トーキョー女子映画部の取材リポート

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11 11月

赤いパンツが名物の街、巣鴨で八千草薫が元気の秘訣を披露!

Posted in 未分類 on 11.11.13 by Merlyn

『くじけないで』大ヒット祈願イベント、八千草薫、由紀さおり(主題歌担当)

2013年11月6日、本作の大ヒット祈願イベントが巣鴨地蔵通り商店街にて行われました。野外でしたが、この日は天候にも恵まれたくさんの方が集まりました。なかでもシニアの女性の方が多く、始まる前から「まだかしら〜」「楽しみね」などという声が聞こえて心待ちにしている様子がとてもかわいかったです。実際に2人が登場すると「トヨさーん(八千草薫の役名)!」と大きな声で呼び元気に手を振ったり、なかには応援用のうちわを持っている方もいました。

今回、八千草薫と由紀さおりは人力車に乗って商店街を通ってからイベント会場に登場しました。商店街の様子について八千草薫は「私は以前にドラマの撮影でこちらの商店街に来たことがあります。そのときも今日もそうですが、どこを見ても赤い下着が目に付きますよね。でも赤い色ってやっぱり元気が出て良いなと思います。私もいつも赤いセーターとかを着ると元気になったように思います」とコメントしました。巣鴨地蔵通り商店街では「赤いパンツ」が名物なようで、パンツに限らず真っ赤な下着類を売っているお店がたくさんありました。ちなみにこの赤い下着は健康促進や魔除けの意味などがあるようです。実際に保温効果もあるようですよ!

次に一般のお客様より「今まで一緒に共演したなかで一番素敵だと思った方はどなたですか?」と尋ねられると八千草薫は「一番というのはとても難しいですね。皆さん個性があって素敵だなと思いましたし、一緒に芝居をしていると本当にその方が好きになります。今回は武田鉄也さんと親子の役だったのですが、最初から本当にかわいい息子のようで好きだなと思えました」と話しました。さらに別のお客様より高い声を出すコツについて聞かれると由紀さおりは「喉だけで歌うとやはり疲れてしまいます。お腹の下の丹田(たんでん)が自分の声を支える大事なところなので、ここを意識して高い声を出すと上手く出ますよ。ぜひ今回の主題歌を覚えてカラオケで歌ってみてください」と立ちながら話し、美しい声を出すコツを教えてくれました。シニア世代の方はやはりカラオケが趣味の方が多いようで、集まった方々が一生懸命に「そうですか〜」と相槌を打ちながら話を聞いている姿が印象的でした。

映画のなかで印象に残ったシーンについて由紀さおりは「私はトヨさんが自宅で寝ているときに扉の音が聞こえて、息子が来たのかと思ってベッドから入り口までものすごい時間をかけて行くシーンが切なくて印象的でした」と答え、それに対し八千草薫は「実はあのシーンが一番最初に撮ったシーンだったんです。90歳になるのはどうしても難しくて、あのシーンは時間がかかって一番大変でした。でも撮影してみて90歳になるとこんな風になるのかなとやっと柴田トヨさんを演じる入り口にたどり着いたような気持ちになりました」とコメントしました。自分の歳よりも年上の方の演技をするというのはキャリアの長い八千草薫でも難しいことなんですね。劇中では柴田トヨの59歳から98歳までという長い年月を八千草薫が演じています。若いときは若々しく見えますし、90代後半ではやはり弱々しく見えるので実年齢がいくつなのかわからなくなってしまったほどです。ぜひそのときどきで何歳頃のトヨを演じているのか気にしながら観てみてください。

また八千草薫が元気の秘訣について「気持ちを落とさないでいつも良い方に楽しく考えると元気が出ると思うんです。私はいつも楽しくいることを意識していて、辛いときでも楽しくやろうと思うと光が見えてくるんです。だから落ち込みそうなときは気分を変えて楽しいことを考えると元気でいられます」と話しました。八千草薫のお肌がとてもきれいで、体も元気そうに見えるのはやはりこの秘訣があってこそなのかも知れないですね。

本作では柴田トヨの半生が描かれ、いくつになっても新しいことを始めることができるという勇気と希望をくれる作品になっています。若い世代の方も楽しめる作品なので、ぜひおじいちゃんおばあちゃんを誘って一緒に観に行ってみてはいかがでしょう。

『くじけないで』

2013年11月16日より全国公開

配給:松竹

http://www.kujikenaide.jp/

©2013「くじけないで」製作委員会

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07 11月

映画をうまく終わらせるのはとても難しいが、正しく終えるということも困難

Posted in 未分類 on 07.11.13 by Merlyn

映画『キャプテン・フィリップス』トム・ハンクス、ポール・グリーングラス監督『キャプテン・フィリップス』トム・ハンクス、ポール・グリーングラス監督

2013年10月18日、本作の主演トム・ハンクスと、ポール・グリーングラス監督が第26回東京国際映画祭開催中に来日し記者会見を行いました。2009年に実際に起こった事件を映画化した本作。全体の75%が海上のシーンで、60日間にわたって撮影されたそうです。それについて監督は「海上での撮影はとても大変でした。救命艇のシーンは多少セットで撮影しましたが、ほとんど海で撮影しました。1日12〜14時間かかり、海のうねりや荒波がある状態での撮影は体力的にも疲労が蓄積する状況でした。ですが映画制作のなかではそのような問題や課題はチャンスだと考えていましたし、実際に海で撮影することによって雰囲気作りなど実際の状況に忠実にできたと思います」と語りました。

映画『キャプテン・フィリップス』トム・ハンクスそして海賊についてトム・ハンクスは「こういう映画を作る場合、バッド・ガイ(悪者)が出てくるわけですが、本作に出てくるバッド・ガイは背後に複雑な問題を抱えています。機関銃を持った4人のやせ衰えたソマリア人が海賊として出てきますが彼らはただ悪人というわけではなく、腐敗した貧しい国で絶望しています。そういう彼らの背景を理解することによって、世の中が不公平だということが観客の方に伝わるのですが、だからといって彼らがやることを許して良いわけではありません。この世の中で一番危険なのは、生きる目的がない若者に銃を与えることです。社会にも責任はあるけれど、そういうことを許してはいけない、でも彼らは問題を抱えているということがこの作品を観れば伝わるという点で大変意義があると思います」と熱弁しました。監督は「トムに全く同意です。これは犯罪の物語です。優れた犯罪ものは物語が展開していくなかでその犯罪によって生じる結果などがドラマとして描かれていきます。また道徳的に明確である事柄が軸となって、奥行きとして何層にもなる曖昧さや、どうしてそういう犯罪が社会的に生まれてくるのかという関係性が描かれます。良い例でいうとドフトエフスキーの[罪と罰]が浮かびます」と、この作品の見どころを解説してくれました。劇中の船長と海賊たちのセリフのやりとりのなかに、こういった要素を表現する内容が多々ありましたが、複雑な気持ちになりました。とても深い内容が描かれていますので、そういう点にもぜひ注目してください。

映画『キャプテン・フィリップス』ポール・グリーングラス監督最後に監督は「映画をうまく終わらせるのはとても難しいのですが、正しく終えるということも困難です。制作中いくつかパターンを撮って最善のものを考えるんですが、場合によっては全く使えなかったり、1つだけ使えるということもあります。今作についての正しい終わり方を考えると、文字どおりの終わり方ですと奇妙な言い方ですが“完全に不完全“な状態になってしまう、つまり感情的に皆さんが満足して頂けない内容になってしまうと考えました」と深いコメントを残しました。たしかに実話だとはいえ、事実が報道された部分だけで終わりにするとエンターテイメントとしては不完全なのかも知れないですね。社会性とエンターテイメント性をうまく兼ね備えた本作。どんな終わり方をしたのかはぜひ映画を観て確かめてください。

映画『キャプテン・フィリップス』トム・ハンクス『キャプテン・フィリップス』

2013年11月29日より全国公開

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

http://www.captainphillips.jp/

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05 11月

大先輩の石橋蓮司の堂々とした姿に追い込まれた岡田将生!?

Posted in 未分類 on 05.11.13 by Merlyn

『四十九日のレシピ』完成披露舞台挨拶、永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、安藤裕子(主題歌担当)、タナダユキ監督

2013年9月11日、本作の完成披露舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶が永作博美の出産後初登壇だったことから、会場のお客様より「永作さん出産おめでとう!」との声が上がりました。これには永作博美も驚き、「働くお母さんたちがたくさんいるので、私も頑張ります」と笑顔でコメントしていました。

MCより「最初に本作の話が来たときはどう思いましたか?」と尋ねられると永作博美は「まず原作を読み、亡くなった方が四十九日を盛大にやって欲しいと願っていたことがとても印象的で、ぜひ私が叶えたいという気持ちでこの役を引き受けました。私が演じた百合子という人物はいろいろなことを背負って生きている人なので、それをリアリティとして表現するのは難しいだろうなと思っていました。でもほかの俳優さんたちやスタッフに本当に支えられてなんとか百合子を演じることができました」と話しました。四十九日と宴会のイメージが両極端に思えますが、映画のなかではどのような四十九日になっているのかが楽しみです。

百合子の父親役を演じた石橋蓮司は今回の現場について「永作さんとは今回が初共演で、最初に一緒に撮ったのは百合子が実家に帰ってくるシーンでした。永作さんが私の目の前に座る姿から百合子の子ども時代が想像できて“なんでお前は帰ってきたんだ!”というセリフが素直に出ました。本当にやっかいな娘がやっかいな問題を持って帰ってきたという気がして役にすぐに入ることができました」と話すと、MCが「劇中ではかなり大きい声を出していましたが声を大きく出すコツなどはあるのでしょうか?」と尋ねると、「コツはありませんが、やりましょうか?」と言い、「セリフじゃないのに声を大きく出せるかこのやろう!」と会場に響く大きな声を出していました!その後MCより「では岡田さんも(ブラジル人役だったので)ポルトガル語をぜひお願いします」と言われると岡田将生は「石橋さんがやったから僕もやらないとダメじゃないですか〜」とためらいつつも、「ボニータ!」と劇中で百合子に言っていたセリフを表情付きで披露しました!石橋蓮司も岡田将生もいざやるとなると役者スイッチを入れてしっかりやっていたのでさすがプロの役者だなと感心してしまいました。

岡田将生は今回演じた日系ブラジル人のハル役がきたときの印象について「僕は日系ブラジル人っぽく見えるんだなって思いました(笑)。もっと似ている方もいるなかで僕に話が来たということは何か試されているのかなと思い、今回は日系ブラジル人になりきろうと決めました」とコメントしました。また熱田家に乗り込む少女のイモ役を演じた二階堂ふみは「ここ何年か血がいっぱい出るような映画に出ることが多かったので、母と電話をしていたときに“あんたはまた血が出る作品に出るの?”と心配そうに言われました。でも今回は“血が出ないすごく良い作品だよ”と話し、母を安心させることができたので良かったです」と話しました。今回血は出ないようですが(笑)、岡田将生が日系ブラジル人、そして二階堂ふみはロリータ系ファッションの女の子ということで十分キャラは濃いですね。

監督は今回描いた熱田家について「この映画のなかで家そのものが登場人物の1人みたいなところがあるので、たくさんロケハンして探しました。料理については私がもともと大好きだった料理家のなかしましほさんにお願いしました。劇中に使用した料理は見た目だけでなく本当に美味しい料理を作ってくださり、私自身まかないのために頑張ったと言っても過言ではないくらい美味しい料理でした」と語りました。さらに監督は本作の主題歌にもこだわったそうで、「映画が終わって最後に流れる曲を安藤裕子さんに歌って欲しい」と思い依頼することを決めたそうです。主題歌を依頼されたときのことを安藤裕子は「最初にハワイの“アロハオエ”という曲に日本語歌詞を付けて歌ってくださいというお話を頂きました。その後本編を最後まで観たら、永作さんの表情から何か伝わってくるものがあり、その気持ちを歌詞に乗せました」と話しました。映画を観終わって最後に流れる曲はとても重要ですよね。ぜひエンドロールの最後まで観て映画の余韻に浸りましょう。最後に監督から「本作はいろいろな思いがありながらもなんとか自分の足で生きていこうとする人たちの話になっています。ぜひ楽しんで観てください」とコメントがあり、舞台挨拶が終了となりました。

この日はお客様も女性が多く、登壇者も女性が多かったせいかとっても和やかな雰囲気の舞台挨拶でした。それにしても永作博美はお肌が白くてとってもきれいですね!あんな風に素敵なママになれたらなと憧れてしまいました。

本作の訳ありの熱田家とキャラの濃い人々がどのような四十九日を迎えるのかがますます気になります!ぜひ劇場でその模様を確認しましょう。

『四十九日のレシピ』

2013年11月9日より全国公開

配給:ギャガ

©2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会

http://49.gaga.ne.jp/

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28 10月

日本のお客さんは注意深いので… byジュゼッペ・トルナトーレ監督

Posted in 未分類 on 28.10.13 by Merlyn

『鑑定士と顔のない依頼人』来日舞台挨拶、ジュゼッペ・トルナトーレ監督

2013年10月22日、第26回東京国際映画祭開催中に『鑑定士と顔のない依頼人』のジュゼッペ・トルナトーレ監督による舞台挨拶が行われました。監督はこの日の朝に日本に到着したばかりだったようですが、疲れた顔一つせずにこにこしながら登場し、会場を和やかな雰囲気にしていました。

まずMCより「今回、脚本を書いたときは、始めから主人公をジェフリー・ラッシュだと思い描いて書いたのでしょうか?」と問われると監督は「脚本を書き始めたときは2人くらいの俳優を思い浮かべながら書いていました。でもいろいろと想像しながら書いているうちに、自分のなかで主人公はジェフリー・ラッシュだけに絞られました。脚本を書き終えて、実際にジェフリー・ラッシュに脚本を送ったところ一週間くらいで“ぜひやらせて欲しい”との返事を頂きとても嬉しかったです」と答えました。また現場で実際にジェフリー・ラッシュと一緒に仕事をしての感想について聞かれると「彼は非常に寛大な心の持ち主ですし、自分の仕事をどこまでも愛している人物なのでずっと一緒に仕事をしていたいと思いました。それに彼は自分の好きな人物像と出会ったときは何も顧みずにその役のなかに飛び込んでいきます。でもちゃんと遊び心もあり自分の役柄を楽しみながら演じていました。今回彼と仕事ができて本当に最高でした」と回答。脚本段階でキャスティングを絞っていただけのこともあり、主人公のヴァージル役はジェフリー・ラッシュにぴったりの役柄となっています。厳しい性格の主人公がだんだんと変貌を遂げていく様子に特に注目してください。

物語のエンディングについては「日本のお客さんは注意深いので、敢えて細かくお答えしません。偽りのなかにも必ず真実があるというのが本作のキーポイントとなっています」とヒントだけを答えました。この日の来場者がすでに本作を鑑賞していたこともあり、本当はもう少し内容についてのお話がありましたが、内容をなるべく知らない方がおもしろい作品なので敢えて詳細は書かないことにします。

本作はジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、ドナルド・サザーランドなどが出演のミステリー作品です。観終わってからかなりあれこれ考えさせられ、さらにもう一度確認作業として観たくなってしまう作品です。ぜひ劇場でトルナトーレ監督が仕掛けるミステリーに挑戦してください!

『鑑定士と顔のない依頼人』PG-12

2013年12月13日より全国順次公開

配給:ギャガ

http://kanteishi.gaga.ne.jp/

© 2012 Paco Cinematografica srl.

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24 10月

ロバート・デ・ニーロ、若いファンたちの姿にニンマリ

Posted in 未分類 on 24.10.13 by Merlyn

映画『マラヴィータ』来日イベント ロバート・デ・ニーロ『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロ、グレイス夫人

映画『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロとグレイス夫人2013年10月22日、第26回東京国際映画祭開催中に『マラヴィータ』の来日イベントが行われ、主演のロバート・デ・ニーロが来日しました。奥様と車から降りてきたデ・ニーロは、始めカーペットを歩き、マスコミからの質問に応じたり、ファンと握手をして回りました。その間も二人がさりげなく手を繋いでいるのをパシャリ。夫婦仲むつまじくて良いですね(笑)。

そして舞台に登壇して司会者からの質問にいくつか答えました。まず本作の製作総指揮マーティン・スコセッシとは、『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』で組み映画『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロとグレイス夫人ましたが、今回の再タッグについて聞かれると「彼と仕事をするのはいつも楽しいですし、また彼と企画しているものもあります。何も言わなくても見ていれば彼のいうことはわかります」とコメント。次をもう計画中とは気になりますね!デ・ニーロは今年で70歳、スコセッシは71歳ですが、彼らを見ていると年をとるのも怖くないなと思えます(笑)。さらにトミー・リー・ジョーンズとの初共演について聞かれると「とにかくお互いベテラン同士だし、セリフもシンプルでよく書けている脚本なので、和気藹々とでき楽しかった」と答えていました。初共演とは驚きでしたが、本編ではまさに昔からの親友といった感じで息もピッタリでした。共演したことはないとはいえ、映画界を支えてきた重鎮ですから戦友みたいな関係かも知れませんね。最後にファンの映画『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロ皆さんへ一言をお願いされたデ・ニーロは、ずっとしかめっ面に見えた顔に笑みを浮かべて、「皆さん、来てくれて本当にありがとう。こんなに若い方たちが来てくれて嬉しいです。日本のファンの方たちは、とてもお行儀が良いですね。カンヌなどではワーワーキャーキャーと大変なのに(日本の皆さんは)すごいです」と挨拶。日本に好印象を持ってもらえて良かったです。

本作では、デ・ニーロの十八番とも言えるマフィアっぷりが存分に観られて、バイオレンス・アクションとユーモアが融合したベッソン・ワールドも楽しめます。女子が爽快感を味わえるシーンもあるので、ぜひ観てくださいね!

映画『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロ/ミシェル・ファイファー/ディアナ・アグロン/ジョン・ディレオ『マラヴィータ』

2013年11月15日より全国公開

配給:ブロードメディア・スタジオ

http://www.malavita.jp/

©EUROPACORP- TF1 FILMS PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS  Photo : Jessica Forde

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18 10月

トム・ハンクス、コッポラ親子も登場!第26回東京国際映画祭

Posted in 未分類 on 18.10.13 by Merlyn

2013年10月17日、第26回東京国際映画祭のオープニングイベントとして、グリーンカーペットに各国さまざまな俳優、監督が登場しました!

なかでもオープニング作品の『キャプテン・フィリップス』よりトム・ハンクスとポール・グリーングラス監督、特別招待作品の『ブリングリング』よりソフィア・コッポラ監督と製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラが登場するということでかなり注目が集まりました。もちろん日本人勢もかなりゴージャスな顔ぶれが大集合し、3時間という長丁場ではありましたが盛大なグリーンカーペットとなりました!今回はその模様を写真と共に紹介していきます。

まず写真左は今回の映画祭のフェスティバル・ミューズを務めた栗山千明。小顔に黒髪ロングヘアに黒のロングドレスがとっても素敵でした!後半では安倍総理のエスコートもしていました。それにしてもあの髪のサラッとしている感じは羨ましい限りです。

そしてこちらは映画『オー!ファーザー』のキャストと監督。本作は伊坂幸太郎が原作同名小説の映画化作品で2014年の公開となっています。岡田将生はこの日10月26日公開の映画『清く柔く きよくやわく』でも登場し、合計で2回グリーンカーペットを歩きました!衣装もしっかりチェンジして2度楽しませてくれました。「岡田君!」「マーくん!」などなど女子からの声援が何度となく響いていて会場は大興奮の様子でした。長澤まさみも終始笑顔でそこがやっぱりかわいいなをついつい見とれてしましました(笑)。薄いピンクの衣装もふわっとしていて長澤まさみらしくて素敵でしたよ!

ちょっと趣向を変えて、お次はこんな人たちも出ていましたという方々を紹介します。まずは写真左、インド映画『マッキー』のPRとしてベリーダンサーの方々とハエに扮したちびっ子が登場。ちなみに本編にはベリーダンスのシーンはないようですが(笑)、インドっぽい雰囲気と派手な衣装にはつい目を奪われてしまいました!ほかにも円谷プロ創立50周年企画としてウルトラ怪獣が登場しました。お馴染みのバルタン星人やカネゴンなども登場し、怪獣同士が意外と仲が良くておもしろかったです。

そして『ブリングリング』よりソフィア・コッポラ、フランシス・フォード・コッポラ、その奥様のエレノア・コッポラが登場!

親子で登場とはなかなか見ることができないのでこれはかなり嬉しかったです。フランシス・フォード・コッポラは大きい体格でちょっとクマっぽいなと思いましたが、想像以上に優しそうな雰囲気でした。ソフィア・コッポラはとても綺麗で、ファンの呼びかけにわざわざ戻ってサインや握手をするなどとても気さくに応じたのが好印象でした。

最後にオープニング作品の『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクスとポール・グリーングラス監督、クロージング作品の『清洲会議』の役所広司と三谷幸喜監督が登場!それぞれゆっくり約1時間をかけ、グリーンカーペットを歩きました。途中この2作のキャストと監督が同時に待機する場面があり、4人で楽しそうに談笑している様子がとても微笑ましかったです!そして舞台に上がるとさらに安倍総理が合流し、これはもう観ることができないであろう5ショットが完成しました!

東京国際映画祭は10月17日〜25日まで開催しています。普段観ることができないさまざなな国の映画が上映され、ゲストも登場するものもあるようです。ぜひ会期中に足を運んでみてください!

【第26回東京国際映画祭】

会期:2013年10月17日〜25日

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/

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『ブリングリング』
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『清須会議』

http://www.tst-movie.jp/hh02_ka/hh02_ka_kiyosukaigi.html

『潔く柔く』
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11 10月

ペドロ・アルモドバル監督のオカマラテン映画で開幕【ラテンビート映画祭】

Posted in 未分類 on 11.10.13 by Merlyn

【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】ハビエル・カマラ、ブランカ・スアレス、アルベルト・カレロ・ルゴ (ラテンビート映画祭プロデューサー&プログラミング・ディレクター)【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】ハビエル・カマラ、ブランカ・スアレス、アルベルト・カレロ・ルゴ (ラテンビート映画祭プロデューサー&プログラミング・ディレクター)

10月9日から開催の【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】のオープニング作品に決定したペドロ・アルモドバル監督最新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』に出演しているハビエル・カマラと、ブランカ・スアレスが来日。今回が初来日となる二人は本映画祭のプロデューサーとともにオープニングイベントに登壇しました。ハビエル・カマラは『トーク・トゥ・ハー』で介護士ベニグノを演じてからアルモドバル監督作の常連俳優。ブランカ・スアレスは、『私が、生きる肌』へ出演しアルモドバルの秘蔵っ子との呼び声が高い注目の女優です。ブランカは足がスラッとしていてかなりの美脚。とてもキレイで見とれてしまいました。

ペドロ・アルモドバル監督最新作がいち早く観られる上にキャストが来日するということでこの日のチケットはソールドアウト。この映画祭はペドロ・アルモドバル監督の『バッド・エデュケーション』で開幕して、10回目となる今回も同監督の『アイム・ソー・エキサイテッド!』ということで、アルベルト・カレロ・ルゴは「『バッド・エデュケーション』はずばりゲイ映画ですが、『アイム・ソー・エキサイテッド!』はゲイ映画というよりオカマ映画です!僕はこのオカマラテン映画を上映することに大変誇りを持っています!」と紹介。このノリこそラテンなんですよね!あっけらかんとして素敵です。

映画『アイム・ソー・エキサイテッド!』ハビエル・カマラ/ブランカ・スアレス観客の皆さんはスペイン語が堪能な方が多かったようで、登壇者のスペイン語での会話をそのまま聞いて笑ったり反応していましたが、上映後のティーチインでもスペイン語で挨拶、質問する人ばかりで驚きました。来日した二人もノリノリ、お客さんもノリノリで会場は何度も笑いに包まれましたが、やはりオリンピック招致の話題が出ました。ハビエルは「オリンピックの件では、マドリッドを負かしてくれてどうもありがとう(笑)」と言い、日本が誇る“おもてなし”のジェスチャーを二人してやってくれました。悔しいながらも気に入ってくれたようで何度も披露してくれたので会場は爆笑でした。

そして、上映後のティーチインでは、アルベルトがハビエルに「『トーク・トゥー・ハー』で看護師役を演じてからアルモドバル監督作には何回も出演していますが、なぜいつもカツラをつけているのか聞いてみたいと思います」と、日本人にはできない質問をぶつけていました(笑)。ハビエルは「なぜなのかはわかりませんが、私はハゲておりますので、彼のタイプではないんでしょうね(笑)。彼と一緒に仕事をすることはとても楽しいですが、本当の意味で気に入られてはいないのでしょう(笑)」といろいろな意味を含めたような回答をして、会場を沸かせました。さらにオネエ客室乗務員の役作りについては「監督と一緒にホモセクシャルである客室乗務員3人でいろいろ相談しましたが、3人で1人の人物、つまり3つの頭を持つ怪物のように演じようと決めました。僕から監督へはどんなにゲイっぽくみえてもいいから僕をすごくかっこよく撮ってくれとお願いしました(笑)」とユーモアたっぷりに話してくれました。今回はコメディなのでセリフの掛け合いがとてもリズミカルでおもしろいのですが、ハビエルのお話に寄ると「全てシナリオ通りに演じています。アルモドバル監督自身が面白い人なので、彼が作る即興での会話が元々面白いので、私たちが即興をする必要がないのです。撮影中も笑いの絶えない現場になっていました」ということでした。監督は完璧主義なので、とても細かいことでも納得がいくまでやりなおすようですが、これまで激しいストーリーが多かったアルモドバル監督のコメディもぜひ観てください。公開は2014年1月25日です。

そしてラテンビート映画祭は東京は10/14まで新宿バルト9、京都は10/17から20までT・ジョイ京都にて、横浜で10/24から27まで横浜ブルク13、大阪では11/8〜10まで梅田ブルク7にて開催します。

【第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013】

公式サイト:http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

東京:10/14@新宿バルト9

京都:10/17から20まで@T・ジョイ京都

横浜:10/24から27まで@横浜ブルク13

大阪:11/8〜10まで@梅田ブルク7

『アイム・ソー・エキサイテッド!』

2014年1月25日全国公開
配給:ショウゲート

http://excited-movie.jp/

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24 9月

監督の33年越しの夢が現実に!けど人類はいたのに資金がなく…

Posted in 未分類 on 24.09.13 by Merlyn

『人類資金』完成報告会見、佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、阪本順治監督、福井晴敏(原作者)

2013年8月27日、本作の完成報告会見が行われました。真っ暗なステージ上から煙に巻かれながらキャストと監督ら5名がかっこ良く登場!全員男性というだけあり、大人の渋い雰囲気が会場に漂っていました。

監督は本作について「33年前、僕がまだ美術の助手だった頃に【M資金 知られざる地下金融の世界】という高野孟さんの本を読んで、いつか監督になったらこういう題材にチャレンジしてみたいと思っていました。2006年に福井さんに原作をお願いし、それからしばらく“人類”はいたんですが“資金”がなくて7年もかかってしまいました(笑)。けどこの時代にこの映画を発表できるということは逆に良かったと思っています」とコメントしました。また今回詐欺師の役を演じた佐藤浩市は各キャラクターの描かれ方について「この作品では各キャラクターの細かい背景の説明がありませんが、監督と僕らの間では常にキャラクターの背景や性格を確認しながら芝居し、敢えて映画のなかでは細かな説明抜きに作りました。そういった説明がなくても話しが進んでいくなかで観客の方々に何か感じてもらえると思います」と話し、森山未來も今回演じた謎の人物という役柄について「僕は謎の人物を演じているので(笑)、あまりここでいろいろ話すことはできないのですが、この石優樹というキャラクターの過去の歴史、そしてMという人物と出会って作り上げてきた関係性をすごく意識して演じました」と話しました。かなり謎の多いキャラクターを演じている森山未來ですが、映画を観ると森山未來だからこそできた役だなと思えますよ。ぜひこの謎の人物には注目です!

そして超ベテラン俳優の仲代達矢は本作について「僕は佐藤浩市さんの父親の三國連太郎さんと共に社会派の映画にたくさん出てきました。当時はそのときの政治の腐敗を徹底的に叩くような作品がとても多かったと思いますし、娯楽映画と社会派映画がしっかりと分かれていました。ですがこの『人類資金』がこの時代にエンターテインメントの部分も合わせ持った社会派映画となり嬉しく思っています」と映画界を昔から知っている大御所ならではの回答をしていました。劇中の仲代達矢の存在感は圧倒的です。

その後記者より脚本づくりで大変だったことについて尋ねられると、原作者の福井晴敏は「とにかく脚本を短くすることが大変でした。原作は7〜8巻にも及ぶものなのですが、それを映画で2時間少々に収めるということ自体がいかに無謀なことであったかを思い知らされました(笑)。けどそれを無謀なままで終わらせてはいけないので、監督ひたすら切っていく作業をしました」と答えました。本作は原作を福井晴敏が書いていますが、その後脚本づくりは原作者と監督とが共同で行ったようです。ときには監督がストップウォッチを片手に全員のセリフを読み上げてタイムを計ったりという苦労話も明かしていました。やはり原作ものを映画化し、脚本を作るというのはとても大変な作業なんですね。改めてそのすごさを感じます。

今回の登壇者は全員男性でそれぞれ良さがあるものの、やはり佐藤浩市は際だってかっこ良く見えました!この日の格好が緑の光沢の入ったスーツに茶色い革靴の着こなしも抜群で、さらにその落ち着いた佇まいに大人の男の色気のようなものを感じました。本作はM資金という難しい題材を扱った話ではありますが、根本的には「お金の上手な使い方」について描かれたおもしろい作品です。ぜひ豪華キャストによる世界を巻き込むマネーゲームを劇場で観てみてください!

『人類資金』

2013年10月19日より全国公開

配給:松竹

http://www.jinrui-shikin.jp/

© 2013「人類資金」製作委員会

トーキョー女子映画部での紹介記事

辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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20 9月

嫌なエリート男のモデルは福山雅治?それとも是枝監督?

Posted in 未分類 on 20.09.13 by Merlyn

『そして父になる』ジャパンプレミア、福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升【ショウゲン】、是枝裕和監督

2013年9月18日、本作のジャパンプレミアが開催されました。客席後方からキャストと監督が登場すると、会場に集まった観客からは大歓声が起こり、さらにレッドカーペッドでは全員が手を繋いで歩き、カンヌ国際映画祭での光景を彷彿とさせました。

本作はカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したこともあり、公開のかなり前から注目を集めていた作品です。待ちに待った公開を迎えることについて監督は「映画祭からすでに4ヶ月近く経ったのですが、本当にあっという間でした。正直なところ映画祭のすぐあとに公開した方が良いんじゃないかという気持ちもありましたが、ここまでずっとキャンペーンで国内外を回っていろんな感想を聞いて、そしてまた今日新たな出発を迎えられて良かったと思っています」とコメントしました。またカンヌ国際映画祭での男泣きについて福山雅治は「あのときは本当に感動的で泣いてしまいました。ですが僕自身“俺がやったんだぜ!”という気持ちがあったのではありません。監督がずっとこの映画のためにかけてきた労力と時間が報われた瞬間だったので、“監督おめでとう!”という気持ちで嬉しくて涙してしまいました」と回答。福山雅治自身、撮影中に監督のそばでその苦労を目の当たりにしていたからこそ余計に感動するものがあったのかも知れませんね。

その後MCより監督に対し「福山さんが今回演じた二宮良多をわざと嫌なやつに見えるように演出したと聞いたのですが、現場ではどのようにされていたのでしょうか?」と質問されると、福山雅治が一歩前に出て「僕自身のままの嫌な男でやりましたよ(笑)!」と答え、会場は爆笑。するとそれを否定するように監督が「いやいや、良多には僕の嫌な部分をだいぶ重ねさせてもらいました(笑)。福山さんに初めて会ったときにかっこ良くて美しいなと思ったのですが、そのまま撮ってもおもしろくないと思い、こういう人いるなという嫌なエリート男を演じてもらいました。観る人がもう観たくないと思う手前まで嫌な人にして、福山さんに頑張って演じてもらいました」と話しました。そんな嫌な男、二宮良多の妻役を演じた尾野真千子は自身の役について「とても難しかったです。私自身は子どもがいないので親の気持ちがわからないまま演じていて、正直ちょっと諦めたところもありました。ですが親という感覚をちょっと置いておいて、とにかく現場に入って福山さんや子どもたち、そしていろんな人の力を借りてこのお母さんの役ができあがりました」とコメント。一方もう1人のお母さん役を演じた真木よう子は「私が演じたお母さんの場合は黄升以外にあと2人いたので、撮影現場には撮影しに行くというよりも子どもの世話をしに行っているという感じでかなり楽しかったです」と話しました。その夫役を演じたリリー・フランキーは「ドキュメンタリー番組の『痛快!ビックダディ』を毎回録っていたかいがありました(笑)。僕は監督に教えて頂いた通りに演じ、あとは子どもたちのきついアドリブに対応していました」と回答。するとMCより「リリーさんより今アドリブのお話があったように、子役の皆さんには台本を渡さなかったと聞いているのですが、現場はどういう感じだったのでしょうか?」と尋ねられると監督は「子どもたちにはこんな感じでやってみてと何となく伝えて、あとは役者さんたちとやり取りのなかで演じてもらいました」と答えました。劇中での子どもたちの演技があまりにも自然体だったので「これは演技なのかな?」と思っていたのですが、監督ならではの演出により自然な子どもたちの姿が映し出されていたようです。キャストの方々も子どもたちの急なアドリブにかなり困惑したようですが、そのアドリブがあったからこそリアルな家族の姿を観ることができたんですね。ぜひ親子のシーンのさりげないやり取りにも注目して観てみてください。

会見中も子どもたちがとてもかわいく二宮慶多くんは本作に出演しての感想を「お芝居がもっと好きになりました!良い思い出ができました」と話し、黄升くんは「最初は緊張したけど、皆さんのおかげで楽しくできました!」と元気に話しました。最後に福山雅治が「本当に早く皆さんの感想を聞きたいです。どの世代でも楽しめる作品だと思います。そして自分の家族がかつてどう育ててくれたのか、愛してくれたのかを思い出しながら観てもらうとよりこの映画が味わい深いものになると思います。楽しんで観てください」と話しジャパンプレミアが幕を閉じました。
それにしてもやっぱり福山雅治はイケメンでした(笑)。話し方といい、たたずまいといいとにかく美しさがにじみ出ていましたよ!劇中の嫌な男役もそれはそれでかなりはまっているので、普段とのギャップも楽しんで欲しいと思います。カンヌ国際映画祭、そして世界が注目する本作は、すでに230の国と地域で配給されることも決定しているようです。男性目線で観ても女性目線で観ても何か心に残してくれる素敵な作品です。ぜひ劇場で観てその感動を胸に刻みましょう。

『そして父になる』

2013年9月28日より全国公開(9月24日(火)~27(金)全国先行公開)

配給:ギャガ

http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/

©2013『そして父になる』製作委員会

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10 9月

笑福亭鶴瓶、中井貴一に腹が立つ!?「エル・マッチョと同じ宿敵です」

Posted in 未分類 on 10.09.13 by Merlyn

『怪盗グルーのミニオン危機一髪』吹き替え版完成会見、笑福亭鶴瓶<グルー役>、芦田愛菜<アグネス役>、中島美嘉<ルーシー役>、中井貴一<エル・マッチョ役>

2013年9月2日に本作の吹き替え版完成会見が行われ、笑福亭鶴瓶、芦田愛菜、中島美嘉、中井貴一ら吹き替え版のキャストが登壇しました。笑福亭鶴甁は今回の吹き替えの感想を聞かれると「まず英語のものがあって、台本には標準語でセリフが書いてあって、それを僕は大阪弁に切り替えるという段階があるので、やっぱり大変でした。僕は夏休みにハワイに行っていたのですが、そのときにこの作品が公開されていたので観に行きました。向こうでは公開されてしばらく経つのにそれでも人がたくさん入っていて、家族連れや若い子がたくさんいたので驚きました。この作品は女の子同士で観ても、カップルで観に行っても良いと思います。それに泣けるシーンや恋愛するシーンもあるのでいろいろな人に観て楽しんで欲しいです」と本作が誰でも楽しめる作品であることをアピールしました。そして笑福亭鶴瓶と同じく3年ぶりに本作でアグネスの声を担当した芦田愛菜は、「今回もまた大好きなアグネスの声をやることができてとても嬉しいです」と話し、笑福亭鶴瓶との共演についても「鶴甁さんとまたご一緒することができて嬉しいです!」と元気よく答えました。会場では各キャストが吹き替えをした1シーンが流されましたが、皆さんの声は予想以上にはまっていました!特に芦田愛菜のアグネスのシーンは、そのシーンだけで涙が出そうになるほどでした。

そして今回が声優初挑戦となった中島美嘉は自身の吹き替えた1シーンを観て「恥ずかしさでいっぱいです。自分の声を自分の顔じゃなく観ること自体が初めてなので、こんな声をしているんだなと思いました」とコメント。「どのぐらい時間かかった?」と笑福亭鶴瓶が尋ねると「2日かかって、1日あたり5時間くらいやりました」と答えると笑福亭鶴瓶は「良かった。俺はほんまに11時間くらいかかったんですよ。三畳くらいのトイレのような部屋に入れられて(笑)、頭がおかしくなるかと思いましたよ。なのにこの人(中井貴一を指して)は、2時間くらいでできて帰ったんですから。何でも小器用にやるところが腹立ちますよね〜。エル・マッチョと同じですよ」と話し、会場をわかしていました。ですがそう指摘された中井貴一も実は今回が声優初挑戦で、笑福亭鶴瓶含めキャストも記者たちもその上手さに驚いてしまいました。

中井貴一は初の声優挑戦について「僕はこの話をもらう前、実は前作を観ていなかったので、ミニオンが描かれたパンフレットを渡されたときに、てっきりミニオンのなかのどれかの声をやるんだと思っていたんですよ。それに鶴甁さんもミニオンのなかのどれかの声をやっているんだと思っていました(笑)。けど鶴甁さんの吹き替えをしている現場に行ったら、鶴甁さんが人間(グルー役)の声をやっていてそこで初めて僕も人間の声をやるんだと知りました」と答えました。また中井貴一の吹き替えの上手さには秘密があり、「僕が俳優デビューした当時はワイヤレスマイクがなかったんです。なので自分の演技にあとから声を入れる作業を行っていました」というエピソードを明かしました。

会見中に芦田愛菜と笑福亭鶴瓶は実はミニオン語が話せると話し、2人でミニオン語の掛け合いを行う場面もありました!ミニオン語なだけに意味不明な会話ではありましたがかなりおもしろかったです。それにしても笑福亭鶴甁の「ミニオン語しゃべれるよな」という急なふりにすぐ対応していた芦田愛菜には感心してしまいました(笑)。

本作は子どもから大人まで観て楽しめる作品で、前作よりもミニオンの登場シーンも多く、そのかわいらしい姿にほっこりしてしまいますよ。吹き替え版のキャストの方々のそれぞれ個性溢れる声もかなり楽しめそうです!ぜひ劇場に観に行きましょう。

『怪盗グルーのミニオン危機一髪』
2013年9月21日より全国公開/9月14、15、16日先行上映
配給:東宝東和

http://minions.jp/

©2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

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