたずねよ』完成報告会見、市川海老蔵、中谷美紀、田中光敏監督

2013年7月10日、『利休にたずねよ』の完成報告会見が行われました。本作は亡き市川團十郎が特別出演し、市川海老蔵と共に親子共演がしていることでも注目を集め、この日の会見でも親子共演についての質問がたくさん出ていました。市川海老蔵は監督や中谷美紀と楽しそうにやり取りしつつも、真剣に本作への思いと父への思いを語りました。

市川海老蔵はこの映画の話をもらったときの感想について「最初にこの映画のお話を頂いたのは2年半前なのですが、監督と脚本家の方から手紙を頂き千利休の役を僕にやって欲しいと書かれていました。原作を読んでも千利休役は僕じゃないだろと思っていたので、そのときは丁重にお断りしました。ですがまた手紙を頂き、今度は監督と原作者に会うことになりました。実際に会ったときも僕は“利休役は僕ではない”と話したのですが、監督は“パッションだ!”とわけのわからない横文字を出してきて僕も“あぁパッションか”と何となくやる方向に気持ちが向いていきました(笑)」とコメントし、一方監督は「海老蔵さんには本当に出て頂きたくて、何とか引き受けてもらいたかったんです。願いが叶って本当に嬉しかったです。そして中谷さんにも出演してもらいたくて、早い段階でお願いしたところすぐに快諾してくれてとても嬉しかったです。僕も原作者も2人にやって欲しいという気持ちが同じで、2人に今回演じてもらうことができてとても感慨深く思います」と話しました。市川海老蔵の出演には苦労したようですが監督のパッションの意味がわかるくらい、本作での千利休役は市川海老蔵にぴったりの役柄となっています。

また千利休の妻役を演じた中谷美紀は「私は10代の頃から伊藤園さんの【お〜いお茶】という商品の広告をさせて頂き、常に自分の女優人生がお茶と共にありました。私自身お茶に親しみがあり、この作品のお話を頂いたときは本当に嬉しいと思いました。利休を演じるのが平成の狼藉者の海老蔵さんだったので、周囲からは大丈夫かという意見もあったのですが(笑)、私はこの役を必ず演じてこの作品を良い作品にしてみせると思っていました」と話しました。中谷美紀とお茶のイメージは一般的にもかなり定着していますよね。映画のなかでも千利休の妻としてお茶をたしなむ姿がとても素敵でした。

さらに市川團十郎との共演について市川海老蔵は「父は自分の演じる武野紹鷗(たけのしょうおう)の資料をものすごくたくさん用意して研究していました。たった3〜4シーンではあったのですが、監督ともかなり話し込んで役を作っていました。もしかしたら父はこの映画が公開するときには自分の命がないのではとどこかで認識していたのではという節もあったので、この作品を改めて観ると何とも言い表せない気持ちになります」と語りました。劇中では2人は師弟関係を演じていますがどこか親子関係と通じるものがあり、つい実際の2人と重ねて観てしまいました。

市川海老蔵が会見中、丁寧に話す中谷美紀の様子を見て笑い、それに対して中谷美紀が「何笑ってるんですか。海老蔵さん!」とちょっとツッコミを入れていた様子がおもしろかったです。本作は千利休が茶人となったルーツを辿っていく物語ですが、千利休やこの時代背景に詳しくなくても十分楽しめる作品です。ぜひ平成の狼藉者と称された市川海老蔵がどう千利休役を演じているのか注目して観て下さい。

『利休にたずねよ』

2013年12月7日より全国公開

配給:東映

http://www.rikyu-movie.jp/

©2013「利休にたずねよ」製作委員会

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19 7月

自分を食べちゃって失敗!?ベネディクト・カンバーバッチ

Posted in 未分類 on 19.07.13 by Merlyn

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ベネディクト・カンバーバッチ、栗山千明(声の出演)、ココリコ田中直樹(ゲスト)

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日イベント、ベネディクト・カンバーバッチ、栗山千明(声の出演)、ココリコ田中直樹(ゲスト)

2013年7月16日、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のPRでベネディクト・カンバーバッチが来日。イベント会場の外には入れなかったファンもたくさん待っていて、彼の人気上昇ぶりを実感しました。本作自体は男性ファンが多いのではと思っていましたが、この日の会場はカンバーバッチのファンと思われる女性でいっぱいでした。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ベネディクト・カンバーバッチ今回この超大作で悪役に抜擢されたことについて、カンバーバッチは実は初めは恐怖を感じていたそうで、J.J.エイブラムス監督から「役に合っていない」と言われたらどうしようと思っていたそうです。クールで知的な彼のイメージが本作の悪役にピッタリですが、やはり大役ですからプレッシャーは相当あったんでしょうね。今回とても激しくスピード感のあるアクションに挑んでいるカンバーバッチですが、「役を頂いてからすぐにスタントのリハーサルが始まり、かなりハードなトレーニングをやって、たくさん食べました。他の俳優陣は前作から出ているし、今作から入った俳優人も私より先に決まっていたので、早く皆に追いつかなければいけないと思いました。そしてトム・ハーディなども鍛えたピーナットという素晴らしいトレーナーにお願いして、彼は素晴らしい結果を出してくださいました。おかげでスーツのサイズも6週間くらいで38から42になりました」と体作りについて語ってくれました。トレーニングの成果を感じさせるアクションシーンがふんだんにあるので要チェックです。

そして、今作の日本語吹き替え版でウフーラ役を演じている栗山千明が登壇し、渋くてセクシーな声を持つカンバーバッチに「素敵な声の秘訣は?」という質問を投げかけると、「登録商標済みなので、言えないんですよ」とジョークで返し、続いて「ウイスキーとたばこです」とユーモアたっぷりに答えていました。でも、実は彼は10代の頃はなかなか声変わりをしなかったそうで、「14歳くらいまで女性を演じることが多かったんです。全寮制の男子校に通っていたからなんですが、『お気に召すまま』のロザリンドを演じたと思えば、急に『セールスマンの死』の中年の危機を迎えた中年の役を演じたりということが、1年半くらいのあいだでありました」と意外なエピソードを披露してくれました。ほんとに生で聞く声はより一層かっこ良かったですが、声が高かった頃の昔の声も聞いてみたいですね。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ベネディクト・カンバーバッチ誕生日ケーキの人形をパクリ!最後にはココリコの田中がスポックに扮して、誕生日を間近に控えたカンバーバッチのために特製ケーキを持って登壇。宇宙船の形をしたケーキに、カンバーバッチが演じたジョン・ハリソンの人形が飾られたケーキでしたが、カンバーバッチはその人形を見て、パクリ!でも、そのあと口の中でモソモソしてしゃべりづらそうで、「今食べて失敗しました」とお茶目な一面を見せていました。この日見せた気さくで紳士的なイメージとは打って変わり、劇中ではかなり冷酷な悪役を演じていて、良い役者さんだな〜と実感しました。ぜひ、彼のダイナミックなアクションとこの作品のスケールは大きな画面で堪能して下さい。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ベネディクト・カンバーバッチ『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

2013年8月23日(金)より全国公開
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

http://www.startrek-movie.jp

© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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イイ男セレクション/ベネディクト・カンバーバッチ

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18 7月

ジョニー・デップがトントの頭に鳥を乗せることを発案!?

Posted in 未分類 on 18.07.13 by Merlyn

『ローン・レンジャー』来日記者会見、ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、ゴア・ヴァービンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)

2013年7月17日、『ローン・レンジャー』の来日会見が行われました。今回はジョニー・デップ、アーミー・ハマー、監督、プロデューサーという豪華メンバーで来日!アーミー・ハマーに関しては今年の5月以来という嬉しい再来日となりました。会場にはたくさんの記者が集まり、なかにはジョニー・デップが演じたトントやアーミー・ハマーが演じたローン・レンジャーに扮して参加した人もいてかなりお祭りムードが漂っていました。

ジョニー・デップは今回のトント役について「子どもの頃から『ローン・レンジャー』のテレビシリーズを観ていましたが、僕が常に興味があったのはトントがなぜローン・レンジャーの助手でしかないのかとずっと思っていました。僕は今までも『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウや『アリス・イン・ワンダーランド』のマッド・ハッターなど普通よりはみ出した役柄に興味があり、今回のトントでも今までにないことができるチャンスだと思いました。ある絵画を見たときに原住民の頭に鳥が乗っていて、それがその原住民の一部のようで魂の案内人のように思えたんです。それで今回トントの頭に鳥を乗せることにしました。皆さんもぜひ鳥を頭に乗せてみてください(笑)」とコメント。これに対しジェリー・ブラッカイマーは「ジョニーにはとにかく新しいものをこの映画づくりというパーティーに持ち込んで欲しかったんです。台本通りにやってくれということを彼には求めていません。今回のトントにしても新しくてユニークな役柄を作り上げてくれました」とジョニー・デップに対しての思いを語りました。奇抜なメイクの役と言えばジョニー・デップというイメージですが、頭に鳥という発想はさすがに彼以外に思い浮かばなさそうですよね(笑)。さすがジョニー・デップ!

そして、アーミー・ハマーは今回の役柄について聞かれると「ローン・レンジャーは本当に爽快感を味わえる役柄で、しかも隣にいるのがジョニー・デップだということで最高の気分でした。ジョニーからはいろいろなことを学びましたが、とにかく彼は細かいところまで良く見ているんです。例えばスタッフそれぞれがどういう動きをしているのかをきちんと理解していたり、とにかく完璧にものごとを把握していました。なので僕自身も現場に入ったらいろいろなものに目を向けて観察していこうと思いました。それに映画のこと以外にも太陽を直接見たら目がつぶれることやトイレでのお尻の拭き方も教わりました(笑)」と楽しそうに答えました。アーミー・ハマーはさまざまなビッグスターとの共演が目立ちますが、今回ジョニー・デップから学んだ知識も今後に生かしてもっと活躍の場を広げて欲しいですね。

また本作への思いについて監督は「この作品はたくさんの部分を楽しんでもらえると思いますが、どうしてローン・レンジャーという善人がマスクを付けなくてはいけないのかという問いかけがあったり、たくさんのメッセージが詰まっている作品なのでそういったところにも注目して観て欲しいです」と話しました。【ローン・レンジャー】はもともと西部活劇でその後ラジオやテレビシリーズで放送され、今回新たにトントの視点で描かれた作品となったようです。テレビシリーズは日本でも放送があったようですが、このキャストとスタッフでどういう作品になっているのか楽しみです。

ジョニー・デップはこの日も定番の帽子にサングラスの格好で登場。本人は「もうこのホームレスのような格好を27年間くらいしています」と話していましたが、ホームレスというよりももはやジョニー・デップファッションとして十分確立されていますよね(笑)。一方アーミー・ハマーはシャツスタイルと今回はシンプルな格好でしたが、やはり身長が高い分何でも似合ってかっこ良かったです!本作での2人の活躍も楽しみですが、ぜひローン・レンジャーのマスクを付ける理由やトントとの関係性などにも注目して観てください。

『ローン・レンジャー』
2013年8月2日より全国公開

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
http://www.disney.co.jp/loneranger/

©Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.

5月13日アーミー・ハマー来日記者会見
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