トーキョー女子映画部の取材リポート

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04 12月

マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカーがハイテンションでグランドフィナーレ【東京コミコン2017】

Posted in 未分類 on 04.12.17 by Merlyn

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、スティーブ・ウォズニアック、マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー、福原かれん【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、スティーブ・ウォズニアック、マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー、福原かれん

 

2017年12月1日から3日まで行われた【東京コミコン2017】は大盛況に終わりました。ここでは、来日ゲストが登壇した、グランドフィナーレの様子をお届けします。

今回の感想について、スティーブ・ウォズニアックは、「本当に東京コミコンに参加できて光栄に思います。こういったコンファレンスは、まさに我々がアート、エンタテインメントを考えるていることを代表しているわけですから、ぜひ今後も進めていきたいと思います。続けていかなければならないと思います。ですから来年も必ずやってきます」と述べました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、マッツ・ミケルセンマッツ・ミケルセンは、司会から挨拶を頼まれると、「ハイ」と日本語で答え、それだけで会場を沸かせましたが、「本当に圧倒する思いでした。皆を代表して申し上げられることですけども、我々全員が忙しくしており、皆様も行列をなして並んで頂いて、丁寧に我々と接して頂いたわけですが、充分に時間がなかった場合には申し訳なく思います。本当は皆様一人ひとりとゆっくりお話ができたらと思ってたんですが、あまりにも大勢の方々に来て頂いたことは感謝しつつ、一人ひとりに対して時間をかけられずに申し訳なく思います」と感謝を述べました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、カール・アーバンカール・アーバンは、「トウキョウ、コンニチハ〜〜〜〜〜〜!」と雄叫びをあげ、会場を盛り上げ、「東京コミコンを主催して頂いた方々に感謝を申し上げます。皆様全員に参加して頂いた事に感謝します。私も1、2回は他のコミコンに参加したことがありますが、ここは今までで最も楽しかったです。皆様全員本当に美しかったし、愛してます。本当に尊重して頂いて、光栄に思い、特権だと思いますし、喜びでした。皆様に感謝し、ここに来られて恵まれていると思います」とめちゃめちゃ熱く語り、それを通訳さんが訳すと、自身が思っているよりも長いなという表情で見守り、会場に笑いを呼びました。さらに、「ぜひ友人と家族にもこのコミコンのことを伝えてください。私も皆様と会えるのを楽しみにしてます」と大声で叫び、投げキッスで締めました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、ネイサン・フィリオンネイサン・フィリオンは、「今の(カール・アーバンの熱弁の)あと、自分が挨拶するのは嬉しいです。私が若かった頃は、コミックやスーパーヒーローを楽しむということはそんなに人気のあることではなく、本当にオタクとして見られていたし、自分もすごくシャイで、本当の意味でオタクでした。しかし、私達が一堂に会することができて、心温まる思いです。そしてお互いのことをお祝いすることができて嬉しいです。アリガトウ、トウキョウ。近いうちにぜひ東京に戻りたいと思います」と語りました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、マイケル・ルーカーマイケル・ルーカーは、「ハイ!アリガトウ!皆様方のエネルギー、気というものを分かち合って本当に嬉しかったです。今週はすっかり疲れてしまいましたが、皆さんの気を与えて頂いてありがとうございます。またこちらにお越し頂いて本当にありがとうございます。世界中の人々は、フェイスブックとかツイッターとか、SNSなどで、皆様のことを羨ましがってます」とコメントしましたが、また通訳さんが訳している途中で、自分のコメントの長さに今気付いたという表情で「そんなに長くしゃべってない!」とツッコミを入れ、会場を沸かせました。続けて、「前回日本に来たときは、柴犬を連れて帰りました。家族はとても喜んでくれましたが、今回はまた犬を連れてこないことを喜んでくれると思います」とお茶目なエピソードを披露してくれました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、福原かれん福原かれんは、「ありがとうございます!今回3日間続いて大勢の方にお会いできて楽しかったです。今回日本の方にもお会いできましたが、インドネシアやタイランドの方とも出会えて、コミックブックファンはどこにでもいるんだなと温かい気持ちになりました。東京コミコン、最高!ありがとうございました!」と感謝を述べました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカーそして、また一言ずつ最後のメッセージをお願いしますということで、スティーブ・ウォズニアックがしゃべりだそうとすると、マイケル・ルーカーが、Tシャツの後ろに描いてある消防署を支持するようなデザインを披露しだし、暴走スタート(笑)。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、マイケル・ルーカー

マイケル、急にどうしたんだい(笑)?

ここから、それぞれに好きなように振る舞い、会場が笑いに包まれました。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、スティーブ・ウォズニアック、マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー

ダチョウ倶楽部のネタみたいになってる!

【東京コミコン2017】

刀でスパッと斬れました(東京 浅草 剣舞会エッジによるパフォーマンス)

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ

和を感じて頂く演出も今回印象的でした(まほらによる演奏)

大勢が詰めかけ、ステージもブースもコスプレイヤー達も大盛り上がりだった今回。来年はどんなスケールアップをするのか、本当に楽しみです。今年行けなかった方もぜひ来年は行ってみてください。

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ、スティーブ・ウォズニアック、マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー

テンションアゲアゲのメンバーを、後ろで見守るネイサン・フィリオンとスティーブ・ウォズニアックもおもしろい

【東京コミコン2017】グランドフィナーレ:2017年12月3日取材 TEXT by Myson

 

【東京コミコン2017】
2017年12月1日(金)〜3日(日)まで開催
場所:幕張メッセ 国際展示場 9・10・11ホール(〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1)
公式サイト

 

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スタン・リー、竹内涼真ほか、来日豪華ゲスト登壇でスケールアップ【東京コミコン2017】開催

 

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マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカーがハイテンションでグランドフィナーレ【東京コミコン2017】 はコメントを受け付けていません

01 12月

スタン・リー、竹内涼真ほか、来日豪華ゲスト登壇でスケールアップ【東京コミコン2017】開催

Posted in 未分類 on 01.12.17 by Merlyn

【東京コミコン2017】オープニングイベント、スタン・リー、スティーブ・ウォズニアック、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー、福原かれん、竹内涼真、山東昭子(名誉会長/参議院議員)、胸組光明(実行委員長)、マルゴ・キャリントン(在日米国大使館広報・文化交流担当公使)【東京コミコン2017】オープニングイベント、スタン・リー、スティーブ・ウォズニアック、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー、福原かれん、竹内涼真、山東昭子(名誉会長/参議院議員)、胸組光明(実行委員長)、マルゴ・キャリントン(在日米国大使館広報・文化交流担当公使)

 

第2回を迎える【東京コミコン2017】が2017年12月1日に開幕。東京コミックコンベンション名誉親善大使のスタン・リー、名誉顧問のスティーブ・ウォズニアックほか、映画版“スター・トレック”シリーズや海外ドラマ『オールモスト・ヒューマン』でお馴染みカール・アーバン、海外ドラマ『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』キャッスル役で人気のネイサン・フィリオン、映画“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズや『ウォーキング・デッド』ではメルル役で知られるマイケル・ルーカーが来日。『スーサイド・スクワッド』カタナ役の福原かれんや、昨年も名誉親善大使を務めた竹内涼真が、オープニングステージに登壇しました。

【東京コミコン2017】オープニングイベント、カール・アーバン、ネイサン・フィリオン、マイケル・ルーカー、福原かれん

こんな顔ぶれが揃うのも“東京コミコン”ならではで、テンションが上がりました。カール・アーバン、ネイサン・フィリオンもカッコ良かったですが、『ウォーキング・デッド』を観ているファンとしては、マイケル・ルーカーを生で観られて嬉しかったです。

【東京コミコン2017】オープニングイベント、スタン・リー、スティーブ・ウォズニアック

そして、昨年に引き続き親善大使を務めるスタン・リーは、「私は東京が大好きです。世界のコミコンのなかでも本当に素晴らしいものの一つであり、皆様を歓迎します」と挨拶、会場が沸きました。続いて、スティーブ・ジョブズやロン・ウェインらとともにApple社を創立したスティーブ・ウォズニアックは「日本と東京というのは、私自身のクリエイティブな生活において、大きな部分を占めておりました。我々の生活を楽しくし、インスピレーションを与え、より良い生活を与えてくれるアイデアを求めています。私にとっては、こういったコミックコンベンションに参加される人達はまさに私のようなタイプの人間だと受け止めております。私は参加できたことを嬉しく思っているだけでなく、日米の偉大な文化を共有されていることを見て大変嬉しく思っています。私どもはテクニカルでデジタルな世界において、創造性をつかみまして、今まで不可能だったことを実現できるように心がけてい【東京コミコン2017】オープニングイベント、来場者プレゼントのバッグます。スーパーヒーローのアイデアを作り出している人達から多くのインスピレーションを受けることができるわけです。皆様も多くのブースを回り、アートワークに注目して頂いて、より多くのインスピレーションを受けて頂くことを期待しています。私と同様皆様にもこのショーを楽しんで頂ければと思っています。そして個人的には、このようにスタン・リーの隣りに立てて光栄です」と熱く語りました。

今回の来場者プレゼントは、ウォズニアックの顔が大きく描かれたバッグで、皆さんこの大きなリュックをかついで回られてましたが、すごいインパクトでした(笑)。

 

【東京コミコン2017】オープニングイベント、竹内涼真そして、今映画、ドラマで大人気の竹内涼真がマイクを持つと、会場の女子達から感激の声が聞こえてきました。竹内涼真は「2年続けて親善大使ということで、スーパースターの皆さんと一緒にここに立つことができて本当に光栄です。本当にアメコミが大好きで、いつかマーベルの映画に出るのが夢です。皆さん、楽しんでください」とコメントしました。

 

 

 

 

展示も本当にいろいろあり、楽しかったです!好きな映画の展示があると、やっぱりテンションが上がりますよね!

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【東京コミコン2017】映画『スーパーマンⅢ』でクリストファー・リーヴが着用/『ダークナイト ライジング』にてクリスチャン・ベールが着用

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【東京コミコン2017】『ターミネーター』で実際に撮影で使われたターミネーターT-800/“アイアンマン”

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【東京コミコン2017】『メン・イン・ブラック2』デニューラライザー(フルスケール)

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【東京コミコン2017】海外TVドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の玉座撮影スポット

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【東京コミコン2017】映画『スーサイド・スクワッド』フィギュア

映画『スーサイド・スクワッド』フィギュア

【東京コミコン2017】Tシャツがズラリ!

Tシャツがズラリ!

【東京コミコン2017】“世界一の画力”と話題の韓国人イラストレーター、キム・ジョンギによるライブドローイング

“世界一の画力”と話題の韓国人イラストレーター、キム・ジョンギによるライブドローイング

【東京コミコン2017】“スター・ウォーズ”

“スター・ウォーズ”

【東京コミコン2017】『エイリアン2』エイリアンクィーン(レプリカ)

エイリアンがめちゃでかかったです!『エイリアン2』エイリアンクィーン(レプリカ)

【東京コミコン2017】『エイリアン vs. プレデター』プレデリアン(プロップ)

『エイリアン vs. プレデター』プレデリアン(プロップ)

【東京コミコン2017】コスプレイヤーさん達

コスプレイヤーさん達も盛り上がってます。

TSUTAYAブースでは、『東京喰種 トーキョーグール』の紙製マスクや、CINEMA Handbook2017を頂きました。Tポイントも付けてくれますよ!

【東京コミコン2017】『東京喰種 トーキョーグール』

 

この“HERCULES RECYCLED 2.0”ですが、謎。詳細を知りたくてポスターももらってみましたがやはり謎(笑)。日本語表記の部分に、日本人の私達に伝えたいという思いが託されているように思えて親近感がわくポスターです。そして、マッチョなお兄さんが着ぐるみかと思うくらいデカイ筋肉で驚きました!

【東京コミコン2017】『ヘラクレス』

アメリカンセンターJAPAN(ACJ)のブースでは、VRで米国の大学キャンパスを見学できます。留学を考えている方はぜひ。

【東京コミコン2017】アメリカンセンターJAPAN(ACJ)

【東京コミコン2017】は、2017年12月1日から3日まで実施しています。ぜひ皆さんも足を運んでみてください。

【東京コミコン2017】

【東京コミコン2017】オープニングイベント:2017年12月1日取材 TEXT by Myson

 

【東京コミコン2017】
2017年12月1日(金)〜3日(日)まで開催
場所:幕張メッセ 国際展示場 9・10・11ホール(〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1)
公式サイト

 

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27 11月

ジョン・キャメロン・ミッチェルが思うパンクとは?『パーティで女の子に話しかけるには』来日

Posted in 未分類 on 27.11.17 by Merlyn

映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督/山本耕史(ゲスト)

 

映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督本作のプロモーションと、オリジナルキャストで日本初上演となったミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の出演を機に、7年ぶりに来日したジョン・キャメロン・ミッチェルが、とても個性的なカワイイ衣装で登場。ジョンは会場に詰めかけたたくさんのファンを観て、「オー・マイ・ゴッド!」と言うと、客席から「アイ・ラヴ・ユー」と声が聞こえ、「僕を愛してくれてるのは誰?」と挙手を求め、「35人くらい?65人かな?」とお茶目なリアクションを見せました。そして「約15年ぶりに日本の劇場にこうして来られてとても嬉しく思ってます。シネマライズで公開されたのは17年前だから、17年前ですね。(シネマライズは)なくなってしまって残念ですが、この作品が日本の皆さんの心に響くことを願っていますし、きっとそうなるんじゃないかと予感しています。エイリアンとパンク少年のあいだの初恋の物語だからね。今日はここにいる事がとても嬉しいんですが、この洋服で良いのかな?これスーツ?ハンカチーフ?キルト?…実はデザイナーはヴィヴィアン・ウエストウッドで、この作品にもとても縁がある方なんです。ニコール・キッドマンのキャラクターがかなりヴィヴィアン的だからです」と挨拶しつつ、しっかり気になる衣装についても紹介してくれました。

今回、ニール・ゲイマンの原作を映画化した経緯について聞かれると、「無理矢理やらされたんです」と最初はジョークを飛ばし、「実は以前仕事をしたことがあるプロデューサーが開発していた企画で、少しずつ何年もかけて僕を引っ張り込んでくれました。原作の短編は、ワンシーンしか描かれていない短い作品なんですが、それを何年もかけてより豊かな世界に広げていきました。キャラクターも増えました。パンク少年など自分らしいキャラクターにしたり、英国を舞台にすることで、どんどん作品を作っていきました」と答えました。次にニコール・キッドマン、エル・ファニングと仕事をした感想を聞かれると、「撮影中、ニコール・キッドマンの顔にパンクの方がつばを吐き続けるシーンがあり、彼女は全然楽しんでいませんでしたが、僕はそれを観てすごくパンクだなと思いました(笑)。これは以前一緒に仕事をしたニコールが、僕が誘うならやるわと言ってくれた作品です。『ラビット・ホール』で本当に良い形でお仕事をさせて頂いたのもあり、今回の役は彼女が通常演じるのとは随分違ったタイプで、ちょっと汚しを入れたり、意地悪で下品な言葉を使うような全然ニコールらしくない役を演じてもらいました。エル・ファニングは、一緒に仕事をしていて気持ちが良いし、プロフェッショナルだし、抜きん出た才能を持っている方です。今までお仕事をした、どの女優さんよりも一緒に仕事をしていて楽しい女優さんでした。この作品を観て頂ければわかると思うんですが、将来2人は親子役を演じるべきだと思います」と語りました。

映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の靴

靴もすっごく可愛い!

ジョンの作品は、音楽も特徴的ということで「なぜ今回パンクを選んだのか?」と聞かれると、「『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』にもパンクはあったよ」とリアクションした後、「今の若い方って、親から手渡された世界がちょっと奇妙で、その世界に対して恐怖心があるんじゃないかと思うんです。セルフィとかInstagramで手一杯になってしまっているからだと思います。逆に上の世代はある種の怒りとかがきっかけになって行動している。それがちょっと右翼気味のパンク的な行動であり、だからこそドナルド・トランプ大統領が生まれ、ブレーキシフトが起きたんじゃないかと思います。それは非常に反移民的、反外国人、反ゲイな考え方を持つ人々であって、そんな世の中だからこそ僕等は若い方にパンク・スピリットを持って欲しいんです。なぜならパンクの精神はすごく健康的な反抗心だと思うんですね。ある意味すべてを綺麗にするような怒りを持って、愛を見つけて欲しいと願って作った作品です。こんな時代だからこそ、新しい形のパンクが必要じゃないかと思います。この状況を受け入れるのではなく、特に若い方にパンクの精神を持って欲しい。今は怖いという状況に麻痺したり、受け身になってしまっていると感じます。年を重ねた方の行動には、僕が全く賛同できないようなものもある。それは、すべてを隠していこう、自分も隠れていよう、すべて閉鎖的にしていこう、扉も国境も…という考え方。今改めて若さとは何かということを考え直したいと思います。とはいえ、この作品は政治的な映画ではありません。ラブストーリーで、クリエイティブでパンクなスピリットを思い出させてくれる、そんな作品であればと思っています。その時、パンクの意味は、抑圧する者、こういう体制を容認してしまうような考え方、さまざまなモノに問いかけていくものであり、多様な人々を受け入れていく、自分の人生においても、自分のクリエーションにおいても、という考え方にたどり着ければなと思います」と熱弁しました。

映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督/山本耕史(ゲスト)

そして、この日は、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で2007、2008、2009年にヘドウィグを演じ、ジョンとは2008年にジョイントライブで共演した、山本耕史が花束を持って駆けつけました。

山本耕史もキュートな靴で登場!

久々の再会に盛り上がる2人の様子が仲の良さを表していましたが、ジョンと最初に会ったのは、山本が12歳の時だったそうです。2人は同じヘドウィグを演じた者同士ですが、ジョンは「ヘドウィグを演じたすべての方が、兄弟姉妹です。世界中でヘドウィグを演じた方々と会えば、目が合ったらわかるし、どれくらい大変かも共有できるんですよね。たぶん役者人生で一番きつい役どころだと思います。だからこそ、ヘドウィグを演じたあとは、他の役を恐れる必要がなくなります」と話しました。山本もこれには納得し、「これだけ1人で全部やる作品は他にないので、ジョンが今いくつかわからないけど(1963年生まれです)、すごいなと思いますね」とコメント。

 

映画『パーティで女の子に話しかけるには』来日舞台挨拶、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督/山本耕史(ゲスト)山本は本作について、「青春時代を思い出して、すごく懐かしい部分もあれば、近未来的な要素もあります。僕はファンタジーが好きで、ジョンが直接的にファンタジーを描いたのは今回が初めてだと思うので、ジョンの心の中が形になって、前に出た感じがして楽しかったです」と感想を述べました。これに対してジョンは「小さい頃からファンタジーとコミックブック、SFが大好きだったんですね。今回初めてラブストーリーとそれを融合することができたんです」と返しました。この日は、2人ともヴィヴィアン・ウエストウッドの衣装を着ていましたが、劇中のファッションについても話が及び、ジョンは「まずエイリアン達は、1970年代のフィーリングを持ったものにしています。今回の衣装デザイナーは、サンディ・パウエルさんですが、70年代のエイリアンに感じられるように、パンクの服装も同じコンセプトで作って頂きました。我々人間と同じように、エイリアンもまた70年代にノスタルジックに思いを馳せるからです」とユーモアを交えて解説してくれました。

次にフォトセッションを行い、終わろうとする頃、2人でコソコソしているな〜と思ったら、突如歌い始め、会場はウットリしたムードに。生歌が聴けて感激でした!

最後にジョンは「この映画を観てこういう風に感じて欲しいとは言いたくない。皆に自分が感じたいように観て頂きたいから」と語っていましたが、独創的で不思議なこの世界観は、頭よりも心で楽しんでください。

 

来日ジャパンプレミア:2017年10月19日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『パーティで女の子に話しかけるには』エル・ファニング/アレックス・シャープ『パーティで女の子に話しかけるには』
2017年12月1日より全国順次公開
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20 11月

エズラ・ミラーがワーナー・ブラザースを気遣い大人の対応『ジャスティス・リーグ』来日

Posted in 未分類 on 20.11.17 by Merlyn

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラー、レイ・フィシャー映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラー、レイ・フィシャー、チャールズ・ローブン(プロデューサー)/前田健太(ロサンゼルス・ドジャース所属メジャーリーガー、ゲスト)他

 

本作の劇場公開を目前にした2017年11月20日、フラッシュ役のエズラ・ミラー、サイボーグ役のレイ・フィシャー、プロデューサーのチャールズ・ローブンが来日しました。この日は、多くのマスコミが訪れ(スチール80媒体、ムービー30媒体)、1200名の観客が詰めかけ、3人を歓迎。これに応えて、3人もレッドカーペットではたっぷりとファン・サービスを行いました。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラーステージイベントに登壇すると、エズラはビッグ・スマイルで「皆さん、こんばんは。ここから皆さんの輝く顔が見えます。皆さんこそスーパーヒーローです。どうもありがとうございます」と挨拶。レイは、「Hello! TOKYO!」と大きな声で会場に呼びかけ、「この大切な一晩にこうして集まってくださってありがとうございます。やっと『ジャスティス・リーグ』を皆さんと分かち合うことができる瞬間がやってきました。皆本当にありがとう!」と述べました。続いてチャールズは「ニホンノミナサン、コンバンハ。また日本に戻って来られて光栄です。6ヶ月前にも日本にいたのですが、この街、この国が大好きです。今回、“ジャスティス・リーグ”が(劇中で)初めて一同に会したわけですが、非常にエキサイティングに思っています。やっと日本でプレミアができて嬉しいです。ありがとうございます」とコメントしました。

今回の来日で行きたい場所を聞かれたエズラは、「後でゲームセンターに行きます。レイと2人で“ストリート・ファイター”の対決をする予定です。まだ勝負がついてないんです」と答え、レイは「そうなんだよ。あと東京も回りたいし、京都にも行きたい。チャールズさんと奥様のステファニーさんがいろいろ連れて行ってくださるそうなので、お寺など日本の文化が感じられる場所にぜひ足を運びたいと思います」と返しました。

続いて、エズラが日本のアニメファンで、先日アメリカ、サンディエゴで行われた“コミコン・インターナショナル”では『鋼の錬金術師』のコスプレをしていたという話題に。エズラは他に好きな作品を聞かれると、『もののけ姫』と答え、「ちょっと皆さん意外でしょ?本当にこれから『鋼の錬金術師』の映画が公開って聞いてすごく興奮しています。皆さんも興奮してますか?」と会場に振りつつ、「今言ったのは『鋼の錬金術師』がワーナー・ブラザースの映画だからです」と付け加え、大人の事情を加味した対応で会場を沸かせました(笑)。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、レイ・フィシャーベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェイソン・モモアとの共演について聞かれると、レイは「最強の経験ができました。最高のキャストとスタッフに恵まれた現場で、他のキャスト達とも出会ってすぐに絆ができました。僕達がどれだけ毎日愛情を持って作っていたか、皆さんに現場に見に来て欲しかったくらいですが、このイベントを通して、そして作品を通して、僕らの愛が皆さんに伝わることを祈ります」と話しました。

 

この日は、3人を歓迎すべく、ゲストが多数登壇。お笑い芸人パンサーは、ワンダーウーマン(向井)、バットマン(尾形)、アクアマン(菅)に扮して現れ、勝手にジャスティス・リーグを結成。エズラは「すごく危険な仕事だとわかってますか?」と聞き、レイは「それぞれの特殊能力を見せてください」と無茶ぶりし、笑いを呼びました。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラー、レイ・フィシャー、チャールズ・ローブン(プロデューサー)、お笑い芸人パンサー

次にロサンゼルス・ドジャース所属の前田健太が、縁起担ぎの熊手を持って登場。子どもの頃は野球選手になるという夢のほかに、スーパーマンになりたかったということで、服のなかにスーパーマンのコスチュームを着ていました。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、前田健太(ロサンゼルス・ドジャース所属メジャーリーガー、ゲスト)

最後は、3人が書いたお札を、ヒット祈願で熊手にさそうということに。「漢字を書くのは初めてだから、うまいとか下手とかジャッジしないでね」とエズラが言いながら、お札を披露してくれましたが、3人ともすごく上手に書けていて驚きました。ヒット祈願が叶いそうですね。

 

エズラは「最初に皆さんがスーパーヒーローだと言いましたが、皆さん限界を感じないで、皆さんもスーパーヒーローになれるという気持ちで、この作品を観て頂きたいと思います」と締めて、イベントは終了しました。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラー、レイ・フィシャー、チャールズ・ローブン(プロデューサー)

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、エズラ・ミラー、レイ・フィシャー、チャールズ・ローブン(プロデューサー)/前田健太(ロサンゼルス・ドジャース所属メジャーリーガー、ゲスト)

レッドカーペットでは、肉体美が素晴らしいフィットネストレーナーのAYA、『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』の監督FROGMANなども登場しましたが、観客の方々のコスプレも本格的でした。全世界で大ヒット中の本作は、迫力満点のアクション超大作に仕上がっていますので、ぜひ大きなスクリーンでご覧ください。

映画『ジャスティス・リーグ』来日ジャパンプレミア、AYA、FROGMAN(レッドカーペットゲスト)

来日ジャパンプレミア:2017年11月20日取材 TEXT by Myson

 

映画『ジャスティス・リーグ』ベン・アフレック/エズラ・ミラー/ガル・ガドット/ジェイソン・モモア/レイ・フィッシャー『ジャスティス・リーグ』

2017年11月23日より全国公開
公式サイト
© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 

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エズラ・ミラーがワーナー・ブラザースを気遣い大人の対応『ジャスティス・リーグ』来日 はコメントを受け付けていません

08 11月

顔に大ケガ!?カン・ドンウォンが撮影中に起きた衝撃のエピソードを語る!『MASTER/マスター』来日舞台挨拶

Posted in 未分類 on 08.11.17 by Merlyn

映画『MASTER/マスター』来日舞台挨拶、カン・ドンウォン映画『MASTER/マスター』来日舞台挨拶、カン・ドンウォン

韓国犯罪史上最大といわれる金融投資詐欺事件の全貌を、実話を基に描くクライム・アクション『MASTER/マスター』のプロモーションで来日したカン・ドンウォンが、2017年11月6日(月)に行われた舞台挨拶に登場しました! 本作は、極悪非道なカリスマ詐欺師をイ・ビョンホンが演じ、カン・ドンウォンが正義感あふれる初の刑事役を熱演。さらに、キム・ウビンが天才ハッカーを演じることでも大きな話題となっている作品です。舞台挨拶の会場となったのは11月4日にオープンしたばかりTOHOシネマズ 上野。真新しい会場にはカン・ドンウォンの熱烈なファンが詰めかけ、終始大盛り上がりとなりました!

映画『MASTER/マスター』来日舞台挨拶、カン・ドンウォン客席の後方からファンのあいだを通って登場したカン・ドンウォン。幅広い世代の女子達が一斉に悲鳴を上げます。そして、若干もみくちゃにされながら、なんとかスクリーンの前に降臨。流暢な日本語で「お久しぶりです!」と挨拶すると泣き出すファンもいて、すさまじい人気ぶりを目の当たりにしました。

生で見るカン・ドンウォンは、長身でスタイル抜群!ファンの方々が興奮を抑えきれないのも納得です。イベントでの来日は7年ぶりとのことですが、MCから気に入っている日本食を聞かれると「日本のそばが大好き!あとは、寿司も好きだし、とんかつに、天ぷらに…好きなものがありすぎます(笑)!もともと食べるのが大好きなんです。グルメなんじゃなくて、ほかに楽しみがないので(笑)」とお茶目な回答で客席を笑わせました。

初めて刑事役に挑んだ感想と、激しいアクションシーンでの苦労を聞かれると、「フィリピンのマニラで1ヶ月にわたり撮影をしたのですが、暑くて大変でした。マニラの貧民街で撮影していたときは、そこに暮らしている人達の生活が想像以上に大変そうで胸が傷みました。この映画は腐敗した政治社会を描いているので、実際の貧富の差というものを強く感じ、胸に響くものがありました」とコメント。さらに「撮影中に大変な事故もありました。ガラスの破片が顔に飛んできて、頬の内側から3針、外側から4針縫ったんです。顔中から血が流れていたし、引退を覚悟しました」と衝撃の事実を明かしました!(生で顔を見ても傷跡はほとんどわかりませんでした。ファンの皆さんご安心を!)

イ・ビョンホンとの共演については「イ・ビョンホン先輩の集中力は本当に素晴らしいんです!勉強になりました。発声もすごく良くて、僕も頑張らないといけないと思いました」と敬意を表し、キム・ウビンについては「すごく仲良くなれました。年齢も近いし…と、僕は思っているけど。あれ、何歳差だったかな(笑)?」ととぼけながら、8歳下のキム・ウビンとの仲睦まじい様子を語りました(くー!かわいい!)。

映画『MASTER/マスター』来日舞台挨拶、カン・ドンウォン

一緒に仕事をしてみたい映画監督については「なかなか機会はないけど、是枝裕和監督や中島哲也監督と映画でご一緒したいと思っています。僕の心はいつも“オープン”の状態だけど、日本語での演技ができるかどうか…」と話し、続けて日本語で「今、7年前より、どんどん良いけど。まだ無理じゃないかな」とコメント。これには会場のファン達も「すごーい!」と大喜びしていました。今後も出演作が目白押しのカン・ドンウォン。邦画のリメイク作品もあるそうなので、また日本で会える日も近そうですね!
映画『MASTER/マスター』は11月10日より全国公開です。

来日舞台挨拶:2017年11月6日取材 TEXT by min

 

映画『MASTER/マスター』イ・ビョンホン/カン・ドンウォン『MASTER/マスター』
2017年11月10日より全国公開
公式サイト
配給:ツイン

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顔に大ケガ!?カン・ドンウォンが撮影中に起きた衝撃のエピソードを語る!『MASTER/マスター』来日舞台挨拶 はコメントを受け付けていません

06 11月

西洋と日本の映画作りのスタンスを融合『ローガン・ラッキー』スティーヴン・ソダーバーグ

Posted in 未分類 on 06.11.17 by Merlyn

映画『ローガン・ラッキー』第30回東京国際映画祭舞台挨拶、スティーヴン・ソダーバーグ映画『ローガン・ラッキー』第30回東京国際映画祭舞台挨拶、スティーヴン・ソダーバーグ

 

映画『ローガン・ラッキー』第30回東京国際映画祭舞台挨拶、スティーヴン・ソダーバーグ本作で監督復帰したスティーヴン・ソダーバーグが、第30回東京国際映画祭の舞台挨拶に登壇。6年ぶりの来日を果たしました。「日本に招いて頂きありがとう。そして、東京国際映画祭に30周年おめでとうと言いたいです。日本の文化に触れたのは日本映画を通してです。10代でしたがとても魅せられました。非常に日本映画に通じていらっしゃる、ドナルド・リッチーさんという方に連絡を取りました。そこで彼の引用をします。“西洋のプロット、ストーリーというのは、何が起きるか、何が理由か、責任というものを重視します。日本ではストーリーというものは、流れというものと、繋がり、関係性というものを重視します”私はこの言葉に非常に刺激を受けまして、両方がわかりましたし、できるだけ私はその両方を融合させる努力をしてきました。今日の私の試行が成功するのには、笑いが起きること。笑いというのはとても関係性を良くするものだと思います。ですからぜひこの映画を楽しんで頂ければと思います」と話しました。

そして、すぐにフォトセッションをして、最後に「人生はとても短いと感じるときがありますね。でも2時間が非常に長く感じるときがあります。でも今日は短く感じて欲しいと思います」と挨拶して、会場を後にしました。

本作はチャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ダニエル・クレイグという豪華キャストほか、エルヴィス・プレスリーの孫ライリー・キーオも出演し、笑いとスリルが満載の作品になっています。ラストの爽快感もぜひ味わってください。

 

第30回東京国際映画祭の舞台挨拶:2017年10月31日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『ローガン・ラッキー』チャニング・テイタム/アダム・ドライバー/ライリー・キーオ『ローガン・ラッキー』

2017年11月18日より全国公開
公式サイト
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25 10月

映画を彩る豪華スターが集結!『第30回東京国際映画祭』レッドカーペット

Posted in 未分類 on 25.10.17 by Merlyn

今年で第30回の節目を迎える『東京国際映画祭』が2017年10月25日(水)に開幕しました!映画を彩る豪華スターが集結したレッドカーペットの模様を、オリジナル画像たっぷりでご紹介します!

トップバッターで登場したのは、フェスティバル・アンバサダーを務める橋本環奈。今年は福田雄一監督作品の『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』などに出演してコメディエンヌの才能も発揮し、女優として飛躍の年になりました。ジョルジオ・アルマーニのドレスがとても似合っています!

 

ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の復活劇を追ったドキュメンタリー映画『オトトキ』(2017年11月11日公開)からバンドメンバーと松永大司監督が登場!雨と強風で少し肌寒そうでしたが、ロックスターは吹かれていてもサマになります!

 

森ガキ侑大監督の長編デビュー作『おじいちゃん、死んじゃったって。』(2017年11月4日公開)ご一行。映画初主演の岸井ゆきのは、さわやかなイエローのドレス姿がキュート。さまざまな映画に引っ張りだこの光石研もタキシード姿が決まっています。

 

アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』(2017年11月18日公開)からは監督のご子息であり、本作に主演する アダン・ホドロフスキーとガイコツ軍団が登場!そして、お父上はパネルでご挨拶(笑)。アダンに「こっちを向いて!」と声をかけると気さくにポーズをとってくれました。

 

第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品された映画』で、JAPAN NOW部門に登場した河瀬直美監督。いつもながら、モデルのようにスレンダーなスタイルと抜群のファッションセンスに見惚れてしまいます。

 

広瀬アリス主演の神社エンタテインメントムービー『巫女っちゃけん。』(2018年1月20日福岡県先行上映、2月3日より全国公開)ご一行。人気者ばかりのグループでひときわ目立っていましたが、飯島直子の色っぽさがハンパじゃなかった!エイジレスな美しさはレッドカーペットでも注目の的になっていました。

 

映画祭特別招待作品『ミッドナイト・バス』( 2018年1月20日新潟県先行上映、1月27日より全国公開)のご一行。主演の原田泰造は残念ながらいらっしゃいませんでしたが、共演の小西真奈美、七瀬公、星野純朗プロデューサー、竹下昌男監督、山本未來が登場。山本は「転んでしまった」とのことで車イス姿でのレッドカーペット。早く良くなりますように!

 

『二十六夜待ち』(2017年12月23日公開)からはW主演の井浦新と黒川芽以、越川道夫監督が登場。ひときわ背の高い井浦と、和服姿の黒川はしっとりとした大人の雰囲気で目立っていました。越川監督はこの後、JAPAN NOW部門でもレッドカーペットに登場しました。

 

『Mr.Long/ミスター・ロン』(2017年12月16日公開)からSABU監督と台湾の人気実力派俳優チャン・チェンが登場!海外メディアのカメラマン達がこぞってチャン・チェンを撮影していたのが印象的でした。サングラスを取ってステキな瞳を見せてほしかった!

 

『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年2月17日公開)からは、主演の深川麻衣、共演の山下健二郎(三代目J Soul Brothers)と今泉力哉監督が登場。深川のグリーンなドレスがとてもステキでした。

 

『勝手にふるえてろ』(2017年12月23日公開)の大九明子監督、白石裕菜プロデューサー、そしてキャストは松岡茉優、渡辺大知(黒猫チェルシー)、石橋杏奈、北村匠海(DISH//)と人気者揃い!

 


「Japan Now 銀幕のミューズたち」として安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいが登場!全員1985年生まれ。人気も実力も折り紙付きのまさに女神達です!

 

大林宣彦監督率いる『花筐/HANAGATAMI』(2017年12月16日公開)の皆さん。肺ガンを公表している大林監督ですが、常盤貴子、門脇麦らとともに笑顔を見せていました。

 

総製作費150億円というビッグスケールの日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』(2018年2月24日公開)ご一行。染谷将太、ホアン・シュアン、シン・ポーチン、松坂慶子、阿部寛ら豪華スターと、原作者の夢枕獏氏(写真右から2番目)の姿も!

コンペティション部門の国際審査委員として登場したトミー・リー・ジョーンズ。渋くてステキでした!

『第30回東京国際映画祭』では、注目作の上映はもちろん、さまざまなイベントが催されます。ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

レッドカーペットイベント:2017年10月25日取材 TEXT by min

第30回東京国際映画祭
2017年10月25日〜11月3日開催
公式サイト

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25 10月

生田斗真、すねる健太郎を必死にフォロー『先生! 、、、好きになってもいいですか?』

Posted in 未分類 on 25.10.17 by Merlyn

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』完成披露イベント舞台挨拶、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未、三木孝浩監督映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』完成披露イベント舞台挨拶、生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未、三木孝浩監督

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』完成披露イベント舞台挨拶、広瀬すず

本作がファンに初めてお披露目されたイベントに、キャスト、監督が勢揃い。主演の生田斗真は会場に詰めかけたファンにお礼を述べた後、「広瀬すず史上最強に可愛い映画ができたと思います。きっとおそらく数年更新されることはないでしょう。世の男子諸君、覚悟して映画館に来るように!」とコメント。すると会場から“ヒュー!ヒュー!”と声援が飛び交いました。広瀬すずは、「本当に伊藤先生がカッコ良いです。伊藤先生がいてくださったから、響(役名)を真っ直ぐに生きられたなと思います」と褒め返しました。

そんな2人に、司会から「初めて会った時の印象はどうでしたか?」という質問が投げかけられると、生田は「初めて会った時は、僕が某金髪の潜入捜査官の映画を撮っていて、(広瀬すずは)某チアリーディングの映画をやっていて、たまたまスタジオのメイク部屋でばったり会って。その時、僕が衣装さんに借りてたルームウェアを着てて、髪はオールバックなのに、モコモコのやつを着て“初めまして”って。ちょっと恥ずかしい出会いだったかも知れないです」と明かしました。広瀬は「伊藤先生がどんな風に変わっていくのかなって思ってたんですけど、2回目お会いした時は舞台を観に行かせて頂いて、その時はヴァンパイアだったので、なんだかよくわからなくて(笑)」と、当時を振り返りました。

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』完成披露イベント舞台挨拶、森川葵、比嘉愛未

続いて、仲良しグループという設定だった、広瀬すず、竜星涼、森川葵に「どういう関係性だったんですか?」という質問がふられると、広瀬は「実際にも3人でいると、響は末っ子っぽい感じで、実際に年齢もお二人のほうが上で。なんかこうスッと居心地が良かったです」とコメント。竜星は「すずちゃんが、撮影当時現役高校生だったので、僕としてはそのすずちゃんの隣りに制服姿でいて、“大丈夫かな?”と思っていました。でもきっと大丈夫だったと…、三木さん、大丈夫でしたか?」と不安を述べると、三木監督が「大丈夫!大丈夫!」と答え、周りから「2回言う人って、嘘ついてる人なんだよ(笑)!」とツッコミが入りました。そんな様子から、現場でも和気あいあいだったんだろうなと伝わってきました。

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』完成披露イベント舞台挨拶、竜星涼、健太郎

他校の弓道部のエースを演じた健太郎は「さっき、判明したことがあって。自分が知らないところで、皆さんがクリスマス・パーティをやったり、ラーメンを一緒に食べに行ったりっていうのを聞いたんですけど、知らなくって、ちょっと寂しいなって思いました」と、他校生役のために輪に入りそびれた悔しさを語りました。そこで、(それらに)行った人は誰かと挙手で確認してみると、中村倫也もメンバーに入っていなくて、「俺もか!」と反応し、新事実が発覚し、おもしろい展開になりました(笑)。生田が「撮影が去年の11,12月くらいだったんですよね。ちょっとクリスマスも近いしパーティやれたら良いねということになって、スタッフが泊まっている宿の会議室をお借りして、皆で手作りで輪っかの連チャンの飾りを付けたり、すずちゃんがたこ焼きを焼くベースがあったり…。あれ、健太郎知らないっけ?」とふると、健太郎は「それはネットニュースに上がってて、僕、家で一人で見てたんですよ。“楽しそうだな〜”って思いながら、ふせって寝ました」と返し、見事にオチがつきました(笑)。

次に、中村倫也が会場に向かって陽気な挨拶をすると、広瀬すずがそれを観て爆笑。中村は「すずちゃんの前で悪ふざけし過ぎて、今日1年ぶりなのに、顔を見ただけで笑われて。…失礼だろ!」とツッコミました。すると生田は「大人気なんですよ、倫也は」と言い、中村が「そうなんですけど、それを現場でずっと見てて、斗真君が嫉妬してるんですよ」と返すと、生田が「俺、そういうキャラじゃねいしって感じでした」と語り、当時の様子を明かしました。

これまで多くのラブストーリーを手掛けてきた三木監督は、「僕はラブストーリーを作ることが多いんですけど、意外に(他の作品には恋愛以外の)他の要素がいっぱいあるんです。でも今回は、響の伊藤に対する初恋を丁寧に描いていくっていうところにストイックな部分があって、それが最初は不安で、結構主演の2人に負担がかかる作品になるんじゃないかなと。感情で見せなければいけないところが多いんですが、インしてからの2人の関係が観ていて素敵で、しかもセリフで多くを語るんじゃなくて、表情ですごく雄弁にお芝居をしてくれていて、それを撮っているだけでこっちがキュンとなりました。ぜひこれから映画を観る皆さんは、特にこの2人のアップの表情で、ちょっとした目の動きとか、ちょっとした息づかいとか、細かいお芝居を楽しんで頂けたらなと思います」と、生田と広瀬の名演ぶりを語りました。

最後に広瀬すずは「初めての本格ラブストーリーで、ここまで真っ直ぐな女の子を演じるのがすごく気持ちが良くて、今恋をしている方でもそうでない方でも、人を想うって良いなって思ってもらえるような、本当に何か受け取るものがある作品になったと思います。思う存分、伊藤先生にキュンキュンしながら、響の気持ちを共有してもらえたら嬉しいです」とコメント。生田は「学生さんや若い方に観て頂いても、少し大人になった世代の方々がご覧になっても、恋をすることの素晴らしさを再確認できる映画になったんじゃないかなと思います」と締めました。

生田斗真のカッコ良さ、広瀬すずの可愛さ、そして演技力が存分に活かされた本作。皆さん、ぜひスクリーンで堪能してください!

完成披露試写会舞台挨拶:2017年9月26日取材 TEXT by Myson

 

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』広瀬すず『先生! 、、、好きになってもいいですか?』
2017年10月28日より全国公開
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25 10月

ハリソン・フォードらが名作続編への思いを語る!『ブレードランナー 2049』来日記者会見

Posted in 未分類 on 25.10.17 by Merlyn

映画『ブレードランナー 2049』来日記者会見、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

『ブレードランナー 2049』の来日記者会見が2017年10月23日に都内のホテルで行われ、キャストのハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス(写真左端)、シルヴィア・フークスとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が出席しました。この日は前夜から早朝にかけて台風21号が東京を通過。会見への影響も懸念されましたが、スタート時間にはすっかり晴れ渡り、まるで映画の公開と4人の来日を祝福しているかのようでした。

本作はフィリップ・K・ディックの原作小説をリドリー・スコット監督が1982年に映画化した『ブレードランナー』の30年後を描いた続編。伝説的SF映画の監督を引き継いだドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、「この作品を日本の皆様と共有することを光栄に思います」と笑顔を見せました。また、オリジナルの『ブレードランナー』については「僕の世代の監督達は、誰もがこの作品に影響を受けていると思う。“ブレードランナー以前”と“ブレードランナー以後”では大きく違うんです。照明の使い方も、雰囲気の作り方も、それまでに全く見たことがない世界だった」と前作への敬意を込めて熱く語りました。

続いては、最強の女性レプリカント“ラヴ”を演じたシルヴィア・フークスが挨拶。これが初来日だというフークスは、「東京に初めて来て、『ブレードランナー』の世界に入り込んだ様な感覚にとらわれています。とても嬉しいわ!」と興奮気味に話しました。間近で見るその笑顔は劇中のクールな表情とは違い、とても明るくて柔らか。神々しいほどの美しさに、しばし取材メモを取る手を止めて見とれてしまいました。

ライアン・ゴズリング演じる“K”の恋人、“ジョイ”を演じたキューバ出身のアナ・デ・アルマス。2015年に「世界で最も美しい顔100人」の第9位に選ばれたワールド級の美女は、あどけなさの残る大きな瞳とセクシーなくちびるがとってもキュート。「東京は19歳の時以来、2回目です。また帰って来ることができて嬉しいわ」と話しました。その声や仕草も、この世のものとは思えないほどのかわいさ!

そしていよいよ、前作に引き続き再び“リック・デッカード”を演じたハリソン・フォードの挨拶です!「皆さん、台風を追い払ってくれてありがとう(笑)。なかなか興味深い体験だったよ」と開口一番ジョークでマスコミ陣を笑わせました。さらに、「1作目の『ブレードランナー』は、もう何年も前の作品だけど、日本でとても評判が良かったことはよく覚えている。そして今回、続編と共に来日できてとても嬉しいよ」とコメントしました。続けて今作の出演を決めた理由について「撮影が始まる4年前にリドリー・スコットからデッカードをもう一度演じることに興味があるかと聞かれたんだ。それは興奮したよ。もちろん、ストーリー次第ではあるけれど、やりたいと答えた。前作の脚本家のハンプトン・ファンチャーが書いた短編小説とそれをベースにした脚本を読んだとき、これなら大丈夫だと思った。デッカードのキャラクターがとてもエモーショナルに描かれていて、共感できたんだ」と説明しました。

フークスは出演が決まったときの様子を「プロデューサーのオフィスで、大声で号泣したわ(笑)」と述懐。するとヴィルヌーヴ監督が「僕が出演決定を伝えた張本人だけど、彼女の声が大きすぎて耳が痛かったよ(笑)。思わずプロデューサーに、彼女は大丈夫?まだ生きている?と確認してしまったほど(笑)」とツッコミを入れました。また、デ・アルマスは「ジョイという役を演じることは、すごくエモーショナルな経験であると同時に、期待に応えたいと思うあまりナーバスにもなったわ。私が演じたジョイはとても興味深いキャラクターだった。オーディションからリハーサル、撮影まで、毎日が私にとっての学びの連続でした」と振り返りました。

「昨日はオフだったそうですが、何をされていましたか?」と聞かれたハリソンは「寝ていた」とひと言(笑)。「ホテルの部屋が高層階だったから、雲に閉じ込められているような気分だった。今朝になってやっと景色が見えたよ。雨だったからホテルのショッピングモールを歩いたりはしたけどね。東京にも京都にも何度か行っているけど、機会があったら地方を自分でドライブしてみたい」と話しました。

女優陣に「ハリソンと初めて顔を合わせたときの印象は?」という質問が投げかけられると、まずフークスが「顔を見ると“ハン・ソロだ!インディ・ジョーンズだ!”と思ってしまうから、なるべく下を向いて彼を見ないようにしていたの(笑)。でも、目が合ったらジョークで笑わせてくれました」とユーモアたっぷりに話し、続いてデ・アルマスが「ジョイの衣装はいつもミニスカートでセクシーだったから、寒くないかどうかを気遣ってくれたわ」と答えると、ハリソンは「全く覚えていない(笑)。でも撮影がすごく楽しかったということだけは覚えているよ」と女優陣に褒められて照れているのか、ちょっぴりツンデレな返答で会場を笑わせました。

最後に、本作がすでに世界45カ国でオープニング興行成績1位を獲得していることについてヴィルヌーヴ監督は、「名作中の名作である『ブレードランナー』の続編を作ることができて、心から興奮したし感謝をしている。最高の物を作ろうとベストを尽くしたよ。今のところ、誰も私の車の下に爆弾を仕掛けてないことに安心しています(笑)。この映画に関わったスタッフはみんな前作のファンで、全員が敬意を払って臨んだ映画なんだ」とにこやかに語り、ハリソンは「この映画が文化の違うさまざまな国でヒットをしていることが、とても興味深い。それは、本作が“人間とは何か?”“人間は運命をコントロールできるのか?”という、文化を超越した人間の根源的な問いに答えようとした作品だからだと思う。本作の成功のカギはそこにあると思うよ」と感慨深くコメントし、会場を後にしました。

世界中の映画ファンが注目する『ブレードランナー 2049』は、2017年10月27日より全国公開です。ぜひ、お見逃しなく!

来日記者会見:2017年10月23日取材 TEXT by min

 

映画『ブレードランナー2049』ライアン・ゴズリング/アナ・デ・アルマス『ブレードランナー 2049』
2017年10月27日より全国公開
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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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ハリソン・フォードらが名作続編への思いを語る!『ブレードランナー 2049』来日記者会見 はコメントを受け付けていません

23 10月

松坂桃李の最低男ぶりがウマ過ぎる!阿部サダヲ、竹野内豊は“こんな同い年ある?”『彼女がその名を知らない鳥たち』

Posted in 未分類 on 23.10.17 by Merlyn

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督

 

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、蒼井優初めての一般向け試写会となる会場で、本作のメインキャストと監督が登壇し、舞台挨拶を行いました。主演の蒼井優はこれから観客に作品を披露する心境を聞かれると、「ワナワナしてます。(この映画を観たら)ここにいらっしゃる方全員に嫌われるんだろうなと思います。でも本当に良い映画なので楽しんでください」とコメント。松坂桃李も「これを観終わった後は皆さん(僕を)嫌いになるんだろうなと思ってて、僕の名前が書いてある内輪を持ってくださっている方もいるんですけど、帰りにはゴミ箱に捨ててるだろうなと思います」と挨拶。さらに竹野内豊も「クズしか出ていない映画を観に来てくださり本当にありがとうございます。誰一人共感できる人がいないんですけど、観終わった後に心を揺さぶられるステキな映画になっているので最後までご覧頂ければと思います」と、いかに自分達が演じたキャラクター達が最低で濃いかを表現しました。

蒼井優は、一般的にみて”最低な女”である十和子役を引き受ける際の心境を聞かれると「オファーを頂いた時は白石監督と、阿部さんの出演しか決まってなかったんですけど、このお二方とお仕事をできるなら嬉しいなと思って引き受けました。脚本を読めば読むほど本当に(十和子は)最低だし、演じれば演じるほど最低なんですけど、その後に松坂さんと竹野内さんが出演されることが決まり、私(が演じる十和子)よりも最低な人(キャラクター)が出てきて救われる部分もありました(笑)。本当クズ合戦みたいな感じでした」と答えました。続いて十和子に共感できる部分があるかという問いには、「いや〜“ない”って言いたいんですけど、女性ならどこか常識とか人間関係とかで、当たり前のように排除している選択肢を、全部広げているのが十和子なだけであって、結構観てくれた友達とか知り合いとかも、“共感できたって言いたくないけど、実はわかるところもある”とおっしゃる方が多いんです。皆さん、私(十和子)のことを最低だと感じると思いますが、お手柔らかに観て頂ければと思います。(十和子は)永久凍結させたい女の部分が全部解凍されちゃって、腐っちゃってるんです」と、演じたキャラクターをけちょんけちょんに言いながらも、どこか愛を覗かせていました。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、阿部サダヲ十和子に病的なほど執着している佐野陣治を演じた阿部サダヲは、全く清潔感のないキャラクターを演じる上で苦労した点を聞かれ、「本当に良い役だったし、苦労はそんなにしなかったんですけど、まず現場に行ったらすぐ汚されるんで。一応お風呂とか入ってたんですけど、どうでも良いかなっていう瞬間もありました。あの頃は、お弁当の時間とか、下に落ちたものを平気で食べてました。全然それで大丈夫でした」と答え、会場の笑いを誘いました。さらに「観て頂けるとわかるんですが、細かいところまで監督のこだわりがすごいんですよ。見えるかどうかわからないですけど、足の指の間にもゴミが入っているんです。それを毎朝つけられるんですよ。ぜひ観て頂きたい」とコメントし、会場は笑いに包まれました。蒼井が「水虫の設定なので、爪も全部そういう風に…」と掘り下げると、阿部は「初めてネイルの温める機械に手を入れましたよ」とコメント。さらに監督が「ナミ爪と言って、手がガタガタな人にしたくて、皆で研究したんです」とこだわりを明かしました。この時期、阿部は、その爪を何日か持たせるためにそのまま撮影現場の大阪で買い物とかに行ったそうで、皆に「そういう人なんだ」という目で二度見されたそうです(笑)。

他に劣らず最低な男、水島を演じた松坂は、脚本を読んだときの感想を聞かれ、「ゲスだな〜という一言に尽きますね。本当にペラペラで」とコメント。共感した部分を聞かれると、「共感できたら終わりだなというか、(このキャラクターは)結構なもんだぞと思いました」と答えました。すると監督が咄嗟に「でも何も説明しなくても、ああなってたよね」とツッコみ、すんなり水島を演じていた松坂をいじりました(笑)。そんな役ながら松坂は、「こんな役を監督がふってくださって、嬉しかったんで、すぐにやりたいですと答えたんです」と言うと、阿部が「でも最初、監督は“何で受けたの?”って、言ってましたよね(笑)」と当時を振り返り、白石監督は「僕が松坂君だったら、受ける理由が見つからないと思ったんで」と、いかにこのキャラクターがゲスなのかという会話を繰り広げました。

野心のために十和子を利用し捨てる黒崎を演じた竹野内は、苦労した点を聞かれると「苦労というか、白石監督のこの素晴らしい作品で、これだけの豪華なキャストの皆さんが揃っているなかでちゃんとできるかなという不安はあったんですけど、監督が的確なヒントを投げてくださるんですよね。本当にいろいろと助けて頂きましたし、とにかく白石監督の現場は楽しいんですよ。撮影期間は本当に幸せでした」と話しました。白石監督は黒崎というキャラクターをどう演出をしたのか聞かれると、「僕はこれまで割とクズがいっぱい出てくる映画を撮ってるんですけど、そのなかでも竹野内さんが演じた黒崎は歴代のナンバーワンのクズだったので、それを竹野内さんにやって頂けるってわかったときはテンションが上がりました。一つひとつ、どういう経緯でこうなったのか、映画に描かれていない部分もディスカッションしながら作っていきました」と撮影を振り返りました。さらに監督は「ここまで散々、(本作のキャラクターは)皆クズだ、ゲスだと言ってきましたけど、実は僕はそう思ってなくて、ちょっとずつ人間味があったので、そこを抽出していきました。蒼井さんとも“どこまでお客さんに嫌われて良いのかな?”と話していたんですが、観終わった後に絶対美しいと思える映画にする自信はありました」と演出について語りました。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、松坂桃李印象に残っているシーンの話題になると、松坂は「印象的なシーンが多くて…、でもパッと浮かんできたのは大阪城(のシーン)かな」と言うと、「あ〜」と納得の声が監督から上がりました。松坂は「こんなに綺麗な夜景のなかで…(こんなことさせるの?)って思えるシーンなんですよ」と言うと、蒼井は「全編大阪ロケだったんですけど、ほとんど大阪っぽいところじゃなくて。唯一大阪城が大阪の象徴という感じで出てくるんですけど、“その前でそれ?”っていう…(笑)。ほんと大阪の人に怒られるんじゃないかなと思います」と、ある意味で見どころと言えるシーンを明かしました。

そして、他の男性陣と共演シーンがわずかだった阿部は、出来上がった映画を観た感想を聞かれ、「撮影の時に(男性キャラクターが)どういうことをやっているのか知らなかったので、酷すぎて笑っちゃった。悔し泣きって言うんですかね、何なんだこいつらはと。殺してやりたいです。(俳優としての2人は)普段はすごく良い人達なんですよ。(竹野内と)ものすごく寒いなかですごいシーンを撮った後は“よくやったね”って握手してね。僕達、同い年なんですよ。こんな同い年ある?」と言うと、会場は爆笑に包まれました。

と、この日は、誰が一番最低かという話題で持ちきりでしたが、観た後はそういう会話で盛り上がること間違いなしです。女子が観るとより語り甲斐があるストーリーなので、ぜひご覧ください!

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会舞台挨拶、蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督

完成披露試写会舞台挨拶:2017年9月28日取材 TEXT by Myson

 

 

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』蒼井優/阿部サダヲ『彼女がその名を知らない鳥たち』R-15+
2017年10月28日より全国公開
公式サイト
©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

 

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